Monday, May 29, 2017

中間検査でした

 日曜日は全日仕事であったが,思いの外早く片付いたので,1時間早退して銭湯に行き,汗と土埃を洗い流してスッキリしてから,いわゆる打ち上げに参加した。1次会で帰ればいいものを,付き合いだとばかりに2軒めに行く。終電の時間が迫っている。地下鉄に乗り,なんばで降りるまではいつもの通勤コース。今晩は同じ南海電車でも本線(和歌山行き)に乗車して,ヨット泊をする。

 港には誰もいない。
 ハッチを開け,空気を入れ替える。蚊取り線香を点けたらおやすみなさい。

 便意で目が覚める。
 港のトイレは,平日ならきれいなはずだ。土日といったら,マナーの悪い釣り客のせいで入るのがためらわれることもあるぐらいだ。お勤めを果たし,コーナンプロへ買い出しに行った。プロは平日7時から開店しているのがありがたい。
 隣は24時間営業のマックスバリューだ。朝食になりそうなものを購入するつもりだったが,この時間はまだ惣菜が出揃っていない。大好きなキャベツと卵を買って帰った。

 11時過ぎに,ようやく小型船舶検査機構の検査官が来艇した。僕は本検査と間違えて多めに払った費用を現金で返してもらった。

 エンジンの点検をして,こまごましたものを整理した。
 睡魔が襲う。小一時間の昼寝が心地よい。

 夕方には難波で小型船舶操縦士免許の更新講習会がある。
『かどや』で軽くやってから,会場に向かう。
 これでようやく,やらなければいけないことの2つが終わった。

朝食はビールで軽くやる。昨夜は飲みすぎたのにさっぱり反省していない。

来週も日曜日は乗れないが,土曜日の好天に期待してさようなら。

Saturday, May 27, 2017

清々しい1日でした

 朝晩の冷え込みが気持ちいい。日中はそれなりに気温が上昇したが,蒸し暑くもなく,作業をしていても汗もかかなかった。

 重い重いバッテリーを積み込みんで運び出すのは,今日の潮なら午前中しかない。あまりに下がってしまっては大変だ。ちょうど居合わせた『東日流』さんと『浮浪雲』さんが手伝ってくれました。ありがとうございます。
 電気が苦手なので写真を撮ってから,バッテリーを外す。外す時はマイナスから,付ける時はプラスから。それぐらいは知っている。バッテリーの外寸に規格があるのかどうかは知らないが,それは見事にピッタリと収まり,変な加工をする必要がなくなったので何よりだ。

 いつの間にか『Bonanza II』君が来ていた。今日はパソコンアームの取り付けらしい。取付箇所の補強用に板を貼って,強度も出たらしい。動作テストをするとGPSがちゃんとヨットの位置を表示していた。

 お昼はビール。冷蔵庫がまた使える。ちょうどいい具合に冷えているので,ありがたみも倍増だ。

 エンジンをかけ,しばらくオイルを温める。エンジンルームは四方開放しているが,いかんせん天板との間隔が狭すぎる。オイルは漏斗に付けた蛇腹ホースで流し込まないといけない。作業の目処が着いたのか,『Bonanza II』君が覗きに来る。漏斗を持ってもらい,僕はホースを給油口に差し込み,逆流しないように,オイルを流し込む。水平部分が長いので落下式というわけにはいかないのだ。
 先日『Wiz of Oz』艇長から教えてもらった,リカバリー剤も入れておく。
 
 ギアオイルの点検もしておく。
 ベルトが少し緩んでいる。これもタイトにする。

 16時の気象通報が流れている。高校生の頃から,慣れ親しんだ放送だ。当時はミリバール,今はヘクトパスカルだが,漁業気象のところだけは時間が迫ってくると段々早口になっていくのは昔と変わらないようだ。

 明日は仕事。夜には港に来よう。そのまま泊まり込んで月曜日の船検を受けよう。夕方は,船舶操縦士の免許更新講習となかなか代休にしては自由な時間が取れないのが悲しいところだ。難波で一杯やることにしよう。

バッテリーの取り付け日が書かれていた。2002年6月15日と6月29日とある。よくまあもったもんだ。新しいバッテリーも同じ場所にきちんと収まった。

29日の月曜日は船検だ。バウロッカーから救命具を出して確認していたら,使い道の分からない板が2枚出てきた。この船の購入時にはてどこに使用するんだろうと思って,そのまましまいこんだらしい。メンテナンス中の『over joyed』さんに,「これ何に使うんですか?」と問うと,即答で「オーナーズチェア。」と。ぴったし収まりました。

