Saturday, December 19, 2015

半分も終わりませんでした…

 晴れている!道路脇の宣伝用幟がはためいている。色気をついつい出しそうになってしまうが,今日はメンテナンスだけに没頭する。
 ホームセンターで今日の作業に使うものを購入し,ついでにスーパーで昼食,といってもほとんどチキンフライやメンチカツなどの惣菜であることが多いのだが,果たして今日もいつもと変わらない出来合いのフライを買ってしまった。全くいい歳をしているのに,カツの衣にウスターソースがかかっている味を妙に好んでいるのだから味覚はいつまでたってもお子さまだ。

 エンジンを暖気して,ついでにアスターンに入れペラを回しておく。水流が船底も少しは洗うだろう。キャビン内の掃除をするための水がさっぱりないことに気が付いた。先週の帰港時にやっぱり入れておくべきだった。茶色い水を排出していた水タンクもどうやら空っぽになってきたようで,ポンピングしてもスカスカとエアばかり噛んでいる。
 ガラガラとカートを引きずり20Lポリタンクに入れてきた。そんなことをしているうちにエンジンもすっかり暖まってきたようだ。
 ポンプのワニ口クリップをバッテリーにつなぎ,検油棒のキャップを取りホースを挿入すると,ドボドボと黒い液体がタンクに溜まっていく。
 オイルフィルターの交換をするつもりだったが,エンジンについているフィルターは手持ちの物より一回り以上も径が大きい。接合部分が同じなら問題なくセットできるはずだが,フィルターレンチのサイズが合わない。今回はフィルター交換を諦めておく。果たして,手持ちのものでも使えるのだろうか,調べておくべきだった。


サイズが小さい?

 岸壁からコーヒーでも飲みませんかと声がかかる。『IZUMI』艇にお邪魔し,シュークリームを頂く。サンタの包装紙がなかなか可愛らしいが食っているのは一人をのぞいておじさんにおばさんだ。
 『IZUMI』艇は先日ウインチを分解掃除されたようだ。デヘラー37CWSの電動ウインチが快適な音を立てて回っている。1時間ほど雑談をして自艇に戻る。
 1年間の室内の汚れを落とす。床も壁も少しは艶が戻ってきた。デッキのステンレスを磨こうと思っていたが時間切れになってしまった。残った時間は室内の荷物を整理してシェイプアップする。これでまた喫水が上がりそうだ。


冬の夕暮れですね。

 今年はこれで港通いはおしまい。新年は3連休からスタートする。初クルージングが楽しみだ。

Sunday, December 13, 2015

機走オンリーでした

 夜中に一度起きて舫を点検した。更に寝る。次に起きたのは6時だった。外遊びの時は早起きに決まっている。それが何たる時間の無駄遣いだ。惰眠を貪るのは休日ではない…とまあ,嘆いてみても仕方がないが,十分寝たおかげで体調がすこぶるよろしい。
 食わずに出ようと思ったが,昨晩,米をセットしてあったことを思い出した。炊飯器のガススイッチを押す。ヨットでコメを炊く時はずっと釜か鍋しか使用したことがなかったのだが,このヨットの前オーナーが残してくれたガス炊飯器はなかなか使いやすく,ほったらかしで炊けるので楽ちんだ。ついでに言うと,朝にごはんを食べるなんて数ヶ月ぶりで,若いころはコーヒーだけのことが多かった。朝から詰め込むと頭が全く働かない。最近はすこし欲が出てきたのか,それにスープ,ハムエッグを追加することが多い。
 
 北流の最強時は08:47,潮に乗ってぐんぐん進む。風は残念ながら真向かいで弱い。加太瀬戸を通過して変針すると尚更悪くなる。
 今日は田尻も二色もヨットレースらしいが,まだこの時間ではヨットの姿は見えない。
 関空橋をくぐり,港へバウを向けると,1艇見慣れないヨットがいる。
「おはようございます。」


