Wednesday, July 31, 2019

さっさとやってしまおう

 色々とやることがあるが,そろそろティラーを整形しないといけない。
 ラダーポストからステンの金具,そしてティラーとつながるわけだが,金具は少々いびつになってしまっている。この分厚い金具を整形するのは大変だから,挟み込まれる側のティラー(木製)を削って収まるようにしないといけない。カンナで削りだしたが,やっぱり木工ヤスリが必要だ。買うのは今度港に来るついでにしよう。

 機器の点検のために電源をオンしたら,一つだけ機能しない。断線だろう。太さの違う線同士をつないだものだがら,カシメが外れているに違いない。予想通りで,もう一度皮を剥き,暑さにも負けずに丁寧にハンダで処理しておいた。

 ブームのトッピングリフトはブームキッカーを付けた時点であまり必要とはしないが,メインハリヤードが損傷した時のバックアップに必要だ。だが,バックアップというにはあまりにも劣化していて,これではトッピングリフトのバックアップが必要になってくるというおバカなループに陥る。先日,隣の『BonanzaII』艇長から8mmロープを拝借している。いや,返さなかったら強奪になる…このロープはもともと『BonanzaII』艇のトッピングリフトとして使用する予定だったが,少し太すぎたようで,ロープどうしの干渉でメインハリヤードが重くて仕方がない。それならばと僕の使わないロープとワイヤーが編み込まれたやつを提供したところ,スムーズに上げ下げできた。それで彼の艇に余っていたのを目ざとく頂戴したわけだ…いや,頂戴ではないなあ,やっぱりロープ代は払おう。

『BlueLagoon』艇長から頂いたボートフックがある。伸び縮みする仕組みになっているが,ストッパーが壊れているようで,任意のサイズに固定がきかない。最大限伸ばした状態でリベット締めしておく。

 キャビン室温は朝から33℃を軽く越えている。今は40℃ぐらいか。体温より高い熱風を扇風機で浴びながら,水だけが異常に消費されていった。でも,これが夏。汗ダラダラの夏がやっぱり好きだ。

安い半田ゴテだが,使用には支障なし。足は『BlueLagoon』艇長からもらった。ないと困りますね。

鮮やかな色。こうでなくっちゃ。

Sunday, July 28, 2019

たくさん出ていましたね

 昨日はずいぶん降った。コクピットにおいたバケツにはたっぷりと雨水が入っている。先日の倍ぐらいもある。しとしと降る雨ではない,ほとんど豪雨に近い。気になる清水タンク下の水溜りだが,カラカラに乾いている。木曜日に窓のシーリングをしたのがよかったようだ。

 風にはめっぽう強い岸壁で,北からの風は入ってこない。コンクリートが蓄熱。いるだけでむんむんしてくる。『BonanzaII』艇で涼みに出た。沖合には何艇かすでに見える。視界は悪く明石海峡大橋が望めない。濁った川の水が海を茶色く染めている。それだけでも昨日の雨の激しさが分かる。その不快さを打ち消すかのように風が心地よい。タックにジャイブ,きままに風を受け艇を流す。

 オケラにチェックイン。1エリアと交信が可能だった。最後は小笠原からもよく聞こえてきた。

 水漏れ箇所の修理も終わったことだしと,引っ張り出していた荷を元に入れ直そうとした時に,バシッと音がした。?…すぐに原因が分かった。ホースに要らぬテンションがかかってタンクの吐出口から抜けてしまっている。このままでは200Lタンクの水,それは半分以下になっているはずだが,が全て抜けてしまう。エライコッチャわい。はめ直して応急処置をした。これからはタンクの水をすっかり使い果たすように,足踏みポンピングをマメにするだけだね。
 それにしてもせっかく雨漏り修理ができたのに,今日もビルジを巨大スポイトでポコポコ吸っている…全くおバカなことだこと。
 
