Thursday, May 30, 2024

なかなか頑固ですわ

先週昨日の続き…
これは波でセンサーがぶっちぎれた拙艇のマストトップ。

 未練がましく,なんとかこの台座をいかそうとしているが…

『Bonanza II』のマストトップには使わない本来の台座が残置してある。タッピングビスが固着してドライバーで回そうにも頭を舐めてしまうので諦めてそのままになっている…すみません。これをなんとか取り外して再利用するのが最も簡単な設置方法のはずだが…

 ショックドライバーを持ち上げて再度試してみるがやっぱり固い…あえなく敗退,続く。

Wednesday, May 29, 2024

週末には台風の影響もなくなりますかね

 軽油は本体60L,20Lポリタンク×4で80L,予備のポリタンクに半端の5Lでもうこれ以上は積まない。免税証は20L券なのでポリタンクが空になったら補給すると計算が楽だ。本体燃料タンクの容量が小さいので1日走ったらポリタンクから給油することにしている。エア噛みはごめんだからね。タンクローリーから給油する際には20L×ポリタンクの個数分といいたいところだが,まるまる空になっていないタンクもある。できるだけたくさん積んでおきたいから予備のポリタンクも必要となるわけだ…と前置きが長すぎた。

 容量がほぼ無限大のタンクにはいくら積み込めば安心なのかは不明だが,とりあえず少しだけは用意しておこう。

 ウインデックスディスプレイからスイッチパネルへの配線ができたので,肝心のウインデックスを取り付けなければ意味がない。

 何らかの方法で固定するつもりのステーだが,その径と(台座の)受けが合わないのでテープを巻いて具合を確かめた。(マスト上ではなく)下でステーを台座に付けてしまうと,緑は支障ないが,赤に入れるタッピングビスが回せない…続く。

 港に着いた時の風力は4,そそられるねえ。いつもの癖で出ようかと思ったが心を鬼にしてメンテナンスに徹する。途中で関空島アメダスの数値を見ると風力1,出なくて正解だったかな。

Saturday, May 25, 2024

飛行機を見送りましたよ

 快晴,風力2,そこそこ遊べるだろう。

 佐野沖だけがまだましな風で艇速3kt台が出ている。できるだけ稼いでからタックしたかったのだがみるみるうちに速度が落ちてきたので,ぎりぎり上らせるとようやく艇速2kt後半が出だした。

 大きい方のAirvaneをセットしたので反応はいいはずだ。

 佐野からは4艇,他にもたくさんヨットが出ている。
 田尻からのヨット数艇が関空橋をくぐってきた。どこかへクルージングかしらね。

『風来坊』には3名が乗船している。大先輩にはいつもお世話になっていますよ。

 関空から友人が乗るというので洋上から見送ることにした。11時前の便かと思っていたが,まだラウンジでのんびりしているらしい。こりゃ,次の12時40分のフライトだね。

「いってらっしゃ~い。」
 お土産いらんで。

Friday, May 24, 2024

ボケているから複数回登ってしまうのだよ

  他艇のマスト登りをやったのに自艇が放ったらかしだった。波でもぎ取られた拙艇のウインデックスであるが,その台座だけがマストトップに残置されている。そいつを取り外していただき物を取り付けよう。
 その前に,先日『Wiz of Oz』艇長が修理してくれたパネルの動作確認をやっておこう。ロッカー内で暴れることのないようにクッションを入れて保管していたのだが…ややっ,液晶にシミが…

 ショックを与えていないのになあ。実用には差し支えないかと…電源をオンすると表示に問題はなかった,やれやれである。

 つい最近ユマーリングについて質問を受けたのでその補足。

 ボディ側(シットハーネス)はオートロック付きのビレイデバイスで身体が確保されている。アッセンダーからもシットハーネスに(パスやディジーチェーンで)つないでおく必要がある(緑)。

 外すのに苦労するかと案じていたが,あっさりとビスが抜けた。

 人様に説明なんていい気になっていたものだから,穴埋め用のバスボンドを持ち上げるのを忘れてしまった。とりあえずビスを挿入しておいたが,やっぱり気分が悪い。再度登り直してシーリングしておいた。