11月に回航を終えた『Wiz of Oz』艇でした。バフがけされたハルがピカピカです。

 岸壁には,『東日流』さんと『over joyed』さんがいる。おはようございます。
 『over joyed』さんは,後から来た『風来坊』さんと一緒に『風来坊』艇でレース見学に出港していった。

 いつものようにエンジンをチェックして,港をあとにする。
 来週は徹底的に掃除でもしようかな。


花もこの暖かさで元気がいっぱい。

加太港発  06:50
佐野漁港着 09:40

Saturday, December 12, 2015

近場でやる 加太港

 金曜日の夜は,レースの時に僕がたまに乗せてもらっている『Wing』艇と『ごんべ』艇の忘年会だった。『FairWind』艇のお二人も来られて,賑やかなひとときを過ごした。みなさん,来年もよろしくお願いします。

 昨日,一昨日と随分と吹き荒れたようだが,今日はいたって穏やか。今年最後になるかもしれないクルージングで少しは長く乗っていようと思っていたのだが,関空橋を越えたあたりから風が弱くなった。小松島方面をあっさりあきらめて加太に変更した。
 

弱い追手。シェル付きジャケットだと汗ばむ。
  
 田尻から見覚えのあるヨットがこちらへ向かってきた。いつもは2人で乗っていらっしゃるが今日は4名だ。お互いに手を振って挨拶を交わす。楽しい雰囲気がこちらにまで伝わってくる。


LOUP DE MER(ニュージャパンヨット製)ですね。

 風はますます弱く,潮に乗って悠々加太に着く。なんぼ何でも加太は近すぎた。でも機走で遠くに行ってもしかたがないと自らを慰める。


ここが停めやすい。

『ひいなの湯』に浸かり,淡嶋神社前の茶店でキリンをやれば,後はヨットの中で何を飲み続けるかを考えるというくだらない思考回路しか持っていない。
 酒屋でアテを買い足し,骨付きハムを肴に,ワインが空いた。珍しくビールは買い込んでいない。Tが持参した,ジャックダニエルがどんどんなくなっていく。よい子の時間におやすみなさい。

佐野漁港発 10:00
加太港着  13:00

Saturday, November 28, 2015

ヒュルヒュル音が…

 エンジンだけかけて,ついでにプロペラを回すだけが2週続いた。
 先週は大阪市内で所用を済まし,ヨット泊したが翌日は曇天で,あっさりセーリングは諦めた。

 ゆっくりと港に向かう。風はそこそこ吹いている。数時間は楽しめそうだ。


漁協がコーンを設置しました。ありがたいことです。

 ハッチを開け,空気を入れ替える。ロータリースイッチを1に入れ,コクピットに出て,エンジンキーをひねる。「?」おかしい。冷却水が出ていない。インペラの不具合か。
 朝一エンジンをかけるときは,エンジンルームのハッチを全開にしている。そこからヒュルヒュル音が聞こえる。3週間前に洲本に行った時もこの音がしていたが,直ぐに止んだ。どう考えてもベルトのスリップ音らしい。

 デッキからキャビンに降りる時は階段を使う。その階段はエンジンルームの全部の開閉扉を兼ねている。蝶ネジを外し,階段を前の方に移動させると,大きく開口部が現れて,エンジン前部が見える。



 再度スイッチオン。さっぱり水が出てこない。オルタネーターのベルトは回っているが,冷却水ポンプを動かすベルトが止まったままだ。
 ベルトは情けないほどユルユルで,まるで2週間ばかり履き続けたパンツのようにだらしない。
 オルタネーターのベルト,冷却水ポンプのベルト双方を締め直す。
 スイッチオン。スターンボード下から,いつものように水が勢いよく出だした。やれやれ~


ゆるゆるでした。

 今日は1日メンテナンスかなと思っていたが,後からやってきた『over joyed』さんがさっさと出ていった。やっぱり僕も出よう。


風そこそこ。

 ジブファーラーの不具合は相変わらずで,スムーズに動かない。

 そこそこにして,帰港。
 南からの風が,バウを流す。『COSMO』さん,『風来坊』さんに他の艇の舫を引っ張ってもらって入りやすくしてもらう。ありがとうございました。

