Sunday, September 30, 2018

台風ばかりで嫌になる

 ランチクルーズの予定だったが,台風では行けない。
 朝からうっすらと焦燥感がただよう。外で遊べないとなると飲むしかない。酒びんを見ると明らかに足りない。ビールは赤★がたんとある。黒糖焼酎もある。贔屓の酒屋は本日正午まで開いている。9時の開店を待って買いに行った。
 あとは台風関係のニュースをネットで観ながら,ひたすら飲むだけだなあ。

これでは足りない!

買い足しました。

Friday, September 28, 2018

昨日に引き続き台風対策

 すっきりした青空が広がっている。秋晴れだ。運動会の季節なのに日曜の天気がひどすぎる。

 バウの増舫をした。スターンの連結は,午後からも港に来られる人がいるだろうから後回しにする(結んでおくとヨットを前に出しにくくなる)。
 金曜日なのに続々と人が集まってくる。隣の『BonanzaII』艇長も,仕事を土曜日に振ってやってきた。勤め人は辛いね〜
 古いアンカーモニターを回収する。重石のなくなったアンカーロープはゆらゆらと海中で揺れている。そうこうしていると『LargeCatch』さんが軽トラで岸壁に乗り付けてきた。待望のアンカーチェーンを持ってきてくれた。ありがとうございます。
 アンカーロープは2度の台風で少し伸びているようだ。クリートにかける輪の位置を後方にずらしてヨットが岸壁にぶつからないように調整する。右舷,左舷のアンカーロープに先ほどのチェーンをぶら下げる。ヨットがぐいっと後ろに下がる。よしよしだ。

 4艇分だけスターンの連結をしておいてから,二色マリーナにヨット仲間のメンテナンスの手伝いに出かけた。メンテナンスの手伝いと言ってもマスト登りしか僕にはできないが,お役に立てれば何よりだ。

 早く決着がついたので,再度泉佐野に戻る。
 みんなの話題はただ一つ。台風が来すぎだってこと。とっとと被害なく抜けていって欲しいなあ。

今回の風は前からも吹きそうで,バウ2本の増舫をした。

『LargeCatch』さんが本船用のアンカーチェーンを持ってきてくれました。右と左のアンカーロープにぶら下げる。

今回の台風対策はこれで終わり。

平和な港の風景。

Thursday, September 27, 2018

のんびり台風対策

 30日はゲストとランチクルーズの予定だった。台風が来るのは分かっているがなかなか中止連絡ができない。なんとか進路が変わらないだろうか…そんな思いも今日までだ。
 ジブは雨でまだ湿っている。今日は午後から晴れるし,明日も晴天だろう。乾いてから取り込もうかとも思っていたし,まだランチクルーズにも未練がある。断ち切るために下ろした。風がほとんどなかったことも踏み切る要因だ。
 ドジャーをたたむ。ずいぶんすっきりした。
 メインセールはカバー毎固縛する。ブームも揺れ動かないように固定した。
 2度の台風でスターン側の舫が伸びているような気がする。海中に沈んでいるロープを手繰って,クリートにかけるアイを新たに後ろに作り替えた。
 スターン同士の連結は明日の作業だ。おそらく明日はもっと皆さん港に来るだろう。

メインセールは固縛した。ブームはV字にロープを張り動かない。

あると快適なドジャーですが,ない方がやっぱり美しい。

Wednesday, September 26, 2018

そこそこ風が吹いています

 午後から雨の予報。夕方は通院の予定なので午前中はメンテナンスができそうだ。日頃やり残している小さな整備はこんな時にするに限る。
 オーパイを使わないときはティラークラッチに頼っている。ロープの取り回しを変更した。僕が操船する時の座る位置が変わるが,スターンの後部が解放されたのでこれでよい。
 レイジージャックはセールホイストの時だるだるに緩めることができるように末端を解除できるようにしてある。セールを揚げ終わったら(次は下ろすだけなので)テンションをかけておく。ロープの余りをその都度処理しているが些細なことだが少々面倒なこともある。ロープ末端の連結方法を変えて見た。これでしばらく試してみよう。

