Saturday, October 31, 2015

波が悪いね…

 しこたま飲んで終電で帰ってものだから朝が遅い。これでは大事な休日を無駄にしてしまう。
 港にはすでに『浮浪雲』さんが来ていたが,今日は出港せずにお茶会だけのよう。僕は先週は仕事で港にすら来ていないので,船艇掃除も兼ねて少し走らないといけない。


『東日流』さん,おひさしぶりです。

 北東からの風は前舫の先端を軸として,停泊中のヨットを右斜に押しやっている。エンジンをかけてしばらく様子を見る。異常はないようだ。ラットのカバー,メインセールのカバー,ミズンセールのカバーを外して,ようやく準備が整った。


港を出てからすぐにいい風が吹いてきた。

 ヒールがきつい。少し変針したが,途中,風が弱くなるし,回っている。関空島北側の黄色ブイを回りこんだところでユーターンした。


明らかに違う秋の空。

 岸壁では『over joyed』さんが持ってきた安納芋が焼き上がっている。ごちそうさまでした。
 いつものように点検をして,おしまい。
 座っていると睡魔に襲われてきた。

Sunday, October 18, 2015

寄り道するには風が弱すぎる…

 友ヶ島水道の転流は7時前。ゆっくりすればいいものを5時には目が覚めて,6時過ぎには出てしまった。

 途中ヒールがきつくワンポイントリーフしたが,直ぐに解除した。


いい風で加太瀬戸を目指す。

 加太瀬戸手前の変針点付近から風が落ちる。おまけに真上りだ。冴えない機走で瀬戸を越えた。
 いい風が吹いていれば,洲本に寄り道して,先週食い損ねた生イチジクトッピングのジェラートを食べるつもりでいたのだが,エンジンかけてまで行く気はしない。
 案の定,いつものようにベタベタの海面になってきた。

 田尻沖にはヨットが11艇。レースかな。
 ちょうど風も回復した。ジブを展開し,それでもゆるゆると関空橋に近づいていった。


まだまだ帰港には早いが風が弱く4ノット。


港手前で『over joyed』艇が出ていった。お気をつけて。


毎度まいどの鵜の出迎え。

 艇を止めると汗が噴き出してくる。
 空には雲一つない。夏の間干してなかったシュラフを広げる。


本当は帰港後毎回干せばいいんだけれどね。

 来週は土日とも仕事。11月も土日の仕事が多い。晴れた日には必ずセールを張ろう。

和歌浦漁港発 06:20
佐野漁港着  11:10

Saturday, October 17, 2015

風はままならぬ… 和歌浦漁港

 関空橋をくぐる前にフルセールを展開できるなんて…今日はなかなかいいセーリングができそうだ。
潮は明石なら最適だ。垂水に行ってみようか…釣り客がいっぱいだろうな。潮はさっぱり逆だがやっぱり南下しよう。


関空橋で風はいつもばらつく。この後が肝心。

 加太瀬戸を抜けるか,由良瀬戸を抜けるか,走りながら舳先を振ったり戻したり。洲本方面ならアビームで快適そうだ。心が揺らぐ。加太瀬戸を抜け,次にどこへ行くかは後で考えよう。
 沼島方面へ行くことにした。由良瀬戸に行く前に風のあまりの不甲斐なさに嫌気がさしてしまった。西進したので和歌浦へ行くにはちょうどよい風向きになった。
 追手となり,ヒールもなく快適に進む。


エエ感じで目的地を目指します。

 白波の様子からすると風は6mぐらいか。

 湾内に入るとクローズホールドでとたんにヒールがきつくなる。最後まで楽しい。


いつも空いています。静かです。

 港の警備のおっちゃんが自転車でやってきて,ヨットのスターンの旗を見てどこのか尋ねられる。
「備前の由岐神社ですよ。金毘羅と合わせて参るといいらしいです。」
 ついでに『和歌浦漁港おっとっと広場』のことを聞くと,どうやら朝の10時かららしい。早朝の開始を期待していたのに残念だった。

 自転車で明日の朝食と昼食の買い出しに出かけた。夕食は『まる木』で【中華そば】を食べるからそんなに買い物しなくてもいいはずだが,ついつい買いすぎてしまう。
 ここに停めたら必ず寄る銭湯を見に行くと…衝撃の張り紙があった!「10月14日~17日までお休み」…港での楽しみは風呂と居酒屋。スーパー銭湯のようなものは近くにあるが趣味じゃない。泣く泣く諦めて中華そば屋の開店時刻までひたすら飲み続けた。