 一息ついたら岸壁でお茶。今日は『浮浪雲』さんがいないので質素だ。
 ファーラーのロープの取り回しを変更して,様子を見ることにする。

 空に黒い雲が広がってきた。ここらが潮時だ。


すっかり冬の空。

Sunday, November 15, 2015

お久しぶりですね〜

 ようやく『Wiz of Oz』艇が堺は大浜から回航されてきた。回航メンバーはと見るといずれ劣らぬ酒飲みばかりで,なんでもシャンパンが4本空になったそうだ。
僕は午前中は仕事で,ようやく午後になってから泉佐野に行くと,着いた直後だった。とうぜん酒なんて一滴も残っているはずはない…なんて心配はやっぱり無用で,さすが酒豪船,封を開けていない酒瓶がまだあった。


バフがけされたハルが輝いています。


ぐだぐだとお茶会。

 夜からの雨が上がって夏のような空が広がっている。


来週までさようなら。

Sunday, November 08, 2015

蛾,耐える!

 日付が変わる前から降りだした。
 よもやもういないだろうとたかをくくっていたが…妙に痒い。やっぱり僕のヨットにはダニでもいるんだろうか…キンカン塗って,ムヒ塗って。まだまだ痒い。電気蚊取りのスイッチを入れた。しばらくすると,ウィーンと蚊の羽音が聞こえてくる。やっぱり寝る前に蚊取り線香をつけておくべきだった。渦巻き2枚の効果は高く,以後はぐっすり眠れた。ちょっとでも予感がした時は面倒臭がらずに対策を講じておくべきですね。

 港を出る頃には雨が止んだ。雨の様子を知らせる灰色の雲は海面には届いていない。視界の限りでは雨が降っている様子は見られない。
 メインとミズンを揚げるがポツッときたのでミズンは下ろし,オーニングを掛けた。メインもシバーしだしたので下ろした。風は生暖かく,洋上の爽快さは全くない。
 艇速が伸びず,ずっと5ノット台だ。
 メインのトッピングリフトに蛾がいるのを発見した。ロープにしがみついて耐えているようにも見える。羽根がちぎれやしないかとハラハラする。
 

ホームポートまでやって来ました。港に着くとようやく羽根が萎まりました。お疲れ様でした。

 関空橋手前で視界が悪くなった。バラバラバラときた。二色のレース艇のセールが視認できるようになるまでほんの少しだけ雨を被った。港の赤灯台もはっきりしてきた。着岸後の片付けはなんとか降られずに終えられそうだ。


こんな日もあるさ。

洲本港発  06:30
佐野漁港着 10:40

Saturday, November 07, 2015

降られなかったよ 洲本港

 週末の天気は悪いが,来週・再来週とヨットに乗る機会がなさそうなのでクルージングに出かけた。
 行き帰りの風向きを予想して,結局は洲本にしたが,期待された南風は吹かず,行きも帰りもエンジンのお世話になった。


このベタではどうしようもありません。
 
 空はびっしりと雲に覆われているが,雨の降る気配はない。太陽が出ないとビールは冴えないが,港に着いたら今日は久々にヨットで肉を焼こう。きっとビールも美味いはずだ。


ヨットは1艇もなし。静かな洲本港。

 東光湯は12時から開いている。冷えた身体でもないが,港に着いたらできるだけ早く風呂には入りたい。それからゆっくり自分のしたいことをする。風呂まではクルージングの延長だ。
 先月の洲本行きで食べそこねたイチジクのジェラートを食べに行こう!あいにく旬は過ぎてパフェはなかったが,サービスでトッピングしてくれた。ありがとうございます,ごちそうさまでした。
 マルナカで食材を購入。先月手に入れたカップは口触りがよく,ビールを入れるとうまく感じる。たくさん買い込んでヨットに戻る。
 新たに1艇が浮桟橋に停まっている。それでも2艇。天気が悪い週末はこんなものか。


