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Friday, September 15, 2023

佐野漁港に帰ってきましたよ

  明石海峡の東流開始は11:02からだから10時に出港すれば手前から潮に乗れ,海峡大橋を越えてもしばらくはその恩恵を受けるだろう。ゆっくり寝ていればいいものだが,4時には起きてしまった。

 この朝食パターンとも今日でお別れだ。明るい時間に撮ったので少しは発色がいいようだね。ついでに昼飯用のホットサンドも作っておいたが,パンが冷めるまで具をはさまないように注意したのは言うまでもないことだ。これで冷蔵庫内の食材は使い切った。
 
 朝の散歩に出かけたのは公園のトイレを使うためだ。いつもきれいに清掃されているので気分がよい。ありがとうございます。

 おはようさん…ちょっとご機嫌が悪そうですね,余計なことか。

 海苔網の準備が始まったようですが,この暑さでは大変でしょうね。

 岸壁から垂れ下がっていたロープはキールに触れそうだ。回収して引き上げようとするとずっとつながっているらしくかえって浮き上がってしまう。そのままそっと沈めておいた。ラダー付近にも気になるロープがある。舫を外し,スターンを目一杯岸壁から離してからペラを回した。

 今日も晴れ,泉佐野の天気予報を確認しても晴れている。いいことだね。

「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ」

 明石海峡大橋をくぐる。
 ようやく待望の大阪湾に入った。

 富島漁港から佐野漁港までは約25NM,平均5ktで5時間計算で15時に港口に着く予定だった。ところが6kt強,あるいは7ktの艇速で14時過ぎに着きそうだ。佐野漁港に停めている僕たちヨットもボートも,漁船優先時間帯の13時半から15時半は出入りを控えているのだが,それに引っかかりそうだ。少し艇速を絞ったが,そんなことはお構いなしにどんどんヨットは進んでいく。

 漁船や遊漁船も見当たらなくなったので昼飯を食った。別にめくらんでもええねんけどね。

 14時半に漁協に電話を入れて漁船の入港状況を聞いた。隣の泉佐野港で10分ほど後片付けをしてから入れば邪魔にはならないようだ。バースに入ると風が通らないので舫を取っているだけで汗びっしょりになるのは分かっているから,セールの片付けも含めてあらかじめやってから着岸するのが得策だ。

『東日流』艇長と『胤』艇長の出迎えを受けました。ありがとうございます。
『東日流』艇長は自宅から駆けつけてくれたようです。『胤』艇長は海南から自宅への帰路の途中にわざわざ寄ってくれました。
 簡単に片付けをして,『胤』艇長に駅まで送っていただく。重ね重ねありがとうございました。

 ずいぶん焼けているなあ。
 明日は早朝から整備と清掃,まだまだクルージングを終わらすわけにはいきませんね。

 電車待ちの時間があったので駅で一杯だけやりましたよ。

富島漁港発 10:00
佐野漁港着 14:40(26.16NM)

Thursday, September 14, 2023

南風を期待して富島漁港へ  小豆島草壁港県営公共桟橋〜富島漁港

 日の出まではあと10分であるが,待てない私は航海灯を点けて舫を解いた。

 晴れが期待できますね。

 風予報ではずっと南風がやや強い。今日は14日で三本松の『しよの湯』は定休日(4と9の付く日)と富島に行く真っ当な理由が揃った。
 潮に負けて4kt台が続くが,そのうち鳴門海峡を抜けてくる南風に助けられるだろう。明石の潮が味方してくれるのはおそらく11時以降かな。贅沢を言っちゃいけない。今だって真上りではないのだから。

 だんだんよろしくなってきたけれど,12ktは越えないでね。

 益々いいじゃないかと,オーパイに休憩いただき本当に久しぶりにウインドベーンに登場願った。出る前にAirvaneをセットしておいたのですぐに使える。
 とまぁ調子いいのも束の間でしたが。

 10時のおやつは朔日同様に朝作ったホットサンドだが明太子マヨネーズは余計だった。

 明石海峡の東流に引かれてきたので艇速は2ktアップでご機嫌な機帆走だ(途中で風が落ちたので帆走は中止した)。
 難なく富島漁港に着いた。
 潮位は今から20cm下がるだけだから楽だね。

