Wednesday, April 29, 2015

ありがとうございました

 5/2からはクルージングに出かける。その前にやっておかなかればいけないことが多々ある。書き出せばきりがないが,クルージングの合間にもメンテをすれば少しは片付きそうだ。

 8時前に港に着くと,『浮浪雲』さんの姿が見える。今日もお手伝いをしてくれるとのことで,ロープ,ゴムホースなどを持参されていた。ありがとうございます。
 作業を始めると僕の出番は殆ど無い。完璧なまでに舫の調節をされているので,指図されるままに動くのがやっとだった。右舷側,左舷側,それぞれが終わったが,僕が微調整している時にモニターロープから手を放してしまった。ちょっとした油断で海底にスーッと消えていってしまった。
 鉤縄を使って,底から拾い上げようと試みるが上手くいかない。
「潜ったほうがはやい!」
 さっさとパンツ1枚になって『浮浪雲』さんが,海底に吸い付けられるかのように沈んでいった。直ぐに浮き上がってきた手にはロープの端っこがきちんと握られている!(マストに)登れるだけじゃダメだ。いつでもどこでも潜れないといけない。

 アンカーロープが交差しているかもしれないので,再度艇を1艇身以上後ろに下げて確認してみる。この辺りの細やかさが僕とは違うところだ。
 『COSMO』さん,『INVINCIBILITY』さんにも手伝っていただいて,無事に作業が終了した。みなさん本当にありがとうございます。


きれいに流れています。

 みなさんに手伝っていただき,ようやくひと仕事終わり,僕は次の仕事にかかる。電源コードを引っ張り,ドリルで穴あけ。久し振りの大工仕事をしていると,『浮浪雲』さんが,
「めずらしいねぇ。」
と冷やかす。『over joyed』さんは,
「ウインチ直したの?」
と聞いてくる。
「いえ,まだです。」
「分解したげよ。」
 ミズンとメインのハリヤードウインチを分解清掃していただきました。ありがとうございます。
 関空島を一周して帰ってきた『DUCK』さんからは,交換して設置していないセルフテーリングウインチを頂きました。ありがとうございます。


工具類にもありがとう。

Sunday, April 26, 2015

汗もかかず,寒くもなく…

 昨晩は大正区の『田中屋酒店』で友人のバンドのライブがあり,金曜にひき続いてまたも飲んでしまった。
 休日の朝としては遅い時刻7時に目覚ましがなり,7時半には車に乗っていた。燃料を補給しないといけないのでどうしても車で行く必要がある。
 酒屋で一緒だった『Dignity』さんも同じ頃港に着いてた。2艇で関空島をぐるっと回るが,向こうは小2のお子さん連れで,この天気は最高の環境を提供するだろう。

 メインを揚げるがズルしてレイジージャックを緩めなかったものだからバテンのところで引っかかっていいる。よく見ると2番めのバテンがはみ出している。セールダウンしバテンを回収してから揚げなおした。


『Dignity』さんは関空橋を抜けたかな。

 ジブを展開するが,ほとんど上りに冴えないカーブを描いている。南端の黄色ブイを越え,針路を北西に取ると使えるかな…


ジブを活かして,少し南寄りに針路を取っていた『Dignity』さんが,合流しました。

 南西面を走っても,北西面を走っても,さっぱり風をつかめない。


最後はこんな感じです。


港に入ろうとすると,『風来坊』さんが出港するところでした。

 帰ったらメンテナンス。先ず,『浮浪雲』艇の風速計を取り外す。マストに登るためにファーリングメインを降ろし,ハリヤードにロープをセットしてユマーリングする。タッピングネジ3本で固定されているはずだが,2本ネジを抜くと外れてた。穴が緩すぎる。
 自艇の舫を「行って来い」にするのに,『浮浪雲』さんが手伝ってくれる。いや手伝いというより殆ど作業をしてもらった。ありがとうございました。
 帰港した『over joyed』さんが『Dignity』さんと一緒に,先ほどの風速計をばらして調整する。見事!カラカラとささやかな風で回り出した。
 僕は再度ユマーリングして,見違えるように小気味よく反応する風速計をマストトップに付ける。ネジ穴にバスボンドを詰め完了。
 岸壁は海からの風を完全にシャットアウトしているのでもう暑い。マストの上は風が心地よい。空も真っ青だ。


またまた調子が悪くなりましたJETBOIL。レギュレーター?


29日のメンテで連休後半の準備をしよう。

Sunday, April 12, 2015

予想通りの帰路

 相当冷え込んだようだが,極寒用の寝袋で熟睡した。仕事に行く日と同じ時刻に起きて,真面目に出港した。
 昨晩の風の影響で,沖合はかなり波がある。明石方面か友水方面に行くならバッチリの風向きだが,ゲートタワーへ行くにはジブは展開できない。メインだけ揚げて,少し角度をつけて帰路についた。


太陽の光がほしいところ。

 パイロット船の後方に消防艇,さらに後ろにLNG船が航行している。このままでは動線が交差する。船首を変え避航の意志を伝えるが,消防艇からタンカーの前に出ないようにとアナウンスが発せられる。ハイハイ,でありますから避航したんですよ。パイロット船と消防艇を避けただけと思われたのかしらね。