久しぶりに灯した。あたたかみがあるなぁ。

 おそらく夜半から雨が降るだろう。明日は午前中に帰ってしまおう。

佐野漁港発 09:40
洲本港着  13:10

Saturday, October 31, 2015

波が悪いね…

 しこたま飲んで終電で帰ってものだから朝が遅い。これでは大事な休日を無駄にしてしまう。
 港にはすでに『浮浪雲』さんが来ていたが,今日は出港せずにお茶会だけのよう。僕は先週は仕事で港にすら来ていないので,船艇掃除も兼ねて少し走らないといけない。


『東日流』さん,おひさしぶりです。

 北東からの風は前舫の先端を軸として,停泊中のヨットを右斜に押しやっている。エンジンをかけてしばらく様子を見る。異常はないようだ。ラットのカバー,メインセールのカバー,ミズンセールのカバーを外して,ようやく準備が整った。


港を出てからすぐにいい風が吹いてきた。

 ヒールがきつい。少し変針したが,途中,風が弱くなるし,回っている。関空島北側の黄色ブイを回りこんだところでユーターンした。


明らかに違う秋の空。

 岸壁では『over joyed』さんが持ってきた安納芋が焼き上がっている。ごちそうさまでした。
 いつものように点検をして,おしまい。
 座っていると睡魔に襲われてきた。

Sunday, October 18, 2015

寄り道するには風が弱すぎる…

 友ヶ島水道の転流は7時前。ゆっくりすればいいものを5時には目が覚めて,6時過ぎには出てしまった。

 途中ヒールがきつくワンポイントリーフしたが,直ぐに解除した。


いい風で加太瀬戸を目指す。

 加太瀬戸手前の変針点付近から風が落ちる。おまけに真上りだ。冴えない機走で瀬戸を越えた。
 いい風が吹いていれば,洲本に寄り道して,先週食い損ねた生イチジクトッピングのジェラートを食べるつもりでいたのだが,エンジンかけてまで行く気はしない。
 案の定,いつものようにベタベタの海面になってきた。

 田尻沖にはヨットが11艇。レースかな。
 ちょうど風も回復した。ジブを展開し,それでもゆるゆると関空橋に近づいていった。


まだまだ帰港には早いが風が弱く4ノット。


港手前で『over joyed』艇が出ていった。お気をつけて。


毎度まいどの鵜の出迎え。

 艇を止めると汗が噴き出してくる。
 空には雲一つない。夏の間干してなかったシュラフを広げる。


本当は帰港後毎回干せばいいんだけれどね。

 来週は土日とも仕事。11月も土日の仕事が多い。晴れた日には必ずセールを張ろう。

和歌浦漁港発 06:20
佐野漁港着  11:10

Saturday, October 17, 2015

風はままならぬ… 和歌浦漁港

 関空橋をくぐる前にフルセールを展開できるなんて…今日はなかなかいいセーリングができそうだ。
潮は明石なら最適だ。垂水に行ってみようか…釣り客がいっぱいだろうな。潮はさっぱり逆だがやっぱり南下しよう。


関空橋で風はいつもばらつく。この後が肝心。

 加太瀬戸を抜けるか,由良瀬戸を抜けるか,走りながら舳先を振ったり戻したり。洲本方面ならアビームで快適そうだ。心が揺らぐ。加太瀬戸を抜け,次にどこへ行くかは後で考えよう。
 沼島方面へ行くことにした。由良瀬戸に行く前に風のあまりの不甲斐なさに嫌気がさしてしまった。西進したので和歌浦へ行くにはちょうどよい風向きになった。
 追手となり,ヒールもなく快適に進む。


