Wednesday, February 28, 2024

もう少し乗っていたかったよね

 風は?昼頃に落ちるようだが…

 AIR VANEはこれにした。中ぐらいのサイズが欲しくて4年前に自作したものだが,ずいぶんとくたびれてきた。取付部がやわすぎて少し凹んできている。おいおい修理しよう。反応自体は全く悪くない。

 出航時には雲が少し残っていたが,すっかりと晴れ上がった。この青さがたまらなくいい。

 ジブは少し巻いてちょうどぐらい。4ktで満足していたらするすると走り出した。5kt台が出たので気分もいい。
 
 風が弱くなるのが少し早すぎないかい…巻いていたジブを徐々に繰り出した。

 結局,フルセールじゃないか…

 より敏感に反応する大AIR VANEに交換した。

 和泉葛城山系は言うに及ばす,北摂の山,生駒山系,金剛・大和葛城山系まできれいに見える(もちろん六甲もね)。
 風さえよければ景観満喫セーリング,関空島北西面を南下しようとすると,風見は回りだすし,対地速度は1ktを切っているじゃないか。あっさり微風の追手はあきらめて,もと来たコースを戻った。

 バースに戻る前に水揚げ場に寄る。本日,漁協はお休みなので時間を気にせずに使える。来月に上架整備の予定だからと先日のクルージング後に給水もせずに清水タンクは空っぽにしていたが,普段の掃除にも困る始末だ。やっぱり入れておこう。200L満タン,少し左舷に傾いたままバースに戻った…右舷に座ればよかったのだ。
『LEIA』艇長からVクリートを受け取る。晴れているし,ぽかぽか暖かいし,エポキシ接着には問題ないか…穴開けしないで取り付けた。

 防波堤上,遠くに見えるのは六甲山系。
 帰ろうとすると港内にさざ波が立ち始めた…こんなもんさ。

Monday, February 26, 2024

同乗者あり

 おっ,いけてるやんと用意をしているところに『PENYY LANE』艇長がやってきたので,
「乗ってく?」
と誘う。

 こっちからの入港はダメですよ,『出口✕』の看板があるでしょ。

 フルメインにジブを少し巻いてちょうどの風。佐野沖のたちの悪い波もなく滑るほどでもないが4〜5ktで走っているので気分はいい。

 出航時は青空が広がって,『Bonanza II』と
「こりゃ出ないとね。」
なんて言っていたのだが,みるみる内に全天曇りになってしまった。2時間ばかり遊んで,風が落ちたので帰港した。

 月曜日だったが僕を合わせて6名の来港,やっぱり春なのかしらね。
 片付けが終わったところで『風来坊』に出向き,コーヒータイム。ごちそうさまでした。

 ゴーゴーと唸り音が聞こえてきた。この港で20kt近く吹いている時はだいたいこんな感じだ。

Saturday, February 24, 2024

寒さがぶり返しましたね

 金剛山の山頂は雲に隠れているが,中腹には雪が見える。昨日より10℃以上も気温は低いが,真冬の底冷え感はなく体の芯から寒さを感じることはない。
 関空島アメダスの風速は12ktあるかないか,マストトップの風速計もカップが見えるぐらいにしか回っていない。

 フルメイン,ジブは少し巻いて出航した。

 今日もお世話になっています。

 フクちゃんもせわしそうに動いている。航海中は取り入れ,休ませてあげたいが,ここに着けてからそのままになっている。申し訳ないなあ,ごめん。

 セールの陰にならない限り暖かい。

 おやっ,そういえば先日の入港時に作業の方がドリリングされていたのはこれだったのか。

 佐野漁港入口。

 ↑の写真の内側。

 おや,看板の枠も撤去されて防波堤に直接取り付けられている。

 港出口はこちらです。

 以前の様子(2013年)。1枚の看板に1羽の鵜がお約束。他の鳥(サギやカラス)は遠慮していた(鵜に追い払われるようだ)。

 2018年の台風で飛んでしまって,そのままになっていた(つい先日まで)。

 自艇の片付けが終わってから『風来坊』でコーヒータイム。ごちそうさまでした。

 たくさんあるからとスポンジ材が入った両面テープをいただきました。ありがとうございます。

 吃水より上が汚いこと。海水中の鉄分が付着するのでこうなってしまう。上架したらきれいにしよう。

 明日は終日雨予報となると…

 帰りに仕入れるのが正しい判断。

Thursday, February 22, 2024

停滞前線なのか

 今週いっぱいは雨模様らしいが,9時には止むとの情報に港に向かった。
 さて,その雨だが…

 雨雲がやっていきているし,今から1時間ばかりは降りそうだ。しばし逡巡…あきらめて今日も飲んだくれるしかないなあ。

Tuesday, February 20, 2024

なんですかこの暖かさは

 週間天気予報を見ると絶望的なぐらいに雨マークが続いている。今日なら曇でなんとか遊べそうだと港に向かった。

 ところがなんですか,この凪…一気に出る気がなくなった。

 エンジンボックスを開いて(一応3方向だが,右舷側はギャレー下から通じる扉なので開放されたとは言い難い),チェックする。新たな錆は出ていなくて少しは安心した。
 コントロールケーブル(スロットル)の長さをもう一度測り直す。ステンレス線で既設のケーブルに添わせて調べたからほぼ同じ長さに違いない…正直な針金は短い経路を取ったようだ。

