Wednesday, August 31, 2022

居心地よくくつろぐ 在能生漁港

 ちょっと蒸し蒸しするなあ。何もしないのに汗びっしょりだ。手抜き朝食にしよう。

 ショートニングにマーガリンを使ったパンばかりで嫌になる。裏の表示にバターとあったので思わず買ってしまったのだがやはりマーガリンも添加されていた…手製のブルーベリージャムを塗りたくって食べた。マサラティーは相変わらず美味い。

 あった,あった,ヘッド洗面台のボックスにあったよ(右のボトル)。

 お湯を沸かして入院患者がするようにホットタオルで身体を拭いた。ずいぶんさっぱりとした。
 頭は水の要らないシャンプーですっきり。
 最後にフェイスシートで一気にクールダウンした。

 明るいうちに夕食。

 今日の肉はいまいちだった。ブランド豚だったはずなのになあ…味付けそのものは悪くない。ビールは控えにね。

⛵能生漁港

Tuesday, August 30, 2022

漁協の方が親切でした 能生漁港

 航程は短い。のんびりと出る。アンカーが抜けずに『オリオン』艇長に手間を取らせました。申し訳ありませんでした。

 曇り空の冴えない朝だが,海況は安定しているので文句はなしだ。

 少し押され気味だったが,ジブを展開できる時間もありほぼ予定通りに着いた。

 空いた岸壁に着ける。
『オリオン』艇長から予備アンカーを借り再度着け直した。やれやれと思っていたところに漁協から戻ってきた『東日流』艇長が神妙な顔をして,
「移動や。」
と言う。漁協からもっといい場所,内港へ移ればと指示されたとのことだ。そんな移動なら大歓迎だ。助かりました。

 静かな泊地です。

直江津港発 06:20
能生漁港着 09:45(16.44NM)

Monday, August 29, 2022

静かに過ごす 在直江津港

 静かなのはいいがなんとなく落ち着かない泊地だ。
 出歩かずにあるもので朝食。

 箸をさしたままでお行儀が悪いね。
 納豆を初めて食べたのは中学生の頃で,近所に新しく開店した『いずみや』で売っていた。それ以前にも出回っていたのかどうかは知らない。卵を入れて混ぜるからもう納豆だがなんだかわからない代物になっている。そんなふうにして食べるものだから兄なんぞは,
「ヤマイモ(トロロ)美味いなあ。」
なって言いながら食っていたのだから,味音痴も相当なものだろう。

 汗をびっしりかいて寝たので寝具を干した。

 やっぱりヨットの旅は晴れないとねぇ。

 明日は出よう。

⛵直江津港

Sunday, August 28, 2022

出歩かない 在直江津港

 朝から忙しい。雨で船内の湿気がすごい。
 なんとか午前中に燃料補給して落ち着いた。
 午後,ようやく明るくなってきた。
 久しぶりに肉(ポーク)をソテーした。

 お皿に移さずにそのまま食べた。思いのほかうまく焼けているし(柔らかい),何よりもソースが絶妙だった…

 バースに横になっているといつの間にか寝てしまっていた。

 起きたら青空が…気分爽快だ。

 ずるしてキャビンから夕焼けを眺めた。
 明日は晴れ,寝具を干そう。

⛵直江津港

Saturday, August 27, 2022

ものものしかったよ 直江津港

 朝のお勤めはコンビニで。遊漁船の釣り客が港に来る前に行かないとトイレも混むかもしれない。

 昨日撮り忘れたホルモン焼きの店だが看板が面白い。

 明るくなってから出航する。

 風弱く,おそらく平均4kt台しか出ないだろうなあ。

 遠くに米山が見える。その先端の岬を越えないといけない。まだまだ遠い。潮で1ktぐらい押されているので艇速は5kt台半ばまでしか出ない。

 長い港内だった。ようやく着けたが…
 保安庁の係官が10名ぐらいやってきて各艇別々に臨検を受ける。その後,作業船管理会社の担当者にタグの船長さん,港湾課の職員などなどみなさん集まって来られた。お世話になります。よろしくお願いします。

 雨上がりに虹を見た。しかもダブルレインボウ!

