Sunday, April 20, 2025

セーリングとユマーリング

 テークルを引いて自艇に乗り移る。おや,一つおいて隣の『Wiz of Oz』艇長が出港の準備をしているじゃないか。隣の『Bonanza II』に乗り移り,馬鹿話をしていると『Bonanza II』艇長がやってきた。無断乗船ごめんなさい。
 風は弱いが快速艇『Wiz of Oz』なら十分に楽しめるだろうと乗せてもらった。

 なかなか見られない自艇のお尻。行ってきます。
 
 楽ちんモードで4kt出ているから暇なのだ。

 ヨットは風で動いているのに,人には燃焼する液体が必要なのだ。

 ほどほどにして切り上げ,風見を取り付ける手伝いをする。

 お約束の写真は撮っておかないといけない。

 マストトップに着く→アブミの最上段まで登る→上体を固定するために,ハーネスのビレイループから一番上にある(オレンジメタリックの)カラビナにビレイを取り直す(赤カラビナ,赤いテープがビレイループ)。
 ドリリングなどの作業の際は,上体をさらに上(見下ろさないと作業しにくいので,少なくとも腰の位置がマストトップと同じ高さ)にする。マスト前にあるスピンハリヤード用のアイからビレイを取るといい。

 三色灯上部の台座に挟み込むだけの簡単な作業で何よりだ。

 ハーネスを着けたついでに『Bonanza II』のレイジージャックの不具合を調整して,本日のユマーリング作業は終了。決して高所作業とは言わないよ。

Saturday, April 19, 2025

ボーっと霞んでんじゃねーよ!

「関空島アメダス2mやで〜」
と隣の『Bonanza II』艇長が言う。
「4ktあったらおんのじや〜」
と舫を解いた。

 よたよたですわ。

 さざ波を求めて沖へ沖へ。

 視界も悪いね〜

 ようやく海面に皺を見つけたのでジブをフルオープンした。

 少しは進んだか…5分も経たないうちにこのありさまだ,帰ろう。
 
 麦茶の季節だと冷蔵庫に500mlボトルを用意しておいたのに…忘れてしまった。

 仕方がないので麦「汁」を飲む。

『東日流』にお邪魔して,北海道の泊地について少し教えていただく。また随時聞きますからよろしくお願いします。
「これ知っているだろ。」
と見せられたが知らない。半年(2022年)ばかり一緒にクルージングしていたのに見ていないとは何事やと,師宣う。あのね,あなたがアンカーを回収している時は僕だって同様の作業をしている真っ最中ですよと,おそるおそる言い返す。
 この太いロープはクラウンからきているので,根掛かり対策のいわゆる双綱っぽく思えるが…

 太いロープ(実は双綱ではなくてアンカーロープ)に付けている物(Aとする)の赤矢印部分がアンカーチェーンの末端シャックルにカチッと嵌っている。
 根掛かりした時に,(半分に割れるようにできている)円柱形上の物(Bとする,鉛の塊でかなり重い)をロープに挟み込む(緑矢印)。そうするとBは自重で(海中に)落ち,Aの後部にドッキングし,自動的に爪(赤矢印)が開いてチェーンをリリースする。あとはクラウンにつながったこのロープを引けばよい。
 知らなかった!なんで早よ教えてくれへんかったんですかとさらに追求したのは言うまでもないことだ。
 
 今日は半袖シャツが正解のようだった。

 アンカーロッカーから舫を取り出して,水洗いして干しておく。明日までに乾くだろう。

Friday, April 18, 2025

アンカーを交換したよ

『LEIA』艇長からバルカンストックアンカーをいただいた,ありがとうございます。持ってみた感じは軽い,6kgだといいのだがやっぱり4kgだった。漁港岸壁横着けの際に使用するのでこの重量でもいいかなと自らを納得させる…とにかく使ってみないことには分からない,というより早く打ちたい→早く出航したいのだ。今まで使っていたダウンフォースもどきの10kgアンカーも(効かなかった時でもすぐに使えるように)セットしておく。左舷塩ビ管に差してあったブルースアンカーはバウのアンカーロッカーに引越し。

 某格安サイトから昨日届いたばかりのバネばかり,きちんと表示しているよ。4kgを越えているのは短いチェーンがぶらさがっているせいだ。

 ダウンフォースアンカー使用時は,根掛かり対策に係留環を使うようにしていたが,いただいたアンカーにはストックがあるので使えない。アンカーブイを使用したこともあったが,漁港ではなかなか使用に踏み切れないことが多かった。