消防艇が洲本に停泊していたのはこのためだったんですかね。

 風がなくなったと思ったら,すぐにベタベタの海面になってしまった。エンジンオンリーです。


田尻沖にたくさんのヨットが出ていた。目視で10艇以上。レースかな。


関空橋でしばらく漂っていたヨットは,『風来坊』さんでした。


泉佐野から出てきた『INVINCIBILITY』艇。これから関空島一周です。お気をつけて。


シーカヤックでは,まだまだ冷たいだろうね。


またまた,泉佐野から『GABOTENJIMA』艇。メンテナンスが行き届いています。


左のスペースは『over joyed』艇。僕と入れ違いに出港しました。右のスペースは『浮浪雲』艇。まもなく帰港でしょう。

 さっさと片付けして,和泉のリージョンセンターで筍買って帰る…のが春の恒例。
 来週は神戸に行こうかな。

洲本発  06:15
泉佐野着 11:00

Saturday, April 11, 2015

追っ手はいいいなぁ 洲本港

  沼島か和歌の浦にでも行くかと港に出向いたら,すでに隣の『浮浪雲』艇はなく,『DUCK』艇もいない。『IZUMI』艇がアスターンをかけて,出かけるところだった。

 昨晩は職場の歓送迎会だった。18時半の開宴を待てない僕は,定時に退勤し,よせばいいのに0次会で日本酒を3杯やっていい気分になってしまった。本番の会が終わってからも,その0次会の店に舞い戻り,ビールをやった。ここで打ち止めのはずだったが,LINEが入り「BARで飲みませんか。」のとお誘い。むさ苦しい野郎からの連絡なら酔ってなくても,「いや,もうぐでんぐでんやねん。」と丁重にお断りするのだが,お姉さんのお誘いに背筋がシャッキッと伸び,足取りも軽く心斎橋へと向かった。

…そんなわけで,港に着いたのは10時半になってしまっていた。大抵の人はすでに出かけているはずだ。『東日流』さんから聞くと,みなさん洲本に行かれるらしいので僕も便乗した。
 エンジンを掛け,セールカバーを外す。気温は?そのままの服装で行けそうだ。太陽は後1時間もすれば青空とともに暖かい光をさしてくれるだろう。
 出かけたはずの『浮浪雲』さんが戻ってきた。水揚げ場で清水を補給したそうだが,出入りの時にペラに何かが絡まってしまったらしい。水中カメラをお貸しするがよく分からない。まだ冷たい海水に潜って回収してきたのは,大きなビニール袋。お疲れ様でした。

 期待した風だが,さっぱりでエンジンで進む。関空島を過ぎたあたりから,白波が立ってきた。ジブを展開し,セールを揚げる。風はアビームからやや後ろ。前帆が膨らみ,グイグイと前に進む。
 セールトリムをすれば,後はやることはあんまりない。オーパイに任せて昼食を摂る。昨晩しこたま飲んでいるので,アルコールは抜いた。


快適でした。

 洲本沖2マイルでやや風が弱まる。今まで,7ノットをキープしていたが,精々5ノットだ。1マイルを切ったところでセールダウン。洲本港にはマストが5本見える。

  
皆さん,お疲れ様でした。二色から『FairWindII』艇が来ています。『浮浪雲』さんはそれに横抱き。


最近,僕の艇にはカラスがよくいるらしい。それの糞。

『FairWindII』艇でお茶を頂きました。『浮浪雲』さんが,いつもいれてくれる台湾のおいしいお茶です。


洲本ならここですね。


あれれ,残念です。

 スーパーで買い出しをし,板長『浮浪雲』さんの鍋料理,高級割烹『FairWindII』艇で宴会をする。プルタブを触る頃には,すっかり昨日のアルコールはどこかに消えてしまった。

 今晩は寒い。厳冬期用の寝袋が丁度だ。夜何度か小用で目が覚めたが,星を愛でる気なんてどこにも残っていなかったようだ。

佐野漁港発 11:00
洲本港着  15:00

Saturday, April 04, 2015

春ですね~

 週末の天気がよくない。かろうじて土曜日は晴れマークが出ているが,日曜日はまた雨のようだ。クルージングの予定をキャンセルして,土曜日だけ泊地沖でセーリングすることにした。

 毎年1~3月は冬のいい風を利用して,1泊2日か2泊3日のクルージングに出ているのだが,あまりにも天気が悪すぎた。3月中旬以降は他の用事も重なって,ふつふつとした時を過ごした。山に行くなら多少の悪天でも構わないが,冷たい冬の雨の中,港を出るのはエンジョイセーリングモットーの僕にとっては少し趣向が違う。

 自宅付近はまだ小雨がぱらついているが,港へ行く途中にはきっと晴れ間が見えるだろう。案の定,南河内から和泉に入ると青空が見え出した。

 久し振りの港だった。『東日流』さんがいた。「おはようございます。」
 今日はメンテは止めにして,さっさと出港の準備をした。軽油18L追加,エンジンキーをひねると,冬の間重かったクランキングがいくぶん軽くなったようにブルッと一度震えただけで,軽快なエンジン音が響いてくる。
 僕と相前後して港に着いた『風来坊』さんは,もう出港したようだ。


朝方は少し風があったようだが,そよ風しか吹いていない。メイン,ジブ,ミズンとすべてのセールを展開する。


写真を撮りに『風来坊』さんが近づいてきた。


数度タックを繰り返して,気持ち良い方向に艇を向けた。


いつものように『over joyed』さんが,セーリングを楽しんでいる。ジェネカー展開かな。

 適当に遊んでいたが,風が弱くなってきた。ここらが潮時。
 岸壁でお茶をいただいてヨットの話をしていると,やっぱり遊びは外に限ると再認識した。