これだけ溜まっています。最近の時間雨量がすごい。

隣の『BonanzaII』艇でお気楽セーリング。

洗面所につながっているホース。とりあえずホースバンドを増し締めして,自己融着テープで頑丈に封印する。

Friday, July 26, 2019

海沿いを走る

 ラダーの積層も,梅雨明けで晴天続きなので少しは進んだ。もうちょっとで出来上がるだろう。
 このまま帰るのは惜しい,海沿いをちょっとドライブしよう。ヨットで訪ねた港を車で再訪するなんてことはしたことないが,別の風景が展開するかもしれないなあ。
 和歌山マリーナシティ〜塩津〜千田漁港〜小浜〜栖原漁港〜湯浅広港〜唐尾漁港〜衣奈漁港〜戸津井漁港〜小引漁港〜白崎〜神谷漁港〜由良〜片杭漁港〜小浦〜比井漁港〜阿尾漁港…ほとんど寄ったことのない港だ。昔,クエ料理だけを食いに行った漁港もあるが,よく行くのは湯浅広港と片杭かなあ。
 なんの脈略もないが,御坊で沢庵を買って帰った。以前は近くのスーパーで売っていたが,今は大丸でしか見かけない。べつにどうってことないんだけれどね,まぁ家での食事にも変化があるほうがいいよね。

あと3,4枚積層後に凸凹修正して塗装でおしまい。明日は雨だから積層しない。

日御碕灯台(元の場所から少し移動している)から臨む。伊島がくっきり。

Thursday, July 25, 2019

夏にやるもんじゃないですね

 晴れが続きそうなのでシーリング作業をするが…気温が高すぎて,硬化スピードが半端じゃない。出来上がりがあまりにもきちゃない。お掃除は明日以降にしよう。
 カッターナイフで縁を切る必要もないほどコーキング剤が劣化していた。ぶよぶよでタッピングビスを外したらそのままウインドーが外れた。1年前はきっちりとくっついていたはずなんだがなあ。
 左舷側は,侵食されたみたいに凹んだところが2,3箇所ある。エポキシ樹脂を充填しておくことにした。右舷側はなんとそのまんまFRPだ。つまりウインドはダミーで,左右対称にするためだけに貼ってある。船体は波浪で捩れる。ポリカの窓も捩れる。タッピングビスがその捩れに耐えているが,だんだん甘くなってくる。そこから水が侵入してくるようだ。それなら貼らないでタッピングビスの穴を埋めたほうがよさそうだ。イラストでも描いておけば少々見栄えは良くなるかもしれない。
『LEIA』さんと岸壁で話していると,和泉葛城山系の入道雲がすごい勢いで成長してきた。山裾ではおそらく夕立だろう。山の緑がよく見えるようになってから港を後にした。案の定,山際の道路には水溜りがある。ふと東の空を見ると鮮やかな虹がかかっていた。夏本番。

インナーモールドとの隙間はないからネジ穴からの漏水だと思う。

はめ殺しやのうて,そのまんまやないですか。

夏本番。汗をかいているのが健康によろしい。

やっぱり夕立があったんだね。半円状の虹なんてなかなか見ることができない。

Wednesday, July 24, 2019

ようやく夏だよ

 23日の関空島アメダスによると,02:40〜03:30の間に37mmの雨量だ。
 そんな情報を見ると余計に気になるヨットの雨漏りだが,日曜日(21日)に,よくよく確認すると縁が切れているのでここからしかないとドグハウスのウインド2枚にビニールテープを貼っておいた。ハッチを開けすぐに確認した…乾いている,ホッ。
 小笠原行で左舷セティバースとトイレとの間の隔壁上部からピシッと飛沫が入ったことがある。なんでそんなところから飛沫が…おそらく清水タンク下の水溜りも同じ場所からの漏水に違いない。
 気象庁はまだ梅雨明け宣言を出していないが,どう考えたって梅雨は明けている(午後のラジオでようやく九州・四国・近畿・北陸でそんなニュースが聞いた)。原因も分かったことだし,今日の作業はこれだ…バウのロッカーからコーキングガンを取り出す。変成シーラントは確か新品のがあったはずだんだがなあ。どれもこれも中途半端に残っているやつばっかりだ。足りない。作業は明日に回そう。