 青矢印の青線がスロットルケーブルで,フリーハンドで書き足した青い線が針金の通った道。この方が屈曲が少ない。
 赤矢印はクラッチケーブル。擦れ対策にテープを巻いてある。
 スロットルケーブルは近々交換しよう。

 オケラにチェックイン。後半は落ちてしまったが9+だった。その後,秋田の『Lapita』艇長と7MHzで交信しようとしたがさっぱりだった。次回に期待ですね。
 午後になってから遊べるぐらいの風が吹き出したが,一杯引っ掛けたほうが楽しそうだと港をあとにする。

 舫を引いてびっくり,赤潮か?朝にはなかったはずだ。

 岸壁の角,風下側にはもっとたくさん。フリースなんていらない,長袖Tシャツで十分すぎるぐらいの暖かさだものね。

Sunday, February 18, 2024

ドジャーのウインドが曇っていてね

 朝から鈍い色の雲が空全体を覆っている。先に来ていた『Bonanza II』艇長が開口一番,
「風ないで…」
 
 ぐんぐんと晴れ上がってきた。青空を見て俄然やる気が出てきた。曇りきってさっぱり前が見えないドジャー前・側面の窓を磨いて,つや消しガラスからこの青空のように透明感のあるクリアーウインドウに変身させるのだ。

 一気にやるとやっつけ仕事で最後は駆け込み乗車のパターンが常だが,今日はのんびりと適当にサボりながらやる。

 休憩時には栄養をつけるのだ。安いビアだが麦芽・ホップしか成分表示にないのがよろしいね。
 なんだかんだで3,4時間はやっていたからたいしたものだが,これだけでは終わらない。3ポイント(実際は4ポイントだが)のリーフロープの取り回しが以前から悪かったのをちょっとしたきっかけで修正することができた。お馬鹿はおバカなりに,ビギナーはビギナーなりに色々と進歩するものですね…退化でないことを願うばかりだ。

Saturday, February 17, 2024

ぼちぼちですわ

 うーん,いかんねえ,全天雲じゃないか。岸壁を歩いて各艇の風速計を見てもさっぱり回っていない。途中で揚げ煎餅なんぞをかってしまったから朝っぱらからビールタイムになってしまいそうだ。
 そうそう,リーフを解除せずにセールをしまっているからリリースしておこう。情けないほどの不安定さで風見はスターンを向いている。セールを揚げるのには困らない。

 どうせならと1ポイントリーフから2,3へとセットしながらロープにマークしていった。
 リーフする際にこれらのリーフロープをフリーにしておくとそれぞれが絡んでしまって始末に困る。メインハリヤードをリリースする時にあらかじめ(1本なら少し,一気に2本ならさらに…)リーフロープも引いてしまっておけばそんな状況にはならない。引き過ぎないようにするためにマークしておくが,あくまでも目安だ。メインハリヤードにもマークしておくと,出し過ぎたりしないし,またグースネックフックに金属リングをかける時にも足りなくなって困ることはない。
 マーキングには顔料インクのペンを使う。はるか昔のことだが,クライミングロープにも何m繰り出したか知りたいのでやっていた。
 
 いかんいかん,こんな単純作業をしただけなのに缶の蓋が開いてしまったじゃないか。ついつい『Bonanza II』艇長のスキットルにも手をつける始末だ。

 午後になってから青空が広がった。風速計も回りだしたが,街飲みモードにシフトしてしまったので港を後にした。

Friday, February 16, 2024

土日は風が弱いから今日遊んどかんとな

 関空マリーナとの間からは沖が見える。所々に白波,佐野沖のタチの悪い波はなさそうだ。国際VHFからは時々「警報,警報…」のアナウンスが出るが,瀬戸内海上強風警報の対象エリアはいつものように豊後水道,紀伊水道だと思うが,Windyで確かめると果たしてその通りだった。

 メインは1.5ポイントリーフ,ジブは小さめ。ヒール角15°以下で楽しむ。ブローで20ktオーバーはくるかな思っていたがそれはなし,ずっと安定していたのは何よりだ。

 ちょっと当て舵気味なのは,セールトリムが悪いからか…

 突然バツンと音がした。ひょっとして,またリギンが切れた,いやいやそんなことはない,まだ交換してひと月だし,チューニングだって怠っていないし…ブームが揺れている。足元を見るとソフトシャックルが抜けている。

 ワイルドジャイブ防止用の左右テークルを締め,暴れないようにしてから付け直す。原因は?

