Sunday, December 24, 2017

1年間お疲れ様でした

 昨日(23日)はこの1年間よく遊んだヨット仲間と僕の行きつけの店で飲んで食った。
 僕は午後3時前までは港で今年最後のメンテナンスをしていて,今日は年賀状の作成と家の整理に1日を費やす予定だった。ところが飲み会で『Bonanza II』艇長が,「明日はセール屋さんが港に来て採寸や。」なんて言ったものだから,僕も行かないわけにはいけない。それを最初から聞いていたらもう少し酒量を控えたんだがなあ…とできもしないことを後付で言う。

 本当にベロベロに酔ったはずで,起きるのが7時を過ぎてしまった。メンテナンス材料調達のホームセンターは平日は6時から開いているが,日曜日は9時からだと気が付けば後悔にはならない。
 配線材を購入して港に向かった。もう『Wiz of Oz』艇長も『Bonanza II』艇長も来ている。そこに本当にタイムリーに浜の宮マリンサービスの花田さんがドジャーのフレームを抱えてやってきた。『Bonanza II』艇はこれで悪天もものともせずに航海しないといけないなあ。
 僕は,仮止めのままだった配線をケースに収める。これで外観がよくなった。一段落ついたので,『Wiz of Oz』艇のちょっとあっちを向いた風見の修正にマストに登る。ついでにワイヤレスの風向風速計の動きが鈍いので外してロープで下ろす。グリスアップして再度引き上げるが,少しましになっただけでやはりベアリングの交換をしないといけないらしい。再度外して下ろす予定だったのに,さっき修理した風見をテープで補強しているうちにさっぱりそのことを忘れてしまった。気が付いたのはラッペルし終わってからだ…アルコールのせいかしら。

 登るのはまた次回なんて話をしていると,『Bonanza II』君が差し出したのは件のベアリングだった!すごい,予備を持っているなんて。
 再度マストに登り風向風速計を外してくる。僕が登っているのを見て,
「私も同様の方法でマストに登っているよ。」
と花田さんがユマーリングの話をする。クライミングをされていたらしい。ヨット界に意外に多いクライマー。
 ベアリングを交換している間は,僕は自艇のメンテナンスの続きだ。
 休憩中,花田さんが乗り込んでくる。いろいろと外洋航海の話を切り出してくれる。全てためになる話だった。今度は時間を取ってゆっくりと話を聞きたいものだ。ありがとうございました。

「できたよ。」
と『Wiz of Oz』さんからコールがかかる。
 僕はユマーリングして,ベアリングの交換が終わった風向風速計をセットする。カラカラと泉佐野のどのヨットのそれよりもよく回っている。僕の登下降は一回空振りしたが,こいつの空回りは実に気持ちがいい。

 多くの人にメンテナンスのお世話になりました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。では,みなさんよいお年を。

フレームが届きました。設置して布部分の型取りでしょうか。ビミニのステーもステンレスパイプに交換するようです。完成が楽しみですね。

Saturday, December 23, 2017

エンジン始動用のバッテリーが弱い…

 日曜にするかと迷っていたが,午後からの天気が悪そうだ。メンテナンスも晴れている方が外作業がしやすい。

 エンジン始動用バッテリーの日常充電用に25Wのソーラーパネルを設置することにした。すでに火曜日(12/19)に届いている。港までの道中のホームセンターでアルミのアングルとU字ボルト,その他を買った。
『風来坊』さんが出かけるところだった。『over joyed』さんはやっぱりメンテナンス。いつものように,3箇所のハッチをフルオープンして淀んだ空気を入れ替える。
 ソーラーパネルの裏側には6mmの穴があいている。それにアルミアングルをボルトで取り付けて,スターンパルピットにU字ボルトで設置した。ナットを緩めれば角度が調節できる(がそんなことはしたことがない)。
 古いGPSアンテナケーブルのコーキングを少し除去して,ケーブルを通す。右舷側にあるコクピットロッカーの中を配線する。問題はここからキャビンのバッテリーへの取り出しだ。こんな穴の存在には気が付いていなかったが,配線にはうってつけだ。ギャレーの下からエンジンオイルを点検するが,その時はコクピットロッカーの蓋を開けていることは先ずない。暗いままなので穴の存在に気が付かなかったのだ。いい塩梅にケーブルが通る。バッテリーケースまで内部を這わせて,ようやく接続が完了した。これでクシュンクシュンと弱い力でしかエンジンを回転させることのできなかったバッテリーが蘇る(はずだ)。
 チャージコントローラーを仮止めする。ケーブルの取り回しが悪いので今後の課題だ。