『LargeCatch』さんがやって来たので,アンカーロープのモニターにする本船用のチェーンが手に入るかどうか聞いてみた。お世話になります。ありがとうございます。

 外での作業が終わって,キャビン内を整理しているとポツリときた。山道具屋での買い出しもある。店に入ればゆうに1時間はかかってしまう。通院時刻には少し早いがここらで終わりとする。
 月末30日はランチクルーズを予定している。どんどん台風情報が悪い方に展開してきた。海上安全旗をつるしておく。

金比羅宮は全国にあるようですね。

雨が降る前に退散する。

Tuesday, September 25, 2018

雨が止んだからマストに登る

 午前中は雨の予報だが,出かけるときはほとんど霧雨のようだった。泉佐野駅から港までは傘もいらないぐらいで,これだと気になっていた作業ができる。
 ホームセンターに出かけてモニター代わりのブロックを買う。重さに対して体積が大きいからそんなに効果は期待できないが,ないよりはましだ。以前『LargeCatch』さんから分けてもらった本船用のチェーンはいつの間にか港の底に飲み込まれてしまった。あれだと本当に効果抜群だったのになあ。
 すぐに作業は終わった。時折黒い雲がやってくるので,次の作業を開始しないで,しばらくは天候を伺っている。
 日本海側の港湾案内図を見ながらごろって横になっていると,岸壁で声がする。『浮浪雲』さんだった。
 もう,雨も降らないだろうと次の作業を開始した。
 台風21号以降,気になっていたのはジブファーラーのてっぺんに付いている黒い物。下から見るとどうも欠けているように見える。先日,ジブを揚げた際に重かったこともあって,やっぱり登って確かめないといけない。
 しっかりと付いていました。
 ジブハリヤード,予備のジブハリヤード,スピンハリヤードも問題なし。
 チョークバックには風速計の台座を入れてある。マストトップにあてるとちょうど収まった。次回はこの作業をしよう。

この黒い部分が円盤状だったと思っていたが,こんな風に最初から切り欠けのある形状だったらしい…

風速計の台座が付けられるかどうかを確かめた。

まあ,一応こんなアングルも撮っておく。

Monday, September 24, 2018

鈍い色の空,湿気がむんむん

 居酒屋では生中3杯で終わったのに,ヨットで飲み過ぎてしまったようだ。睡眠時間が短いのでアルコールが抜けきらないが,コーヒーを飲んでからコンビニでトイレ。帰ってきてからファミチキを食べた頃にはすっかりいつもの同じ朝の気分だ。今日こそはセーリングをしたい!

 5時には出る予定だったが,漁船が一斉に出港しだした。ピークを過ぎてから出ることにした。
 昨日の入港の際,港周辺にはゴミがたくさん浮いていた。厄介なビニール袋が特に多い。ペラの回転数を低くしたからって絡むときには絡む。気分的な問題だが,エンジン回転を上げずにゆっくりと港を出た。

 漁船が多い。2艘引きだから注意しないといけない。ちょっとの間だけジブを展開したが,すぐにへなへなとなってしまった。潮は悪くないはずなのに艇速はさっぱり伸びない。ペラに相当フジツボが付いているのだろうか。
 スッキリしない空気だ。蒸し蒸ししてくる。透明感のさっぱりない風景が広がっている。エンジン頼りにさっさと帰って,メンテナンスの続きをしよう。

 増し締めしたおかげか,燃料漏れはない。うっすらと滲む程度ですんでいる。ウォーターポンプからの漏れも少量だった。いずれまた漏れだすだろうから,パッキンだけでなく,アッセンで丸ごと予備として持っておいたほうがいいかもしれない。