 無線機のアンテナをもう少し立ち気味したほうがいいのではとアドバイスを先日いただいたので,ソーラーパネルに干渉しないように少し立てた。ちょうどオケラの時間だったが,今日はさっぱり取れない。かすかな気配が2,3度感じられただけだった。

 ずっと雨ばっかりだし,ヨットも稼働させていないから忘れていたことがあった。冬仕様のままのドジャーだ。横の覆いを取り去らないと風を感じない。左右とも外すと,どうだ。ハッチの中にもちゃんと風が入っていく。

からからだよ,からから。

怪しいところにテープ。

開放しました。風が通り抜ける。

座っているだけで実感できる風通しのよさ。

夏の雲がもこもこ。大好きな季節。

Sunday, July 21, 2019

日曜日はたくさんやって来ますね

 冴えない天気だが少し晴れ間も見える。午前中の風はお気楽セーリングにぴったりだろう。『Wiz of Oz』艇長に誘われたが整備をする。娘さんとの大切な時間をお邪魔してはいけませんからね。

 昨日から今日にかけては雨が降っていない。例の箇所に水溜りはないはずだと思いたい…やっぱりなかった。侵入経路はほぼ特定できている。今後は防止策だけを考えればいい。
 風速計がさっきより回り出した。セーリングに出かけた仲間でも高いところから見物しよう。ついでにスプレッダーに緩衝材を取り付けることにした。
 コーナー用の緩衝材を両面テープで貼り付ける。さらにインシュロックで縛り付けた。紫外線で劣化するだろうが,レーダーアーチに以前取り付けたそれはもう2年も経っているのに崩壊しないで役目を果たしている。アビームより後ろの風でセーリングする際にセールがずっと スプレッダーに当たっていた。保護用のセールクロスは持っているが,表裏リーフした時も含めて数カ所に貼る気にはなれない。ついでにアッパーシュラウドにはスポンジの円盤を取り付けておいた。

『BonanzaII』艇で話し込んでいると12時を回っていた。オケラの時間だ。終了間際ようやくチェックインできた。各局ありがとうございます。

 盆のクルージングの話が進んでいる。今年も僕は行けそうにないが楽しく会話に参加する。泊地での飲み食いの話題が楽しいなあ。

水溜りなし。ちょっと安心した。清水タンクにクラックは生じていないようだ。

目ん玉でも描いておけばよかったなと。

Saturday, July 20, 2019

蒸し暑い日でした

 一昨日からの雨は朝方には止んでいた。午後からも一雨来るかもしれないが,とりあえず港に出向いた。

 最初にチェックするところは決まっている。前回より短いスパンで多く溜まっているのは雨量が多かったからだろう。どうやら清水タンクのクラックからの漏水ではなさそうだ…ということにしておこう。
 カラッと晴れれば全ての荷をデッキに放り出して紫外線に当てたいところだが,全天雲で南の方は随分と黒い。そんなことをしてはいけない。
 ストーブで湯を沸かし,コーヒーを淹れる。ストーブもたまには使っておかないと拗ねてしまう。燃料はガソリン,灯油,軽油などなんでもいいが,灯油が安価で安全だ。スタンドでポリタンクに給油しようと思ったが,ダメだと言われた。仕方がない,煤が出るのを我慢してヨットの燃料軽油を使用した。
 ホームセンターで買って来たボルトと袋ナットをジブシートリーダーに取り付ける。サイズはぴったりで動作も申し分ない。もっともこれは移動させての使用はなく,ウインチへのリードに使っているだけだが。
 バウロッカーの掃除は,晴天が2,3続く時にやりたいがずっと天気が悪い。小笠原に行く前にチェックして以来一度も確認していない。工具やメンテナンスに必要な道具,予備セール,予備ロープ…満載の荷をバースに出して,底を確認する。水が溜まっているが許容範囲だ。
 夏空はまだかなあ。