 ステーの径が合わないのでいい方法はないものかと頭を絞るが出てくるのは汗だけだった。フラのお姉さんも笑っている…

 そうそう,ハーネスを履いたついでに『風来坊』の風見を取り付けよう。

 過去何艇かのこの部分を取り外したが,たいてい固着していて諦めたこともあった。スパナがかろうじて入るが,ストロークが短くなかなか回せない。1mmほど動いたのでスパナが舐めたかと思ったが,そこからはスムーズにナットが回転していったので楽勝だな…
 元のステーにはあらたにネジが切られている。上下にナット,先ほど取り外した穴に入れて挟み込めば取り付け終了のはずだったが…よし固定できた,もう少しトルクを掛けておこう…あかん,アルミステーがステンレスナットに負けてしまい,ゆるゆるになってしもた。上側のナットをさらに上部に送れば馬鹿になっていないネジ山が下に出てくるはずだが,そうするとステーが長く突き出てバックステイの基部にあたるので切断する必要がある。一旦下降して加工(シャレではありませんよ),再度登った。
 なんとか固定できたようで,ロックタイトを充填する。

 角度はよろしいようですね。
 自艇2回,『風来坊』2回,計4回の登下降で,なんとも情けないなあ。

 自艇に戻って続きをしよう。

 背面は糊とスポンジで汚い。すべてこそげ取ってつるつるにした。ボルト止めせずに全面シーラントで貼り付ける,開ける穴はケーブルを通すところだけにする…つづく。

Wednesday, May 22, 2024

沖縄・奄美は梅雨入りだってさ

  セティバース背面のロッカーに水溜りができている。窓からの侵入は阻止したのだが,インナーハルを伝っているのかも知れない。

 水をバケツでかけたぐらいでは漏れはない。

 引き出しに紫外線ライトがあったはずだが,整理と称して片付けをするとろくなことはない,たいてい新しい置き場所を忘れてしまっているのだから。少々不便でも場所を変えずに元のままおいておくのが一番だ。

 あったあった,そのまま置いてあった。蛍光増白剤入の石鹸を擦り付けて照らしてみる。
 おおっ,昔ディスコで白いシャツを着た奴はこんなふうに光っていたよね…雨水が垂れたらそこだけは光らない…はずだ。

 泊地で洗濯の時に活躍したのがウタマロ石鹸。汚れがよく取れる。

『LEIA』のマスト灯が点灯しないので電球交換の手伝いをする。

 ソケットが下からねじ込まれているので外せるはずだが…配線が短いので下に引っ張れない(緑)。防護柵を取り外してレバーをリリースすると本体が少しだけ上にずれたのでようやく抜くことができたが,それにしても配線が短すぎる。
 ここにでかい球が付いているのは知らなかったので交換は次回。

 デッキライト(というのか名称は知らない)も要交換ですかね…つづく。

 冷たいノンアルをいただきました。ぶれているのはそのせいですよ…酔っているとピンボケにはなりませんからね。

 沖縄・奄美は梅雨入りだってさ。梅雨入り前にここらでせいぜい楽しんでから北に逃げようかな。

Tuesday, May 21, 2024

のんびり帆走にもってこいの風でした

 道中の幟のはためき具合を見れば,今日の風はそこそこ遊べそうだよねと整備より優先してしまうからいつまで経っても(整備が)終わらない…

 二色沖へはぎりぎりの上り,ちょっと出ただけで関空沖C灯標を目指す。リーチングで艇速がアップした。こりゃしばらく楽しめそうだ。
 ところが関空島が風下にあるとNEの風が吹き抜けないのか少々弱くなってくる。戻る方向,佐野沖に針路を変え,また関空橋にさしかかると風に元気が出てくる。帰ろうと思っていたがもう少し楽しむことにした。
 タックしてAirvaneの向きを変えようとするがなかなか首を振らない。そんな時は直接Airvaneを持って動かせばいいとスターンまで移動する
 ???何,これ?
 Servopaddleが上がったままやんか。はて,さっきまでしきりにPendulum Sheet Linesのテンションを調整して角度はバッチリだと満足していたのに。セールトリムが巧くいっていたので針路を保てていただけだったのだ。
 気を取り直してセーリングに集中する。上りは3kt台と冴えないが,アビームで5kt半ばが出ているので気分がいい。
 刺し網のブイが港口に並んでいるので,遠回りに入港しバースに戻った。