 さあ,気の置けない仲間との忘年会に出かけよう。

コクピットロッカーの蓋を開けておくと,外の光が入ってこの穴の存在がわかった。ギャレー下のエンジンオイル点検口からのぞく。

御札を納めます。1年間お世話になりました。

コンパクト。ウインドベーンを設置したら移動の可能性があるので,仮設置。

今日は全く風がありません。

Sunday, December 17, 2017

随分吹いてますね

 1年で随分使ったものだ。年末は少しは清潔にしよう。幸いというか,ずっと30ノットぐらい吹いているので,出なくてもいいだろう。

 先週はサビキ釣りの人がたくさん岸壁にいたのに昨日も今日もほとんどいない。ヨットの目の前まで車を乗り付けて,清水用のポリタンクを下ろした。岸壁ががらがらのこんなチャンスはめったにない。あわてて,ハッチを開け,全てのマットを外して車に載せた。すっきりしたキャビンは冷蔵庫内のようで気分がいい。欲を言えば,配線なんかも全てむき出しならメンテナンスも楽なのになあ。

 キャビン内ロッカーの整理をしていると,窓の外に足が見えた。隣の『Bonanza II』君がやってきた。彼も連日のメンテナンスらしい。チークオイルを塗るそうで,僕も片付けが終わり次第そうすることにした。
 チークオイルを塗ったら,いろんな箇所の汚れが気になってきた。しまった,先に清掃をするべきだった。荷物置きの簀子を外すと,泥のようなものがベッタリとこびりついている。スポンジでこすって水で洗い流す。夏に大量侵入してきたフナムシの残骸はもう粉々になっていたので,嫌悪感もわかない。

 昼過ぎにようやく20ノットに風が落ちてきたようだ。出たい誘惑をこらえ,メンテナンスに徹する。

 まあまあのできぐあいか。
 年末も押し迫ってきた。今週末の土曜日は忘年会。翌日曜日が年内最後の泉佐野詣でだ。今年も,ヨット遊びは大過なく終わりそうだ。来年はもっともっと楽しく遊ぼう。

各マットの下にはたくさんの収納スペースがある。たかがスポンジのマットと思うなかれ,これが結構面倒くさい。収納スペースに入れてある物を取り出すのにマットをいちいち取って何処かにおいて,それから蓋を開けて内容物を取り出す。これですっきりしたよ。

代わりに山用のマットを引いた。両バースには元からあるスポンジクッションの上にサーマレストマットを敷いていた。直に引くと薄いかもしれない…山では雪の上でもこれ1枚で冷たくは感じないんだが…山用に似た安い物は5枚所持している。惜しげなく2枚重ねで使う。

冷気がすっと降りてきて,淀んだキャビン内の空気を清浄化する。冬はこれがいい。風さえ感じなければ気温は多少低くても寒くは感じない。

温度計は3℃だった。真冬でもないのに珍しいことだ。

Saturday, December 16, 2017

おやおや~

 明日日曜日は北西の風が吹く。20ノットと頃合いだから,洲本に行けば帰りは楽ちん。
 港に来てみると,さっぱり風が吹いていない。これでは行きは機走オンリーだろうなあ。そして帰路の風に期待するのだが,期待通りの風向きじゃなくて,真上りのことばかりだ。それでも,まあ楽しいか…

 まだジンバルにストーブ(調理用バーナー)をセットしていない。瀬戸内や沿岸クルーズでは走りながら調理することはなかった。港に着いてからはテーブル上で鍋をつついたり,コクピットで焼肉をしたりすることばかりだ。お湯を沸かすのはジェットボイルが早いので,そんなときにもいわゆるギャレーでやることないのが実際だ。
 固定用のアルミ棒がもう2本必要だ。ホームセンターに買いに行こう。ついでに買ったのは,ラムと赤ワイン。買ってから気がついたが,もう年内に泊まりのクルージングに行く予定はない。年越しになってしまうなあ。

 港に帰って岸壁を歩いていると見慣れないものが設置されていた。防犯カメラ!みなさん,行儀よくしましょうね。
 僕が買い物に行っている間に『Bonanza II』君が来ていた。今日は丸1日メンテナンスをするらしい。木部を磨いている。僕も,メンテナンスに取り掛かった。ストーブを設置した後は,ステンレスのパイプを磨いた。新しいパイプは見違えるように,古いスタンションはそれなりに輝きを取り戻した…ようだ。
 明日も続きをしよう。気になるのは風向きだ。行かない日に限り,洲本から泉佐野に向かうヨットにとって,アビームのいい風が吹いているんだろうな。