 双綱仕様にし,置き場所もここ。
 
 廃油箱とオイルフィルターを積み込んだ。

 すでにヨットにあるものと合わせて計12セット。オイルは100時間で交換するようにしているからなんとかなるだろう…

 バルロッカーに眠っていたケンケン2セットを取り出した。いつでも流せる…はずだ。

 迷子のルアーが1個,はてどこに付いていたんだろう,テグスはあったはずだけれど最近見かけない。探すより買った方が早いか。

『sannaviki』艇長は電気配線の整備に忙しそう。足らない電材購入にホームセンターを案内しておく。早く片付くといいですね。

Thursday, April 17, 2025

日本海が呼んでいる…

 片付けに忙しい。
 拙艇の前のモデルはフロントエンジンだから,まんまそのスペースがバウロッカーになっているようで容積は大きい。そこにごちゃごちゃと詰め込んでいるものだから,底の方にあるものなどは実に取り出しにくい。3箇所あるロッカーの一つの上に冷蔵庫を置いたので,そこには最も使用頻度の少ない物,予備セールを移動させた。押し込んでいたロープ,長いのも短いのも太いのも細いのも雑然としている。放置しすぎの困った性格だ。

 束ねたままのロープは使いにくい。13mm×100mロープをカゴに収納する。エンドからそのまま入れていけば取り出しやすい。

 棚には読みもしない本が並んでいるし,セティバース背中のロッカーには取説や過去の書類がごちゃまぜになって入ったままだ。さっさと捨てればよかったよね。
 やれやれようやく片付いた(ような気がする)…
 1月に庄内入りした際にお参りした善寶寺の旗をそろそろ揚げよう。

 こうやって徐々にクルージングモードに入っていくわけでありますよ。

Wednesday, April 16, 2025

まだまだ準備中です

 ハンドレールに塗ったオイルが滴り落ちたらしく,そこにゴミがくっ付いてなんだか汚らしい。ブラシで擦っても取れないのは放置した時間が長いからで,粘着性が強く触るとねちゃねちゃしている。そうそう,あれがあったはずだとヘッドの物入れを探すと,カネヨのクレンザーが使ってよと言わんばかりに転がり出てきた。擦り傷が付かないようにとは思いつつ半ば強引にスポンジで擦ると,驚くほどよく取れる。バケツで海水を汲んで洗い流したが,ふと海面を見ると…子泣き爺が浮遊している。

…クラゲか…これはちょっと気の毒だ。申し訳ないとバケツで掬って水のきれいな所へ移動させた。元気でいてね。

 追加登録したハンディ国際VHF無線機のテスト。ずっと使っていたのは【HX851JL ブルーウェーブGPS】,本体がボロボロと剥がれてくるし電池も寿命なのか充電できない。充電器は'21に新調したから問題なしだと思うのだが…新たに購入した,長もちしてよね。
 舫がどうも気になる。『Bonanza II』艇長に手伝ってもらって元の状態に戻した。やれやれ…

Monday, April 14, 2025

オイル交換にインペラ交換

 放射冷却で少し冷え込んだようだが,港に着く頃には気温も上がってきた。今日もシャツ1枚での作業になりそうだ。
 このところカラスが騒がしい。見慣れないヨットが入ったからだと思えば,こいつらも立派な番「人」だ。

 コクピットに見慣れぬものが…およそ僕のヨットでは食べた(飲んだ)ことのない物の残骸で,カラスの空中投下なのか,糞をされるよりはましだね…

 右舷行って来い舫にモニターを付けてからフロートが流れてバースに着けにくくなった。取り付け位置が後ろ過ぎたようで,これは早速解決しないといけない。さいわいにして風は弱い,一人で楽々作業できたので何よりだ…でも,すこし前にセットし過ぎたかもしれない,過猶不及でもないか。

 舫作業でデッキが相当汚れたので水揚げ場に移動して洗い流す。ついでに清水タンクに給水するがすぐに溢れ出る。クルージングに出かけていないので水の消費量が少ないのね。
 船底塗装を終えた『てるてるぼうず』が帰ってきた。お疲れ様でした。ホースをそのままバトンタッチする。
 今月末までにはクルージングに出たい。その前にやっておくことは,そう,オイル交換。エンジオイル100時間毎,ギアオイル200時間毎,使わなくても半年毎に変えるようにしている。前回は去年の9月で,半年を越えてしまったがアワーメーターでは70時間だからおまけしてね。