寺泊港発      05:55
直江津港着  13:00(37.98NM)

Friday, August 26, 2022

反流があったのか快適に進む 寺泊港

 昨夕からずっと雨が降り続いているが,予報では6時過ぎに上がるらしい。それを期待して出航準備をするが,近くのコンビニでお勤めを果たすことを忘れてはいけない。

 デッドスローをかけるとエンジンがストールしかけたが今日はその兆候はない。昨夕舫ってから何度かペラを回した時はちょっとした振動があったものだがそれも感じられない。港口までを低回転にもかかわらずいい艇速で出たが,防波堤を越えて針路を90°変えてもいい感じで(ペラは)回っている。これなら途中で潜るのはよそう。つぎの寺泊港に着いてから(潜らずに覗いて)確認すればいいとひとつ作業が減ったことに気をよくしていつものようにお菓子をつまみながらの航海が始まった。

 6〜7ktで快適に進む。波が悪くなかったので水深10m〜20m辺りに針路を取ったのがよかったらしい。
 早く着いた。

『オリオン』艇長が漁協の方と係留場所について交渉中です。お世話になります。

 港内が広いのでアンカーが打ちやすい。3艇並んで着けた。

 岸壁からペラを見る限り(これが新潟港ではできなかった)何にも巻き付いていない。どうせ風呂に入るんだからと念には念を入れ,アクロバチックな姿勢でラダーにぶら下がり,ペラを視認し,さらにシャフトを撫でてみても何も付いていない!
 風呂があれば文句は言わない。海が臨める素敵な露天まであった。
 風呂上がりはビールに決まっている。ところが一様にお昼の営業は14時で終わりだ。

 道路を北上すると海産物メニューの店が何軒も並んでいる。ところが観光客メニューでどれも高めだ。ようやく1軒だけかけうどん300円で出している店を見つけた。ここしかない。安上がりな俺たち。

 コンビニ横の空き地のようなところにホルモン焼きティクアウトのコンテナハウスがあった。
「おや,インスタは表のラーメン屋と同じですね。」
と言うと,
「あの店は俺が貸している(つまり大家)。」
なんてなかなか楽しいじゃないか。

 ヨットでホルモン焼き食って…おやすみなさい。

新潟港発    06:00
寺泊港着 10:50(28.57NM) 

Thursday, August 25, 2022

大学時代の友人と会いました 新潟港

 曇り空の中を出航するがそのうち降り出して,おそらく1日中雨の中をクルージングだろう。

 夜半結構冷え込んだので,雨対策のウエアを着込んで出たが蒸し暑くはない。

 やがて本降りになって来た。笹川流れ沖ぐらいが1番きつかったか。途中でインナーのパンツに長袖Tシャツをさらに着込む。冷えてきた。スターボード側は風下でメインセールのかげにいるとけっこう雨飛沫をしのげる。

 我慢の航海を終え長い水路に入る。予定していた停泊場には泊まるスペースがない(後で『オリオン』はそこに横抱きさせてもらう)。手前を左に入った岸壁に『東日流』に続いて拙艇も舫う。ともかくやれやれであるが,港内をデッドスローで走っていた時に(ペラに)何か絡まったらしい。こんなところでは潜る気はしないので出航後沖で潜って確かめることにした。
 学生時代の友人から電話があり,港まで駆けつけてくれた。ありがとうございます。
 銭湯に送ってもらい入浴後また落ち合って坂内小路の『慈庵」へ。




 突き出しの【ナスの煮浸し】も【枝豆】も美味しかったです。ごちそうさまでした。 

 燃料もポリタンクから本体タンクに給油した。オイルゲージチェック,Vベルトテンションも問題なし。港を出たらさっさとペラに絡まった(であろう)物を撤去しよう。

鼠ヶ関港発 06:00
新潟港着  14:50(46.25NM)

Wednesday, August 24, 2022

鼠ヶ関港に着きました 鼠ヶ関港

 今日の航程は短い。遅く出てもよさそうなものだが,朝の1時間は午後の2時間に匹敵する…夜明けが遅くなった分だけ出港時刻をずらすだけだ。

 舫を解いたらするすると艇が岸壁から離れていった。メインセールをすぐに揚げる。

 最上川河口のうねりが予想外に強かった。少し落ち着いたが,赤川河口沖では変な波が立っていた。
 風はさっぱり期待できないが,少しでも風見が正面から振れたらジブを展開する。時折6kt,概ね5kt台だから贅沢は言わない。