まだ早いが,そばも食ったしあとはキャビンで飲んで寝るだけ。

 帳が降りてきた。興醒めは海南のオレンジ色の明かり。
 24時に目が覚めた。空には雲一つない。

佐野漁港発  08:30
和歌浦漁港着 14:10

Monday, October 12, 2015

ええ風吹きました

 目覚ましを5時にセットしたはずなのに,目が覚めたのは早朝散歩のおっちゃんの会話でした…また,目覚ましのスイッチをオンにしとくのを忘れたただけですが。

 コーヒーだけ飲んで舫を解いた。うまい具合に岸壁側からのゆるい風が艇を優しく離岸させてくれる。しっかし重たいでこのヨット!引っ張んのんはえらい力がいる。

 港内でメインとミズンを揚げる。港を出てからまた船首を港に向けなあかんのんでこれだとロスがない。


朝日が眩しい。そろそろ朝食の時間だ。

 風向きが少し変わった。波もざわついてきた。ジブを揚げると艇が滑りだす。この様子だと泉佐野まで帆走できそうだ。

 数艇の集団で漁をしている漁船が3グループほど。後ろに赤ブイを引っ張っているので大回りして避けないといけない。関空島南東面に来てようやく開放された。


いい風です。


もう1艇。


鵜の出迎えもありがたい!

 舫ロープが交錯していて入港に手間取った。港にいるみなさんに手助けしていただきました。ありがとうございます。
 昨晩は酔っ払ってそのまま寝て,今日は朝寝坊し,その上今日の風はヨットを気持ちよくヒールさせてくれたので,キャビン内はぐちゃぐちゃだ。やっぱり片付けはこまめにしないといけない。
『浮浪雲』さんは,風除けの制作に忙しい。合間を縫って『浮浪雲』艇のマストに登り,スプレッダーの少し上にテグスを張った。これでかなりカラス防御に効果があるらしい。そう言えば僕のヨットにも糞害はかなり多い。効果が楽しみだ。

『IZUMI』さんが,お昼を作って招待してくれたが,先を急ぐ僕は泣く泣く断った。


後は自転車でさようなら~

洲本港発  06:10
佐野漁港着 10:10

Sunday, October 11, 2015

自転車で淡路島を回る

 予定通り,淡路島を時計回りに一周した。
 朝,『風来坊』さんと『COSMO』さんの見送りを受けました。ありがとうございます。


空模様を観察したかったので出発を少し遅らせた。


帰ってきました。お昼すぎからは少し肌寒かった。

洲本発 05:50
洲本着 14:40

Saturday, October 10, 2015

忘れていたこと… 洲本港

 ヨットに乗り始めた頃はまだまだ山も現役で体力には何の心配もなかった。劇的に衰えを感じたのは左膝の半月板の手術をしてからで,そのような状況がここ数年続いている(右膝の半月板はその10年前に全部除去している)。自転車に乗ったって息が上がる前に太腿の筋肉が悲鳴を上げるものだから,さっぱり心肺系のトレーニングにはならない。その点,山は心肺系と筋肉が連動しているように感じる。自転車にそれを求めればいいのだろうが,あいにくそんな気力も湧いてこないというのが現状だ。自転車はチンタラ漕いで景色を愛でながら走るのがよろしい。


3連休だ。自転車をヨットに積んで,泊地で移動しよう。

 車で行くときは,いろいろ持ち込んでしまう。自転車だとそれがない。シンプルが一番かもしれない。
 

泉州地域はだんじりでした。車で通行規制があるとちょっと困ってしまうが,自転車だと一体感が生まれる。

 それぞれが適当に出て,洋上で顔を合わせた。残り1艇,遅れて出たのは『COSMO』さんで,新たに購入した26ft.艇を鹿児島へ回航していく前の試運転らしい。


『浮浪雲』艇には今日は3人。賑やかでしょうね。僕はシングルハンド。

 関空橋をくぐってしばらくはいい風が吹いていたが,関空島南西を過ぎた辺りでジブがシバーしだし,機帆走に切り替えた。そのうちベタベタの凪につかまった。


自治会,老人会と毎日多忙な『風来坊』さんも久しぶりに一緒にクルージング。


洲本ではポンツーンには停めずに,最近はいつもここ。

 後から出た,『COSMO』さんが到着。回航の練習なのか敢えて槍付け。14日ぐらいには鹿児島へ向けて出られるらしい。後で僕たちの停めているところへ移動された。

 みなさん,釣りを始められたが釣果はさっぱり。
 いつものように『東光湯』で汗を流し,『白梅』で宴会。あんなにお昼早くに着いたのに僕は娘さんがやっているジェラート屋に行くのをすっかり忘れていた。無理を言って『白梅』のお母さんに,【生イチジクジェラート】の配達を頼むが,やはり売り切れだった。代わりに自宅の庭のイチジクをセットしてくれました。ごちそうさまでした。


