Monday, June 30, 2025

朝風呂には遅いが 在岩内港

 雨は一晩中降っていたのかもしれないが,深い眠りに落ちていたようでさっぱり気付かなかった。コクピットの雨除けは設置しなかったが,風はほぼバウ方向からだったのでハッチを全開にしていたにも関わらず(雨の)吹込みはほぼなかった。

 のんびりした朝だが,心に余裕のない僕は焦った朝食だ。一生変わることのない性が恨めしい。

 9時の乗合タクシーで『サンサンの湯』に。

 平日は食事コーナーがオープンしている。

 湯上がりのビールは止められない。

 コーヒーをサービスしてくれました。
 カレーのいい香りがしてきた。食べたくなったのにバス発車時刻まで10分とは…

 岩内に来て初めての外食だ。

 出る頃には満席,人気店なのか。

【肉蕎麦】,大阪では牛だが,当然,豚ですね。

 14時半,北海道東部の旅を終え,帯広からHがやってきた。苫小牧発23:50のフェリーで帰る前に寄ってくれたわけだ。お疲れ様。
 夕方16時過ぎに開いている店を探すのはなかなか難しい。1軒,開店前の居酒屋がどうぞと言ってくれた。ありがとうございます。

(車の運転で)飲めない彼には悪いが,生ビール,日本酒と飲み続けたわけだ。お気を付けてお帰りくださいね。

⛵️岩内港

Sunday, June 29, 2025

『サンサンの湯』に 在岩内港

 ほっ,晴れている。少し風さえあれば,キャビン内のなかなか抜けない湿気も一層できそうだ。
 すぐに電源が落ちる魚探(プロッター)を点検しないといけない。

 一番上の黒いのが電源ケーブルだが,ゆるくて振動で外れやすくなっているのかと思っていたがそうではないようだ。ちょっとよそ見をしているうちにまた画面が黒くなっている(落ちている)。
 配電盤を外して端子を見るが異常なし。表の電源スイッチの不具合らしい…

 岩内岳の中腹にある『サンサンの湯』を目指す。電話で聞くと,乗合タクシーが唯一の(公共)交通手段らしい。岩内バスターミナル9時発のバスなら所要時間26分,帰りは現地発10時56分,ちょうどいい時間配分でゆったりと湯につかれる。が,電話をかけたのが8時半だから間に合いそうにない。次のバスは10時半発で,帰りは14時6分,現地滞在時間が長過ぎる…係のお姉さんが,「今日は食堂が休みなので、お弁当をお持ちください。」と言う。そうすれば休憩所でゆっくりできますよとのアドバイスだ。ありがたく助言をお受けした。

 道の駅そばの乗り場。

 ぐんぐんとバスは標高を上げていく。途中で居眠りをこいてしまったのは不覚だった。

 着きました。
 掛け流しの熱い湯につかって,疲れも取れた。
 北海道限定札幌ラガークラッシックで弁当のおかずをつまめば,1本では足りなくなり2本目へ…いや〜昼からいい気分でした。
 
 帰りにスーパーで日本酒を買った。

 生羽二重餅をあてにやる。なかなかいけますね〜

 晩飯でも作るかとメニューに悩むことはない。これまたワンパターンの生姜焼きにちらし寿司だ。そうそう,錦糸卵は面倒なので炒り卵ね。
 
『オリオン』艇長と酒を飲みながらの話は興味深く,尽きることなく続く…

⛵️岩内港

Saturday, June 28, 2025

艇速が伸びないまま岩内港に 瀬棚港〜岩内港

 夜間の強風も止み,抜錨も苦労しなかった。

 最後に港を出た。

 ぐんぐん晴れてきて,着衣の湿気も取れていった。昨日から乾き切らないタオルを干した。

 この後,数時間だけはジブを展開できた。

 視認距離ではこのツールは欠かせない。

 なぜか表示ウインドが曇っている…4月に買い替えたばかりのこれ,長持ちしてよね。

 あれっ…もしかして…

 羊蹄山かな…いや羊蹄山だろう,美しいね。

 奥の岸壁に仮着けして役場に電話,あいにく閉庁日だが,留守居役の方が担当者に取り次いでくれた。お世話おかけしました。ありがとうございます。

 下の緑フラッグが仮着けした岸壁。
 上の赤フラッグに移動した。漁船が帰ってくる可能性もあるとのことで,ここなら絶対に大丈夫だと(役場の)お墨付きの場所に移動する。

