Wednesday, October 07, 2020

年に一度は交換

 3週間ばかり出かけようと思っていたが,うっかりしていた。すでに10月18日に予定を入れていたし,今週は台風の影響下にあるのでもともと出かけるつもりはなかったが,そこに25日も予定が入った。こんな時は出かけないほうがいいよということだ。
 8月にオーバーヒートして冷却ポンプを付け替えたが,ポンプINのホースの取り回しが気に入らない。無理して従来の経路通りに配管したのがよくなかった。しかも,それ以来サーモスタットも外したままだ。
 整備記録を見ていると,毎年10月にエンジンジンクの交換をしている。長めのクルージングに何ぞ行っていたら忘れるところだった。
 冷却経路の掃除(『Wiz of Oz』艇長からのアドバイス)も兼ねて,この際全部やってしまう。

 北東風が吹いています。
 この先,だんだん強くなるんだろうなあ。

 IN側ホースを外してみてびっくりした。ひび割れが全体にある。おまけにバルブに固着していてなかなか抜けない。
 ポンプのすぐ裏からUターンさせてキングストンバルブに至る経路を見直し,長めのホースに交換して,オイル点検口辺りから上に持ってきた。これだと歪な屈曲がなくなりうっとりするほどのカーブを描いている…

 エンジン右舷側のジンクは外すのにいつも苦労する。
 カバーを開けレンチを突っ込む。(ボルトが)固いのはかまわないが,両手を万歳の格好で突っ込まないといけないし,寝転んだまま屈曲姿勢は力の入れようがない。ハンマーでレンチの反対側を叩いてちびちび緩めるしかない。
 エンジン裏側はエンジンルーム左舷側のカバーを外して,メガネを差し込んでから屈んだ姿勢でキックすると比較的容易に回る。

 たいていこんな感じ。

 ジンクだけ外して,またボルトを締める。冷却水経路の掃除をするためだ。

 サーモスタットからミキシングエルボに至るホースのME側を外して,そこからサンポールを流す。冷却ポンプからサーモスタットに至るホースの冷却ポンプ側を外しバケツに受ける。流したらホースの上側に蓋をしてしばらく待つ。

 泡も出てきたし,カスも出てきた。その都度清水で洗い流し,これを3回繰り返した。

 最後に清水で充分に洗い流し,冷却ホースを元どおりにする。
 新しいジンク,新品のサーモスタットを取り付けて作業自体はおしまい。
 エンジンをかけて,清水で流しきれなかった薬剤を除去する。エンジン温度が上昇するまでやらないとバイパス経路しか海水が流れないのでしつこくやった。
 本当は実走した方がいいらしいけれど,風が強くなってきたし雨もパラついてきたので,アスターンかけて何とか凌ぐ。
 さて,便秘が治ったような気分にエンジンがなっていれば丸ですね。

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