昨日の予報では終日晴れマークが並んでいたのに全天曇り。まあ雨は降らないだろうと港を出た。
関空島アメダスでは風速3m/s,終日風力2はあるだろうから昨日よりははるかにいい。
弱い風の時はクローズホールドがありがたい。
最初そうしていたようにVクリートでPendulum Sheet Linesをつないだ。
2年間使ったVクリートは摩耗してしまいエッジが効きにくくなっているのか溝にロープをきつく入れないとずれることがある。去年からは当初そうしていたようにチェーン仕様としたが,コマひとつ分の角度差が大きすぎて微妙な調整が効かない。やっぱりクリートを使う方法がビッタリ決まる(と思う)。カムクリートなら尚よいだろうね。
両末端からバンジーコードを取り,ティラーピンにかけて緑矢印方向にテンションを維持するとうまくいった(破線緑矢印は反対側のロープ)。
関空橋手前でタックし,岸和田沖に向かう。
関空島北西面を弱い追手の風で進む。
西端の黄色灯標で変針するが,南に向けすぎるとデッドランになり,北に向けるとB滑走路,A滑走路の進入路先端灯にぶち当たってしまう。
上げたり下げたりで走っていると,漁船がスターボード側から追い越して行き左に変針,その後,拙艇の針路を跨ぐように網を出した。そりゃ困ったよ。
南端の黄色灯浮付近を航行中,(関空島南東面)前方ポート側から警戒船とタンカーがやってくる。おそらく右転するだろうし,こちらは進路を維持する。
警戒船から優しい口調で,
「ヨットの船長さん,ヨットの船長さん,速く通過してください。」
とスピーカーから大きな声が聞こえてくるのでちょっとばかし恥ずかしいなあ。
「すみません,これで精一杯のスピードです。」
と心の中で返事をし,両腕丸印で了解の合図を送る。警戒船に続いてタンカーも針路を右に取って関空島南西面の海域に出た。
関空島・田尻間はクローズホールド。
関空橋で艇速0kt台,橋桁になんぞぶつかりたくないなあとエンジンをオンしておく。
そこから北の海域は風が弱かった。ちょうど佐野漁港漁船優先出入港時刻の15時半だ。そのまま帰港する。
小潮で10数時間潮位の高いままの岸壁に着ける。こんな日は乗り降りしやすくていいなあ。
17時で青空市場は閉店する。駐車場も空きが目立つ。そこからは猫とサギの支配する時間となる。
近づくと逃げるはずなのに,相手を牽制しているのかさっぱりその場から動かなかった。
No comments:
Post a Comment