昨日は大荒れの天気で,明け方まで風の音もすごかった。そんな天気ではジブファーラーのフォイルは外せない。
ぐんぐん晴れ上がってきた。港に着いた頃には快晴という言葉しか当てはまらないほどの青空だ。
セールを背負って岸壁を歩いて行くと,『Wiz of Oz』さんがヨットから荷物をおろしていた。ずいぶんな量で,確実に吃水が上がっている。
「さっそくやりましょう。」
とのことで,作業にとりかかる。
先ず,ジブハリとスピンハリでフォアステイを外した時のための補強しておく。ノギスで測ったフォイルの外径は30mmちょうどで,内径30mmのVP菅があればうまくいきそうだ。メインハリヤードでロープを揚げ,シャントでパックアップを取り,マストステップを上る。割りピンを抜くのに少々とまどる。プルージッククノーテンでフォイルをビレイしそろそろと下ろす。『東日流』さん,『浮浪雲』さん,『風来坊』さんにもお手伝いいただく。トップスイベルの上部の抵抗が大きいようだが,『風来坊』さんが樹脂製の部品を提供してくれた。これでフォアステイとの摩擦抵抗が少しは抑えられるとのことだ。
そろそろホームセンターの開店時刻だ。曲がったフォイルを修正するのに必要な物を購入しに行く。
駐車場に向かっていると,見覚えのある女性がこちらにやってくる。「?」なんやぁYu子やんか。陣中見舞いありがとうございます。
ホームセンターには内径31mmのぴったしサイズのVP管があった。さらに,金鋸と樹脂製部品取り付けのためのホースバンドを購入する。ファーラー下のボルトがねじ曲がっているのでそれも付け替えたいが,代替となるような物が調達できなかった。これは次回にぜひ直そう。
『やし門』で切れてしまったファーリング用のロープを買って港に帰る。すると今度は泉大津の『Blue Lagoon』さんが来られていた。今日は大勢の人が泉佐野に集まってくる。
曲がっていますね。
VP管を「新妻たくあん切り」して,フォイルに差し込み,ビットを土台にしてフォイルの曲がりを修正する。曲がりは2箇所で少しずつ歪な形状がまっすぐに直っていく。みなさんの協力なしではできない作業でした。
また,見慣れた顔の方がやってこられた。『Sabaay』さんで関空に行く前に立ち寄ったとのことだ。
先程と同様にしてマストに上る。割りピンを新品にしたかったがサイズが大きすぎたようだ。取り外した物をそのまま使う。
出前弁当で休憩後はセールをセットする。うまくいくはずだったが,脱落していたフォイル接合部のネジを新たに取り付けたのがいけなかった。ネジの頭がスイベルにあたって揚がらない。もう一度フォアステイを外すしか方法はないはずだが…今日のメンテナンスを終始リードしてきた『Wiz of Oz』さんがフォアステイをコアラのように登ると言い出した。コアラほど可愛くはないが…ボースンチェアをジブハリヤードで吊り上げ,ウインチで巻き上げる。
朝のセーリングから帰ってきた『IZUMI』さんがロープを引いてくれる。僕は渾身の力を込めてウインチハンドルを回す。コアラ『Wiz of Oz』はコアラを遥かに凌駕する器用さでネジを外し作業が終了。
いやはやほんとうにみなさん申し訳ありませんでした。ありがとうございます。
Yu子がコーヒーを入れてくれた。ごちそうさま。
きれいに巻き上がりました。
Sunday, February 21, 2016
Sunday, February 07, 2016
やっぱり出る
夜は相当吹いたらしく,ゴーゴービュービューと風の唸る音がよく聞こえていた。
Tは飲むほどに連れ言うことが大きくなってくるのは学生時代と変わっていない。寝る前は早朝起床を提案していたのに,目覚ましが鳴り,すかさず「もうちょっと寝ようや」と僕の声が発せられた時にはもう二度寝に入っていた。
前夜に確認した天気図からは,11時以降は風が弱まり,のんびりクルージングモードに入れそうだ。泉大津に15時に行けばいいのだから10時に出ても余裕のはずだ…
しかし,待てない僕たちは,やっぱりビュンビュンの風が恋しくて,帆を揚げる。
風向きは北東に変わり,往路の予想とは大違いで少々角度をつけて走る。
ここまでくればもうおしまい(関空橋)。
梵天が流されて,進路が狭い。岸壁にはお歴々がいらっしゃる。ロープを引っ張っていただいて広げてもらう。ありがとうございました。
みなさん昼食中でした。
ジブの縫い目が相当傷んでいる。下ろして修理することにした。
片付けを終え,泉大津の『Blue Lagoon』さんに会いに行く。一昨年に救命浮環をいただいたお返しをしていない。その節はありがとうございました。