 仲間がヨットを買い換えた。回航の手伝いをすることにした。今から楽しみだ。

津名港発  05:20
佐野漁港着 09:35

蒸し暑い夜だった。夜明け前は肌寒い…そんなことはなかった。長袖の上着を着ていると汗がこもってくる。

ブースに飛行機がいっぱい。ここ10年ぐらいは数機程度しか見られなかった。20年前もこんな感じだった。

こいつはちょっとごめんだが,ここで追い払っても陸地にはたどり着けない?港まで連れて行ってあげた。

Sunday, September 23, 2018

秋を求めて 津名港

 世の中は3連休で,サンデー毎日な僕はそんなこととは全く無縁の日々を送っているわけだが,ヨット仲間と一緒のクルージングとなるとどうしても休日の設定になってしまう。そんな(貴重な)休日であるが,初日はあいにくの雨だった。
 夜半は涼しい。晴れている証拠だ。南河内も泉州地域もこの時期は秋祭りで思わぬところで通行止めに合うので,暗いうちに家を出た。住宅地の外れでは,もう警察がスタンバイしている。

 しばらく乗らないと勘を取り戻すのに時間がかかるのは,僕がまだセーリングボートに慣れていないってことだ。
 いつものように仕業点検をする。異常なし。しばらくすると『Bonanza』艇長がやってきた。彼はまだ台風対策を解除していないので,ジブの取り付けから始める。
 とも回りは応急処置したはずなのに,セールを下ろしたことで,またうまくいかなくなってしまった。僕がユマーリングしてマストトップで前回よりはまだマシな対処をする。本格的にはもう少しスイベル近くにアイを付け直さないと解決しないだろう。
 予想より上手くいって,きれいに回転しだした。やれやれです。

 津名に向けて港を出た。
 かろうじてジブが展開できる向きだが,風は弱い。津名沖でとうとう止まってしまった。とろんとした海。

 最近よくするように入って左奥に停泊する。2艇のみ。釣り客は山側の岸壁にたくさんいるが,ここにはいない。
 各艇が風呂屋が開くまでの時間,真面目にメンテナンスに励む。「クルージング先でやるといいよ。」とは蒲郡のヨット友だちの言だが,なるほどなと思う。
 泉佐野を出るときにいただいた【カラスミ】を切って,【リンゴ】の薄切りと合わせてツマミにする。メンテナンスも中断して【黒糖焼酎】でやる。

 16時半になった。風呂に行く。湯上りは17時だ。ちょうどその頃に居酒屋も開店するだろう。

佐野漁港発  09:30
津名港着   13:30

このまま関空島北を西進し,北端で変針すれば,右からいい風を受けそう…

津名港の入り口に掃海艇『あわじ』が停泊中。

今日も使えなかったウインドベーン。

Saturday, September 22, 2018

行けばついつい買ってしまう100均的行動…

 久しぶりに今津の『ゆうこうマリン』に顔を出した。帰りに一杯やるつもりだから足は電車だ。
 家を出た時は,雨の予報通り時折激しく降ていたが,地上に出た頃はうっすらと日が差し,青空も見える。近鉄と阪神が乗り入れしているのでアクセスにストレスはない。
 ちょっとしたロープの取り回しや収納が気になっていたので,クリートを買う。あれもいいな,これもいいななんて見ているとどんどん購買意欲が向上してくる。これはいかんね。僕と同じ泉佐野にヨットを停めている『LEIA』さんにロープやソフトシャックルの説明を聞いた。
 ネットで見るよりはやっぱり実際に手にとって確かめた方がいいなあ。また来よう。

