Sunday, January 29, 2023

そこそこ遊べましたよ

 路上もすっかり乾いてしまって,これなら日陰も凍りついていないので交通渋滞もないだろう。風予報では20kt弱だから気持ちよいセーリングが期待できる。
 先日,港に来た時はカラスがやけに多かった。カラスにも居心地のいい艇があるのかもしれないが特定のヨットには数羽ずつ留まっている。拙艇には姿が見えないので安心していたが…

 明らかに鳥の糞だね。この前は鱗が数枚転がっていたからそれも同一犯だろうか。

 バウが流されないようにブンとエンジンを回し勢いをつけてバースから出た。

 いいねえ,この青空。

 佐野沖の不規則な波を凌いで沖出しする。しばらくは西進して北にある一文字を過ぎてからもっと落とそう。

 ヒールが25°を越えたのでメインセールをリーフする(1.5ポイント)。あとはウインドベーンに任せてのんびりとセーリング。

 代わり映えのしないこのパターン。非力なオーパイならすぐに根を上げるがこいつはいつもしっかり働いてくれますね。

 左舷後方から関空島西を北上してくる貨物船がある。少し様子を見ていたら貝塚方向に船首を向けた。その後の2艇も同じような動きだった。ちょっと東に避けたつもりだったがそのままでよかったのだ。
 もっと北上したかったが,岸和田沖の風が???なんてこったい,白波すら消えているじゃないか。

 大きくタックして南下しよう。

 タチの悪い波を数度食らってデッキが洗われている。たいてい来る前に分かるが,まれにドジャーに隠れきれずにやられてしまう…未熟だね。

 太陽が雲に隠れると途端に冷えてくる。
 関空島北端の黄浮標を目指したいが真上りっぽくなってしまう。やっぱりアビームで快走がよろしいようですね。なんてやっていたら佐野の赤灯台がみるみる近づいてきたよ。

Thursday, January 26, 2023

ほどよい風でした

 10年に一度とかの最強寒波は,ともかく一段落ついたようだ。敷地にはまだ凍りついたままの箇所が残っているが周辺住宅地の道路には雪は残っていない。
 昨日(25日)の関空島アメダスの数値を見ると20kt強の風が吹いていただけでヨットには被害はないだろう。瀬戸内海は広い。瀬戸内海海上暴風警報が発令されていたが,風が強いのは周防灘から豊後水道へ,それと播磨灘から紀伊水道への吹き込みの場合がほとんどで果たして今回もそうだったようだ。

 この雲いやだね。早くあっちに行ってよ。

 北側のデッキにはまだ融け切らない雪(氷になっているが)が残っていた。スリップに要注意だ。

 風力3程度,時々ブローが入る。

 太陽が姿を見せなくなるが,短時間なので寒くはない…はずだ。

 スターゲイトホテルが雲に包まれそうだ。あっちではきっと雪が舞っているだろう。

 北側も嫌な感じだね。

 ベイシャトルの音だけが時折聞こえる。漁船にプレジャーなし,貸切りで楽しんだ。

 また青空が広がった。

 風が弱くなったので港に帰った。コクピットに座っているだけなので運動量が全くなく身体が内部から暖まらないのがつらいところだなあ。
 和泉葛城山系がみるみる白いベールに包まれていった。ちらほらとセールパックに雪の結晶がはりつきだした。

Sunday, January 22, 2023

この寒さ,引き締まりますね

 いいねえこの冷え込み,冬はこうでなくっちゃいけないなんて言えるのも雪害のない地域に住んでいるからだろうけれども。
 昨日は昼から4時間近く飲んでいたので夕方にはすっかり翌日のプラン,すなわち町石道から高野山へという予定は頭の中から消し去っていた。その割には未練がましく天気情報を見て午後からは冴えないなあと怠惰を誤魔化すのに十分な理由をみつけていたのだから始末に負えない。午前中だけでも楽しめそうだと港に向かった。
 シャリッ,なんだ滑るぞ。デッキに薄氷が張っている。しっかりと鉛直方向に荷重をかけていないとスリップしてしまう。
 先日よりは長いクランキングでエンジンが目覚めた。

 修正もしないウインドベーン任せなので針路は330°〜30°,お気楽だ。

 一昨日以上に素晴らしい青空だ…ちょっと露出がアンダーぽいが。

 北上しているとスターンから太陽がコクピット全体を暖めてくれるので快適だ。

 タックしてからも我慢強く走る。

 やがてさざなみが消え滑らかな海面が広がってきた。雲の広がりはまだないが淡路島方面を見るとグレー色が強い。情けないほどにセールがよたよたしてきた。あっさり帰港だね。

