大気が不安定のようだが午前中はもちそうだ。
港の中では風はさっぱり期待しなかったのだが,出てみるとあくせくしないでのんびりセーリングできるぐらいの風が吹いている。エンジンを切る。関空島一周しようと思っていたが,それには少し風が弱すぎる。気持よくヨットが進む方向に舵を取った。
関空島の上空にあった雲はいつの間にか消えている。気温の上昇とともにどこかへ行ってしまったらしい。東側はと見ると,ところどころ雲の下がモヤのように霞んでいる。きっと降っているんだろう。風向きを見て確認するが,ヨットを走らせている海域には雨雲は来ないだろう。
いやな雲ですね。
少し経ってから周囲を見ると,7,8艇は出ているようだ。8月の最終土曜日。明日の天気予報が雨なのが恨めしい。
同じ泉佐野の『LargeCatch』艇。滑るように走っていました。
13時前までほとんどピストン運動のようなセーリングを続けた。真夏のような日差しではないのでセールの陰を探さなくても汗はかかない。それにこの涼風だ。
追手で港に戻る時だけが,むっとした夏の暑さを思い出させる。
舫を取っていると『IZUMI』さんがやってくる。昨晩届いた白山の【だだちゃ豆】を茹でて持ってきてるので一緒に食べる。
『IZUMI』艇は37ft。大勢が寄ってきても余裕がある。
岸壁の上で海を見ていた女性がロープを伝って降りてきた。『IZUMI』さんが手を振ると,にこやかに手を振り返す。
「ヨットに乗りませんんか?」
お二人とも琉球大学の出身らしい。【だだちゃ豆】とお茶をごちそうする。
「ついでのヨットの中の見学もどうぞ。」
これでヨット人口が少しでも増えればと…とは『IZUMI』さんのお言葉。
家にいた『浮浪雲』さんがやってきた。僕の帰港と入れ替わりに出ていった『風来坊』さん,『over joyed』さん,『LargeCatch』さんも加わってヨット談義。いや,この日の話題はキャンピングカー。みなさん楽しい日々をおくってらっしゃいます。
盆のクルージングで燃料タンクの蓋を開けっ放しにしたまま風雨の一晩を明かした。軽油に雨水が混じっているのが心配だ。油水分離計のフロートは動いていないが,燃料タンクの底にドレンコックらしきものがあったので試しに開けてみた。
下部の濁ったものが水。先から出てきたのはきれいな軽油でした。
タンクの下部に相当たまっているのだろうという予想をはるかに裏切って少しだけ水が排出された。やれやれ~
GPSプロッターの電源はまだ入らない。いろいろといじってみるがサッパリ駄目だ。
水タンクの中もきれいにしないといけないなあ。
配線の整備はさっぱり進んでいない。
まだまだ,やらなければいけないことがある。
エンジンギアボックスの検油棒は部品が届いたと連絡が入った。来週末は交換しよう。
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