仙台のヨット友だちが送ってくれました。お代は,会った時にこれでビールをごちそうすることだそうです。お安い御用です。ありがとうございました。

古い黒いオイルを抜く。100時間ちょいオーバー。オイルフィルターは先日『Wiz of Oz』艇長が,まとめ買いしてくれました。格安ですがヤンマーの品番がきちんと入っています。

まだまだ陽は高いですが,今日はここまで。明日は仕事です。

Sunday, May 21, 2017

いろいろあって午後から港に出かけました

 昨日も今日も午前中の所要のため,5月の晴れた休日をほとんど街で過ごしたが,どっちみち今週はメンテナンスと決めていたので納得もいく。

 13時前に港に着いた。
 みなさん,メンテナンスに忙しそうだ。
 船内の独特のニスのにおいもハッチを開け,空気を流すと消えていった。

『over joyed』さんも,木造艇のメンテナンスに忙しそうだが,昨日はセーリングしていたらしい。『風来坊』さんのアップした写真は,きれいな船型がジブとメインセールを揚げることによって,より美しく強調されている。
 その,『over joyed』艇のレイジージャックの取り回しの改善のために,少しだけマストに登った。エンジンや電装のことはさっぱりだが,マスト登りなんかの力技ならいつでも請け負い可能だ。

『Bonanza II』君は,どうやらパソコンを設置するらしく,僕が先日購入したパソコン用アームスタンドを自艇に持っていって,セットできるかどうかを確認している。
『Wiz of Oz』艇は欠落してしまったモニターを新たに設置するらしい。僕も少しだけお手伝いをする。引っ張って持っているだけだから僕にもってこいの力技だ。

 冷蔵庫のスイッチを入れるとモニターに表示されたバッテリーが急降下する。どうやら寿命らしい。今後のバッテリー配置やサブバッテリーチャージャーの接続など,『Wiz of Oz』さんから詳しくアドバイスを頂いた。ありがとうございます。

お行儀よく並んでいました。みなさん,メンテに忙しく,歯抜け状態ではありません。昼からは岸壁が蓄熱されて,むっとするほどの熱気です。

右のバッテリーが瀕死状態。日付を見ると2002年とある。よくまあもったもんだ。ソーラーパネルを付けたから,いい気になって冷蔵庫を使いすぎたからかな。充電はされているが,電気製品を使いだすとたちまちサッドマークが出る。

Sunday, May 14, 2017

よい子の朝食はセーリングの後で

 真面目に3時半に起きて,コーヒーを淹れ,昨夜の残りのコロッケ(紫芋の!)とチープなハムカツ,大好きなうずら卵の串揚げ…やや満足。ビールは止めておいた。

 みなさん勤勉でそろって出港。風はさっぱり期待できない。おまけに夜露が凄く,デッキがびしょ濡れで座りにくい。

 逆潮で突っ込むので,それまでにせいぜい稼いでおかないといけない。案の定,加太瀬戸では3ノット台が続くが,それでも8時に着けたのだからめでたしめでたしだ。
『Wiz of Oz』艇も拙艇もホンダワラが絡んでいる。僕のヨットに積んでいるカラマン棒でこそげ取ればいい。岸壁から覗き込み,目一杯手を伸ばせばプロペラに届いた。台本通りに藻は海の「藻」屑となった。『Bonanza II』艇長も不安げだが,スカンピは前エンジンなのでプロペラ位置が深い。視認するのは不可能な話だ。
 満潮で,2時間ぐらいでは引いてもしれている。今のままの舫の長さで十分だろう。

『満幸』は9時からオープンだが,40分には開店準備をされている。後で来ますと挨拶をしてから,淡嶋神社にお参りに行った。
 朝は空いている。昼は順番待ちだ。泉佐野から約3時間。これから夏の早朝クルーズをしてからここに寄るのは悪くないなあ。
 適度に飲んで食ってごちそうさまでした。

 風を期待して,舫を解く。
 最後はベタベタの機走になるのはいつもどおりのことだった。
 連休のクルージングで清水を消費したので,漁港の水揚げ場に立ち寄る。たっぷり入れて,ついでにデッキも洗い流す。

 岸壁のみなさんに注視されながら慎重に艇を着ける。
 着いたらメンテナンス。
 おやっ?おやっ?一滴の水もないビルジ溜まりのはずなのに…水が溢れてマットがびしょ濡れだ。デッキに干しに行くと,『風来坊』さんが,おもらしかと冷やかす。ビジルポンプだけでは吸い取れないアカをタオルで何度もしぼりとって,ようやくいつものようにからからの艇内になった。

