Saturday, November 07, 2020

滞在もまたよし

 予報通りの雨。
 傘をさしてまで市街地に行く気もしない。さっぱり食い物もないのですぐ前にあるコンビニに出かける。いや,「大」のついでに行ったという方が正しい。トイレだけ使用して店を出るなんて失礼なことはできないし,(夜と違って)朝はたいてい満面の笑みを浮かべたお姉ちゃんがいるのでレジを通過するのは当然のことだ。

「もういけんの?」
 時計を見ながら,
「えっ,あっ,まだ…いけます。」
 レジ打ちしながら,
「薄かったらまた温め直してください。」
 やっぱりまだしゅんでないんや…
 薬味は4種類もあったのでなんとなく嬉しい。辛子に味噌ダレ,播州らしく生姜,それに柚子胡椒。
 
 停泊場の前は海産BBQコーナーのある市場だが,一人で焼くのもなんだろうし,海鮮丼あてに酒を飲んでもいいが際限なく欲求が出そうだ。

 しとしと降っています。
 殆どは曇りでしたが,本降りは陽が落ちてからのほんの1時間。

 満潮は昨日より1時間遅れ。
 潮位が下がるのを見届けてから雨傘をさして風呂に行った。

 高松に住んでいた頃行った銭湯はお客様サービスの置き傘があった。なんと番傘で,子どもには重かったがパラパラという音がよかった。
 高松の駅前,国鉄のというよりそれは港の雰囲気が大だったが,普通に人力車が走っていた。いったい誰が乗っていたのだろう?
 タクシーはチョコレート色のルノーが多かったが,これは日野のノックダウンだろう。小学校の入学式はあいにくの雨でおふくろとそれに乗っていった。
 強烈に覚えていることがある。
 うちには親父の乗るビュイックがあったが,それで道後温泉に行った。途中の山中でパンク,あいにくスペアタイヤもだめ。当時(1958年?)のことだから交通量は多くない。時折通る車に手を揚げて停まってよと合図するが全て素通りする。父は,仕方なく家族(母と兄と僕で,妹はまだ生まれていなかった)を置いて,応援を頼みに町まで行った。多分なんとかなったのだろう。その後の記憶は温泉で食っているシーンだけだ。
 
 銭湯に行った時刻が遅かったので魚屋は閉まっていた。
 コンビニでフライドチキンを買うが,実は大好物なので不満はない。

⛵相生港

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