Friday, January 20, 2023

往復運動しただけですが

 今日も晴れているし昨日よりは数段いい風が吹くはずだと心うきうき港に向かった。
 冬のヨット溜まりは人影が少ない。けっして冬だからというわけではない。ここに来てから10年を越えているし,僕も含めてみなさん歳を取ってしまったのも原因かもしれない。隣の『BonanzaⅡ』と2艇で軽く楽しむ。午後からは風が上がりそうだ。

 さほど吹いていない,ちょっと期待外れかもしれない。

 赤灯より手前で風位が安定したのでエンジンオフ。

 出始めは4ktじゃないか,あてが外れたがもう少し沖に出るといいかもしれない。

 これぐらいの風だとジブを少し巻いておくとバランスがいい。

 ジャストタイミングでB滑走路に着陸する飛行機を頭上に見た。

 海面を渦巻きのようなものが4個(ジャンボジェットだったからか)も進んでくるのを無防備に見ていて横倒しになったことがあった。メインセールが海面に浸かっている!ダウンバーストのようなものだったのだろうか?今日はなんともなかった。

 タックをしよう。

 アビームで快適に進む。

 本日もお世話になりました。本当によく働くよね。

 雲が出てきたと思ったらまた青空が広がってきた。目まぐるしく変わる。

 関空島のブランケットに入ったのか艇速がしばらく2kt台に落ちる。やがて関空橋を右手に見る位置まで来ると再び走り出した。ジャイブして北上しようかと思ったが,陸の方向は鈍い色の雲に支配されている。ここらが潮時かな。

Thursday, January 19, 2023

束の間のセーリングを楽しむ

  お天気サイトで見る時間ごとの晴れマークがどんどん増えてきた。曇り空で風も弱いときたら出る気も失せるが,眩しい太陽がおいでおいでと誘っている。

 港内でセールを揚げる。シリコンスプレーをグルーブとスライダーに吹いておいたのでハリヤードも幾分軽く引ける。
 
 とっととエンジンをオフにしたいが,風見は見ての通り。
 
 方位は0°だから神戸摩耶方面,神戸製鋼の煙突だろうか。

 真っ直ぐに上がっているから,西,東からの風は吹いていない。
 30°〜60°方向にある煙突からは明らかに右(東に)流れている。佐野にある数本の煙突はそれぞれ勝手な方向に白煙をはいている。
※白煙とあえて表記。

 関空島アメダスとWindyの情報を確認していると,前方に見えていた巡視艇がすれ違っていった。ちゃんとワッチはしていますからね,ご心配なく。

 少し安定してきたようなのでようやくエンジンオフ,Watervaneを下ろし,ジブを展開してAirvaneを風に立てた。

 こそこそと走り出してよかったよ。
 艇速は1〜2kt止まりだが,今日は風が冷たいのでこれぐらいがいい。

 我慢したかいがあってようやく3kt前半を維持するようになってきた。

 ゆるゆるのタックをする。ティラーは最小限にしか振りたくないが,あまりにも風が弱いので大きく押し込まないとベビーステイが邪魔をしてジブが返り切らない。
 さっきまでは太陽を存分に浴びていたが,セールの陰に入って結構冷えてくる。
 16chから神戸保安が警報警報と言ってくる。12chで聞くと瀬戸内海上風警報発令だって。関空島アメダスの数値は風速1m台だが,周防灘・伊予灘から豊後水道,播磨灘から吹き抜けて紀伊水道辺りは吹いてくるのかな。
 微風の追手はいけない,よたよたになりながら港を目指した。

Wednesday, January 18, 2023

わたしバカよね

 何か目的がないと動けないというのは実に悲しい。じゃあさんざんでもないがずっとやってきたクライミングに目的があったかというとありそうでなさそうで,そもそもエンジョイクライミングなんて言っていたし,その行為自体が楽しかったから面倒なことは考えなくてよかった。ヨットはどうかというとセーリングそのものが楽しいから延々と乗っているのが性に合っている。バイクも車も運転そのものが楽しい。
 さてそのセーリングだが,技術そのものが稚拙なくせに上手くなろうという気がないから困ったもので,ぷかぷか浮いているだけが僕の日常だ。
 風速計の回り方があまりにも寂しいが出ようとエンジンをかけた。
 ???回転が上がらない。クラッチを切り,レバーを前,後ろに動かすがさっぱり音が変わらない。クラッチをつないでレバーを動かすとアイドリング回転のまま水流だけは前,後ろに海面をゆらつかせている。

 割りピンが抜けたようだ。曲げ方が足りなかったのか?