 取り敢えず到着ビール。

『清雅荘』でお風呂。お姉さん,元気で何よりです。

『住吉神社』にお詣り。

 前からあったのかな?とにかく便利でよろしいね。

 飲み屋は夕方からしか開かない。ヨットでしみじみやるかな。

「だし」(山形)を作って豆腐にかけた。 

 小姓町(山形市)という歓楽街,東北最大のキャバレーと言われる『ソシュウ』があった。道路を挟んで表側のドアだけが数店並んでいる一角があり,その中の一軒『サンライズ』というスナックに大学1年生の頃は入り浸りだった。スナックに行くようになったのには理由がある。高専卒業編入で秋田大学に入学したウシが夏休みも終わり秋田に帰るので,高専中退大検で高卒資格を得て,神戸大学に入学したキクオと帰阪していた僕とで遊びに行った。ああ,僕は高専中退で専門科目は不可だらけだったが教養科目はすべて可以上,かろうじて高校3年修了資格があったので大検は必要とせずに大学受験資格はあったのだよ,自慢にもならないが。
 僕は山形に帰る途中に秋田に寄り道したわけで,キクオより一足先に山形に帰ったが,遅れて山形にやって来るキクオが奥羽本線車中で声をかけた女性が『サンライズ』の従業員で,まあ,乗せられたわけだ。キクオが山形に着いてすぐにその店に行ったが,そのケイコちゃんという女性の可愛いこと…とキクオが去った後も通う。その後ケイコちゃんは店を辞め,もう一人いた若い子もしばらくしてから希望通りの美容師になり辞めたが,居心地のいい飲み屋だったので僕は店には出向く。
 そこのママさんだが,実は2ヶ月ほど前に見かけたことがあった。山形駅前にニチイのビルがあってそこの屋上がビアガーデンになっている。僕がそこでバイトをしている時に客としてやってきたのがママさんだった。ひときわ目立ったので一度見たら忘れない。
 ママさんは僕とさほど歳は変わらないが本当によくしてもらった。大阪から友人が来た時には居酒屋に連れて行ってくれたりもする。暑い夏,ママさんを大学のプールに呼んだことだこともある。その時の女子学生の視線が凄かった。そりゃそうだ,明らかに学生じゃないし玄人さん丸出しだったから。
 ある時,ママから,
「お客さんと外で飲んでから(同伴で)店に入るから適当にやっといて。」
と店の鍵を渡された。店でバイトをしていたわけでもないのにだ。酒屋に注文を入れ,さて次は「お通し」を用意しないといけない。その時に「お通し」として作ったのが「だし」である。
 さて,店を開けてすぐに明らかに玄人のお姉さんが入店された。
「ジンライム。」
 グラスを間違ったらしいが,お姉さんは優しく指摘してくれた。
「ママは?」
「後から来ます。」
「そう…」
「(ママ年)幾つ?」
「24だと思いますす。」
「そう,若いのね。」
 お姉さんだって相当若いのに…
 しばらく沈黙が続いた。こりゃやばいぞ…
「死にたい…」
 どこに視線を合わせるまでもなく,そして誰かに言うのでもなく,お姉さんがつぶやく。聞こえないふりをして,僕はただひたすらおしぼりを丁寧に巻いていた。
…とまぁ「だし」にはかくなる思い出があるわけですね。

 16時から開いている『志田』へ。

『淡路ビーフ大河内』に注文していたミンチカツを転送してもらう。いやいやありがたい事です。助かりますね。

『豚玉』で〆。日本酒一合に瓶ビール2本,真面目な夕食だったよ。

 お姉さん,また寄りますね。ごちそうさまでした。

 散歩していると暖簾が見えた。
 
【たこぶつ】が美味すぎて残り少なくなってからようやく撮影した。ごちそうさまでした。
 女将さん,おおっ!米寿だってさ。いつまでもお元気でね。

小豆島草壁県営公営桟橋 05:45
富島漁港        12:45(38.51NM)

