Saturday, June 24, 2017

こんな日もあるさ

 最近の土曜日の書き込みは,「昨晩飲みすぎて…港には遅く着いた…」で始まることが多いが,果たして今日もそうであった。電車はもちろんのこと,降車駅から出ている深夜バスも最終だった。でも,今日は朝9時に南海本線貝塚駅に所要があるので,それに合わせたとすれば言い訳がましくもないだろう。

『Wiz of Oz』と『Bonanza II』の3艇で港を出る。加太泊宴会のプランは,日曜日は雨という天気予報で取りやめになっている。関空島を周るか,近場の港で昼飯を食うかのどちらかだ。

 関空大橋を越えて少ししてから,いい風が吹いてきた。5ノット台をキープしている。これなら深日は楽勝だ。

 12時前になってからパタリと風が止んだ。洲本方面へ船首を向けても艇速が伸びない。
「田尻で飯でも食うか?」
『Wiz of Oz』艇長が,田尻海の駅に3艇分のバースが空いているか問い合わせるが,あいにく満杯らしい。田尻に係留していたことがあるが,ゲストではまだ行ったことがない。はたして実現可能だろうか…

 岡田浦漁港に入る。奥の岸壁がちょうど空いている。3艇余裕で着岸できた。念の為,漁師さんに
「ここは(停めても)大丈夫ですか?」
と尋ねると,底引き網の漁船が停めるかもしれないとの返事だった。詳しいことは漁協に聞いてと教えてくれたが,そんなことをしているうちに漁船が帰ってきたらどうしようもない。それでなくても13時からたくさんの漁船が港に帰ってきている。

 泉佐野に戻ることにした。泉佐野の漁船優先時間は14時から16時。14時前に入るにはギリギリだろう。
 最後尾の『Bonanza II』が船溜まりに船首を突っ込んだ時に14時のサイレンが鳴る。やれやれ。

 この(6/21)には関空島アメダスによると時間雨量が39mmだったらしい。チェーンプレートからの雨漏りが心配だったが,そこからインナーモールドを経てコクピットロッカーに続く箇所にもそれらしい形跡はなかった。キャビン内もしたったった痕がない。応急的にシーリングをしているだけだったが,この方法で丁寧に防水対策をすれば問題は最小限に抑えられると思った。

 レーダーアーチの製作が遅れている。7月の上旬には設置して,仮設しているソーラーパネルを移し,増設もしないと次の作業になかなか移れない。そうそう,船底塗装もまだだった。

『over joyed』艇長は,いつものようにメンテナンス兼レストア。きれいになってきました。

シートを触るともこもこしていたので,いつかはやられるだろうと思っていたらこの始末。表皮は粉のように崩れていきます。これで交換する理由ができた。

適度なヒールが気持ちいいですね。こんな風に乗ったら,もっともっと行きたくなります。

何やら会議中です。タコブイが多くて,オーパイを動かしているより,ティラーを手で操作したほうが楽です。

Sunday, June 11, 2017

風が冷たい

 遊びの日ほど早く起きる癖は,子どもの頃から変わらない。
 漁協の快適なトイレは,スッキリした朝を約束している。

 フェンダーが船体と岸壁に挟まれて不快な音をたてることもなかった。干潮時に合わせた舫が緩んで,ヨットは岸壁から1mぐらい離れてゆったりと浮かんでいる。
 風は向かいから。晴れていれば,いろいろと寄り道する予定だったが,気分も萎えてしまった。泉佐野に早く帰って,整備でもしよう。

 案の定,清水タンクから水が漏れている。問題のタンクは左舷バースの下にある。それは,一体成型ではなくて,バスタブを蓋で閉じている様な構造ではないかと思う。『over joyed』さんによると,蓋を外して,目止め処理をすれば改善されるとのことだった。漏れているのはバスタブと蓋の隙間のようだ。タンクを空っぽにしてから,処理することにしよう。

和歌浦漁港発 06:00
佐野漁港着  11:40

真面目に4時に目が覚める。6時までは寝ていたかった。しっかり中華そばと鯖寿司を食ったものだから,便意を我慢できなかったのが真相…

漁船,遊漁船が多く,真上り。ジブをたたんで加太瀬戸を抜ける。

少しはマシになってきた。もう少し振れてくれると快適なんだがなあ。

10ノットぐらいの風だろうか。大阪北部は晴れていると聞いたが,泉州はずっと曇り空だった。

Saturday, June 10, 2017

和歌浦バグースに行ってきました 和歌浦漁港

 燃料補給をして,オイルとベルトの点検,ジャックラインをセットして…いつもとやることはおんなじだが,冬以外の季節には,常飲しているスパークリングウォーターを冷蔵庫に一杯詰め込むことが追加される。
『Bonanza II』艇長もやってきて,準備をしだしたが,先日来,彼にも作業が一つ追加された。パソコンを起動させてNewPecを表示させることだ。