 頭(の出っ張り))が小さくて差した方向に抜けたようだ。けちって再利用なんてするからおバカな結果を招いてしまったよ。書くのも恥ずかしい…

Tuesday, January 17, 2023

晴れたし風もよかったし

  1週間のご無沙汰でした…つい今しがたやったことなんてすっかり忘れているのに,昔聞いたこの後に続くフレーズを唐突に思い出してしまうのだから歳を取るということは実に悲しい。しかも,子どもの頃から外でばかり遊んでいたのでおよそ日曜の昼なんて時間帯はほとんど家にいることなんてなかったのに何故か覚えているのはやはり名調子だったからなのだろうか。
 お天気マークはお日様が連続している。風は遊べるぐらいはあるようだ。

 港内でメインセールを揚げ,しずしずと移動する。

 赤灯を越えるとようやく風見のふらつきがなくなってきた。

 どんどん雲が消えていき,最終的には「ど」快晴だ。土日我慢したかいがあった。

 いつものようにヒーコヒーコいうてますが,正常に動いております。

 4kt台でしばらく我慢していたが,そのうち5kt後半〜6kt前半の気持ちのいい走りが始まった。

 しばらく楽しむ。

 ジャイブしてさらに楽しむ。風力4のお楽しみモードだが,さっきよりは明らかに風が強くなってきた。当て舵が少々大きくなってきたのでジブを少しだけ巻いた。

 アウターを忘れてきたので上半身が寒い。下半身は中綿入りのサロペットで問題なし。

 頭にはこれを被っているので風が通らずほかほかだよ。もう20数年以上使っている高所帽。冬山,特に吹きっさらしの稜線に出てからしかかぶらなかったのでたいして消耗していない。

 ワークマンの普通のブーツに,防寒ブーツ(SOREL)のフェルトインナーをぶち込むと,これまた快適だった。

Tuesday, January 10, 2023

ええ風期待していたのになあ

 前日からWindyばかり気にしてるのはいつものことだが,風力4〜5ぐらいのお楽しみモードじゃないかと心ウキウキ港に出かけた。
 う〜ん,なんだか違うなあ。岸壁を歩きながら気象サイトをチェックするが風力3はありそうだ。

 港内でセールを揚げ,(ウインドベーンの)Servopaddleを下ろす。

 悲しいかな風見がくるくる回っているが,昼前には(風が)上がるからここは辛抱だ。赤灯手前でエンジンをオフにし,ジブを展開してAirvaneを調整する。

 なんとか進み出した。

 行ったり来たりの往復運動を繰り返すがさっぱり吹く気配がない。11時過ぎまで遊んでいたが,なかなか待てない私。あっさりと諦めて帰港した。
 オケラはモゴモゴ聞こえるだけでさっぱり取れなかった。余った時間はエンジン整備に費やす。アイドリング回転数が低いのが気になっていたのでそれも調整する。ちょうど干渉する回転域だったようで少しは不快な音から逃れることができたかな。
 なんだか上空でゴーゴーいいだした。未練がましく関空島アメダスの数値をチェックすると,ようやく14時頃からいい風が吹いてきているようだ…待たんとあかんのんやで〜でもこの時期に漁船優先時間帯(13時半〜15時半)に引っ掛かるのはしんどいね。

Sunday, January 08, 2023

初乗りでした

 3年ぶりに年末年始を東北で過ごし帰阪は6日だったものだから初乗りが遅くなってしまった。

 晴れているのはいいが,風見がくるくる回っているのはいただけない。とりあえずもう少し沖出ししてからエンジンを切ろう,その頃にはきっとセールに風を受けるだろう…

 はたして,ようやく風見の動きが安定してきた。

 けれどもあまりに腑抜けの風,微風用のAirvaneに交換して辛抱強く待つ。そのうちにワサワサと動き出した。

 クローズホールドでは問題なし。4〜5ktで快適に走り出した。

 いい天気なのにヨットの姿が少ないね。

 アビームからクォーターリーの風でようやく6kt台が出てきた。ドジャーの陰にいれば上半身は寒くはない。下半身は冬山以外では履いたことのないパッチを着用しているのでほかほかだ,年取ったなあ…冬は手に汗をかかないので滑ってしまってシートを引けない。不本意ながら滑り止めの手袋をはめる。

 適当に楽しんで港に戻った。
『風来坊』艇長から声がかかる。みなさんコクピットで出来上がっているらしく早速お邪魔する。『東日流』艇長差し入れの『安東水軍』を焼き魚(鯵)でやる。美味いねえ。
『風々』艇長がマスト登りをするというので道具をお貸しする。イブから年末にかけてデコレーションした照明がメインハリヤードと一緒にマストトップ近くまで上がってしまったようだ。以前にも登ったことがあるのでほどなく終了。お疲れ様でした。

 善寶寺の新しいお札を貼って今年も海上・航海安全を祈願する。よろしくお願いしますね。