 なかなかよろしい。

 アンカー打って,安眠を確保する。

 外飲みに出かけようというのに,やっぱり欠かせないのは…

 ビールが美味いよ…沈殿日のそれよりはるかにいい。

 なかなか食事の店が見つからない。スーパーで買い出し,ヨット飲みとした。

 みなさん,お疲れ様でした。

瀬棚港発 04:40
岩内港着 15:30(55NM)
  着岸 16:40

Friday, June 27, 2025

えらいガスです 在瀬棚港

 しとしとと一晩中降っていたらしい。雨除け用のビニールシートのたるみに溜まった雨水が時々ザザッと流れ落ちる。差し板を抜き,辺りの様子をうかがうが,すぐ西側にあるロウソク岩が見えない。ともかく朝飯を食ってから考えよう。

 究極のワンパターンでありますな。

 雨除け覆いを片付けて,出港準備にかかった。板フェンダー,ビニコンを収納してから,(アンカー)モニターを取り外す。アンカーロープを緩めると船体が岸壁に近づいた。漁船が帰ってきたので(海の)様子を聞きに行くと,(ガスが)濃くて帰ってきたとのこと。これが決定打となり,本日の出港は取りやめになった。

 ガスは濃くなったり薄くなったりを繰り返している。

 7時過ぎに水揚げ場に挨拶に行く。ナマコの仕分け中でしばらく外で待機していると,中から漁師さんが出てこられた。朝4時半に出る予定だったが,ガスが濃いので今日も停泊する旨を伝える。
「ああ,いいよ。」
と快諾してくれて安堵する。ありがとうございます。
 散歩中の方と朝の挨拶,元漁師さんで国後・択捉や,ホッケも真イカもサイズが違う(でかい)などなど興味深い話をお聞きした。お気を付けての言葉がありがたかった。

 ガスで湿気がすごい。ヨットにいても飲んだくれるだけだとバスで今金まで出向く。
 途中下車し,100均ショップで単四電池を買う。その後,バス停2つ分ぐらいを歩いて『今金町交流促進センター あったからんど』へ。

 時間はたっぷりある,のんびりつかった。

 隣接のホテルに食堂があった。昼メシ時はとうに過ぎている,迷わず入った。

 おしとやかに生中…明らかに間違いだ。

【軟骨唐揚げ】で中なんぞはたちまち空になる。

 やっぱり生大やね〜

【生姜焼き】は外せないなぁ…

 風車の外観が気になる建物は観光協会だった。飲食店情報をいただき,魅力的な店を見つけたが,港まで帰らなければならないので諦め,16:01今金町役場発のバスに乗った。午後からは晴れると思っていたが湿った空気がなかなか抜けない。
 昨日の中華料理店に行くが閉まっている。はて,どうしたものかと検索をかけると(ヨットに)より近い食堂がヒットした。

『冨美栄食堂』でカツ丼,ボリュームたっぷりで大満足だよ。

 明日は晴れてよね〜

⛵️瀬棚港

Thursday, June 26, 2025

のんびりと瀬棚へ 青苗漁港〜瀬棚港

 朝飯は『北海寿司』で頂いた【細巻き】,作る手間が省けたのでいつもより30分遅く起きた。ごちそうさまでした。
 時折りしょぼ降る雨の中,抜錨。

 メインセールだけを揚げての走りはいつも通りで,これが通常だと思えば,ジブを展開できた時などは思わずラッキーと口走ってしまう。そのジブだが,2時間ばかりは広げられた。艇速は6kt台に上がり,このぶんじゃ10時過ぎには着くだろう。

 セールパックを閉じ,エンジンルームの点検,ポリタンクからの(本体タンクへの)補給を終えてからようやくありつく。

 ビールに限るね,ハイボールじゃ甘過ぎる。

 午後一番に役場の方が見えられた。漁協に電話していただいてこの岸壁の使用許可を得た。お世話になります。

 早く着くとゆっくりできていい。ぎりぎりのクルージングは疲れるばかりだね。

 自転車の空気入れを積み込むのを忘れていた。自転車屋さんがあればいいなと,買い物(セイコーマート)がてら漕ぎ出した。自動車の修理屋さんがあった。チューブは米式バルブなので問題なし。お世話になりました,ありがとうございます。

 風呂へ行く。歩いて15分ばかり,途中で傘をさした。止んで欲しいよね。

 風呂にゆったりつかって気分よし。

 晩飯は中華にした。

 風呂上がりはビールに決まっておる。餃子に目がいったがあえて焼売にした。大阪人はウスターソースにカラシやね…知らんけど。

 しまった,【回鍋肉定食】に焼売が付いておるではないか…ごちそうさまでした。

青苗漁港発 04:40
瀬棚港着  10:20(31NM)