 雲の切間から太陽が時々顔を出す。途端に蒸し暑くなるが曇天より青空がやっぱりいいね。

 岸壁下部は空洞になっているし,夕方以降の風も考慮してビームアンカーを打つ。

 さてこの蒸し暑さどうしたものかと岸壁で到着ビールをやりながら出た結果は,あつみ温泉に行くことだった。乗合タクシーなるものがあるが午後の2時以降発と遅い。タクシーを呼んで温泉に向かった。

 源泉かけ流しの素晴らしい公衆浴場は入湯料300円,箱に自分でコインを入れる。いや〜いい湯でした。

 風呂から出た後に汗をかくのは嫌だなあと思っていたが,入っている間にぐっと涼しくなってきたようだ。心地よい風がほてった体を包む。風呂上がりはビールに決まっておる…

 久しぶりに蕎麦を食う。この店にも数年ぶりにやってきた。

 ビールを飲みながら茹で上がりを待つ。蕎麦が届いたら日本酒にシフトした。いやぁ極楽ですなぁ。

 観光協会15:42発の乗合タクシーで鼠ヶ関駅まで帰る(乗車運賃400円)。
 駅の山側にはスーパーマーケット,ドラッグストア,ホームセンターがかたまってある。予備を使い果たしてしまった6mmロープとすぐに壊れてしまった電動灯油ポンプを買い足した。スーパーで惣菜を買って夕焼けを見ながらヨットでビールをやろう。

 冷え込んできた。キャビンに戻ろう。

酒田港発  05:20
鼠ヶ関港着 10:50(28.51NM)

Tuesday, August 23, 2022

ここはいいね『ミライニ』中央図書館 在酒田港

 雨の降る前にコインランドリーに行っておこうと真面目に朝から活動する。小1時間で洗濯・乾燥は終わる。ヨットに戻ってから毎度まいどのニンジンのオムレツが朝食だ。
 エンジンオイルの油量を点検してからスイッチをオンししばらくアイドリング,(オイル)フィルターからの漏れもないようだ。
 市役所のオープンは8時半からだ。朝のお勤めは清潔なトイレで気分も爽快だ。図書館へは20分もかからない。開館時刻の数分前に着いてしまったが,すでに数名待っている。みなさん常連さんでしょうね。
 窓際のブースで2時間弱の読書タイム。家にいる時は本を読むことはあまりないが,ここだと次々に読みたくなる。心配していたがまだまだ脳は硬化していないようだ…
 雨の降ってくる前に移動。

 ちょっと早めの昼食だが許されたし。大瓶2本は飲み過ぎたか…

 暑いキャビンなのに横になっていると寝てしまったようだ。岸壁で声がする。

 大変ですね〜お仕事(撮影とUPは許可済み)。

『にぎわい健康プラザ』でシャワーを浴びてすっきりしたらビールタイム。
『オリオン』艇長と落ち合い,『久村の酒場』でやる。

 停滞日で疲れてないけど,「お疲れ様でした」…

 少しは涼しくなったかなとようやく火を使う気になった。

 昼に買っただだちゃ豆を茹でる(茹ですぎ注意)。白山産ではないのがちょっと残念だが,いわゆる枝豆と言われているものとは比べ物にならないぐらい美味い(はずだ)。ほくほくをビールでやりたいところだが,ちょっと飲み過ぎたようだ…おやすみなさい。