 ブームプリテンダーからロープをコクピットにリードするためのブロックが破損していた。それで引きが悪かったんだ。
 まだまだ,整備し足りない。来週もこんな日になりそうだね。

佐野漁港発 05:00
加太港着  08:00
(朝飯)
加太港発  09:30(だったと思う)
佐野漁港着 14:20

湿気がすごく,チークデッキが濡れたままで座りにくい。ドジャーの窓も外側・内側ともに曇っている。雑巾で拭くにはもってこいだった。

機帆走で進む。なんだか肌寒い。長袖を着込んだ。

いい風を見つけたので,ジブを展開した。できればずっと吹いていてほしいんだがなあ。

他のヨットは見えず。僕たち泉佐野からの3艇だけ。ゆったり停めることができるので楽ちんだ。

風を求めて,少し西に振るが,潮目には漁船や遊漁船が一杯でなかなかセーリングは楽しめない。そのうち風もピタリと止んだ。

寝小便ではありません。清水を満タンにしたら溢れました。タンクのインスペクションハッチからのようです。対策を練らないといけない。

Saturday, May 13, 2017

雨もたまにはよし

 金曜日には翌土曜日は15時ぐらいまでの雨予報が出ていた。となると,早起きする必要もなさそうだし,少々飲みすぎるかっこうの理由ができてしまった。
 やはり雨。ネットで雨雲レーダーを見るが,午前中は降るようだ。セーリングにしろメンテナンスにしろ,やはり晴れている方が気分がいい。正午には上がりそうなので,ようやく家を出た。

 今日は新しく泉佐野に来られた『はやとり』さんの音頭で岸壁BBQをやるようだが,メンテナンスに集中したいので遠慮しておいた。いや,準備もせずに出来上がったら「頂きます」では,あまりにも失礼だと思ったからだ。

 ノートパソコン用のアームを購入したので,その設置場所を,ああでもないこうでもないと生産性の上がらないことばかりに時間をかけている。決して頭を使っているわけではないのだ。
 隣の『Bonanza II』君も「雨が上がってから行きます。」の予告通りやってきた。エンジンルームの蓋が外れてしまったのでそれを修理するのが今日の作業らしい。
 先日8mmの六角ボルトを買ったのを思い出した。ジブハリ用に使っているウインチを手持ちのセルフテーリングウインチに交換しよう。キャビンの内装を剥がし,ナットを外す。穴は1個だけ共用とし,新たに4箇所開ける必要がある。古い穴はコニカルドリルで整形し,皿小ネジを埋めておいた。

「できたで,会費1000円もっといで。」
『風来坊』さんからお呼びがかかる。何にも手伝いしないで食べに行くことに躊躇しながらも,手は舫をぐいっと引っ張って,ヨットを岸壁に近づける。
「いただきます。」

 食べ終わってから,またメンテナンスの続きをする。岸壁のみなさんはお茶会へと突入している。
「お風呂に行ってきますわ。」
で,みなさんも終了されて,各自の艇でさらにやっているらしい。

 倉庫前で会社を終えて来た『Wiz of Oz』さんにピックアップしてもらい,風呂と買い物。
『Bonanza II』艇で飲み続け,明日は加太に朝飯を食いに行く話に決まったところでお休みなさい。

試験的に使っているが,表示を見ているだけで面白い。きちんと充電されているようだ。

このごちゃごちゃを改善しないといけない。GPSのアンテナは現在室内に設置しているので,ケーブルが余ってしまっている。レーダーアーチを設置してから外に移すかもしれないのでそのままになっている。