Wednesday, June 25, 2025

動きましたよ 在青苗漁港

 朝,塩竈の『フェニックスⅢ』艇長から電話があった。氏の豊富な経験からのアドバイスがありがたく,大変参考になった。また自らの経験値の低さをあらためて思い知らされた。ご心配をおかけしました。
 8時半頃業者(深瀬鉄工)さんが到着,こちらでやっておいた作業を説明しておく。スラッジは取り切れていず,まだタンク内には10Lばかりの(汚れた)軽油が残っている。それを吸い出し,さらに軽油を(40Lばかり)補充して吸引する。やがてホースから出て来る軽油が本来の色になってきた。
 タンク上部の配管を終え,今度はキャビン内の作業,エア抜きにかかる。ところがこれが厄介で,さっぱり燃料がこない…クランキングばかりしているが,一昨日とは違いバッテリーが元気でへこたれないのは幸いだった。なんとかめどがついた。エンジンオン,しばらく様子を見る。回転を上げさらに続けた。
『深瀬鉄工』さん,お世話になりました。ありがとうございます。サポートに来られた漁師のお兄さん,ありがとうございました。本当に助かりました。

 ようやく泊地の写真を撮りましたよ…忘れていていました。

 近くのガソリンスタンドへ給油依頼,廃油として捨てた分と同じ,ポリタンク20L×4,計80Lを補充した。やれやれ。
 近くにホームセンターのような店があり,食材も売っているとのことだ。

 肉250g,ニンジン,タマネギで焼そば,白菜で即席漬を作り,冷蔵庫内のトコロテンで昼飯,ビールが美味いよ。
 
 午睡から覚めたら初日にお世話になったTさんが岸壁に来られていた。外で飲むと言うとさっそく店に電話をしてくれて,送ってくれた。ありがとうございます。

 16時半からやりだす。

 サッポロが美味えよ。

【ホヤの塩辛】美味しゅうございます。

 マイブームの【トロタク】があったよ。

 地酒の【奥尻】をやらないわけにはいかない。

【焼きウニ】でさらに一杯。

【お任せ握り】をつまむ。

 ごちそうさまでした。お土産に細巻きを持たせてくれました。ありがとうございます。

 店は丘の上にある。港へは避難通路を下っていく。震災を身近に感じた。

⛵️青苗漁港

Tuesday, June 24, 2025

ようやく温泉に 在青苗漁港

 曇り空,道東は晴れ予報なのでそのうちすっきりとした青空になるだろう。暑くなる前に作業をしておく。

 できるだけスラッジを抜こうとするが軽油ばかりが吸い取られていく。その軽油も濁っているので仕方がないか…とりあえずやれることはここまでか。

 10時過ぎの町営バスで神威脇温泉保養所へ。奥尻島に寄る第一の目的を果たしたい。

 神威脇漁港に着けて,目の前のここに入る予定だったが,青苗漁港からバスで訪れるのもなかなかよかった。入湯料420円,記念にタオル(250円)を買った。

 脱衣所に入ると8時半頃に自転車で青苗を出た『sannaviki』艇長が入浴を終えたところだった。けっこう早く着いたらしくワイナリーも見学したとのこと,相変わらず行動的だ。

 目の前に海,ヨットを見ながら入浴かと想像だけをふくらませる。
 ゆっくりつかって,気分は最高だ。
 白波が見える。昨日もやってきた『オリオン』艇長によるともっと吹いていたらしい。今日は15ktぐらいだろうか。

 帰りのバス発車まではまだ2時間ばかりある。奥尻島に来た次の目的,奥尻島ワイナリーに歩いていく。

 ずらり並んだワイン,お姉さんのおすすめ順に全部味わい大満足。

 ジジイ二人(僕と『オリオン』艇長)でアイスを味わう。ケーキも丸1本(かなり大きい)をいただく。ごちそうさまでした。

 北追岬公園に立ち寄ってから帰りのバスに乗った。
 途中下車し,『奥尻島津波館』へ。

 係の兄さんの丁寧な説明を聴きながら見学(約40分),ニュースでしか知らなかったが,自分の認識とここで見たり聞いたりした「事実」のあまりの違いに愕然とした。

 拙艇で軽くやる。

 買い物をしていないのでたいしたものはないが,楽しくやれた。

「飲まない」『sannaviki』艇長が,二人で飲むようにとワインを買ってくれていた。ごちそうさまでした。

 両津港(佐渡島)でお世話になった『beachboy』艇長差し入れのコシヒカリで,ちらし寿司を作った。お米,美味しかったです。ごちそうさまでした。

⛵️青苗漁港