 いかんねえ,こんなことしていると…短時間で終わるはずなのに。ずるずる休んでいてもすぐに終わった。他に調べるところはないかしら。

 インペラは去年の10月に点検して異常なしだが,調べておく。

 海水ドボドボじゃなかった,エンジンを切る前に清水を通すようにしていたのだった。

 塩噛みもなくきれいだ。まだ300時間も経っていないが,開けたついでに新しい物に交換しておくのは,裏蓋を新品にするからだ。

 ゴムと接触する内側が擦れて減っていたがこれで安心。

 予備として貰った中古ポンプがあったので,ついでに点検しておく。

 帰宅したらポストに郵便物が…

 先週の日曜日(4月13日)に投函した無線局変更届の返信だった。速くてよかったよ,大満足,これでいつでも出航できる。

 ヨットに搭載するミニサイクルを大学時代の友人からもらったのは昨年の11月だった。新品未使用だったがブレーキのセッティングがまずい。チューブは米式バルブで,家にあったはずのアダプターが見つからない。港近くに自転車屋があったので持ち込んだ。即解決,ありがとうございました。

Saturday, April 12, 2025

船底がきれいだと走りますね

 瀬戸内海には海上強風警報が出ているが,港内さざ波程度,佐野沖,関空島周辺はお気軽セーリングにはもってこいの風だろう。

 少しジブを巻いて出た。

 すぐにフルセール,艇速は5kt後半から6ktと申し分ない。

 上らせずに少し落とすとさらに気分がよくなる。



 帰ろうとする頃から風が弱くなってきた。ばたつくジブをしまって,メインを目一杯押し出して3kt台でのんびり帰る。

『sannaviki』艇長*は,本日エンジンメンテナンス,お疲れ様でした。
*地平線会議 地平線通信「波間から」(2023年8月2024年12月
 漁港横着け時に活躍するビニコンフェンダーは,ぶら下げロープでハンドレールに縛っていたが,解くのが面倒なこともある。 格安通販サイトから昨日,ネットが届いた。

 早速覆ってみたらベストサイズ…さて,気になるのは耐光性,ワンシーズンは保ってよね。
 
 同じ格安ネットから届いたカムクリート。

 分解中…

Friday, April 11, 2025

アンカーロープの整理

 押し入れにあったのがこのパック,買ったのは10年ぐらい前だと思うが,使ったのは確か1度だけ。温存していたわけではない,出番がなかっただけのことである。日常的には脇からすぐに取り出せるメッセンジャーバッグがメインで,自転車に乗る時はウエストベルトで固定すればぶらつくこともないので使い勝手がいい。

 昨今のザックは内側にコーティング処理がなされてるらしく,10年も使わないのに劣化して,そいつが日焼け後の皮膚のようにぼろぼろと剥がれてくる。その点昔のザックは防水性こそ劣るが耐久性は高かった。このパックも表の黒い部分がネチャネチャしてきている…崩壊する前に使い倒すのが正解だ。

 仮留めしてあった『sannaviki』の舫を調整する。『Bonanza II』艇長も手伝ってくれたので助かった,3馬力はありがたい。

 なんとかいい位置に決まりました。

 自艇のクルージング準備もしないといけない。

 アンカーはスターン左右にある塩ビ管に差し込んである。ウインドベーンがあるので,ビームアンカーを打つ際に片側にだけ設置してあると反対側にロープを回せないからで,どちら(ポート,スターボード)着けでもできるようにアンカーロープもそれぞれに用意してある。ウインドベーンにライフラフトで,ただでさえスターンヘビーなのにね…ライフラフトをバウに持ってくればいいのだが,スペースに余裕がないなあ…

『LEIA』艇長と倉庫の片付け。日が長くなったのでついついオーバーワークか…
 17時に港を去るとは,在職時以来のことだなあ。

 帰路,関所に捕まったのは言うまでもないことだ。

Tuesday, April 08, 2025

船底掃除後の初セーリング

 せっかく船底掃除をしてきれいなお肌になったのに帆走していない…回航のお手伝いをしていたからね〜なんてのは言い訳にもなりゃしない。

 バースに着けたままメインセールを上げ,ゆるゆるとバックする。

 港外に出てさざ波が立っているところを探す。

 視界が悪いね〜誰のせいでもないけれど。

 少し(視界が)よくなってきた。ジブを展開して,(ウインドベーンの)Servopaddleを下ろした。

 3kt出ているので上出来だ。
 途中で1kt台に落ちたがウインドベーンの動きは悪くないのでそのまま走り続けた。ちょっと前方にさざ波発見。5ktは出ないが4kt後半を維持している。

