Wednesday, December 07, 2022

鈍い空の色にゴーゴーと風の音,そんな日はメンテナンス

 ロープのキンクをとるためにコイルから伸ばしていった。ロープの強度はキンクすると極端に落ちる(半分以下じゃないか…知らんけど)。まあ,ロープがいかれる前に他の物が破断するかもしれないが。
 ロープを触っていると色々と思い出してくる。
 よく見かけるのはガースヒッチで僕は使わん。あ〜,ピトンへのタイオフスリングではしゃあないからやってしもうてたな。
 さらにそれてしまうが,僕が山を再開した時(1984年か)にはすでに(シット)ハーネスとクライミングロープとの連結には8ノット(8の字結び,ダブルだが)が当たり前になっていた。かつてはブーリンノット(ブーリンは独語でボーラインは英語かな)が主流だったが,リング荷重が問題となっていたことがあり使わなくなっていた。この舫結びはヨットではよく使っているが,リング荷重になるような状況はないようだね。

 うーん,三つ打と違ってしなやかでよろしいねえ。
 ところが時々手の平に引っかかるものがある。ロープの正確な長さを知りたかったこともあるので巻尺を当てながら点検する。

 あれあれ,まるまる1本物の100mロープのはずだったのに継ぎ足しているじゃないか,それも20箇所近くも。こりゃいかんねえ,お引き取り願おう。

 スターンからアンカーを入れるとアンカーロープはそのままずるずるとロープ収納カゴから出ていく。横着けで舫を決めてからアンカーロープをミジップへ回して固定する(ビームアンカー)。ほとんどポートで着けるのはそうした方がアンカーロープの取り回しが楽になるからだ。アンカーは(スターンの)右舷側に置いてあり,スターボードで着けるとロープをミジップまでもっていくのにお尻にあるかなりの出っ張り(ウインドベーン)が邪魔になってくる。ポートで着けるもう一つのわけは,清水タンクの給水口がそちら側にあるからで,スターボードで着けるとポリタンで給水する作業が実にわずらわしくなるのだ。
 たまに困るのは横抱きさせてもらう時。先のヨットがポート着けならマスト同士の干渉を気にしてスターボードにした方がいいがアンカーロープの取り回しにちょっと手間がかかってしまう。槍着けの時はスターン左舷にアンカーがある方が作業しやすい(右手でティラー,左手でアンカーロープ)…僕の場合ですが…

 そんなこともありポート側に軽いアンカーを置いた。

 電気に疎い僕は隣の『BonanzaⅡ』艇長にスイッチパネルの配線を見てもらいアドバイスをいただく。ありがとうございました。

『LEIA』艇長からソフトシャックルを分けていただく。ありがとうございました。
 左端の二重になった奴が何ともセクシーでございますな。

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