洲本港発 07:40
佐野漁港着 12:10
Tは飲むほどに連れ言うことが大きくなってくるのは学生時代と変わっていない。寝る前は早朝起床を提案していたのに,目覚ましが鳴り,すかさず「もうちょっと寝ようや」と僕の声が発せられた時にはもう二度寝に入っていた。
前夜に確認した天気図からは,11時以降は風が弱まり,のんびりクルージングモードに入れそうだ。泉大津に15時に行けばいいのだから10時に出ても余裕のはずだ…
しかし,待てない僕たちは,やっぱりビュンビュンの風が恋しくて,帆を揚げる。
風向きは北東に変わり,往路の予想とは大違いで少々角度をつけて走る。
ここまでくればもうおしまい(関空橋)。
梵天が流されて,進路が狭い。岸壁にはお歴々がいらっしゃる。ロープを引っ張っていただいて広げてもらう。ありがとうございました。
みなさん昼食中でした。
ジブの縫い目が相当傷んでいる。下ろして修理することにした。
片付けを終え,泉大津の『Blue Lagoon』さんに会いに行く。一昨年に救命浮環をいただいたお返しをしていない。その節はありがとうございました。
洲本港発 07:40
佐野漁港着 12:10
Saturday, February 06, 2016
ケッチで初クルージング 洲本港
1月にすませておかなければいけない初クルージングのはずだが,いろいろあって2月にずれこんでしまった。
明石の潮もまずいし友水も合わない。コンパス針路270°で洲本行きにした。徐々に冬型が強くなってきて,今日の夕方と明日午前中ぐらいは強めの風だろう。明日はゆっくりと帰れば,ぽかぽか陽気の中を微風のセーリングとなるはずだが,午後に人と会う約束をしてある。アビームで一気に帰れば余裕で間に合うはずだ。
4ノット台でゆっくり走る。
関空島を過ぎてからも同じような風で,このままの風向きが明日も続いてくれるといいなあと希望的な事ばかり考えてセーリングしている。
セールを合わせればやることは殆どない。飲んだり食ったりすればいいのだが,際限なく続くのが僕の悪いところだ。一応,昼食は12時まで我慢した。
3ノット台に艇速が落ちてきた。残りのマイル数を確認すると,それではまだ4時間ばかりかかりそうだ。暑いお風呂の誘惑がエンジンキーを捻る後ろめたさに勝ってしまった。
もう何度この景観をみたことだろう(洲本港沖)。
いつものように岸壁に左舷づけ。潮を確認して舫を決める。ひととおりのエンジンチェックが終わったら,風呂に行く。
スーパーで買い出し。今日はワインでグリル料理。チキン,牡蠣,山芋,ブロッコリー…etc。なぜだかマルシンハンバーグも焼いた。
子どもの頃は北斗七星以外の呼び方を知らなかった星列が,それ以外の呼称を受け付けないほど明るく,くっきりと輝いていた。やはりあれはおおぐま座の尻尾なんかじゃない。
佐野漁港発 09:45
洲本港着 13:50
明石の潮もまずいし友水も合わない。コンパス針路270°で洲本行きにした。徐々に冬型が強くなってきて,今日の夕方と明日午前中ぐらいは強めの風だろう。明日はゆっくりと帰れば,ぽかぽか陽気の中を微風のセーリングとなるはずだが,午後に人と会う約束をしてある。アビームで一気に帰れば余裕で間に合うはずだ。
4ノット台でゆっくり走る。
関空島を過ぎてからも同じような風で,このままの風向きが明日も続いてくれるといいなあと希望的な事ばかり考えてセーリングしている。
セールを合わせればやることは殆どない。飲んだり食ったりすればいいのだが,際限なく続くのが僕の悪いところだ。一応,昼食は12時まで我慢した。
3ノット台に艇速が落ちてきた。残りのマイル数を確認すると,それではまだ4時間ばかりかかりそうだ。暑いお風呂の誘惑がエンジンキーを捻る後ろめたさに勝ってしまった。
もう何度この景観をみたことだろう(洲本港沖)。
いつものように岸壁に左舷づけ。潮を確認して舫を決める。ひととおりのエンジンチェックが終わったら,風呂に行く。
スーパーで買い出し。今日はワインでグリル料理。チキン,牡蠣,山芋,ブロッコリー…etc。なぜだかマルシンハンバーグも焼いた。
子どもの頃は北斗七星以外の呼び方を知らなかった星列が,それ以外の呼称を受け付けないほど明るく,くっきりと輝いていた。やはりあれはおおぐま座の尻尾なんかじゃない。
佐野漁港発 09:45
洲本港着 13:50
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