 先日岸壁で発見したのは『Wiz of Oz』のウインデックスの尻尾で,そいつを取り付けないといけない。おそらくカー公の仕業だと思うが,アルミ棒も上にひん曲がって風見に引っかかり回転を阻止している。

 強力テープで応急処置をしておいた。

 剥がれないでよね〜
 視界がいい,先ほどと同じぐらいの白波(12kt以下か)で,まだまだセーリングを楽しめそうだったがヨットは1艇も浮かんでいない。

 関所で引っかかり女将さんに挨拶,いつまでもお元気でお願いしますよ。

Saturday, May 18, 2024

ヨットがたくさん出ていましたよ

 快晴,航海中にこんな天気なら最高の気分だろうなあ…ちょっと長めのクルージングに出る予定だったが,例年になくいろいろと忙しい。5/27以降はなんとかフリーになれそうだ。 

 バースに付けたままメインセールを揚げゆるゆるとバックする。港内での風の様子だと期待はできないなあ。

『Wiz of Oz』艇長からVHFで,「ええ風吹いているよ。」と連絡が入る。その『Wiz of Oz』とさらに先行の『merit』もフルセールで船首を北に向けている。待てない僕はもう少し沖出ししてからの方が快適なのに,はや北に針路を取り,防波堤ぎりぎりを走っている。

 いい感じ上っている。

 微風だからとオーパイを用意していたが,ウインドベーンがやっぱり快適だ。

 ホンダワラが浮遊している。2年続けて日本海をクルージングしたが,この時期はずっとこいつに悩まされていた。用心深く走っているつもりでも,拙艇のプロペラ位置が浅いのかすぐにキャッチしてしまい,1日に複数回潜ることもたびたびあった。帆走オンリーだとそんな心配もないのだが,泊地を巡る沿岸クルージングでは(僕のセーリング技術では)なかなか実践できないでいる。そんなわけでワッチに神経を集中させるが,座っていては前方の視界が悪く,ずっと立ったまま操船する毎日だった。
 レーダーアーチを取り付ける前はスターンバルピットコーナーに座席を用意していたのだが,それもかなわない。なんとか高い着座位置でワッチできないものだろうか?

 漁港岸壁横着け時に使うフェンダー保護板を利用する方法を二色のTさんがSNSに載せていたので早速真似した,視界よし,ありがとうございます。

 さっさと風向風速計を付ければいいものだが…

 実はこの配線をやる時に内部までハンダが流れてしまって電源が入らなくなっていたのだ…内緒にしていたのだが,どうやら見透かされていたようだ…カバーを外し,基盤を出し,テスターで測って導通を確認,今度は彼がハンダ付けをする。いやあ,僕のイモハンダと違って見事でございます。『Wiz of Oz』艇長,ありがとうございました。

『風来坊』のウォーターポンプは結局アッセンで交換したようで,その使わなくなった物をいただいた。錆び取りして洗浄,足りないのはシールにプーリー,蓋のボルト…パーツを調達して組み立てよう,予備になるかしらね。

Tuesday, May 14, 2024

係船環を手に入れました

 相当降ったようだが,バースに雨漏りの痕跡は見当たらない。

 備蓄のα米を残量を調べようとバース背もたれのロッカーの蓋を開けると…なんと雨水が溜まっているではないか(写真は水を抜いた後)。このロッカーはいつもドライで安心していたのに,一体どこから侵入してきたのか…中に入っていた食料を全部出してポンピング後(小バケツ1杯),雑巾で拭った。しばらく乾燥させておこう。

 昨日,係船環を手に入れた。実は『BlueLagoon』艇長が使わなくなったのを『Wiz of Oz』艇長に預けたのだが,それをまた僕がいただいたというわけだ。おふた方,ありがとうございます。
 アンカーには根掛かり対策用として双綱を付けてあるが,シャンクに絡まないように投錨しないといけない。双綱の途中に小さな浮きを付けてからは絡みは少なくなった。それ以前にはブイを付けていた。抜錨の際はブイのロープを引けば容易にアンカーが抜けるので楽だったが,往来のある漁港内ではやっぱり具合が悪いから使わなくなった。

