Monday, September 13, 2021

久々に関空島を一周しました

 昨日の予報では終日晴れマークが並んでいたのに全天曇り。まあ雨は降らないだろうと港を出た。
 関空島アメダスでは風速3m/s,終日風力2はあるだろうから昨日よりははるかにいい。
 
 関空橋を目指して走る。

 弱い風の時はクローズホールドがありがたい。

 これなしでは楽チンセーリングはできません。

 最初そうしていたようにVクリートでPendulum Sheet Linesをつないだ。

 2年間使ったVクリートは摩耗してしまいエッジが効きにくくなっているのか溝にロープをきつく入れないとずれることがある。去年からは当初そうしていたようにチェーン仕様としたが,コマひとつ分の角度差が大きすぎて微妙な調整が効かない。やっぱりクリートを使う方法がビッタリ決まる(と思う)。カムクリートなら尚よいだろうね。
 両末端からバンジーコードを取り,ティラーピンにかけて緑矢印方向にテンションを維持するとうまくいった(破線緑矢印は反対側のロープ)。

 関空橋手前でタックし,岸和田沖に向かう。

 充分に北東方向に上がってからタックすると関空島北端の黄色灯標まで1本で行けるはずだ。
 
 関空島北西面を弱い追手の風で進む。
 西端の黄色灯標で変針するが,南に向けすぎるとデッドランになり,北に向けるとB滑走路,A滑走路の進入路先端灯にぶち当たってしまう。
 上げたり下げたりで走っていると,漁船がスターボード側から追い越して行き左に変針,その後,拙艇の針路を跨ぐように網を出した。そりゃ困ったよ。

 なんとか3kt出ているのでにっこりだ。

 南端の黄色灯浮付近を航行中,(関空島南東面)前方ポート側から警戒船とタンカーがやってくる。おそらく右転するだろうし,こちらは進路を維持する。
 警戒船から優しい口調で,
「ヨットの船長さん,ヨットの船長さん,速く通過してください。」
とスピーカーから大きな声が聞こえてくるのでちょっとばかし恥ずかしいなあ。
「すみません,これで精一杯のスピードです。」
と心の中で返事をし,両腕丸印で了解の合図を送る。警戒船に続いてタンカーも針路を右に取って関空島南西面の海域に出た。

 関空島・田尻間はクローズホールド。
 関空橋で艇速0kt台,橋桁になんぞぶつかりたくないなあとエンジンをオンしておく。
 そこから北の海域は風が弱かった。ちょうど佐野漁港漁船優先出入港時刻の15時半だ。そのまま帰港する。
 小潮で10数時間潮位の高いままの岸壁に着ける。こんな日は乗り降りしやすくていいなあ。
 17時で青空市場は閉店する。駐車場も空きが目立つ。そこからは猫とサギの支配する時間となる。

 漁港猫が微妙な間合いで座って毛繕いしている。
 近づくと逃げるはずなのに,相手を牽制しているのかさっぱりその場から動かなかった。

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