Sunday, December 10, 2017

暖かいと思ったら風がない

 目覚ましが1分間も鳴り続けていたのに寝ていた。なんたるていたらく。

 コーヒーで活を入れ,鯖缶ともやし炒め。最近,鯖の水煮ばかり食っているがなんだかやっぱり冴えないなあ。
 連絡船乗り場のトイレは近付くと自動的に明かりがつく。中でじっとしていると明かりが消えてしまう。適当に手を振ってセンサーを目覚めさすと,また明かりが点く。
 桟橋に戻ると『Bonanza II』君がちょうど僕のヨットに声をかけているところだった。彼は30分寝過ごしたらしい。5時丁度にサイレンが聞こえる。漁船が一斉に動き出した。僕たちの出港はそれを避けよう。
 5時半になると静かになった。舫を解く。昨日の着岸時とは大違いで,風がほとんどないので気楽だ。
 外の一文字辺りでまた便意を催した。後ろからはまだ漁船がどんどん出てくる。出るのは早かったようで,漁船に迷惑をかける訳にはいかない。進路を譲る。便意は頂点に達した。なんとか後ろからの漁船はもう来ない。スターンからのんびりと尻を出そうと思っていたが,間に合わない。サイドデッキから横出しだ!
 明るくなってきた。そのままにしておいたリーフを解除し,さらにもう少し行くと風が横に振れたのでジブを展開した。
 風は弱いのでエンジンも併用だ。

 最後はべたべたの海面をホームポートへと急ぐいつものパターンだった。

沼島漁港発 05:30
佐野漁港着 11:05

雲があったので太陽が上ったのは7時を回っていた。風はなく暖かい。

もう少し風があれば快適に走れたのになあ。

田尻沖ではヨットレースでしょうか。12艇出ていました。『Wiz of Oz』艇とミートしました。

お迎えありがとう。1羽欠席ですな。

Saturday, December 09, 2017

おやおやけっこう吹きました 沼島漁港

 年末までにもう一泊はしておきたいなぁと誘いをかけたら『BonanzaII』君が乗ってきた。彼15歳,私17歳の時からの付き合いです。新入生歓迎のオリエンテーションに彼がやってきた。色々質問をしてくる。とにかく入って一緒に登りましょう。高専山岳部のいい後輩です。

 2艇で沼島に向かう。風はぎりぎりジブがだせるいつもどおりの展開。ちょっと油断をするとすぐに裏風が入る。うねりもかなりある。淡輪沖で苦行のようなスプレー地獄から逃れるようにVHFが入る。ドジャーなしでは辛いだろうなぁ。
 洲本に変針したら低速は一気に1ノット台に落ちる。ヤッパリ沼島だ。
 友水を越えると嘘のようにうねりが消え,白波も立っていない。午後のゆるい日差しを正面に受け,のんびりと進む。

 木村屋のお風呂が何よりのご馳走だ。手前の公園にはイルミネーション。クリスマス,年末が近いと感じる。
 久しぶりにヨットで鍋にした。酔うに連れ話がスパゲッティのように混みいる。外の風も少し落ち着いて来たようだ。明日の朝飯は各艇で摂る。それが山岳部時代の生活とは違うところだ。

佐野漁港発 09:30
沼島漁港着 16:15

関空橋をくぐったら,ジブを展開しよう。少し変針するからなんとかなるかな。

けっこう沈んでいますね。滝修行のようです。ピントがバックステイにあってしまった…

友ヶ島水道を越えると,うねりもなくなり,白波も消えた。今までの海況が嘘のようだ。

いつものように僕は左舷着け。『Bonanza II』艇は右舷着け。
風はスターンから吹いているので,桟橋のどっちに着けてもヨットが岸壁に押し付けられることはない。

Sunday, December 03, 2017

忙しく帰る

 早寝したつもりだったが,起きたのは4時だった。風は弱い追っ手。エンジン頼りならとのんびり出港した。

 レーダーの具合を確かめるのが今回の目的だったのに,暗い時間の航行はたったの2時間だ。これは大いに反省しないといけない。まあ,視認と(レーダーの)写り具合を見比べるなら昼間のほうが好都合なんだがと自分で納得しておいた。

 後ろに航海灯が見えた。きっと僕のエンジン音で目を覚ました『東日流』さんだろう。
 さっきまできれいなカーブを描いていたジブが裏風を孕んでパタンパタンしている。これではいかん。