雨水が溜まっている…ことにしておこう。侵入口は予想がついたが,途中の経路が謎だ。

30mmのボルトに袋ナットで再生した。

バネ付きのものはガチャガチャと少々うるさい。予備にとっておこう。

バウロッカーには少しだけ溜まっている。コンビライトからの配線を伝ってきているようだ。

Thursday, July 18, 2019

なんだか久しぶりだなあ

 3連休はヨット仲間と東北は庄内へ出かけていたので,1週間ぶりの港だ。
 のんびりと日本海をクルージングして,港みなとでうまい海産物で一杯やっているのがサンデー毎日セーラーの正しい姿だろうが,ラダー損傷ではいただけない。e-POWERという省エネシステムの車に乗っていれば,ディーゼルエンジンのゴロゴロ音を響かせて走っているマイカーよりはよっぽど環境に優しいなと感じた。

 さて,気になるのはセティバース下…やはり溜まっている。色が着いているのはなぜだろう?FRPのクラックからの漏れならそんな色は着かないはずだなあ。どこか木部と接触しているのかな。隣の『BonanzaII』艇から小型内視鏡のようなカメラを借りて隙間に差し込んで様子を見るがよく分からない。ただ数時間ヨットに滞在しているぐらいでは水が溜まるということは全くないだけだ。スポイトで吸い取りタオルで拭っておく。
 種々のブロックを入れている箱を整理しているとジブシートリーダーが出てきた。移動させるためのピンが折れているので交換したやつだ。このままでは予備にもならない。折れた部分が取手に残置されたままなのでドリルではつる。レールの凹みに合うサイズの頭のボルトを探すとあった。取手の部分にはネジが切られているが,それに合うボルトだと凹みには大きすぎる。径が小さいボルトをナットで止めればとやってみるとうまくいった。余った部分が長すぎるのでこのままではシートと干渉する。30mmのボルト1本で再生するようだ。安上がりが嬉しい。

 さっきポツリときたがどうやらもう断続的には降らないだろう。今ならびしょ濡れにならずにすみそうだ。少し早いが港を後にした。

この通り薄く色が着いている…

突出したところがシートにあたる。

しとしと雨。本降りになる前に帰ろう。

Friday, July 12, 2019

夏を感じました

 家を出た時はまだ雲が多く,今にも降り出しそうな気配があったが,泉州はやっぱり晴れている。

 ハッチを開けて空気を入れ替えると封印されていたにおいが一瞬で消え去る。エンジンをかけてペラを回す。それからようやく整備に取り掛かる。
 海水を浴びて赤茶色になった工具はなんだか寂しい。青空がきれいにしろよと叫んでいるようだ。やりだすとなかなか楽しい。少しはきれいになりました。

また水が溜まっている。昨日の雨のせいか,タンクの水漏れかが分からない。晴天が続くといいのになあ。

使いっぱなしでさびさびの工具が道具箱の中で散乱している。さび取りをしてよく使うものだけを別の工具箱に小分けする。

海の日が近い。夏の太陽を浴びてセーリングってわけにはいかない。舵がないからだ。

Wednesday, July 10, 2019

細々,いろいろ…

 ホームセンターでVベルトを探す。4月に交換しようと思って,新品のそれを付けたが少し長い。2GMのベルトだから全ておんなじ長さだと思っていたら違っていたのだ。仕方なくそのまま航海に出かけた。部品の予備は欲しい。店に持ってきているのはその長いやつで,それより少し短いものが必要なサイズのベルトだ。しまったなあ,オルタネーターから外して持ってくるべきだった。

 カムクリートを付けよう。
 4φの穴を開ける。クォーターバースに潜り込みスパナをガムテで貼り付けてからドリルを回す。すぐに終わる作業なのにずっと放ったらかしにしていた。ヨットではNHKラジオの第2放送しか聞かない。ちょうどスペイン語の再放送が始まる頃に作業を終えた。やれやれ。

