鼠ヶ関か酒田か,利便性のいい酒田に行く。風予報では10時ぐらいから吹き上がりそうだが,それまでには着くだろう
からっと晴れ上がった。
随分と日の出が遅くなったものだ。この近辺にいたのは2か月前,夏至の頃だったのだ。
往路ではさっぱり見えなかった鳥海山が美しい姿を見せた。さらに先に進むと月山も全貌をあらわした。
9時過ぎ,遊佐沖を過ぎた頃前方の海面に白波が見えてきた。やっぱり吹き出した。2度ほどジブをたたむが,概ねぎりぎりの上りで艇速が若干上がったのでラッキーだった。
日和山を左に見て新井田川出合いまで進む。
ほっ,岸壁は空いていた。3艇とも無事着岸したが,暑さ最上級だ。
コクピットでビールをやるが,やっぱり店に出かけよう。
定食は『五郎兵衛食堂』(500円)に決まっておる。大瓶ビールに日本酒,あてには困らない。
暑いがやることがある。前回のオイル交換から91時間経ている。100時間をめどにしているが連泊するここで交換するのがいい。エンジンオイル交換2度やるとクラッチオイル交換もすることにしている。両方やってさぞかしエンジン君にもビール以上の効果があったと信じている。オルタネーターのVベルトのテンション調整などなど。キャビン内の温度計は36℃をさしているが,ご褒美ビールをさらにやり僕はご機嫌だ。
『オリオン』艇長から電話が入った。いかん,いかん,寝てしまっていた。
路線バスと代行バスを乗り継いで余目まで出かける。
『町湯』とある。汗を流してスッキリした。連泊なので夜遊びしても困らない(と言ってもまだ19時過ぎだが…)。
風呂上がりには当然ビールだ。
渋い食堂が開いていた。創業100年とメニュー下に書いてあったが,(店の)お姉さんに言わせると1年サバを読んでいて現在99年だそうだ。
【揚げ焼きそば】に酢が添えられて出てきたので,さらに好感度が増した。生中2杯でようやく落ち着いたよ。ごちそうさまでした。
帰りはJRの列車で酒田まで,乗車時間は16分。タクシーで港まで戻った。
少しは涼しくなったがキャビン内はまだ30℃。冷蔵庫から缶ビールを取り出したのは言うまでもないことだ。
金浦漁港発 05:10
酒田港着 09:40(22.9NM)