エエ感じで目的地を目指します。

 白波の様子からすると風は6mぐらいか。

 湾内に入るとクローズホールドでとたんにヒールがきつくなる。最後まで楽しい。


いつも空いています。静かです。

 港の警備のおっちゃんが自転車でやってきて,ヨットのスターンの旗を見てどこのか尋ねられる。
「備前の由岐神社ですよ。金刀比羅宮(こんぴらさん)と合わせて参るといいらしいです。」
 ついでに『和歌浦漁港おっとっと広場』のことを聞くと,どうやら朝の10時かららしい。早朝の開始を期待していたのに残念だった。

 自転車で明日の朝食と昼食の買い出しに出かけた。夕食は『まる木』で【中華そば】を食べるからそんなに買い物しなくてもいいはずだが,ついつい買いすぎてしまう。
 ここに停めたら必ず寄る銭湯を見に行くと…衝撃の張り紙があった!「10月14日~17日までお休み」…港での楽しみは風呂と居酒屋。スーパー銭湯のようなものは近くにあるが趣味じゃない。泣く泣く諦めて中華そば屋の開店時刻までひたすら飲み続けた。


まだ早いが,そばも食ったしあとはキャビンで飲んで寝るだけ。

 帳が降りてきた。興醒めは海南のオレンジ色の明かり。
 24時に目が覚めた。空には雲一つない。

佐野漁港発  08:30
和歌浦漁港着 14:10

Monday, October 12, 2015

ええ風吹きました

 目覚ましを5時にセットしたはずなのに,目が覚めたのは早朝散歩のおっちゃんの会話でした…また,目覚ましのスイッチをオンにしとくのを忘れたただけですが。

 コーヒーだけ飲んで舫を解いた。うまい具合に岸壁側からのゆるい風が艇を優しく離岸させてくれる。しっかし重たいでこのヨット!引っ張んのんはえらい力がいる。

 港内でメインとミズンを揚げる。港を出てからまた船首を港に向けなあかんのんでこれだとロスがない。


朝日が眩しい。そろそろ朝食の時間だ。

 風向きが少し変わった。波もざわついてきた。ジブを揚げると艇が滑りだす。この様子だと泉佐野まで帆走できそうだ。

 数艇の集団で漁をしている漁船が3グループほど。後ろに赤ブイを引っ張っているので大回りして避けないといけない。関空島南東面に来てようやく開放された。


いい風です。


もう1艇。


鵜の出迎えもありがたい!

 舫ロープが交錯していて入港に手間取った。港にいるみなさんに手助けしていただきました。ありがとうございます。
 昨晩は酔っ払ってそのまま寝て,今日は朝寝坊し,その上今日の風はヨットを気持ちよくヒールさせてくれたので,キャビン内はぐちゃぐちゃだ。やっぱり片付けはこまめにしないといけない。
『浮浪雲』さんは,風除けの制作に忙しい。合間を縫って『浮浪雲』艇のマストに登り,スプレッダーの少し上にテグスを張った。これでかなりカラス防御に効果があるらしい。そう言えば僕のヨットにも糞害はかなり多い。効果が楽しみだ。

『IZUMI』さんが,お昼を作って招待してくれたが,先を急ぐ僕は泣く泣く断った。


後は自転車でさようなら~

洲本港発  06:10
佐野漁港着 10:10

Sunday, October 11, 2015

自転車で淡路島を回る

 予定通り,淡路島を時計回りに一周した。
 朝,『風来坊』さんと『COSMO』さんの見送りを受けました。ありがとうございます。


空模様を観察したかったので出発を少し遅らせた。


帰ってきました。お昼すぎからは少し肌寒かった。

洲本発 05:50
洲本着 14:40

Saturday, October 10, 2015

忘れていたこと… 洲本港

 ヨットに乗り始めた頃はまだまだ山も現役で体力には何の心配もなかった。劇的に衰えを感じたのは左膝の半月板の手術をしてからで,そのような状況がここ数年続いている(右膝の半月板はその10年前に全部除去している)。自転車に乗ったって息が上がる前に太腿の筋肉が悲鳴を上げるものだから,さっぱり心肺系のトレーニングにはならない。その点,山は心肺系と筋肉が連動しているように感じる。自転車にそれを求めればいいのだろうが,あいにくそんな気力も湧いてこないというのが現状だ。自転車はチンタラ漕いで景色を愛でながら走るのがよろしい。


