Tuesday, March 30, 2010

4日目:方杭〜田尻

随分風も収まった。


潜水艦がまだいる。もう20時間近くいるのでは?

ぎりぎりの風向きで,ワンポンリーフして帆走するがあまり稼いでいない。ガンネルも常時つかりっぱなしだ。
途中で機帆走に換えた。艇速を上げると飛沫がすごい。下げると2〜3knotしか出ていない。これでは先が思いやられる。
下津沖で風もようやく一息ついてきた。うねりも小さくなってきた。
逆潮の加太瀬戸を越える。ゲートタワーが見えてくるとホッとするのはいつものことだ。
ポカポカ陽気になってきた。フルセールに戻す…とよく見ると,下から2番目のバテンがない。抜けた?それとも入れ忘れ?家で今までの写真を見て確認しないといけない。

16時半頃田尻に着いた。
セールをたたみ,エンジンオイルを点検し,燃料を補給する。港を出る頃には夕日も沈む。

Monday, March 29, 2010

3日目:沈殿しました

昨夜は3度起きて,舫の点検をした。
朝も風が強い。出航を見合わせて今日は沈殿とした。

昼過ぎに『みちしおの湯』に行く。
道を歩いていたおばあさんに,比井までの所要時間を聞く。
「あんたらの足なら30分」
ありがとうのお礼を言って,立ち去る前に先ほどからチラチラと視界に入るおばあさんが手にしていたものについて尋ねる。
「それは干物ですか,太刀魚の」
「そうじゃ,あげるわ」
と2匹いただいた。ありがとうございました。
食堂で昼飯を食って,比井まで買い出しに行くことにした。A-coopで【江戸ッ子煮】を発見し,ついつい買ってしまった。


潜水艦が停まっていますが,微動だにしないのは何故?


方杭〜比井間の小浦で見つけた。
海は風が強いが,ここは春の陽気だった。

うんと買い出しをすませて,湯につかる。
白波は相変わらず多い。

ヨットに戻る前に漁協の理事さんの家に挨拶に行くことにした。
民宿の『浜満の家』さんで理事長さん宅を尋ねると隣の家とのことだ。玄関のベルを鳴らして家人を待つと,出てきた人は先ほどのおばあさんであった。もう一度お礼を言っておいた。

この日のmah氏は飲むほどに調子がよく,とうとう買ってきたビールは空になってしまった。港での挨拶代わりにと買ってきたワインまで空けてしまう。いただいた太刀魚を焼く。絶妙の塩加減で二人とも骨までむしゃぶりつく。

明日の午後には風も収まるだろう。早出して風を楽しみながらセーリング,午後からは太陽を浴びて田尻に帰ることにしよう。

⛵方杭漁港

Sunday, March 28, 2010

2日目:小松島〜方杭 方杭漁港

朝凪の中出帆したが,今日は風も弱そうだ。
昼過ぎには,方杭に着いた。

岸壁登りの苦手なmah氏は,できるだけ外への移動を拒もうとする。着いたら直ぐに風呂に入って,その後ヨットで宴会。またまた風呂に入って,そこで夕食と,わたくしの勝手な計画は実現しようもない。

16時前に風呂に行くお許しがようやく出る。


岸壁にウミウシがくっついとる。

mah氏は仕事の疲れもあるのか20時過ぎには爆睡していた。
まだ,風は吹いていない。
23時の干潮時には舫の点検をすることにして僕も寝袋に入った。

22時に目が覚める。ビュウビュウ吹いている。増舫をする。スチローバールが岩壁と擦れているのでタイヤをくっつけて補強した。

Saturday, March 27, 2010

初日:出ましたよ 小松島港

昨日,ようやく整備も終わり,夜の間にマリーナに向かった。

23時に友人のmah氏がやってきた。
今は別の営業所だが,かつて7年間同じ所で働いていた。会社帰りに終電に間に合うようにと駅前で飲んでいるのに乗り遅れて,結局はタクシーで帰るということを何度も繰り返していた馬鹿な仲間だ。幼少の頃からピアノに親しみ,高校・大学とロックバンドでベースを弾いていたミュージシャンでもある。
ギネスを空け,ワインが無くなる頃には寝るには丁度いい時刻になっている。

翌朝,弱い風の中,機帆走で友ヶ島水道に向けて艇を走らせた。
沼島の手前でようやくいい風に巡り会い,沼島から小松島間はクォーターリー,アビームで6knot台で気持ちよく静かなセーリングを楽しんだ。


ポンツーンに舫う。
港の開口部が広くて波がダイレクトに打ち寄せてくるのが欠点だ。

徳島で名物?の魚カツを大量に購入して夜のおつまみとする。
銭湯に行き,スーパーに寄って明日の食材を購入する。そうこうしているうちに17時を過ぎた。そろそろ酒を飲む時間だ。