Wednesday, September 13, 2023

大潮やから桟橋食堂やね 白石島新港〜小豆島草壁港公営浮桟橋

 ほっ,星が出ている,今日も晴れる。それだけで嬉しいな。

 真面目に朝飯,ついでに昼食用のサンドイッチも作っておいたよ。

 もしかして,もしかして…淡い期待はすぐに裏切られ,定番の真上り。

 朝日に吸い込まれるようにヨットは進む。前からの潮に押される前に少しでも稼いでおこう。

 ちょいの間のジブ展開。15分ではありませんよ。

 下津井瀬戸大橋までも4〜5ktノーマルを維持しているので上出来だ。

 潮目だ潮目だご用心と唱えながら通過する。ティラーは股に挟んでいるよ。

 朝飯から5時間が過ぎたのでホットサンドを食う。腹が減っているからではない,儀式のようなものだ。

 地蔵崎手前から悪い波に翻弄される。無理のもない,潮は東流れで風はそっちから吹いてくるのだから。小一時間耐えた。

 内海湾へと変針,快適なアビームにジブを展開する。艇速はぐんぐん増して7ktオーバーだよ。

 がらがらの桟橋に着けた。お姉さんに舫を取っていただきました。ありがとうございます。お世話になります。

 桟橋食堂で受付を済ます。
「お風呂でも行ってくれば〜」
とバス時刻表を見せてくれる。すっかりその気になっていると,「大」お姉さんが,
「今日は休みだよ」
と教えてくれる…気を取り直してひたすら飲みモードを展開するのだよ。

 いささかマンネリ化したがこの暑さだ,到着のご褒美はビール以外に考えられない。

 ドラッグストアで買い足した総菜で取り敢えず昼夜兼用のアルコールタイムとした。

 この黒も最近のお気に入りだ。

 弁当食ってりゃ世話ないね。

 もう誰も来ないだろうとパンイチで水浴びしていたらボートが入ってきたよ。しかも姉ちゃんが一番舫を取っている。失礼いたしました。

白石島新港発      05:40
小豆島草壁港公営桟橋着 14:10(42.57NM)

Tuesday, September 12, 2023

思い出深い白石島へ みやうら海の駅(大三島)〜白石島新港

 空を確認する。星がたくさん見えている。晴天は約束されたようなものだ。

 朝食ついでにホットサンドを2個作ってアルミホイルで包んでおいた(食べる時はホットじゃないなぁ)。

 朝陽が眩しい。出航はこうでなくっちゃいけないね。

 連れ潮に乗って多々羅大橋をくぐる。この近くで野宿しているバイクの兄ちゃんだが,ヨットを視認できましたかねぇ。

 朝飯を食ったのが4時半,朝作ったサンドイッチを4時間後に食べた。腹がすいているわけじやない,ただワッチに変化をつけたいだけなんだがね。

 ぬるぬるの海面だなんて嘆いてはいけない。荒れているよりはいいはずだからね。

 難なく着岸。それが何よりだね。

 昨日買った惣菜で到着ビールをやった。余談だが,天ぷらにはソースですよ,天つゆがない時はね。

 ちょっとお出かけします。

 島の東岸までは歩いても10数分。自転車だと見過ごしてしまうものも歩いているといろいろと目に入ってくる。

 さんちゃんに挨拶。去年は会えなかっただけに元気にしていらっしゃるので安心した。

 シャワーを浴びてすっきりした。

 生中をやりながら貝をほじくるが,この曲がったピックがなかなかよろしい。
「専門の道具ですか?」
と尋ねると,やはり曲げてあるとのことだった。それなら僕も数個作っておこうかな。

 夕食の惣菜はたっぷりあるが,地元スーパーでさらに買い足す。
 ヨットに戻る頃には少しは涼しくなっているといいな。

 コクピットでハイボールに日本酒にビールをちびちびとやる。旅愁ではない,飲み過ぎをセーブしているだけだ。

【割子】の発想がなかなかよろしい。お値段もお安くて,何よりも家では口にしない物を食べているのがぼくのヨット飯だ…新鮮。

 まだまだ寒冷紗がありがたいですね。

 明日からは大潮,浮桟橋狙いで移動しようかな。

みやうら海の駅(大三島)発 05:40
白石島新港着        12:50(38.61NM)