セルフテーリングウインチを設置した。左は新規購入のもので,右は随分以前にヨット仲間からいただいたもの。ようやく日の目を見たわけだ(写真は翌5/14撮影)。

Sunday, May 07, 2017

帰りはなんだか寂しい気分なのはいつものことだった

 夜半から風は西に変わった。鳴門を越えるには好都合の風だ。潮流と風の向きが一致しているので変な波もないだろう。
 
 沼島が見える頃から,風が止む。潮も悪い。我慢がまんの機走が続く。

 風は悪いが,天気は上々。青い空に青い海。雨のエンディングは冴えない。岸壁に着けたとき,風を感じなくなって汗が吹き出すぐらいがちょうどいい。
 ただいま。

日出湾発  05:15
佐野漁港着 14:30

海南に帰る『Southern Cross』艇とはここでお別れ。いい風で鳴門を越えられましたね。

余った食料は消費しないといけない。しかし暑くなってきた。サラミの脂が溶け出した。

いい風を見つけてはセーリングをした。

ここまでくればもうおしまい。最後はたたんでいたジブを再度拡げて,朝子のセールトレーニング。

みなさん,岸壁でお待ちかねでした。南寄りの風が吹いていて,艇が大きく流されています。舫を引っ張って停めやすくしていただきました。ありがとうございます。

Saturday, May 06, 2017

日出にはホンマに何もありません

『Blue Lagoon』が出港した。3日間ありがとうございました。また,一緒にクルージングに行きましょう。

 
 今日からは帰りモードになる。
『IZUMI II』と『Southern Cross』は鳴門を越える予定らしい。僕たちも着いていくが,三本松にもう一度寄港も考えている。
 風もなく,ちょっと暗いムードの海は益々凪いできた。
 僕たち,即ち僕と『Bonanza II』は淡路島を目指すことにして,ティラーを押した。ぐんぐんと2艇との差が広がっていく。なんかトラブルがあったようだ。しばらく行ってからUターンし,また『IZUMI II』に合流した。旅は道連れ。再び4艇で鳴門を目指した。

 艇速は伸びない。鳴門の最大潮流の時間だ。その後の転流は18時以降で,この曇り空ときたら昼なのに薄暗い。日出湾に入り,そこで1泊することにした。
 例によって,『IZUMI II』で宴会,ごちそうさまでした。

与島発  06:30
日出湾着 15:30

 そのまま西進する『Blue Lagoon』とお別れです。姫島で蝶の乱舞を見るのが今回のクルージングの目的だそうです。海を越えて渡ってくる蝶が見られるといいですね。

 ベタベタの海を機走。天気も冴えない。合羽を着ておく。

ポツリときたが,これぐらいですんだ。ほとんど濡れなかったのは幸いだ。

 2009年に一度だけ着けたことがある。その頃は係留艇がまだ何艇かあったが,ほんとに1艇もいなかった。ちょっとさみしい感じがするが,静かなのが最高にいい。

Friday, May 05, 2017

与島には何もありません 与島

 夜,目が覚めてすることは小便と舫の点検。ついでに気象の最新情報をえるためにアイフォンを起動させる。
 !
 なんと,朝子(私が32,3歳の時の教え子で彼女は9,10歳,3,4年生ですな,何年か前から僕や友人のヨットに乗るようになってきた)がフェリーで高松に向かっているらしい。高松からは高徳線で三本松。そこでピックアップされたいらしい。眠いのですぐに寝なおした。
 
 朝,このことを伝えると,寝ぼけ顔で『Blue Lagoon』艇長も『Bonanza II』艇長もことの成り行きにびっくりだが,メンバーが増えるのは大歓迎だ。予定の出港時刻は7時でジャストタイムに朝子がやってきた。やれやれである。

 沖出しして左転,本船航路に入ったら一安心だ。男木島の北を抜ける。高松沖には備讃航路と宇野からの航路がクロスしている。時間帯によっては沢山の船が行き交いするが,今日は小豆島と高松を結んでいる連絡船にだけ注意すればよかった。やはり連休中は本船も少ないのかな。

 本島には食堂が1軒あるだけだが,今日の目的地はそこだ。瀬戸内の島の例に漏れず干満の差が半端じゃない。岸壁に階段があるが,そこ以外に着けると上陸はままならないことがある。残念ながら3艇は無理のようだ。『Blue Lagoon』艇長が,
「与島に移動。」
と指示する。3艇で与島のポンツーンに向かうが,手前の橋脚の辺りは暗岩があって要注意箇所だ。

 着けたらすぐに,係船料を徴収に係の人が来た。多分,17時すぎならただだろうなあ。
 
 南にあるドライブインに歩いて行く。15分で着いたが,ドライブインの例に漏れず,アルコール類は一切売っていない。大ショックだ。三本松でけっこう多めに買っておいたことが功を奏した。うどんを食って退散。戻ったら,児島湾から『IZUMI II』と『Southern Cross』がやってきていた。どうやら今日は宴会で,その後はカラオケ三昧だろうなあ。
 蛇口を見つけて水浴びしたのでスッキリした。