 海水をじゃんじゃん流しながらデッキ磨きでもしようと,水中ポンプをしまってあるセティバースの蓋を開けてびっくり。先日,水たまりがあって拭ったばかりなのにまた溜まっている。侵入経路を確かめないといけない。
 スポンジで擦るだけで黒い汁が出る。どうりで薄汚れた感じがするわけだ。はて,前回はいつやったのかなとブログを見るとあった。そのにもやっているらしい。適当なことやっているから汚れるも早いのか。

 肝心なことを忘れていた。
 エンジンルームのカバーを開けるとベルトが確認できる。装着されているベルトの品番が見えないが,プーリーを回すと見えた。ちゃいますがな,番号が…

1年近く前に買ってそのままだった。ようやく取り付けた。

リペアテープで応急処置していたが,やっぱり縫わんとあかんね。

ちっとも汗をかいていないので,デッキを磨く。

番手が違うじゃないか〜

Tuesday, July 09, 2019

手摺はあと一ついるかな

 先日取り付けたのはコクピットに座っている時に身体を保持するための手摺。うねりがあるときは足を突っ張ってしか体勢を維持できないので是非とも必要だ。
 今日は,階段から降りる時やギャレーで調理する時に必要だと思われる手摺を取り付けた。バウに移動するときは右舷側左舷側共に窓の下あたりにハンドレールが設置してあるが,うねった時は,階段からそこまでの姿勢を保つのにも努力しないといけない。2本の手摺を取り付けたことでそれも少しは容易になるだろう。あくまでも手摺だからぶら下がる方向には取り付けたくなかったが,ハッチの上部に付けてしまうと,出入りの際に幅が狭くなる。また急いでいるときに限って,手摺のどこかにライジャケの余ったテープを引っ掛けて,「あれ,動けないや」なんて事態に陥るのはよくあることだ(ろう)。

 お昼はオケラタイム。小笠原とはバッチリ取れる。

 電源パネルとバッテリー間にヒューズをまだ入れていない。60Aのそれを手に入れたので,新しく引いた配線2本それぞれにかました。長々とやっていた配線だがこれでオーラスとしたい。

 カムクリートを取り付けよう。
 30mmのボルトでは短すぎた。40mmは必要だろう。明日にでも早朝から開いているホームセンターで調達するかな…近々作業する予定の部品類を入れた箱を開けると,4φ40mmのボルト2本がちょうど入っているし,おまけに幅広ワッシャーまで見つけた。きっと取り付けようとして用意しておいたのだろう。それを忘れてしまうから,ボルトやナットばかり増えいていく。

 窓に雫がかかった。バウのハッチ2枚を閉める。あっという間に土砂降りの雨だ。ここらが潮時。

190cmの高さは維持しないと頭を打ってしまう。左はチャートテーブルがあるのでそのまま突進することはないだろう。

Sunday, July 07, 2019

いい陽,いい風,いい帆走

 晴れて,いい風が吹いていても拙艇は出せない。舵がないからだ。『Wiz of Oz』艇が朝のひとっ走りをするというので同乗させてもらった。
 エスプリデュバンは微風でもすっと艇速が乗る。気持ちいいスタートだ。適当にタックを繰り替えす。
 ボートの引き波?いや違う,前方には船影すらない。イルカだ,白波が何個か続いて進んでいっている。タックして向かうが消えてしまった。90度違う方向にもいるようだ。去年二色沖で見たのと同じ集団だろうか。

 昼前に帰港して整備に邁進する。
 セールを出したまま出かけたが乾いている。梅雨明け宣言はまだらしいがこの陽光が続くといいなあ。
 オケラはよく取れた。
 エンジンをかけペラを回す。いい調子だ。
 ピーッ!しまった!!キングストンバルブを開けるのを忘れていた。エンジンをかけた直後に排水を確認しなかったのが悪い。いや,そうじゃない。キングストンはいつも閉じている。開けたらエンジンキーを差すようにしている。それをしないでエンジンキーを取ってそのままキーを回しスイッチを押したからだ。ボーンヘッド。