二次会は,ここ。『白梅』で一人静かに飲んでいた好青年も後から飲みに来てくれました。また今度もよろしくね。

 明日の朝はみなさんゆっくりとされるらしい。僕は一足先においとまして,自転車の整備をして寝ることにした。

佐野漁港発  09:40
洲本港着   13:10

Sunday, October 04, 2015

かもめりあで帆船『みらいへ』を見てきました

 明石海峡の転流は9時過ぎだ。それまでに越えたらその先もスムーズに進む。

 6時に目が覚めた。窓から見えるのは岸壁で,今が干潮時だとひと目で分かる。日曜日の早朝の岸壁は釣り客で一杯で立ち小便はご法度です。


ヨット溜まり。ここに置けたら楽しいでしょうね。

 順調に海峡を抜け,神戸港の入り口までいい風に恵まれた。

 三菱重工のドックには潜水艦。でも和田岬の三菱と聞いて連想するのはやっぱり加藤文太郎ですね。


停めたい誘惑に駆られます…

 朝のクルージングにはどの艇もまだ出ていない。陸から眺めるのではなくて,ヨットから見るとまた雰囲気が違う。


帆船『みらいへ』がいました。この後すぐに出港です。

 港内をぐるっとひと回りする。出港する大型船もなくほっとした。


神戸の空は青い。港は活気がある。気分がいい。


この「神戸港」の字がええ味を出してます。

 いつしか風も止んだ。いつものようにエンジンで港を目指す。


ほとんど定番のようなトロトロの海。


『LargeCatch』艇が出て行った。お気をつけて。

 バースには着けずに,水揚げ場に行ってデッキを洗う。明石の停泊場は砂・砂利置き場なのでそこらじゅうが砂だらけで,不用意にキャビンにも入ったものだから艇内もジャリジャリしている。エンジンを点検し,掃除をしたら15時を回っていた。
 来週は3連休。少し違うパターンのクルージングをしようと思う。

明石港発  06:50
(神戸港 09:00~09:50)
佐野漁港着 12:40

Saturday, October 03, 2015

明石で玉子焼き 明石港

「明石に行くよ。」
と言われて,もう3年ご無沙汰してるので躊躇なく,
「行きます。」と答えた。

 昨晩は飲み会で,ぎりぎりセーフで帰宅した。燃料を補給しないといけないので,朝は少し早めに家を出た。
 20L入りのポリタンクを積み込み,準備をしていると『IZUMI』さんがやってきた。9時ぐらいまでに適当に出るらしい。少しでもセーリングを楽しみたいので,僕が一番先に出た。港内でフェンダーを収納していると,対岸から声がかかる。『浮浪雲』さんだった。これで,今日明石に行くヨットが揃った。

 今日はのんびり行く。艇速も3ノットだ。もう少し行けば潮に乗り,勝手に速度が速まる。いつも目的地に急ぐクルージングをしているが,近場へクルーズではのんびりできるのでいい。


『IZUMI』艇と『浮浪雲』艇。

 しばらく行くと,おあつらえ向きの風が吹いてきた。ジブを展開し,少し神戸寄りに針路を決めると,快適に走りだした。
 ヒールがきつくなってきた。白波も増えてきた。徐々にリーフしないで一気にメインを下ろした。ヒールが弱まり,心地よい滑りで明石を目指す。

 右舷側にでかい黄色ブイが点々と現れてきた。大阪湾のど真ん中にある海苔網だ。上りが弱いのでこれ以上左に振れない。タックをしてもう一度タックすればかわせる…ここでトラブル。ジブのラフのコードが外れてブラブラしているのが絡まってしまった。あっちへふらふらこっちへふらふら。心配で『IZUMI』艇が様子を見に戻ってきたが,大丈夫ですよと手を振る。なんとか立て直し,ブイもかわして,また神戸寄りにヨットを進めた。


ええ感じで走ってます。

 ジブを巻き取ろうとすると,うんともすんとも動かない。先ほどのコードがファーラーにぐるぐる巻きになっている。バウに行って解き,ナイフで切断して事なきを得た。やれやら。やっぱりほつれはしっかりと直しとかなあきません。


帆走はここまで。真上りで明石海峡大橋を目指す。


港に入って右側の砂場に停泊。平日は使えません。

 港の広場でイベントをやっているらしい。みんなで見に行く。ちょうど後から追いかけてきた『風々』艇が橋をくぐり抜け,やってくるところだった。


お疲れ様でした。

 明石に来たらたこ焼きに決まっている。4艇の面々6名で出かける。僕と『風々』さんは20個平らげたが,更に僕はおでんのタコとスジをやってしまったものだから,『Sabaay』さんがいろいろと教えてくれた酒場情報で呑んだくれる気力が失せてしまった。これは是非次回に実現しないといけない。


夕方になってぐんと釣り客が増えてきた。『浮浪雲』さんも釣果あり。
 
 僕のヨットには,明石在住の知り合いが来られた。お茶を出す時間もなかったが,今度はゆっくりとお越しください。

 近くの銭湯に行けばいいものを,歩いて『龍の湯』まで出かける。僕は風呂は好きだがカラスの行水だ。女性陣が出てくるまでの待ち時間に散髪をした。
 橋のイルミネーションを楽しみながら散歩する。
 スーパーで買い出し。外で飲む気力はないがヨットではやれる。『IZUMI』艇で宴会。少し酔ったぐらいがちょうどよい睡眠時間を提供してくれる。

佐野漁港発 08:40
明石港着  14:20