去年の8月に二度立ち寄った『ちよ』。
常連さんとも話が弾んだ。そこをうまくつなぐ女将さんがえらいですね。

帰り道にライブをやっている店に立ち寄る。
僕たちがいろんな食材を持っているものだから,マスターが注意する。
「あの,ここは持ち込み禁止です」
どうやら,中年のオッサン二人がカラオケ屋と間違えて入ってきたと思ったらしい。
飛び入りでベーシストmahが酔ったままギターを弾いて歌い出した。少々舌も指ももつれている。リベンジに期待する。
カウンターに蜜柑が盛られている。
「1個いくらですか,食べさせて」
「横の袋ごとあげますからどうぞ」
とは何とも優しいマスターのお言葉でありました。

ヨットに戻って飲み直す。
やはりハムカツのような形状の魚カツが美味いと感じるのは幼い頃食べた懐かしの味だからだろうか…

Friday, March 26, 2010

お恥ずかしいことです

明日の早朝からクルージングに出かける予定だが,自分でメンテナンスしたエンジンには何故だが自信が持てない。ヨットは今日下架する。エンジンの具合も見ておかないといけない。
仕事を休んで,マリーナに来た。
ちょうどクレーンが動き出していた。吉村さんに聞くと,僕の艇の下架は次だそうだ。


船底は意外と丸っこいんだ。

さぁ,バッテリーの充電も兼ねて,エンジンでもかけてみるか。インペラーはちゃんと回って,水を送ってくれているかな。
ところが,セルは回るがさっぱりエンジンがかからない。
エア抜き2箇所もチェックしたし…
マリーナにいる人をつかまえていろいろ聞く。皆さんお世話をおかけしました。ありがとうございます。
なんだかんだで,あっという間に午後も1時半を過ぎてしまった。
吉村さんがやってきて,「かかりましたか」とヨットを覗き込んでくれた。
やっぱりかからない。整備の方に電話もしていただいてアドバイスを頂戴する。
「これなんですか」と彼が指さしたものは…


このバネが外れておりました。ウォータージャッケットを外した際に付け忘れていたようだ。
ようやく,息を吹き返した!吉村さんありがとうございました。
おしりから水もきちんと出ている。先ずは目出度し目出度し。


固着していたギャレーのバルブが動くようになった。キングストンバルブはボールタイプの物に交換した。

Monday, March 22, 2010

やってみるもんです

朝からいい天気で絶好のセーリング日和だ。
Du艇は早朝から出かけたのか,もういない。
Kir艇は,昼飯に寿司を食ってくると津名に出かけて行った。帰ってくるのは夕方だろう。
僕と同じ頃に田尻にヨットを置いた隣艇は本日忠岡に移動だ。
沖にはスピンを拡げたヨットも見える。


今日は関空島もきれいに見えた。
虫干しをしているところに,Du艇のOnさんとMug艇のOoさんがポンツーンから歩いてきた。どうやら先ほど沖合に見えた紺色のビミニのヨットはDu艇だったらしい。
「大掃除かー」
「普段滅多にメンテナンスしないもので…」

手回しでクランクを回してみると,ウォーターポンプのプーリーが,まるで,がたついた自転車の車輪のように回転している。締め付けがおかしいようだ。
昨日のインペラ交換では,台座の2本のボルトだけをゆるめればいいのに,プーリーのナットまでゆるめてしまったのだ。その取り付けがおかしかったらしい。
何度やり直しても偏心はそのままだ。
整備のMunさんが通りかかったので尋ねた。中心の穴は円ではなくトラックのような形状だから,ネジの根本の部分にうまく入るはずだと聞く。訳も分からずただ締め付けただけだったようだ。アドバイスありがとうございました。
再び外して,入れ直そうとするが入らない。むりやり締め付けたせいで,穴が歪になっている。ハンマーとやすりで修正すると何とか元のような形状になってきた。今度はうまくはまったようだ。


シャフトにジンクを取り付けた。

Maj艇は1昨日,昨日と全てのペンキを剝がし落としたようだ。見習いたい。ツルツルになった船底は乗りがいいようで面白いようにローラーがペンキを拡げる。

Jup艇は,オレンジのシールを貼りだした。
そんな幅の太いシールは皺だらけになるよとからかっていたが,なかなか上出来で感心した。

ペンキ塗りだけでなく,エンジンも触って充実した3日間だった。

Sunday, March 21, 2010

エンジンの整備

電車で田尻に向かう。
見慣れぬ車中の光景が楽しい。


黄砂で関空島も見えない。

ウォータージャケットを外して,ジンクを交換した。
プラグを外して交換できればいいのに,手間をかけないといけない。ジャッケット自体は4本のボルトで留められているのだが,いろいろ付属物が付いていて,おまけにチェーンのギヤを取り付けているブランケットまで外さないと蓋がうまく開かない。
ジンクは3/4以上残っていた。
写真はピンぼけでいいとこなしだ。