 チェーンから先のアンカーロープは100mある。根掛かりの際に末端から環を通す手間を省くためにロープをくぐらせておく(写真はその前)。引っこ抜き用のロープは環に直接結ぶよりシャックルを介して関節のようにした方が働きがいいとのことだ(これを使っていた『BlueLagoon』艇長談)。

 根掛かり用ロープを外そうと思ったら外れない。ローリングヒッチだったはずだが…丁寧にセール補修糸で末端を縫ってありましたよ。

 2022年に弓削で見た『燧寇II』の根掛かり対策。
 ブルースアンカーに「角」が生えている!係船環を使わずにチェーンを落とす。チェーンだからロープの末端から通す必要はなく,その場でシャックルで閉じればいい。1回で決まらなくても2,3回もやれば引っ掛かるよと聞いた。何度かこの「角」を作ろうとしたがまだ実現していない。さっさとやっつけよう。

Saturday, May 11, 2024

なんじゃいなこの風は

 快晴,バースに着いても風はそこそこ吹いている。ラダーのペンキが剥げた所に薄っすらと何か生えているので走らないといけない。

 港内を吹き抜ける風が少々強かっただけで,佐野沖も二色沖も風がどんどんシフトして定まらない。こんな時はウインドベーンには休憩していただく。岸和田沖でようやく風向が安定してきた。神戸保安からのVHF12chでは「瀬戸内海海上強風警報」と流しているが,播磨灘・伊予灘・周防灘で強いだけだろう。もう少しお裾分けがあってもいいのになと,吹かれたら困るくせに勝手なことを言っている。
 泉佐野港内は情けないほどの風,そこでセールダウン,佐野漁港に入る頃にまた吹いてきた…いつものパターンだ。

 そうそう,気になることは処理しておこう。

 上(緑)は昨年7月に狼煙漁港で打ち替えた。下(赤)はブラインドリベットのままだったのでここもボルト締めにした。
 要注意!下部にはリーフロープなどが3本通っているのでドリルで揉んでしまったら大変だ。慎重にやってなんとか収まった。『Bonanza II』艇長,お手伝いありがとうございます。

 ロープは何本あってもいい。

 クライミングロープ11mm×60mが自宅山道具棚にロープバックに入ったまま放ったらかしにしてあった。墜落荷重をかけるのはもうごめんだが,ヨットではそんな衝撃はないし,ダイナミックロープ故荷重をかけると伸びるが,そこを活かして使い道はあるだろうと積み込んだ。

『PERFECT LIFE』艇長からビールの差し入れ,ありがとうございます。アリランレース,お疲れ様でした。またゆっくり一杯やりながら話を聞かせてくださいね。

Friday, May 10, 2024

日較差がすごいね

 放射冷却で朝の気温は7℃とずいぶん低い。昼にはおそらく25℃近くになるだろうなあ。快晴だけならまだしも,そこそこ遊べる風が吹いていることが皮肉だね,出ない日に限って起こるヨットあるある現象だ。
 ファーラーの巻取りが重いので調べる。上部のスイベルのチェック,ついでにメインハリヤードのシーブから出るキィキィ音を減少させるために潤滑剤を持って登ろうとしたところに『LEIA』艇長がやってきた。アドバイスを請うと,どうせならジブを下ろしましょうと。実はグルーブに対してボルトロープが太いのか抵抗がかなりあり,二人がかりじゃないと揚げられないから下ろすのを躊躇していたのだ。助かります,ありがとうございます。

 なんとかしましたが,効果の程は…
 
 クルージングに出かけるのだからアンカーのチェックは大切だ。

 メインのなんちゃってダンフォースアンカー。シャンク角が大きすぎるのでプレートを溶接して制限したが,その部分にサビが浮いてきた。

 ブラシでサビを落とし,ジンクスプレーで塗装した。脱脂するのを忘れたが,ずっと雨ざらしだったから問題ないか。

 昔のゴム紐入りパンツのようにだるだるではないが,少しだけしゃんとさせた。

 いい天気でした。明日は走らせよう。

Thursday, May 09, 2024

泊地での雨対策をしておかないと

 まだ5月なのにもう梅雨の心配をしている。まったく去年の長雨といったらなかった…一泊なら我慢できるが1週間も同じ所にいて暑いキャビンで食事をする気にはなれない。やっぱり夏はコクピットでヨット飯をしたいものだ。