 晴れているとメンテナンスにも自由度が増す。
 ハンドレールがはげっちょろけでみっともなかったので掃除をした。そのままにしてある。明日も晴れだろう。チークオイルを塗っておく。
 メインセールの綻びを繕う予定でセールを出したのに,乾いたからと収納してしまっている。当初の目的を果たしていない。
 そういやジブの外側が擦れて穴が開いている。原因はおそらくスタンションとの摩擦だろう。隣艇を見るとくるくると回るスキーポールのバスケットのような物が付けてある,これだ。
 友人からもらったフェンダーの半端な物が4つあったはずだ。うまい具合に穴が開いている。セーフティラインにこいつを通せば回転するに違いない。ラインを外すのは面倒なので,円盤に切り込みを入れて挟み込んだ。そのままでも外れそうにはないが,念のためスリットを塗って閉じておいた。早く試して見たいなあ…舵がないので仕方がない。

今日はたくさんのヨットを見ました。
港に来れば必ず艇を出す『風来坊』さん,元気です。

先日スポンジ洗いしたハンドレールにチークオイルを塗った。見栄えよし。

どうやらスタンションの頭で擦れてこうなったようだ。

友人から何度かもらったこの材料。フェンダーによし。紫外線を浴びても劣化していないようだ。

↑の組んでいない物が4ピースあったので,それを取り付けてみた。効果のほどはセーリングして見ないとわからないが,ちゃんと回転するので問題はないだろう。

スリットをスティッチャーで縫いかけたが厚みがありすぎて無理だった。久しぶりに本来の針と糸で縫った。

Saturday, July 06, 2019

漏れんといてね

 薄汚れたチークの色が気になるので,バウロッカーに専用洗剤があったのを思い出したので取り出したところに『Bonanza II』艇長がやってきた。彼は先々週トラブったエンジンのメンテナンスだろう。スコッチを差し出すのでありがたく頂戴しておいた。
 でも飲むのはヨットでだから,果たして誰の口に一番入るのかは分からない。

 チークデッキの掃除をするためには先日の台風で増し舫に使って,乾かしている最中のロープの片付けをしないといけない。そうだ,水を流しながらやろうと海水ポンプが入っているはずのロッカーを覗くがない。記憶の糸を辿り左舷バースの下に格納したことを思い出した。開けてみると確かにそれはあったが,底の方にチャプチャプしているものは何だ。おそらく壁を伝って滴り落ちてきたものが溜まったんだろう。スポイトでコップ2杯分ぐらいの水を吸い取った。
 なかなかチークの掃除に行き着かない。水中ポンプを探すためにロッカーの荷を出しっ放しにている。こうなるとついでにロッカー内の整理をしたくなってきた。軽油ポリタンクが6つ入っている。重いのは小笠原からの帰路に燃料を殆ど使わずに帆走だったからだ。そいつを取り出してから,ロッカー内の荷物が暴れないように詰めてあるライフジャケット定員分を引きずり出す。そうやってようやく中に潜り込める。屈曲姿勢を強いられるが入ってみると意外に落ち着く。
 燃料ホースの外径とわずかな隙間から見えているデッキフィラーの外径を測る…片付けをする予定だったのにまた違うことをしてしまっている。デッキ上にあるフィラーはそのままにしておいて,ホースの取り回しを変更してロッカー内に給油口を移動させる予定だ。
 余計なことばかりしているから,なかなかチークの掃除に行き着かない。
 足場にしている簀を外し,ようやく本来のハル内側に触れる。最深部に水溜まりがあると嫌だなあ…少しだけ溜まっている。雑巾で拭きとれるぐらいだから許容範囲か。

 けっきょく本来のチーク磨きもせずに昼になってしまった。コンディションが悪く今日はオケラにチェックインできず。
 隣のメンテナンスの進み具合を見ていたら,泉大津の『BlueLagoon』艇長が「検査官」の顔をして現れた。きちんとできているかどうかのチェックにわざわざきてくれたのだ。ありがとうございます。
 各機器の電圧を測って,以前のように降下がないかを調べる。全ての機器を稼働させたがちゃんと電圧を保っていた。やれやれです。本当にお世話になりました。