次はインペラだ。
こちらは,さっさと片付いた。
昨日,マリーナの整備の人に聞いた,「エンジン室の上蓋を蝶番ごと外せば作業が楽ですよ」のアドバイスが効を奏した。


インペラ交換のために,ウォーターポンプを外す。


こんなふうに収まっていた。
YA-8は艫から見て左回りのはずだからこの収まり方でいいのか…整備手帳のイラストは逆方向に羽が向いているのは何故だろう。
クランクを左に回すと,ベルト軸は右に回っている。ということは,逆に入っていたのか?


たまにちびるウォーターロックを外してから,耐水ペーパーで磨き,穴を探すがよく分からない。
結局,耐熱・耐水のエポキシで誤魔化した。


外見は変わらず,中身はよくなったはずです。

『川佳』で生中。昨日ほど美味くないのは,かいた汗の量の差でしょうね。

本日も所用で,南海本線で難波に向かった。

Saturday, March 20, 2010

船底塗装でした

夜遅くには雨が降るかもしれない。少し早まって夕方だとイヤだな…早起きしてマリーナに向かった。
真面目に乗っていたおかげで汚れは少なかった。水をかけてブラシで軽くこするとほとんどきれいになった。


シャフトには何だかいっぱい付いているが,プロペラはきれいだった。ジンクは少ししか減っていないが交換することにした。


ラダーの上まで塗っておかなかったので,フジツボが付いてた。

風が強く,トレイのペンキがどんどん乾く。船体の乾燥も早い。
塗りが終わってから,プロペラとシャフトを磨き,プライマリーを塗った。
Win艇のTadさんが,マリーナにやって来た。いい機会なので,YA-8のエンジンの整備の話を伺った。ありがとうございました。


ラダーもきれいになりました。


バイオクリンは明日塗る。

『川佳』で生中を飲んでようやく一息ついた。

所用で,南海本線で難波に向かう。

Monday, March 15, 2010

外れない…

YA-8用のジンク(2GMと共通らしい)とガスケットを確保しておく。
四角い頭がどうしても外せない。レンチをカマしても,なめてしまう。
カバーごと外す方がいいのかね。

こんなページをようやく見つけた。

Sunday, March 14, 2010

風が暖かい

早起きしたわりには,遅い出帆で7時を随分回っていた。
今日は家の洗面で見つけた骨董品のような(ヘアー)ドライヤーを持ってきている。先々週は,船検シールを爪でチマチマと剝くのに疲れてしまって,ほったらかしのまま帰ったのだ。
1200wの威力は絶大で,破れることなく,まるで美顔パックを剝がす(やったこはないが)かのごとくパラッと切れ目無く船体からそいつは分離した。
そんなことをやっていたから,マリーナを出るのが遅れたのだ。


5knot後半から6knotで快走した。
セールの陰になっても寒くはない。春だと感じた。

午後からは,TJYCの会議。

夕方は,当直勤務で職場に向かった。

Saturday, March 13, 2010

準備

月曜日の予報では,土日は晴れマークだったが,あいにくの天気だ。港に行くのは止めにした。
19日に上架して,3連休を船底塗装にあてる予定なので刷毛やローラーを買っておく。
明日は晴れの予報だが,13時からTJYCの総会がある。おまけに夕方は出勤しないといけない。
下架は26日。

年度末にまとめて休暇を取って,セーリングしよう。

Tuesday, March 09, 2010

出してみるもんだ

3月号(2010年)の舵の読者プレゼントに応募していたらしい。すっかり忘れていたが,今日宅配便から小さな荷物が届いた。
嬉しい!

もともと青海のHPを見ていて,応援の意味で出した葉書だ。
ついでに読者プレゼントなる欄に希望商品を書いておいたのだ。


GERBERのHINDERER RESCUE
日付が2009年なのはご愛敬か…

今年のくじ運は使い果たしてしまったので,宝くじを当ててヨットを買うのは…

Saturday, March 06, 2010

ちょうど雨でした

土曜日なのに出勤した。
雨なのでいいか。
明日も休日出勤だ。

先月の小荒島岳で強打した肋骨が痛い。少し痛みを感じる程度だったのだが,横着して寝転がったまま,パソコンの画面を見てマウス操作をした際に変な力がかかったようだ。ヒビが一気に広がって割れてしまった…骨折ですな…ようである。
寝返りも打てないし,咳をすると激痛だ。
先週末にはジム通いしても,腹横筋をなるべくつかわないように注意深く筋トレすればなんとかなったのに,ウインチを巻けない理由ができてしまった。