 今回購入したシートは,1,800mm×3,600mmで横幅を広く取った。4mmの細引きとショックコード付けるだけだが,そのサイズ合わせのために広げてみた。
 ライフラインまで張り出すので,コクピットに座っていても雨垂れがかかる心配はなさそうだ。
…とまあ,こんなくだらないことを延々とやっておるわけでありますな,快晴なのにね。

 以前から1,800mm×1,800mmのサイズの物を使っていた。

 安価な透明シートだが結構耐久性はある(晴れた日は使わないからね)。何より完全防水だから雨は漏らない。ただ,ハトメが少々弱いのでたまに打ち直してやる必要がある。
 スライディングハッチ,差し板が全開でもキャビンが濡れることはない。スターン側から吹いてきた時は(シートの)お尻を下げることで雨は吹き込まない。だが,ここで座って食事はできなかった。横のサイズが短いのでそこからポタポタと垂れてくるのだ。

 久しぶりに『東日流』艇長がクルージングに出かけるらしい。2022年は瀬戸内海から函館まで半年ばかりご一緒したが,各地で彼の友人にお世話になった。なにしろコロナ前までは20数年間ずっと大阪〜青森間をヨットで行き来し,震災(2011年)前までは日本海往復ではなく太平洋側を南下していたらしい(その間に北海道も数回は周遊している,九州にももちろん行っている)。いや,どこそこにいったなんてことじゃない,驚くべきことは,一度でなく毎年やっていたということだ。

 煮物ができたというのでいただいた。なかなかいい味でしたよ。ごちそうさまでした。

Monday, May 06, 2024

スターターモーターを交換した

 昨日,帆走を終えエンジンをかけようとすると,スイッチを押してもうんともすんとも言わないので直結して起動させた。
 電圧が足りない,スイッチの接触不良,マグネット,ブラシ…と原因を特定できないまま,とりあえずは新品(一昨年宇和島に停めた時,Tさんからそのあたりの話をお聞きしたのですぐにでも交換しようとクルージング先で購入した物)があるので交換しておこうと作業を開始した。

 線は3本,バッテリからの太い線(青)が繋がれている端子にもう1本スイッチからの細い線(青),別の端子に緑。
 モーターは2箇所でボルト締めされている。固着していないといいがねえなんて思いながらレンチを入れると,どちらも固い。CRCをかけてしばらく待った。下側のボルトは緩んだが上側がしぶとい。レンチをストロークさせる隙間が小さくほんの少ししか動かせないので力の入れようがない。ソケットレンチでじわじわとやるが,ネジのピッチ分も緩んでいないじゃないか。ねちねちと時間をかけてやっているとようやくボルトの頭を指で回せるようになってきた…やれやれ。

 しかし汚いねえ,裏側は見えないから錆取りの際もやらなかったのが悪い。エンジン本体はもっとひどい状態だったが写真で見ると悲しくなるのでアップは止めておこう。

 真鍮ブラシで丁寧に磨いた。管がぼろぼろになっていなくてよかったよ。

 以前に『Wiz of Oz』艇長からもらったラストコンバーターがバウの籠に入れてあったはずだ。

 悲しい,硬化して使えない。

 更に籠の中を探すと…

 ラストリムーバーは使用後に水洗しないといけないので使えない。脱脂してから右のサビドメスプレーRを塗り,乾いてからヤンマー純正カラースプレーで化粧直しした。今回も『Wiz of Oz』艇長からアドバイスを頂きました,ありがとうございます。

 塗料が乾いたら新しいモーターを設置する。上側のボルトは外す時よりらくに締めることができた。
 端子に線をつなぐが,1本(前出写真の緑で印した方)のジが入らない。ネジ径と端子の穴径が違うようで,丸棒ヤスリで削る。

 さて,動くかな…キーを捻り,ボタンを押す,かかりました,やれやれ。
 他の原因についてはおいおい調べていくことにしよう。

 はい,明日は来ませんよ,お留守番お願いします。