Sunday, February 21, 2021

春ですね

 朝から雲ひとつない天気。予報では気温は20℃近くまで上がるらしい。冷え込みは放射冷却のせいで,きっと途中で上着も脱いでしまうことだろう。

 出るかな…いや,この静けさは…

 出帆の用意をしていると岸壁を歩いてくるのは『Wiz of Oz』艇長。今日はエンジン整備と聞いている。僕もそれに便乗するつもりだ。
 やがてサワサワとさざ波が立ってきた。

 3kt出ているので上出来だ。
 船底塗装を終えたばかりの『Wiz of Oz』艇は僕より1kt強速いようだ。さすがに腰軽魔女だけのことはある。

 沖にもヨットが見える。
 弱いかなと期待薄だった風はほどよいパワーで快適セーリングを提供してくれた。

「シモから抜いたで〜」
 はいはい,ごもっともでございます。

 途中ちょっとした息つきもあったが概ね4kt台をキープしている。
 泉佐野からは3艇。1艇は関空島北端の黄浮標へ。関空島一周かな。

 適度にタックを繰り返して遊ぶ。

 北の方に1艇見えるのはおそらく『ALMARE II』艇だろう。VHFでコールするがスイッチ入ってなかったらしいね。
 5〜6ktの快適なセーリングが続く。

 たいてい最後は裏切られるものだが,港口まで1本で帰ることができた。風もシフトしたらしい。おまけに最後はまた風のサービスを受けスピードアップした。

 本日のメンテナンスは噴射バルブの点検。
 実は2019年12月に一度やっているが,作業手順はすっかり忘れてしまっている。『Wiz of Oz』艇の整備中に拙艇のバルブを外しておけば作業時間は短くなる。ところがこれが思い出せない,まったく困ったことだ。氏の作業を見ながら過去の記憶を辿ろうとするが,断片的にもつながらない。
 いよいよ私の艇での作業が始まった。
 助言を受けながら,慎重にボルトを外していく。パイプの外し方にはちょっとしたコツがいる(同様に取り付け方にもだが)。今度は忘れまいと取り組むが,その答えは残念ながら1年以上後にしか分からない。
 少々カーボンが溜まっている。噴射口に注意をしながらクリーナーを吹き付けて汚れを浮き上がらせる。変に擦ると中に入ってしまうので要注意だ。僕に任せておくと心配な作業は彼がやる。お世話になりっぱなしです。
 圧をかける。噴射圧,噴霧状態共に良好だった。やれやれ。
 取り付けを慎重にこなし,エンジンをかける。異常なし。ありがとうございました。
 エンジンの側面と後面に錆が浮いているので,近いうちにきれいにしておこう。
 暖かくなると整備にも身が入りますね。

2 comments:

  1. 良き一日でした。
    噴射系も安心ですから、これでまた向こう何年かは大丈夫!
    穴の件も予想どおりでしたので一安心です。
    側面開放は天井低い分、整備し易くて便利だと思いました。

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  2. ありがとうございました。
    船底がきれいだと気持ちがいいですね。私の艇はなんとか秋まで保たせたい。
    おいおい錆落とし,塗装をやりますわ。

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