3連休だ。自転車をヨットに積んで,泊地で移動しよう。

 車で行くときは,いろいろ持ち込んでしまう。自転車だとそれがない。シンプルが一番かもしれない。
 

泉州地域はだんじりでした。車で通行規制があるとちょっと困ってしまうが,自転車だと一体感が生まれる。

 それぞれが適当に出て,洋上で顔を合わせた。残り1艇,遅れて出たのは『COSMO』さんで,新たに購入した26ft.艇を鹿児島へ回航していく前の試運転らしい。


『浮浪雲』艇には今日は3人。賑やかでしょうね。僕はシングルハンド。

 関空橋をくぐってしばらくはいい風が吹いていたが,関空島南西を過ぎた辺りでジブがシバーしだし,機帆走に切り替えた。そのうちベタベタの凪につかまった。


自治会,老人会と毎日多忙な『風来坊』さんも久しぶりに一緒にクルージング。


洲本ではポンツーンには停めずに,最近はいつもここ。

 後から出た,『COSMO』さんが到着。回航の練習なのか敢えて槍付け。14日ぐらいには鹿児島へ向けて出られるらしい。後で僕たちの停めているところへ移動された。

 みなさん,釣りを始められたが釣果はさっぱり。
 いつものように『東光湯』で汗を流し,『白梅』で宴会。あんなにお昼早くに着いたのに僕は娘さんがやっているジェラート屋に行くのをすっかり忘れていた。無理を言って『白梅』のお母さんに,【生イチジクジェラート】の配達を頼むが,やはり売り切れだった。代わりに自宅の庭のイチジクをセットしてくれました。ごちそうさまでした。


二次会は,ここ。『白梅』で一人静かに飲んでいた好青年も後から飲みに来てくれました。また今度もよろしくね。

 明日の朝はみなさんゆっくりとされるらしい。僕は一足先においとまして,自転車の整備をして寝ることにした。

佐野漁港発  09:40
洲本港着   13:10

Sunday, October 04, 2015

かもめりあで帆船『みらいへ』を見てきました

 明石海峡の転流は9時過ぎだ。それまでに越えたらその先もスムーズに進む。

 6時に目が覚めた。窓から見えるのは岸壁で,今が干潮時だとひと目で分かる。日曜日の早朝の岸壁は釣り客で一杯で立ち小便はご法度です。


ヨット溜まり。ここに置けたら楽しいでしょうね。

 順調に海峡を抜け,神戸港の入り口までいい風に恵まれた。

 三菱重工のドックには潜水艦。でも和田岬の三菱と聞いて連想するのはやっぱり加藤文太郎ですね。


停めたい誘惑に駆られます…

 朝のクルージングにはどの艇もまだ出ていない。陸から眺めるのではなくて,ヨットから見るとまた雰囲気が違う。


帆船『みらいへ』がいました。この後すぐに出港です。

 港内をぐるっとひと回りする。出港する大型船もなくほっとした。


神戸の空は青い。港は活気がある。気分がいい。


この「神戸港」の字がええ味を出してます。

 いつしか風も止んだ。いつものようにエンジンで港を目指す。


ほとんど定番のようなトロトロの海。


『LargeCatch』艇が出て行った。お気をつけて。

 バースには着けずに,水揚げ場に行ってデッキを洗う。明石の停泊場は砂・砂利置き場なのでそこらじゅうが砂だらけで,不用意にキャビンにも入ったものだから艇内もジャリジャリしている。エンジンを点検し,掃除をしたら15時を回っていた。
 来週は3連休。少し違うパターンのクルージングをしようと思う。

明石港発  06:50
(神戸港 09:00~09:50)
佐野漁港着 12:40