最大で5連休しか取れない僕のGWであるが,紀伊水道を越えて行くとなると同じ経路を帰ってくるパターンになってしまう。のんびりと瀬戸内に向かうことにした。島々を辿っていけば,行きと帰りでは変化のある行程になるはずだ。
前夜に港に出向く。隣の『Bonanza II』艇はハッチこそ開いているが,ひっそり感が漂っている。仕事の激務の疲れが出ているのだろうか,もう寝ているらしい。一人で寝酒をやるのもつまらないので試しに声をかけてみると,幾分眠そうな低い声で返事があった。缶ビール1本だけやって僕もさっさとバースにもぐりこんだ。
待ちきれない僕たちの朝は早い。結局いつも通りに目が覚めて隣を見るとやっぱり起きている。朝のお勤めタイムだ。
しまいこんでいるストーブ(プリムスのイータパワー EF)をセットして,お湯を沸かし,コーヒーを淹れる。ジンバルの高さ具合はちょうどいいようだ。2種類のストーブを固定するためのネジの場所を決めれば,ガスとマルチフュエルのストーブの両方が使える。
大阪湾を西進する。泉佐野からは明石海峡大橋が遠望できる。一直線に進み,淡路島と左側の橋脚の間を抜けるのがいい。潮がこっち向きに流れているが,そこには反流があって快適に越えることができるはずだ。
途中,泉大津から出た『Blue Lagoon』艇をようやく視認できた。3艇で富島へ向かった。
海峡大橋を抜けてから,岸沿いに行くが,まだ海苔網のブイが残置されている。富島沖では随分と沖出ししてから,左転する。
あとから来るヨットのことも考えて,『Bonanza II』艇は『Blue Lagoon』艇に横抱き。
各自勝手なことをしていたが,まだまだ夕食には早い時間なのに落ち着かない。かんぽの宿でゆっくりと風呂に入ろう。最近よく行く中華料理屋は定休日らしい。それならお店の新規開拓だ。時間だけはたっぷりある。
佐野漁港発 07:00
富島漁港着 12:20
おやすみさない。
いい天気です。予定通り出港。エンジンの音も軽やか。
風が冴えないなあ。前が見にくいからと少しファーリングしていたジブを全開にした。
途中の海苔網を大きく迂回して,いつもの所に着けた。すでに1艇が停泊している。後で分かったが,『Blue Lagoon』さんと同じ泉大津のヨットだった。
着いたらこれ。『Blue Lagoon』さんからレッケルをいただいた。ごちそうさまでした。
明日の好天は間違いない。少々よったところで早めに寝よう。
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