 洲本方向に行くには絶好の風だ。淡輪から出てきたヨット2艇はセールを張り出して,快適そうに走っている。
 少しだけバウを振って,セールの恩恵を受けようとするが,意地の悪い風はすぐにジブに裏風をはらませる。メインだけで機帆走が日常だ。
 
 だんだん暑くなってきた。タンパンに履き替え,上半身はTシャツになる。

 雑賀崎が10時に見える頃から,ようやくおあつらえ向きの風が吹いてきた。周囲には漁船がいない。でかい前帆を展開しても安心だ。
 港の入り口は,ズラッと並べられたテトラポットで判然としないが,よく見ると切れ目がある。港内にヨットが1艇。楽々停めることができた。
 ここの岸壁は下がえぐれているので,フェンダーの調節を慎重にしておかないと船体が牡蠣の餌食になる。風向きによってはビームアンカーを打ったほうがよい。今は,微風がヨットを岸壁に押し付ける方向から吹いている。夕方以降は きっと反対側から吹いてきて,船をスーッと離してくれるはずだ。静かな夜を迎えられそうだ…

 着いたら,エンジンの点検だけはしておく。それが終わったら,買い出し。『マルキ中華そば』の開店時刻は17時。歩いて5分の銭湯に16時半に行けばよい。それまでは,飲んだくれていよう。
 晩飯は中華そばだけ。チャーシュー多めの麺硬めを注文し,鯖寿司を食いながら待つ。待っている間に茹で卵の殻を剥いておく。そばが来たら,茹で卵を沈める。チャーシューも熱いスープに沈めて脂を溶かすとは,和歌山の人から聞いた作法だが,その通りにした。

 18時半に『BAGUS』に行く。
 飲んで歌を聞いて,十六夜の月を愛でれば,今日の1日が終わる。

佐野漁港発  06:00
和歌浦漁港着 11:00

天気は晴れ。風はあんまり期待できそうにない。関西の梅雨入りは先週だったが,梅雨前線は南方海上にあるようだ。北からの高気圧が張り出して,涼しい。

さて,どこまで漕いで行かれるのでしょう。バランス取るのは難しいのだろうか。表情はうかがえないが,きっと楽しいんだろうなあ。

錨泊している300mのtankerをかわすと,いい風が吹いてきた。今日のフィナーレをセーリングでしめる。

他に1艇。相変わらずのガラガラです。ちょうど最大干潮時に着いたので舫の調節に気を使わなくていい。これから160cm上がります。

『BAGUS』で桑名晴子さんのライブを聴きました。パワフルなステージが楽しいですね。

Saturday, June 03, 2017

帆船『みらいへ』

 帆船『みらいへ』が神戸から淡路島洲本方面へ向かう。職場の同僚が2名乗船しているので,海からの挨拶に出かけた。

 メンテナンスから開放されて,朝のいい風でセーリングを楽しむ予定だったが,昨晩の深酒のせいで起床が遅れた。港に着いたのは7時を過ぎている。何という体たらく…
 準備をしていると『風来坊』さんが,元気な声でやってきた。僕と同様に朝のいい風を楽しむらしい。今日は港のメンバーは数艇で洲本に行くとのことだ。僕は明日は欠かせない用事があるので,『みらいへ』の追っかけに終止するつもりだ。

 BoatBeacon(アプリ)でチェックを入れながら,ヨットを走らせる。10時半になってようやく『みらいへ』が動き出したようだ。
 少しだけ北進して,Vターン。淡路島沿いに南下すれば,何処かでクロスするだろう。

 13時前にようやく僕のお勤め,即ち,同僚二人を励ます,を終え泉佐野に帰る。
 ところがおっとどっこい風は真上り,さっぱり艇速が上がらない。つぎはベタベタの凪。エンジンの音が軽やかなのだけが心の支えだ。

 16時が漁船優先タイムの解除時刻で,僕はちょうど港の入口にいた。1艇その時間を見計らったかのように出ていった。

 バースでは『over joyed』さんが木造艇のメンテナンスを楽しんでいる。隣の『Bonanza II』君の姿が見えない。昼寝だろうか?

 いつものようにエンジンルームの点検をし,キャビンの片付けをしていると,『Bonanza II』君の声がした。『LEIA』艇に乗っていたらしい。これが先程,僕と入れ替えに出ていったヨットだったのだ。

 来週は久々に泊まりに出かけたいなあ。

佐野漁港発 08:30
佐野漁港着 16:20

『風来坊』さんから73chで連絡が入る。関空橋を越えて,洲本に向かうらしい。先行するのは『東日流』艇。僕は神戸港に舳先を向けた。しばらくはいい風を楽しもう。

少しの間だけだったが,快適なセーリング。より風を感じられる方向へ進んだ。

遠望していて,ずっとそれだと思っていたが,ここまで近づくと果たしてそうであった。馬鹿なことに先代の白い船体をイメージしてしまっていたために見落としていた。そう紺碧の船体だった。

後ろに回ってゆっくりと近づいて行った。

ようやく職場の同僚が気が付いたらしい。手を振って応える。お仕事お疲れ様です。

今日もいい仕事をしてくれました,クライミングギア。