三本松港発 07:00
与島着   14:40

 お互い自分の好きなスタイルでセーリング。私はたいてい次の航海のことを考えながらワッチしている。さて,『Blue Lagoon』艇長は何を考えているんだろう。

 素晴らしい青が広がってきた。夏の瀬戸内海は午前中は靄っていることがおおいが,このすっきり感は5月ならでは。

 さっきまでは真上りだったが,少し風が振れていい感じになってきた。

 漁船がいっぱいなので視界確保のためにジブをたたんだようです。

 本島に入るが,3艇は難しい。与島に移動することにした。『Bonanza II』艇長は後学のために視察。

 先に入っているヨットの方が,波が入ってくるからとアドバイスしてくれたので右舷着けから左舷着けに変更した。

 僕がここに来たことがわかったので,直ぐそばの児島湾にいた『IZUMI II』,『Southerncross』がやってきました。

Thursday, May 04, 2017

いい天気で,いい風が吹きました 三本松港

 今日の行程を確認して,好天のもと,出港する。泉大津からのヨットは2艇に増えていて,舫ロープを外すのを手伝ってくれました。ありがとうございます。

 まだ,明石海峡向きの潮の影響で艇速が伸びない。それも徐々に解消していくだろう。
 鳴門海峡が見えてきた。前方の海面にはところどころ白いものが見える。いい風が吹き始めた。
 ぐんと艇速が増した。ややヒール。走るはしる。三本松港までずっとこの調子だ。その日のフィナーレを飾るのにふさわしいセーリングだった。

 広い港に3艇とも横着け。
 ここの『志与乃湯』は昔からの銭湯で,お湯がアツアツなのがいい。なのに,なのに,4と9の付く日は定休日だ。それだけが残念でならない。この後の行程のことも考えて,スーパーに買い出しに出かける。しこたま買い込んだ僕を二人が笑っている。
 
 骨付鳥の店で夕食。僕は若鶏しか食わないが,ひねたおっさん二人はやっぱり親鳥を食っている。歯が悪いのかなかなか肉が減らない。そうか,そうだったのか,僕みたいにガツガツ食べるのではなくて,ゆっくり食事する作戦だったんだ。

富島漁港発 07:30
三本松港着 14:30

 空も海も美しい。おあつらえ向き風も吹いてきた。この後,みんなジブを展開した。

 気持ちのいいセーリングの開始だ。

 お疲れ様でした。ガラガラの三本松港。今日はこの岸壁に停める。今日の風向きなら,艇をきっと岸壁から離してくれるだろう。

 なんだか分からないが,三本松では乾杯しようと思っていたからこれだ。『Bonanza II』艇長,ごちそうさまでした。

Wednesday, May 03, 2017

のんびりと 富島漁港

 最大で5連休しか取れない僕のGWであるが,紀伊水道を越えて行くとなると同じ経路を帰ってくるパターンになってしまう。のんびりと瀬戸内に向かうことにした。島々を辿っていけば,行きと帰りでは変化のある行程になるはずだ。

 前夜に港に出向く。隣の『Bonanza II』艇はハッチこそ開いているが,ひっそり感が漂っている。仕事の激務の疲れが出ているのだろうか,もう寝ているらしい。一人で寝酒をやるのもつまらないので試しに声をかけてみると,幾分眠そうな低い声で返事があった。缶ビール1本だけやって僕もさっさとバースにもぐりこんだ。

 待ちきれない僕たちの朝は早い。結局いつも通りに目が覚めて隣を見るとやっぱり起きている。朝のお勤めタイムだ。
 しまいこんでいるストーブ(プリムスのイータパワー EF)をセットして,お湯を沸かし,コーヒーを淹れる。ジンバルの高さ具合はちょうどいいようだ。2種類のストーブを固定するためのネジの場所を決めれば,ガスとマルチフュエルのストーブの両方が使える。

 大阪湾を西進する。泉佐野からは明石海峡大橋が遠望できる。一直線に進み,淡路島と左側の橋脚の間を抜けるのがいい。潮がこっち向きに流れているが,そこには反流があって快適に越えることができるはずだ。
 途中,泉大津から出た『Blue Lagoon』艇をようやく視認できた。3艇で富島へ向かった。

 海峡大橋を抜けてから,岸沿いに行くが,まだ海苔網のブイが残置されている。富島沖では随分と沖出ししてから,左転する。

 あとから来るヨットのことも考えて,『Bonanza II』艇は『Blue Lagoon』艇に横抱き。
 各自勝手なことをしていたが,まだまだ夕食には早い時間なのに落ち着かない。かんぽの宿でゆっくりと風呂に入ろう。最近よく行く中華料理屋は定休日らしい。それならお店の新規開拓だ。時間だけはたっぷりある。

佐野漁港発  07:00
富島漁港着  12:20

おやすみさない。

いい天気です。予定通り出港。エンジンの音も軽やか。

風が冴えないなあ。前が見にくいからと少しファーリングしていたジブを全開にした。

途中の海苔網を大きく迂回して,いつもの所に着けた。すでに1艇が停泊している。後で分かったが,『Blue Lagoon』さんと同じ泉大津のヨットだった。

着いたらこれ。『Blue Lagoon』さんからレッケルをいただいた。ごちそうさまでした。

明日の好天は間違いない。少々よったところで早めに寝よう。