 まだ11時過ぎだ。今津駅前で引っ掛けるには早すぎる。丁度,乗り換えなしで難波に行く電車の時刻だ。日本橋をぶらついて西成で一杯やろう。

前回来たのは2016年の春。フォアステイがぶち切れたので注文した。ついでにジブファーラーも新調した。

Friday, September 21, 2018

アンテナ増設しました

 朝方はまだ雨が降っている。昨日の続きをしたいなあ。

 港に着く頃には雨はすっかり上がっていた。Tシャツの上に羽織ってきたシャツを脱いで作業する。むっとするほどの熱気を感じるが作業に支障はない。

 アンテナを取り外して,L型コネクタとAIS側のM型コネクタをそばに置き,外皮と芯の導通をチェックする。外皮は問題なし。芯がおかしい。テスターの導通を教えるプッという音が聞こえる時と聞こえない時がある。半田付の様子を見ると,スマートではないがきちんと付いている…ようだ。
 M型の芯の導線が見えていたので再度半田付けをし直す。アンテナ手持ちでAISのスイッチを入れると,他船が表示されている。やれやれ。
 アンテナを再度取り付ける。AISのスイッチを入れる。やっぱり他船が表示されない。そのうちエラーアラートが出てくる。
 もう一度外す。L型コネクタの芯を見ると,外れている!芋半田というらしい!!原因はこれだ。新たに皮を剥き,半田付けをし直す。どうもうまくいかない。母材をもっと加熱しないとうまくいかなようだ(これは以前,半田付けした時に『Wiz of Oz』艇長から教えてもらっていたことだった)。架台に取り付ける前に,アンテナを手で持ったまま確かめる。今度はうまくいったようだ。,
 ようやくソーラーパネル上部に丁寧に取り付ける。インシュロックでケーブルを固定する前に再チェックは忘れない。うまくいった。

 SNSに載せておいたら,ヨット仲間がいいアドバイスを送ってくれる。ありがたいことだ。僕も誰かの役に立つことができているだろうか…と反省。

導通をチェックし直す。

これでよかったと思った…

芋半田と言うらしい…

今度はいいでしょう。

次はこいつを付ける。やけに電源ケーブルが太いなと思っていたら,送信時は10A流れるそうだ。

Thursday, September 20, 2018

アンテナ増設しつつあります。

 今日の作業はキャビン内で済ませることができるので,朝からの雨も気にならない。
 昨日よりは丁寧に半田付けしたつもりだが,やっぱり見栄えは悪い。忘れないようにコネクタの外側もちゃんとケーブルに通してから作業を開始した。
 AISにアンテナをつなぐ。しばらくするとエラーメッセージ。代用に付けていたラジオ用のVHFアンテナを接続した時も,最初そんなメッセージが出ていた。きちんとネジを締めると解決したから同じだと思っていた。ところがどうも様子がおかしい。
 ショートはしていないようだ。アンテナ側と機器側の導通を確かめたいが,この雨が邪魔をする。
 もう一度,ラジオ用VHFアンテナを接続してみる。同じエラーメッセージ!機器本体の故障?接続を確かめしっかりとコネクタクを入れ直すと正常に動き出した。
 では,さっき作製したアンテナでは…期待がふくらむがやっぱりエラーメッセージ。

 そんなわけで,素人の作業は明日も続くわけであります。
 明日は曇りなら外での作業もできる。明日中には片付けたいので,明日の通院を今日の午後に変更する。今日は飲まへんで。