 明るくなってきた
 関空島の周囲にある黄ブイを目標物に,レーダーが示す方位と距離を確かめてみるが,調整の必要はなさそうだ。
 そんなことをしていると,『Wiz of Oz』さんから電話が入る。港に沈船があり,サルベージ中らしく,出入りはできないので僕の入港時刻を聞いてくる。おいおいまた連絡をくれるとのことだ。ありがとうございます。
 港に帰るまでに,回収作業は終わり,『Wiz of Oz』艇も出港してきた。

 いつものようにゆっくりとバースに着ける。昨日,咳がひどくて港に顔を出さなかった『Bonanza II』君も来ている。ハッチのコーキング中だった。すぐに帰ってきた『Wiz of Oz』さんと海南のセール屋さんに行く話がまとまったらしい。僕は,夕方からキタで忘年会がある。一旦家に戻って化粧直しだ。
 それぞれの年末,みんな多忙だ。

洲本港発  05:15
佐野漁港着 09:15

大きな月が,16時ぐらいから上がっていたが,ようやく西の空に沈もうとしている。きれいな風景だった。できれば,大海原で見たいものだ。

風は真向かいと冴えなかったが,ほんの束の間振れた。すぐにジブを展開する。

いつ見ても美しい朝日。生命の躍動を感じる一瞬だ。

向こうに1艇見えるのは,『Wiz of Oz』艇だ。出たのに風がないね。

Saturday, December 02, 2017

まあ風はないがいいか 洲本港

 このところ,さっぱり乗れていない。日曜日夜には新地で忘年会がある。あんまり遠くへは行けないが,とにかく出よう。
 なんだか初めて乗る船のようにぎくしゃくしている。これではいかんね。
 風がよければ沼島までは行こうと思っていたが,先週,先々週の強風がまるでなかったかのような頼りなさだ。洲本に行って,余った時間はメンテナンスに費やそう。
 風見が時おりマストのラインからはみ出る。ここぞとばかりにジブを出す。全開するまでに裏風をはらむ。やっぱり機走に徹しよう。
 空は限りなく青い。ドジャーの陰に入っていれば,船の進行によって生じる風から逃れられる。エンジン回転2500rpm,艇速6ノット。レーダーの初期設定に関空橋を使う。距離,方向ともに問題ないようだ。後方に何艇かいる?いやいや波を拾っているようだ。これもマニュアル調整しておく。
 後ろにセールが見える。
 はて?
 洲本港に着いて,キャビンで片付けをしているうちに後続のヨットが入ってきた。なんと同じ泉佐野の『東日流』艇だった。お疲れ様。

 メンテ,メンテ…おっとその前にトイレだ16時まで開いている食堂があった。ビールにアジフライ,どて焼き。
 その後は真面目に整備する。
 コーキング,ジンバルの調整,仮置きしていた冷蔵庫の固定。
『東日流』さんから風呂の誘いが入る。ドリルで穴を開けたばかり。後で行く。
 銭湯でゆったり浸かっていると『東日流』さんから声がかかる。そうや,先に入っていたんや!

 お互い自艇で夕食。僕は最近鯖缶ばかり食っていて美味しい食べ方を模索中だ。飽きないバリエーションを考える必要があるなぁ。

佐野漁港発 09:15
洲本港着  13:15

いつものように岸壁に着ける。今日は潮位がこれより100cm下がる。岸壁から見下される…そんなことより,反対側には,きっといい月が上がるはずだ。

関空島を過ぎて,ふと後ろを見ると船影が。泉佐野のヨットに違いないと思っていたらやはり『東日流』艇でした。大先輩ですね。

メンテナンスをする前にトイレ。お店が開いていたので,メンテの前に軽く一杯だけやる。

Thursday, November 23, 2017

そろそろコンロを設置しよう

 家に持ち帰ったままだったマルチフュエルのバーナーを再びヨットに積み込んだ。手早く着火はできないが,ゴーゴーという燃焼音が,唸っている風よりも力強い。

 キャビンに入ったら,バウバースとトイレ横のハッチを開放する。一気に風が通り,淀んだ空気が一掃される。カビ臭がちっともしないのが嬉しい。購入後1年経ってくたびれたところはないが,ホコリが床下の隅っこに沢山ある。年末には大掃除だな。それまでに1回はクルージングに出かけたい。
『over joyed』さんは相変わらずメンテナンスに没頭している。『風来坊』さんがやってきた。間もなく何名か揃うだろう。先日パイオニア9からヤマハのMS24に乗り換えた『COSMO』さんもやってきた。これは納艇祝でもしないといけない。
 コンビニはありがたい。さすがにシャンパンは無理だが,お手頃なスパークリングワインならある。『COSMO』艇で乾杯。まだまだ改造があるようで今後が楽しみだなあ。