 ブロードリーチで3kt台。

 適度に遊んで帰港した。上架でアマチュア無線の(ワイヤー)アンテナを外していたので再設置しておこう。

 バックステイでターンさせてレーダーアーチで止める。
 各艇のスターンから伸びている舫には海藻,ワカメがたんまりと付いておりますね。

 たかだか10m以下のjumaringなのに汗をかいてしまった。

 そうそう,上架の際にバックステイを緩めたのだが,こいつ*を海ポチャしてしまったのだ。
*商品名は「スマートピン」らしい…知らんけど。

 両面マジックテープがまだ残っていたし,3mmボルトにナット,ワッシャーもあったので早速作った。

 穴にボルトを突っ込んで…

 巻いておしまい。
 割りピンよりはるかにいいね。

Monday, April 07, 2025

回航終えました

 遅かった桜の開花もようやく満開,今朝は放射冷却であるが午後には気温が上がる。夕方には路面に花びらが貼り付くかもしれない。

 やっぱり春は桜だね。

 JRきのくに線の車中で『sannaviki』艇長を発見,海南駅よりバスで10分,マリーナ口に着く。

 よい子にしていましたね。

 船体異常なし,エンジンも軽くかかった。

 ずっと真上りの強い風だったのに,今日はさっぱりだ。北流開始時刻に加太瀬戸にはいれたのでよしとする。

 小島沖から望む。谷沿いの桜が美しい。

 のんびり走って16時過ぎに到着。『LEIA』艇長が出迎えてくれました。ありがとうございます。
 舫に手間取り,作業を終えたのは17時を過ぎていた。
 さあ,飲みに行くぞと意気込む僕たちを天下茶屋まで『LEIA』艇長が送ってくれる。何軒かの行きつけの店は満席,新規開拓するしかない。

 生ビール,日本酒,酎ハイ…

和歌山マリーナシティ発 10:20
佐野漁港着       16:20

Saturday, April 05, 2025

いろいろとやることがある

  先日の上架で5トンという重量が判明したので,ちょっとは軽くしないとなあと下ろせる荷を考えた。

 ロープは何本あっても必要な時は必要,寄港地で台風対策をする時には余計な心配をしたくないのが本音だ。それでも持ち過ぎだと感じた11mm×60m,14mm×45mの2本を倉庫入りにした。
 
 Pendulum Sheet Linesに使っているVクリートが摩耗で滑る。カムクリートが欲しい。

 両舷からこのように引いている。
 
 カムクリートを手に入れた。

 ティラーの貫通穴を使ってボルトで板を設置し,そこにカムクリートを取り付ければ,余計な穴を開けなくてすむ。ステンレスプレートが欲しいところだが,以前,『琉』艇長からいただいたこの木材なら丈夫そうだ。
 ラインは,手前にアイを取り付けてカムクリートに90°リードすればいいかな。

Friday, April 04, 2025

和歌山マリーナシティに着けました(日和佐港〜和歌山マリーナシティ)

 昨日着いた頃にはゴーゴーと風の唸りが聞こえていたが,今朝は静寂そのもの,一気に帰ることができそうだ。

 いい朝を迎えた。

 昨日白波に覆われていた海域もこの通り…

 伊島が近づくに連れてかなり吹き出した。なかなか伊島〜日ノ御埼ラインを越えられないと情報を得ようとiPhoneを見ると『胤』艇長から電話が入っている,湯浅広港に入るらしい。ご安航を。
 抜けると幾分風は収まってきたが,まだまだ白波の天下だで,ここ数年で1番の塩まみれだ。加太瀬戸(友ヶ島水道)は昼から20時までマイナス表示(南流)で明るい内には到達できないだろう。途中で泊まるならマリーナシティがいい。そちらを目指すとジブが展開できる。3〜4kt台から一気に6ktとご機嫌な艇速が確保できた。

 お疲れ様です。
『sannaviki』艇長は明日5日は講演会(日本山岳会京都支部でやるらしい),私も所用があり,再開は7日(月)となった。

 バスでJR和歌山駅に行ったのには理由がある。ここに寄らないわけには…

日和佐港発       06:40
和歌山マリーナシティ着 15:30