昨日通院前に恵美須町で仕入れてきた。今日は完璧に終わらせる。

送信するまではこの画面で,その後送信していないので,エラーメッセージが出るようだ。

Wednesday, September 19, 2018

アンテナ増設します

 AIS専用のアンテナを買ってあったが,まだ付けていない。アンテナの長さは先月『Wiz of Oz』艇長が合わせてくれていた。なんという機械を使ったのか忘れてしまったが,周波数をそれで探りながらアンテナ長を調節する(短くする)作業だった。僕にとっては初めて見る作業でちんぷんかんぷん。これでよしと手渡してくれた大事なアンテナだ。今日は取り付け作業をしよう。
 スターンは,レーダーやソーラーパネルを置くためのタワーが支配している。タワーの脚の外側にアンテナ架台を取り付けたが,少し出っ張っているソーラーパネルのヘリに干渉してしまう。ここはどうかあそこはどうかと位置を変えてみるが,どこでも当たってしまう。ソーラーパネルをぐるっと囲んでいるステンレスパイプに付けるのが一番具合がよさそうだ。
 同軸ケーブルのアンテナ側はL型の端子で,まずそれの細工をしないといけない。あいかわらず半田付けが下手くそで泣きたくなってくる。それでも,どうにか目的を果たして少しはいい気になってきた。
 ケーブルはスターンの(すでに外部GPSや25Wソーラーパネル用に開けてある)穴から挿入して,キャビン内まで引っ張ってこないといけない。差し込んでから,狭いスターンの空間に入り込み,ケーブルをさらに引きずり込む。窮屈な姿勢のまま180˚身体の向きを変えて,左舷側に潜り込む。内装の天板を外してあるのでケーブルの先端をクォーターバースから取り込めるように送り出して,ここでの作業は終わり。
 AIS側とはM型のコネクタで接続する。少しは慣れたか…やってしまった!コネクタの外側を予めケーブルに差し込んでおかないとコネクタが完成しない。気を取り直して,コテを温め直し,ハンダを剥がす…何!芯を入れてある部分が熱で折れた。万事休す。今日の作業もこれまで。ちゃっちゃっと片付ける予定やったのになあ。
 明日は雨。先ほど通したケーブルの入り口を入念にコーキングしておく。
 作業を終えかけた頃,『かりん』さんから声がかかる。レイジージャックをマストのアイに結ぶ作業だ。片付け終わってから手伝いに行く。
 ちょろい作業でラッペルした後,『かりん』さんがマスト途中に発見したのは,クイックドローとウェビング。どんな簡単な作業でも舐めちゃいかん。反省しながら登り返して回収。

 今日は久しぶりに肥後橋で飲む。その前に整形外科に行って膝の具合を診てもらわないといけない。夕方まで長〜い禁酒が続くわけである。

L型というらしい。

アンテナ架台をソーラーパネルの外枠に取り付ける。

穴の拡張が必要かと思っていたが,かなり隙間があり同軸ケーブルが通った。

内装の天井を外してあったので,楽に通過。

と,ここまでは順調…

Tuesday, September 18, 2018

ゴミがまだ浮かんでいる

 タイヤは港の中を浮遊しているようだ。ボートフックで引っ掛けてずり上げるが,何度も失敗する。結構重いのだ。今日の満潮は夕方で,お昼を過ぎても潮位は高い。思い立った時にやらないと,またタイヤは移動してしまう。バウ辺りをうろちょろしている時にしか拾い上げることができない。
 あらかじめ漁協でドンゴロスをもらってきてある。ゴミをその中に入れて岸壁に置いておけば,後日,回収してくれる。

 メインハリヤードのマストトップシーブと当たっている部分が消耗してきた。切り取ってシャックルにつなぎ直す。こんな時は,シャックルがあらかじめ先端に編み込まれていないロープは,惜しげも無く切断できるのでよい。
『COSMO』さんがやってきた。拙艇でコーヒーをご馳走するが,元喫茶店のマスターだから少々緊張する。
 ボートのKさんが,釣りから帰ってきてまもなく浮遊物のピックアップを始めた。長い材木は大方なくなった。だいぶきれいになりました。

大物だけは拾いました。

Monday, September 17, 2018

ようやく乗りました

 昨日,ようやくスタンションが正立したので,今日は久しぶりにセーリングだ。車中で聞くNHK第1の海上予報は嬉しい情報を流してくれている。20ノットくらい吹くそうだ。思わずイヒヒと笑ってしまうが,夏のクルージングからさっぱりいい風に恵まれていないのだから仕方がない。
 港にはもう何人か来ている。まだ,僕もまだ台風の事後処理の必要がある。
 メインセールの固縛を解除し,バタバタしないようにそれぞれ離して固定していた各ハリヤードも元の場所に戻す。たったそれだけの作業なのに汗が出てくる。今日も朝から蒸し暑い。
 隣艇の風見はと見れば,情けないほどの周り方だ。ううん,風は期待できそうにないなあ。話が違う。
 関空島でも周ってこようかと思っていたが,これでは面白くない。あまりのよたよたに第2滑走路付近まで行って帰ってきた。港に帰ってもやることがいっぱいあるので時間を持て余すことはない。