 ジンバルにコンロを設置していないので,そろそろ付けないと航海中の調理もままならない。バーナーをセットして,寸法の目安をつける。燃料ボトルが転がらないように車輪止めのような物いる…そんなことより,昼食を作ろう。
 ポンピングして圧をかけ,着火する。灯油は安全だが不完全燃焼の煤がよく出る。プレヒートは着火剤を使ったほうがいいのかもしれない。

 冷蔵庫の置き場所はバウでは,やっぱり使いにくい。クォーターバースのスペースを上手に使えばなんとかなりそうだ。アイを2箇所付けて,冷蔵庫の横のグリップと連結すれば固定の問題は解消する。
 いろいろと改良したいことがありすぎて,あれもこれもで適当になってしまうのが悪い癖。一つづつ片付けていくことにしよう。

10時過ぎまで頃合いの風だったのだが,段々吹いてきた。冷蔵庫をバウに移動して固定していないので,跳ねるだろうなあ…出たら。

冬山ではジェットボイルでお湯を沸かして調理することが多くなったが,長期山行ではやっぱりガソリンストーブが心強い。で,これはガソリン,灯油,軽油をノズル交換しないで使えるマルチフィーエルのストーブ。頼りになる。

Sunday, November 19, 2017

お世話になりました

 土曜出勤だったが,午前中は雨だったのでまあよしとする。
 仕事は昼までで,昼食代わりに帰宅方向とは逆の淀川区木川にむかい,8月に開店したおでん屋台でやる。さらに十三駅前で立ち飲み。阪急で梅田に出るが,JR環状線で京橋に向かった。『Blue Lagoon』艇長と小1時間立ち飲み。これこそ半ドンだ。
 明日は,わざわざ『Blue Lagoon』さんが泉佐野にやってくる。クルージングの際に気が付いたVHF無線機とオートパイロットの干渉,トークボタンを押すとオーパイが誤作動してもとに戻らないことがある,を解消するために,器材をを持って改善しにやってきてくれるのだ。ありがたいことです。

 港に行くと,既に『Bonanza II』君が舫ロープの点検をし始めていた。先日帰港した際にどうやら右舷側のロープを絡めてしまったらしい。潜る気満々だったが,取り敢えず隣の艇から舫を点検してみる。小さなブイがついているだけなので,岸壁側を解除すれば海底に沈むかもしれない。強い北西風でヨットが押されているが,なんとか押し返し,様子を見る。どうやらそれでいけそうだ。一安心。

 昼頃に『Blue Lagoon』さんがやってきた。オーパイのコントロールボックスを開け,チョークコイルを取り付ける。取り敢えず信号側だけに付けてみて,無線機のトークボタンを押して様子を見る。すこし誤作動するが,随分解消された。心配なので再び裏ぶたを開け,電源側にもコイルを入れる。動作確認するとトークボタンを押した際にノイズが入るが,オーパイの誤作動は解消されていた。素晴らしい。症状を言えば解決策を即答された。僕にはそんな知識がないし,修理の技術もない。本当にお世話になりました。

 相変わらず風は強い。キャビンにいて揺れるのはこの港では珍しいことだ。バウ側の岸壁から飛沫がかかる。めったにないことだ。キャビンの整理をし,より過ごしやすくする。もっともっとメンテナンスの時間がほしいなあ。 

海上強風警報から海上風警報に変わったはずだが,西北西の風が艇のスターンを流している。

古いオートヘルムの裏ぶたを開けると,中は錆もなくきれいだった。

取り敢えず信号側の処理をする。

まだ干渉したので,電源側も処理する。

さて,泊りがけで何処かに行きたいものだ。12月の第2週あたりかな。

Sunday, November 12, 2017

マルシェで昼飯

 高専時代から延々とやっている同級生の友人バンドが屋外ライブをする。今まではずっとライブハウスばかりだった。いや,待てよ,天王寺の屋音でやったのは高3の時だった。僕も誘われていたが,夏休みとあって北アに登りに行っていたから,本当に彼らの野外ステージを見るのは初めてだ。

 昨日やり忘れた充電器のベルトを締め直す。2艇,即ち,拙艇と『Wiz of Oz』艇の出港準備ができた。『Wiz of Oz』さんは出港前の最終チェックで,こころなしか冷却水の出が少ないと言っている。他のゲストが来るかなと思っていたが,どうやら僕たち二人だけらしい。急遽予定を変更して,1艇に相乗りで行くことにした。となるとどちらの船で行くかだが,彼は,ここんとこヨットを出していないので出港したいと言っている。僕の艇は先週も出ている。『Wiz of Oz』艇にお邪魔することにした。これで,係留地が狭くても何とかなるだろう。

