雨の多い週だった。最後の積層と仕上げが進みそうにもない。港に行って工作でもしよう。
ティラー用の木材に穴あけのための印を打っておく。ちょいと休憩して『COSMO』艇でお茶をご馳走になってると『Wiz of oz』艇長と『BonanzaII』艇長がやってきた。今日は『BonanzaII』艇へのポンプの組み込みをやるはずだ。
僕も『Wiz of Oz』さんからボール盤を拝借して穴あけをしないといけない。そこにLINEで,舵が出来上がったよと写真が送られてきた。僕はマリーナシティまで車を走らせる。
戻ってきたときには『BonanzaII』艇の修理は終わっていた。
次は僕のヨットに舵の取り付けだ。
舵は,水中に投下しても浮いている。小笠原の時と違うのは,舵を水中で立てるために重石としてアンカーや石を使用せずに,『Wiz of Oz』さんがウエットスーツに着替えてスタンバイしていることだ。ちょうど漁船の入港時刻と重なり,ドブンドブンと作業を中断せざるを得ないほどの引き波がやってくる。何度か試み,最後は股間にラダーを挟み込んで立たせる。シャフト受けを上から覗くと,ラダーシャフトの先端が穴に吸い込まれた。後は浮力で上がってくる。やれやれだ。『COSMO』さんや『風来坊』さんにも手伝ってもらった。ありがとうございました。
シャフト上部を固定させるための金具を取り付けないといけない。狭いスターンロッカーの隙間に右舷側から万歳の姿勢で入り,後で腕を引き入れる。そうしないと肩幅が邪魔をして入ることはできない。貫通ボルト4本で固定するが,真ん中をシャフトが通っているのであっち側のナットを締めたいが手が入りにくい。中で180º回転して左舷側に移る。いつもながらこの密室はなかなか屈辱的なラーゲを要求してくる。
最後にシャフトを挟み込む金具を取り付けるが,ズレ落ち防止用のボルトが入らない。シャフトの長さが修理前と微妙に違うのが原因。細めのボルトを貫通させて代用するしかないようだ…作業は明日に。
とにかくよかった。僕のヨットには舵がついたし,隣の『BonanzaII』艇のエンジントラブルも解消だ。
久しぶりに港に泊まろう。
風呂に入って,いつもの居酒屋でやれば話に花が咲く。
ヨットに帰って『Wiz of Oz』艇で飲みなおす。商店街の小路を入った甘味処で買った黒蜜トコロテンをキャビンで啜る。おやっ?隣艇に人がいる。『COSMO』さんを呼び入れて,さらに飲む。べろんべろんに酔っておやすみなさい。
昨日の雨量はやっぱりすごかった。排水口のフィルターを掃除しておいてよかったよ。
「きちんと入るやろか?」,「いや絶対に大丈夫や」との言葉をもらい工房を後にした。
真ん中にシャフトの抜け防止のネジを入れるはずだが,入らない。少し長さが短くなったため。
とにかく舵が付いてよかった。これはやっぱり飲まなあかんね。
モヤモヤが晴れました!
ReplyDelete遊びの幅が戻りました。ヨットでメンテナンスばかりしていましたからね。
ReplyDelete4月にやったメンバーでまた飲みましょうね。