 バースに着けてもいつもよりは長くエンジンを回し,エンジンルームを四方開放して,燃料漏れやその他の異常個所はないかゆっくりと確認する。港のゴミも減ってきたので長く回していてもあんまり心配しなくていいだろう。
 やっぱり濾器から垂れている。最初のヨットの時もそうだった。フィルター交換してOリング交換し,締めるだけでも結局解決せずに,アッセン交換し,ようやく止まった。とりあえずホースの付け根のボルトを増し締めしておいて様子を見ることにする。
 シャフトシールの点検でラバーを押すと海水が出た。ここにはグリスを注入しておく。
 ぼやっとしていると声がかかる。昨日の作業のお礼にと『秋桜』さんからビールを頂いた。申し訳ない。いつでも高所作業の時はまた手伝います。ありがとうございました。
 右舷側の舫が緩くなっているような気がする。前回の台風の時もそう感じたが,先日の21号ではスターン側から相当押されているはずだ。明日,時間があれば調整し直そう。

ほんのいっときだけジブを展開したが,あまりの微風にめげてしまう。

燃料漏れの箇所が見つかった。ポタリポタリだが数時間機走をしているとエンジンルームに敷いてあるキッチンペーパーがしっとり濡れてくる。

ようやくいつでも出航できる雰囲気に戻りました。

Sunday, September 16, 2018

お世話になりました

 二日間,膝の激痛で活動を休止していた。ストレスがたまるばかりで,かつて整形外科病棟に入院していた時のことを思い出した。患者は全て元気。退屈を紛らわせるために一番態度の悪い病棟ではなかろうかと思わせるのに十分な病室風景が展開されていた。僕は真面目だったけれどね。

『Wiz of Oz』さんがおおよそ必要だと思われる修理道具一切を港に持ち込んでくれた。早速スタンションの修復にかかかる。ほとんど折れている状況のスタンションであるが,パイレン(相当長い)にバーナーで対応する。もう1本は傾きが急になっているだけ。双方で30分もかからない。さらに僚艇のスタンションも傾きを修正しておくという念の入れ方だ。
『風来坊』艇は,ハルに大きな傷を負っている。ゲルコートが剥がれて無残な状況だ。ボートの方の好意で浮桟橋を使用させてもらい,これも『Wiz of oz』さんが,エポキシパテとFRPで修復する。
 お次は,『秋桜』艇のジブハリをマストに通す作業。先週に中断したことの続きだが,間に台風21号が入ってしまったのでほとんど1からやり直しだ。膝の悪い僕に代わって,また『Wiz of Oz』さんがボースンチェアで上ってくれた。見事に片付いた。

 それにしても今日は暑かった。暑い中,『Wiz of Oz』艇長,本当にありがとうございました。

多少凹みが残っていますが,そんなことよりまっすぐ立っていることが大事です。

Thursday, September 13, 2018

ぼちぼちやります

 電車通勤する。
 退職したが,ルーティン通りに朝は起きて,外に出る。これが僕の今の勤めだ。

 スピンハリヤードをようやく新しいものに替えた。新しいロープと古いロープをステッチャーで連結するが,あらためて見てもこいつはヤバイ状況だった。早めの交換が安全を約束する。
 キャビンの整理をするが,いらない書類みたいなものがたくさんある。僕のヨットの歴史でもあるが,船に積んでおく必要はない。整理して持ち帰ろう。
 ストーブはプリムスのイータ(イータパワー EF)を使用しているが,これはガスボンベ対応。より汎用性のあるのはオプチマスのマルチフューエルタイプのもの。たまに火を入れて動作確認をしておかないと,いざという時に使えない(いざっていつ?なんてツッコミはなし)。問題なく,燃焼した。