 アビームでのんびり走る。メインのリーフを解除すればよかったよ。
 
 オケラをチェックするとバンバン聞こえてくる。チェックインできて何よりだ。
 そうそう,ソフトシャックルを点検をしないと。

 なんやよう分からんのんで新しいのに取り替えたよ。

 ブーム側のシャックルはあまり取り外すことはないので,6mmロープで念のためにバックアップを取っておいた(デッキ側は寄港地に着いたときにブームを振り出しスペースを確保することが多く取り外しやすい方がいいのでやっていない)。

 はい,おつかれさま。いい風で遊べましたよ。

Wednesday, February 14, 2024

所用で堺に

 堺海上保安署に所用。
 南海本線石津川駅下車で徒歩20分弱,臨海工場地帯の中を歩く。なかなか活気があるなあ。
 帰りはチン電で大小路下車,すぐの『ちく満』で遅めの昼飯。

 お猪口でやるのもたまにはよろしいようです。

 ここの蕎麦のこの温さが燗酒に合うと思っている。

 堺東駅(南海高野線)まで歩き,お久の立ち飲み屋『溝端酒店』へ。開いていてよかったよ,お久です。

 一升瓶で注がれる酒がありがたく,ついつい飲みすぎてしまう。

 〆具合がばっちりの【きずし】でさらに満足かな。

Monday, February 12, 2024

やらないとすぐに忘れてしまうよね

 夜には20kt吹いていたらしいが,港に来てみるといい感じじゃないか,これなら楽しめるぞと『Bonanza II』艇長を誘って拙艇に乗り込む。

 ウインドベーンのAirvaneをセットせず,オーパイもスタンバイさせていないのはsheet to tillerで遊ぼうと思ったからで,しないとすぐに忘れてしまうのが付け焼き刃たる所以,ここらでやっておかないとさっぱり使えなくなるだろう。もっとも身に付くには乗船時間の少ない僕には回数でこなすしかないのが現実だ。
 波にやられて(ウインドベーンの)Servopaddleがもぎ取られてしまったのはもう3年も前のことだが,強風の中,僕の所持している非力なオーパイは進路を保てる道具ではなかった。さいわい部品を取り寄せることもなく港近くの鉄工所で修理をしてもらったので助かった。それ以降やっぱり次の手段も知っておいた方が安心だと始めたのだ。

 今日も青空がうれしい。昨日自宅の鏡で見た顔は少し赤くなっている(酒酔いではないですぞ)。日焼けするのは外遊びした証だね。

 上りの時はメインシートからラインを取っている。

 帰る方向へはダウンウインドとなる。下りの時はジブシートからラインを取っている。

 微風の追手はごめんこうむりたいが,終始10〜12ktの風が吹いていて快適だった。

 まだまだ晴れている。ノンアルコールビアを飲んで僕はご機嫌だ。

 ジブとメインのバランスが悪かった。これぐらいジブを小さくすると上手く操船できた。

 帰港したらやることがあった。
 メインセールのスライダーが欠けて昨日セールを揚げるのに難儀した。今日はするすると揚がったが,そんな気まぐれでは困ったことだ。

 この「骨片」のようなかけらが悪さしている。グルーブのカバーを外さないと除去できないが,あいにく(グルーブのステンレス)カバーはブラインドリベットで取り付けているからネジを回せば外せるというものではない。だから放ったらかしにしていたのだ…いけない性格を直さないとね。楽な方がいいと,こじって広げてみるが引っかかってしまう。

「急がば回れ」…結局,ドリルでリベットをはつり,カバーをずらして「骨片」を取り出しました。やれやれ。

 上着を脱いでもまだ暖かい。

Sunday, February 11, 2024

今日も帆走できてよかったよ

 昨晩は風が強かったが,ほどよいぐらいに収まって何よりだ。

 出港の準備をしていると,『はやて』の方が来られた。
「おはようございます,お世話になっています。」
と挨拶をすると,手をあげて応えてくれる,これだけでも気持ちよい出航となった。僕が最後に出たが,また手をあげて挨拶をしてくれる。

 上から2番目のスライダーが一部欠けてグルーブに変な感じで詰まりメインセールが揚げられない。加太瀬戸に出ると遊漁船が多く,走りながら除去するのは大変だろうなあと,スロットルを少し緩めてナイフでごそごそやるが相当しつこい。そうこうしている内に港外に出てしまった。少しスペースができたのでそこにヨットを走らせ,なおもしつこくやるとくるっと回転しようやく邪魔にならなくなった。やれやれ。グルーブの蓋を開けて取り出すのは帰ってからの作業だ。

 ようやく揚がりましたよ。

 真上りじゃなくてほっとしたよ。

 風向が安定してきたのでウインドベーンをセットした。

 風下に座っているとセールの陰にならないので暖かい。

『Bonanza II』もいい感じで走っています。

『Wiz of Oz』も粘っておりますよ。お互いに船底が汚いからね。

 関空島に近づいてからジブもメインもよたよたになってきた。潮の影響をなくなったので艇速は3ktを切ってしまった。ジブをしまい,メインだけの機帆走をしばらく続けたが,関空橋手前でそれも下ろしてしまう。

 水揚げ場でデッキを洗い流す。先日やったガンネル切り取り作業のアルミ切粉がまだ少し残っていた。
 清水タンクはほぼ空になったが,3月に上架作業があるし,またそれまでにクルージングにも出かけないから注水はしなかった。

 無事にバースに戻りましたよ。

加太港発  08:00
佐野漁港着 11:30