 風は15ノット以下だが,あいにくの真上り。港を出て数分で水蒸気が多いのに気が付いた。どうやら冷却水らしい。旧南海フェリー乗り場に船を回し,フィルターのゴミを掃除する。エンジンを再びかけると,果たして,冷却水が順調に出始めた。彼の素晴らしい観察力と処理能力は見習わないといけない。出港してしばらくは,艇に異常がないか要チェックだ。

 岸和田までは1.5時間。『東日流』さんに聞いたとおりに,橋の下をくぐるが,海図では余裕だと思っているが,やはりドキドキもんだった。『風々』さんの教えてくれた所に舫う。ちょっと前から電話で僕たちの居所を確かめていた『IZUMI II』さんが迎えに来てくれた。ありがとうございます。

 七輪で魚介類を焼き,適当に飲む。同級生が一杯来ている。友人のバンドを含めて5組のバンド。4時間がすぐに過ぎていった。

 帰りは風が弱くなっている。港出口でマストを発見。先週島精機カップに出ていた『ごんべ』艇が回航で忠岡に帰る途中だった。お疲れ様でした。
 少々追っ手の風。夏だと暑いと悪態をつくところだが,この季節はありがたい。ぽかぽか陽気についつい寝てしまった。いつの間にか佐野漁港の入口に来ていた。『Wiz of Oz』艇長,着岸準備もせずにすみませんでした。

 自艇のハッチを開け,セティバースに横になる。
「よじさん。」
の声で目が覚めたのは小1時間後だった。

 さて,来週は何して遊ぼう。

お気楽気分で一杯やる。艇長さんに丁重にお礼を言う。

とにかく着けた。係留許可ありがとうございました。

マリーナシティから回航中の『ごんべ』艇にあった。今日はいい日和でしたね。

Saturday, November 11, 2017

土曜日やったんや

 寝たのが3時だったからと言い訳をしておくが,起きたのは7時で思う存分に遊ぶには少し遅い。冴えない天気に萎えそうになったが,9時には晴れてくるはずだ。昨晩作っておいた茹で卵5個をジップロックに入れて港に向かった。

 各艇の風速計がブンブン回っている。出れば楽しいだろうな。でもメンテが先だ。
 付けよう付けようと思っていて,ずっと放ったらかしにしておいたブームキッカーを取り付けることにした。マストとブームには既に金具は取り付けてある。グラスファイバー製のアームを切るだけのことなんだが…
 鋸が切れないこと切れないこと。長めにセットして様子を見ようと1本切断するが,それで鋸の目が詰まってしまった。だましだまし切っているがもう限界だ。『浮浪雲』さんに金ノコを借りる。あっさりと片付いた。2度ほど調整しておしまい。風はまだ調子よく吹いている。さあ,出かけよう。

 舫を外すと,バウからの風が艇を自動的に押し出してくれる。これは具合がいい。
 ?
 少し変だ。わあ,左舷スターンの舫を外すのを忘れていた。それで船首が右に振れたんだ。岸壁のみんなは笑っている。相当カッコワルイで。
 
 予め2ポイントにリーフしておいたメインセールを揚げる。
 前回はジブを展開しすぎて2ポンメインとのバランスが悪かったのを思い出した。艇速は…メインが小さすぎたか。いや,これでよさそうだ。気ままに舵を取る。5ノット台で快走だ。
 『Wing』艇がマリーナシティから忠岡に回航しているらしい。そろそろ見える頃かな。SNSで確認すると加太で昼飯を食っているらしい。それではまだまだ来ない。
 時計を見ると13時過ぎ。そうだ,今日は土曜日だったんだ。14時から16時の間は漁船優先時間で,僕たちプレジャーボートはその時間を避けて出入港する。16時まで漂っているのは気乗りがしないなあ。メンテの続きがいいだろう。

ようやく付けました。少し角度が悪い。ほぼ1年間パイロットバースに載せたままだった。

行きたいところには行けないが,自由に走っているのでそれが一番楽しい。

明日も来ます。

Sunday, November 05, 2017

晴れたのでメンテナンス

 昨晩はみんなで飯でも食おうと,ホームポートに帰ってきてそのままお泊りだった。『IZUMI II』艇で食った後,岸壁を歩いていると『Wiz of Oz』さんがやってきた。拙艇で飲み直し,おやすみなさい。