 青森から『東日流』艇が帰ってきた。何個かの台風をかいくぐりでお疲れ様。瀬戸内にいる間に出迎えに行くつもりだったのだが…

 雨の降る前に港を後にした。肥後橋のお気に入りの店で一杯やろう。

去年はジブシートが粉となってしまった。紫外線による劣化かな。これも時間の問題。切れるとマストに通すのが厄介なので交換した。

継ぎ手の長さはいい具合だ。凹んだところをカットしてつなげばと『Wiz of Oz』艇長のアドバイス。

頼もしい味方。今は使わないけれど,たまに火を入れる。

カラスがガーガーとうるさいので,セットしなおした。頼んまっせ。

Tuesday, September 11, 2018

ハルの応急処置をしました

 左舷側に細かい傷がたくさんある。黒っぽい地が見えているのがとても気になる。今日はこれのメンテナンスだ。

 上架していれば作業もしやすいだろうが,そんなわけにもいかない。この台風の被害できっとクレーンや船台はフル稼働だろう。
 吃水より上部のハルに何箇所も傷がついている。乗り出して前かがみになり作業をするが,ガンネルの出っ張りが胸に当たるのでクッションを引いて作業をするが,それでも圧迫されてかなり苦痛だ。何度か休憩を取りながら,エポキシパテを捏ねては塗り込み,捏ねては塗り込みだ。表面は凸凹しているが,磨くのは次回の船底塗装のおりにでもすればよい。見てくれは悪いが修理にはなっているはずだ。

 今日はかなりのメンバーがやってきた。みなさん台風の後始末とチェックと整備らしい。

 キャビンの整理整頓を心がける。
 いい加減に置いていたボックスが投げ出されて,中身も散乱していた。30°ぐらいのヒールぐらいではそんな事になったことはない。この台風(21号)でほとんど横倒しになったんだろう。ハルの傷とハルに残された船底塗料の色がそれを物語っている。穴が開いていないだけでもラッキーだろう。

 スピンハリヤードがもけもけになっている。切れるのは時間の問題だ。明日,交換しよう。

先週まではなかったゴミが回遊してきた。しばらくはエンジンかけられませんねえ。

3年ほど前まではこの釜でよくご飯を炊いていた。一応今のヨットにも積んでおいたが,さっぱり使わないのでベンチ入りしていただく。家でもご飯は食べないしねえ。

朝はいなかったバッタがいる。小さい。何しているの?

Monday, September 10, 2018

もう来んといてや

 午前中は大雨らしいが,ひょっとして新たな雨漏り箇所が出てくるかもしれない。キャビンの整備を兼ねて港に向かった。
 心配した雨漏りはなくほっとする。

 エンジンの回転計がコクピットのパネルにはない。後付のデジタルタコメーターがあるが,プロッターやらレーダーを設置してるアームに貼り付けてある。アームの下にはパソコン用のラックがあり,そちらをメインにしている時は,アーム上のプロッターはバックアップとして使うだけだで,パソコンの視認性をよくするためにアームを押しやると,機帆走の時にエンジン回転を確認しづらくなってしまう。ちょっとしたジレンマがあったが,ようやくタコメーターを分離して取り付けた。見栄えは極めて悪いが,エンジンの回転計である。ヨットは風で進む!と下手な工作を弁護して自分を慰めておく。