⛵酒田港

Monday, August 22, 2022

酒田よいとこ 酒田港

 鼠ヶ関か酒田か,利便性のいい酒田に行く。風予報では10時ぐらいから吹き上がりそうだが,それまでには着くだろう

 からっと晴れ上がった。
 
 随分と日の出が遅くなったものだ。この近辺にいたのは2か月前,夏至の頃だったのだ。

 往路ではさっぱり見えなかった鳥海山が美しい姿を見せた。さらに先に進むと月山も全貌をあらわした。

 9時過ぎ,遊佐沖を過ぎた頃前方の海面に白波が見えてきた。やっぱり吹き出した。2度ほどジブをたたむが,概ねぎりぎりの上りで艇速が若干上がったのでラッキーだった。

 日和山を左に見て新井田川出合いまで進む。

 ほっ,岸壁は空いていた。3艇とも無事着岸したが,暑さ最上級だ。

 コクピットでビールをやるが,やっぱり店に出かけよう。

 定食は『五郎兵衛食堂』(500円)に決まっておる。大瓶ビールに日本酒,あてには困らない。

 暑いがやることがある。前回のオイル交換から91時間経ている。100時間をめどにしているが連泊するここで交換するのがいい。エンジンオイル交換2度やるとクラッチオイル交換もすることにしている。両方やってさぞかしエンジン君にもビール以上の効果があったと信じている。オルタネーターのVベルトのテンション調整などなど。キャビン内の温度計は36℃をさしているが,ご褒美ビールをさらにやり僕はご機嫌だ。
『オリオン』艇長から電話が入った。いかん,いかん,寝てしまっていた。
 路線バスと代行バスを乗り継いで余目まで出かける。

『町湯』とある。汗を流してスッキリした。連泊なので夜遊びしても困らない(と言ってもまだ19時過ぎだが…)。

 風呂上がりには当然ビールだ。

 渋い食堂が開いていた。創業100年とメニュー下に書いてあったが,(店の)お姉さんに言わせると1年サバを読んでいて現在99年だそうだ。
 
【揚げ焼きそば】に酢が添えられて出てきたので,さらに好感度が増した。生中2杯でようやく落ち着いたよ。ごちそうさまでした。

 帰りはJRの列車で酒田まで,乗車時間は16分。タクシーで港まで戻った。
 少しは涼しくなったがキャビン内はまだ30℃。冷蔵庫から缶ビールを取り出したのは言うまでもないことだ。

金浦漁港発       05:10
酒田港着        09:40(22.9NM)

Sunday, August 21, 2022

ゲストさんが下船しましたよ 金浦漁港

 深夜,防波堤のはるか沖に見える昼光色の灯はイカ釣り船のそれだったのだろうか。その後何時かは忘れたが今度は点々と数十個の白系の単発照明が見えていたがあれはいったい何だったのだろう。
 雨は日付前に上がっている。星は幾分雲に隠れているが,その雲も気温が上昇する頃には消えてしまっているに違いない。
 いつもより遅い時刻に舫を解いた。

 青空はいい,湿気がすぐに飛んでいく。追手の風を期待してセールを揚げた。

 1ktぐらいでずっとおしもどされているので艇速は5ktを越えない我慢の機帆走が続く。

 鳥海山が遠望できるが写真ではよく分からないなあ。

 どうだとばかりに鳥海山が…ちょっと控えめに姿を現した。

 たいした漂流物・流木にも悩まされることなく航程をこなしてきたが,時々手持ちティラーに替えて万全を期す。
 4kt平均で16時過ぎに入港かなと思っていたが,意外に早く着岸した。

 漁協に挨拶(日曜日だが詰所に職員がいた)し係留の報告をする。お世話になります,よろしくお願いします。

 拙艇ゲストさんは7/31に青森港アスパム横での乗船以来3週間を越えた。もっと早く下船する予定だったが,大雨による相次ぐJR線の交通遮断で帰れない。ローカル線の旅を楽しむために来ているのだから新幹線は論外だ。五能線が普通になったのが本当に惜しい。

 JR金浦駅でオッサン否ジイさん3名の見送りを受けて当ゲストさんが帰られた。青森ねぶたに五所川原立佞武多楽しめましたか?またお乗りくださいね。

 はてこの後どうしたものかと駅でたむろしているジイさんに地元の方が声をかけてくれた。象潟道の駅辺りの温泉施設に運んで行ってくれた。ありがとうございます。
 風呂からの絶景を眺めているが併設されている食堂のラストオーダーは18時半と早い。すぐに移動した。

 生中をやりながら日本海の夕日を楽しむ。

戸賀港発  05:30
金浦漁港着 14:50(44.84NM)