『Wiz of Oz』さんがユマーリングして航海灯を外して下りてくる。僕は口だけサポートする。これからもきっと一人で登るに違いないでしょう。

 僕は先日からのびのびになっている窓の防水対策をする。根本的な改良は来年だからあくまでも応急処置。なんと窓の下側全部が浮いている状態だった。上側はきちんとコーキングされているので漏れなかったようだ。それより接着されていないのがおかしいと感じた。枠だけをコーキングして,周囲をタッピングビスで留めてあるだけだった。全部剥がしてFRPを貼って,新たに小さな窓を付けるのがいいのかもしれない。

『over joyed』さんが自宅で採れた安納芋を持ってこられた。ごちそうさまでした。

 やらなければいけないことがまだまだある。一気にやってしまうと雑になってしまう。ちょこちょこやるのが一番だと感じた。

初ユマーリングです。腰がしっかり入っています。

湯浅広港からの帰路,強風でしたが,『攀丸』は安定していました。

Saturday, November 04, 2017

ずっとずっと上りでした

 みなさんのんびりすると言うので僕も付き合った。5日に用事がある『Bonanza II』君だけは,6時に出ていった。ご安航を。

 珍しく朝食を作った。ココナッツミルク400mLにスープ400mLのタイカレーだから,お腹は一杯になる。チキンの量が少なかった。やっぱり300g入れるべきだったなあ。その後,『IZUMI II』艇でコーヒーにバケット。発酵バターが美味しかった。ごちそうさまでした。

 9時に舫を解く。バウの舫を伸ばしていくと,船首がするすると離れていく。あれっ,さっきまで岸壁に平行にヨットが離れていたのに。ちょっと風が出てきたかな…一文字堤防の中でメインを揚げる。そこを出ると案外吹いている。早めにリーフをする。
 艇速はさっぱりで3ノット台がやっとだ。湾口まで2時間もかかる。そこからは右に進路を変えるのでジブがきっとうまく効くはずだ。先に,湾口に出た『浮浪雲』さんから,無線が入る。僕のいる位置よりかなりうねりが激しいらしい。しばらく様子を見ながら走ることにした。

 前を走っている,『浮浪雲』艇と『Southern Cross』艇は地の島の右に進路を取った。この風を凌ぐために『Southern Cross』艇のホームポートである海南に向かうようだ。さっきまでどんよりと曇っていた空がみるみる明るくなってきた。青空が広い。先行する2艇を追わずに沖の島と地の島の間を抜ける。予定通り洲本に行こう。
 ジブも青空に映える。遠く海南沖にセールが見える。『浮浪雲』艇も洲本に向かっているらしい。
 加太瀬戸の南流最強時刻は過ぎたようだが,風と潮に押されてさっぱり艇速が伸びない。島精機カップレースに出るヨットが潮と追っ手の風に乗り,快適そうにマリーナシティに向かっている。いいなあ~
 時折,1ノットを切る充実した海峡越えを楽しむ。
 エンジン具合が少々気になる艇があったので,一緒に泉佐野に帰ることにした。ゲートタワーに向けて進路を変えるから少しは稼げる…押されすぎてさっぱり進まない。もっとも洲本方面へはもっと悪い上りだ。

 関空島の陰はたいてい風が弱いが,あんまり変わらなかった。それよりもおかしかったのは,あの狭い海域でときおり艇速が1ノットを切ることだった。それも30分以上も。ペラに何かが絡んだわけでもあるまいし,少し先を行く『浮浪雲』艇に電話で艇速を確かめると,4ノット台が出ているらしい。
 
 暮れてきた。早めに航海灯を点けた。関空橋から満月が上った。あと少しでホームポートだ。

湯浅広港発  09:00
佐野漁港着  18:30

のんびりした朝だ。『Bonanza II』艇は,6時に出ていった…やっぱりこれが正解だな。

ちょっと吹いてきた。1ポイントにリーフしたが,一気に2ポイントリーフにするべきだった。

湾口からはうねりが大きくなってきた。

大きな月が関空橋の鉄骨の間から見え隠れする。観覧車よりも断然美しい。

Friday, November 03, 2017

2年ぶりに湯浅へ 湯浅広港

 3週連続で台風と雨の週末だった。11月の3連休を心待ちにしていたが,果たして,晴れた。

 8時には出港したい。昨晩は電車の中で居眠りをしてしまって,乗り越してしまった。戻りの電車はもうないのでタクシーで帰宅。冴えないなあ。酔いを覚ますには睡眠が一番ということで起床時刻が遅くなってしまった。急いで家を出ると忘れ物の連発で,2度もドアと車間を往復した。それでもやっぱり大事なノートを忘れている。

『Bonanza II』君はすでに用意が終わっている。コーヒーをごちそうになり,僕もさっさと出る。
 久し振りの快晴だが,やっぱり風は正面からで,しかも弱すぎる…こんなことを言っているから翌日は吹いたわけだ。