 明日はメインセールの修理でもしようか。
 ラダーがないからいくらでもメンテナンスの時間が取れるなあ。

やや,舐めてみたがしょっぱい。他の指を舐めるとやっぱりしょっぱい。僕の手の指は全部しょっぱいから海水か雨水か分からない…

バウ側はからからだった。ちょっと安心。

Friday, July 05, 2019

あると便利

 昨日は少し飲みすぎてしまったようだ。でもさすがに7時まで寝ていると,そんなことはすっかり忘れてしまっている。

 今日は降らないだろう。外での作業がやりやすい。キャビン出入り口の左右に手摺を取り付けることにした。
 鉛直に付けるか,逆ハの字型に広がった入り口に合わせて平行に付けるか,些細なことでしばらく悩む。よくよく考えてみれば,そもそも座っているチークデッキだって水平じゃないし,ましてや荒れた海でこそ役立つ手摺だもの縦にさえ付いていれば用は足すはずだ。見栄えのいい平行に付けることにした。
 2.5mmの錐を折ってしまった。3mmだと開けすぎに注意しないといけない。あんまり深く潜り込まさないように慎重に下穴を開けた。
 今日は2本だけ取り付けたが,キャビンの中にも必要だ。ギャレー・チャートテーブルとセティバースの間に柱があればいいのになあ。ない物を嘆いていても仕方がない。階段横の左右に付ければ支えになるかもしれない。

 ヨットの電源回路図は『Blue Lagoon』さんが作ってくれた。それによると各ソーラーパネルからバッテリーへの経路にon-offスイッチが入っている。サブバッテリー用200Wソーラーパネルの経路には付けているが,メインバッテリー用25Wのそれには付けていない。この際,そこにも付けておこう。

せいぜい握り倒そう。

どれが何の役割をするのか知っているが,さすがに自分で配線をしたので忘れることはないだろう…と思っている。

Tuesday, July 02, 2019

全天の雲

 梅雨だと嘆いていても仕方がないが,船に乗り込むまでの間にびしょ濡れになるのはやっぱりゴメンだなあ。10時ぐらいには雨も止み,晴れることはないだろうが外での作業もできるだろう。
 平日のこんな日に誰も来ないと思っていたが,『over joyed』さんがやってきた。外回りは終わって内部の整備だろうなあ。僕も真面目にメンテナンスに励もう。
 アンテナの取り回しを考える。今のままでは混み合った港に着ける時にアンテナが当たりはしないかと少々不安がある。受けの塩ビ管は上下ともホースバンドでスターンパルピットに固定しているが,上部だけはロープで固定し直した。解けば垂直に立てられるのでなんとかなるだろう。
 そんなことをしていると12時を回っていた。オケラネットの時間だ。スイッチを入れ,ボタンを押してチューニングする。少し早い時間だったが小笠原からの元気な声が聞こえてきた。久しぶりのチェックインだった。
 ずっと配線をしていたので機器が固定もせずにそのままになっている。あれこれ考えたが,無い知恵は絞れない。ほとんど元に位置に無線機が収まった。電源パネルも宙ぶらりんのままだったが,航海灯やコンパスライトなどの点灯確認をしてから蓋をした…もう開けたくない。
 やることがあってそれなりに充実している。はやく洋上で時間を費やしたいなあ。

頼りになりますね,このアンテナ。

今日のコンディションはすごくよかった。港にいる時はチェックインする。

Monday, July 01, 2019

雨ばかりですね

 和歌山の海工房マリンクラフトに行ってきた。
 ラダーが出来上がるまでにティラーの工作をしないといけない。ティラーの受け金具の製作も依頼しないといけない。ウインドベーンの連結ロープを交換しないといけない。コクピットの座台の金具を交換しないといけない。ジブの擦れ部分に保護布を縫い付けないといけない,燃料ホースの給油口をコクピットロッカー内に移動させないといけない…とまあ,まだまだあるが,取り敢えず「…しないといけないづくし」。

シャフトの修理は終わった。あとは積層だがこう雨じゃねえ。

カスカスのウレタンが見えている。