 予想通り昼過ぎに雨が止んだ。ドジャーをセットして,風の影響を受けないようにとコクピットの床に避難させていた網やラダーを定位置に戻した。
 注文していたブロックが届いたとメールが知らせる。近くのコンビニ受け取りにしていたので,ついでに昼食を買う。食っているところに『浮浪雲』さんがやってきた。台風のことなどを少し話す。本当に大した被害が出なくてよかった。しばらくして『IZUMI II』さんがやってきた。ラダーのメンテナンスをするらしい。
 僕のハルは少し傷がいっている。明日はパテ埋めをしてきれいに磨こう。

泉佐野沖が濁っている。7月に奈半利に行った時のようだ。午前中は大雨警報が出ていた。

久しぶりにチキンを買った。丁寧にテープ止めしてくれましたが,ミシン目にかかっているので袋を裂くことができません…

以前の姿に戻しています。

Thursday, September 06, 2018

念のために

 台風の被害がどれほどのものか昨日は自分のヨットの様子を見てきた。ひょっとして発見できていない穴が開いていたら困る。今日も港に行って,チェック兼整備をするのがよろしい。
 僕が港への往復に使う道路の状況は昨日と変わっていないだろう。そう思うのは昨日,港からの帰りの状況が出かけた早朝のそれと変わらなかったからで,ただ朝と違っていたのは白バイ隊員が交差点で交通整理をしていたことだけだった。そんなわけで今日も混雑するであろう通勤時間帯を避けて,早く家を出た。

 ほどなく『INVINCIBILITY』さんも『over joyed』さんも来て,ヨットの具合を点検している。『IZUMI II』さんもやってきた。 

 ビルジを点検するのを忘れていた。異常なし。ホッとする。
 デッキをもう一度見渡す。???ブロックが破壊されている。以前からそうなっていたのではない。台風対策をする時にロープでさえ風の影響を受けないように張るべきものは張り,収めるべきものは収めたから間違いがないはずだ。左舷側2箇所。ヨットは南風に押されて右舷側に傾いた。2本のスタンションの曲がりがそれを証明している。左舷側から相当の衝撃を受けたようだ。さいわいハルには損傷がない。すべてブロックで受け止めたようだ。

 午後からはまだまだ暑い。作業はこれまでとして,帰路についた。相変わらず僕は同乗者がいない限りはエアコンスイッチはオフで走る。8月と比べると格段に涼しいなあ。

見事に破壊されている!

これも潰れている!

Wednesday, September 05, 2018

チェービーにやられた

 パソコンのライブ映像で見る関空橋にのめり込んだタンカーの様子は衝撃的だった。果たして僕のホームポートはどうなっているのだろう?
 夕方,泉佐野のヨット仲間『浮浪雲』さんが港の様子を伝えてくれた。全艇マストも折れずに浮かんでいるとのことだった。個々の被害の具合は分からないが,ぼくの艇はスタンションがひどく曲がっているらしい。

 5時に起きて港に行ったのは正解だった。170号外環状線は信号機が復旧していない箇所も多く,交通量の少ない早朝だからスムーズに走ることができた。それでも一部通行止めがあり,旧170号線に迂回しなければいけなかった。

 全艇並んでいる。ファラーを下ろしていないヨットもあるが開いていない。オーニング,ドジャーを着けたままのヨットのそれも損傷はないようだ。よかった。
 僕のヨットは『浮浪雲』さんの言うようにスタンションが2箇所いかれている。1本は直ぐに修正できるだろう。もう1本は少々難しい。
 点検をしていると,『LEIA』さん,『LargeCatch』さんの姿が見えた。『kouhei II』さんもいる。ほどなく『風来坊』さんもやってきた。みなさん自艇の確認。
 いろいろな被害情報が伝わってくる。早く回復することを願う。

とりあえずはなんともなさそうだが…

左舷からの激しい風を受けて,横倒しにでもなったのか?キャビン内左舷側に置いてあったものが右舷側に投げ飛ばされている。右舷側のスタンションは隣艇にぶつかり曲がったようだ。


一気に折れ曲がった?

勢いよく横倒しになったような気がする散乱具合。