 しばらくしてから,『浮浪雲』さんから連絡が入る。『IZUMI II』艇もあとから来るそうだ。今日は賑やかになっていい。
 淡輪沖ぐらいから加太瀬戸の南流に乗る。9~10ktで加太瀬戸を越えたあとも,ずっといい具合に走る。
 湯浅湾口から港までは小1時間かかる。吹き下ろしの風が今日のフィナーレに華を添える。1時間遅れで泉佐野を出た『浮浪雲』艇がすぐ後ろにいる。相変わらず速い。

 15時過ぎに『IZUMI II』艇もやってきた。
 近くの風呂(入浴料100円)は3の付く日は定休日だ。20数分歩いて別の銭湯に行く。ここも入浴料は安い(200円)。
 スーパーで買い出しを済ませ,駅前の居酒屋に向かった。自艇で夕食を済ませた『IZUMI II』さんと合流して,乾杯する。和歌山琴ノ浦から『Southern Cross』艇もやってきたそうだ。

 そして,お決まりの『Southern Cross』艇でカラオケ。明朝はゆっくり起きよう。

佐野漁港発  08:10
湯浅広港着  14:00

僕と『Bonanza II』君は,一足先に港を出た。晴れているが,風がない。


広いのでゆったりと停められる。

Saturday, October 28, 2017

あんまりや

 先週は台風対策でさっぱりヨットを出す状況ではなかった。
 週明けの天気予報では,今週末は晴れマークが出ていたので,近場に1泊クルージングと考えていたのだが…はたして,またもや雨の土日のようだ。

 出島のOPヨットに寄り道して,2GMのエンジンジンクと関連の部品,インペラを購入した。知り合いは誰かいるかなと,棧橋を覗いてみたが,誰も居ないようだ。
 前のハッチも開放して,淀んだ空気を入れ替えたかったが,雨は降ったりやんだりを繰り返している。先日外しておいたドジャーの前部アクリル窓を取り付けて,せめてでもと入り口のハッチはフルオープンにした。
 
 24のレンチはこんな時しか使わない。随分と固く締まっている。ラスペネ買っとけばよかったか。横のボルトは外れた。後部のそれはなかなか手強い。なんとか気を取り直して,力を入れ直して,足も利用して,ようやく緩んだ。両方のジンクともあんまり減っていないが,交換しておく。
 Vベルトを確認するとまだまだいけそうだ。インペラ交換は次の機会に持ち越そう。
 ブリーザーホースがまた外れている。エアクリーナーを外して,しっかりとホースバンドで固定する。前回はオイルパイプとの干渉を嫌ってインシュロックタイで止めていたんだ。調節ネジから出てくる余分のバンド部分が当たらないように少々時間をかけて作業した。どうやらうまくいったようだ。

 雨が本降りになってきた。風向きが変わったのか,浮遊ゴミが岸壁から港内中央に移動しだした。止む気配のない雨,風はまだ吹いていない。各艇の風見は好き勝手な方向を向いている。明日明後日と近付く台風の影響はおそらく大きくないだろう。

週半ばでのヨット仲間からの情報では,台風による浮遊ゴミはなくなったと聞いていたが,また戻ってきたようだ。

ジンクが減っていないのが気にかかる。

燃料の戻しパイプが外れていたので,クリーナーを外してからセットし直した。

Tuesday, October 24, 2017

雨漏りその後

 土曜日まで待てない!午後から職場を抜けて,港に向かった。

 平日なのに結構ヨット仲間が揃っている。岸壁ではサビキ釣りの老人がたくさんいる。鯵が入れ食いのようだ。
 小さな木屑のようなゴミが多い。昨日の昼よりも多くなったそうだ。風が回って,入り込んできたらしい。沈むかまた出ていくかだ。

 ハッチを開け,キャビンを確認するが,日曜日と変わらない。ホッとした。コクピットロッカーのウエスは絞れば水が滴るが,放置の状態では垂れてきていない。やれやれだ。応急のコーキングをしようと思っていたが,また雨が降るらしい。作業は土曜日に延期だ(台風が来なければ)。
 隣で『浮浪雲』さんが,どんどん釣り上げている。たまに大きめの鯵がかかる。バケツに2杯はあるだろうか。

 各艇異常なしのようです。よかったよかった。

どこにも水たまりなし,しみなし。一安心です。週末に台風がまた来そうなのでそのままにしておきました。

久しぶりの青空ですが,夜半からはまた雨のようです。

ゴミがなくなるまでは,しばらく要注意です。エンジンはかけませんでした。