Thursday, September 30, 2021

直上したらあきませんで〜

 港に来たらまずこの子たちに挨拶をする。

 車が少ないうちはのんびりと構えておりますね。
 もうマーキングは終えたのかしらね。

 そこそこ楽しめそうだと船を出した。

 赤灯付近でどの方角に行けば快適に走れるかを見て,タックを決める。

 ぎりぎりまで関空橋に近づいてからタックした。

 風は弱いが一定方向から吹いているのでベーンの調整も煩わしくない。

 雨雲が風下からやってきている?1時間ぐらいは降られるかもしれない。
 風が休憩しているようだし,艇速が急に落ちた。耐えるセーリングは止めにして12時過ぎに港に帰った。
 オケラは59+,小笠原父島ではアンテナが立っているぐらいだから台風の影響は小さそうだ。
 ここには台風の影響はほとんどなさそうだが,デッキの各部を点検する。
 マスト台座付近には3箇所アンカーライト・マストライト・ウインデックスのケーブルを通した穴が開いている。ライト用にはケーブルクラムが取り付けてあるが,後で設置したウインデックス用にはスペースに余裕がなく,直接穴を開けて通してある。そこのシーリングがゆるゆるになっていた。
 キャビンに入って天井板を外し観察するが,さいわい雨漏りはないようだ。

 昨日使い切ってしまったのでチューブ入りのバスボンドはない。バウロッカーにシーラントがあった。まだ使えそうだ。
 無事シーリングを終え,やれやれです。

 ウインデックスはあの時の波にもぎ取られてしまってないが,ケーブルはまだマスト内を這っている(他機器にも使えるかもしれない…)。有線の相対風向風速計でもいいから付けないと不便だなあ。

 東よりの風。台風の影響ですね。各地に被害がないことを願います。

 駐車場を観察してから帰ることにしている。

 あらあら,そんな所にいては危ないでしょうに。
 この車が去った後,別の車の下に潜り込んでいました。気をつけてね。

Wednesday, September 29, 2021

作業がしやすくなりましたね

 ワイヤーアンテナでの運用がうまくいっているので,モービルホイップアンテナを国際VHFアンテナに取り替えた。

 アンテナはソーラーパネルを支える脚部に取り付けた。そこは波でもぎ取られたのを修復したのだがかなりポート側に傾いている。
 したがってアンテナも左傾した…好みでそうしているわけではない。
 
 ATUの上には100Wソーラーパネルが覆いかぶさっている。庇にはなっているのだがさらにキャップを取り付けることにした。

 100均で4個。ふにゃふにゃだから細工しやすい。やり直しもきくのでとりあえず付けてみよう。

 オケラにチェックイン。小笠原とつながった。途中何度か落ちたがアドバイスがすぐにあった。ありがとうございます,こうでなくっちゃね。

 前から見ても曲がっている…当たり前だが。
 くさび状の木片をU字ボルトに挟み込んで修正するかな,気分的なものだけれどね。

Tuesday, September 28, 2021

買い足すのを忘れていた

 秋にはエンジンジンクを交換することにしているが,前回交換してから250時間ちょっと経っているのでちょうどいい時期だろう。
 バウロッカーの箱に定期交換部品はまとめてある。

 銅ワッシャーもゴムガスケットも複数あるのに,肝心のジンクが1個しかないではないか。
 予備は必ず用意するようにしているが,ボケていたらしい。早速発注するがレターパックで届けられるので,送料込みで販売しているヨット屋さんで買うよりは安くつくだろう。

 随分と涼しくなったと思っていたのに,今日は蒸し暑い。気になるのは台風16号MINDULLEの動きだが,本州東岸を抜け,千島列島東に向かうらしい。迷走台風はごめんだ,上陸しないで被害もたらさないまま去って欲しいものだ。

Sunday, September 26, 2021

今日も楽しみました

 7月から佐野のヨット仲間が親睦を兼ねた帆走会をやっている。先月誘われたので出てみたが,20ktオーバーの中を9艇で楽しんだ。
 僕もそうだが,先週はみなさんクルージングに出かけていたので,第3日曜日にやるはずの帆走会が今日になったようだ。楽しむからには風がないといけない,弱い風の中で耐えるのはまっぴらだし…さて肝心の風は,風力3以上は常に維持しているようだ。
 風は北東スターボード側から吹いている。先に左隣の『ocean』が出ていったので,自艇は大きく流されて梵天がスターンの下に潜り込んでいる。うっかり出ていたらおバカな潜水作業をする羽目に陥っていたところだった。

 港内でメインを揚げ,ジブを展開し,スタート地点に向かう。

 すでにみなさんスタートライン付近でうろうろされている。
 思ったより風が弱そうなので,短縮三角コースになったようだ。

 団子状態でマークを回った。そんなにくっつかんでもよろしいがな。

 第1マークから第2マークまでは弱い追手の風に耐えるセーリングだったが,第2マークからフィニッシュラインまでは,風は随分と上がってきたようで,海面にも白波が目立ってきた。風力は5ぐらいか,適度なヒールで最後まで楽しむことができた。企画のみなさん,ありがとうございました。

 オケラをワッチする。ずっと信号が弱かったが,最後の方でよくなってきた。今日もチェックインできたのでめでたしめでたしだ。
 ロッド(釣竿)アンテナも設置したいが,ネットを見ても僕が買うような格安のそれは在庫切ればかりだ。コロナ禍の影響?生産できていない?早く落ち着かないかな。

Saturday, September 25, 2021

シュロのデッキブラシが欲しいね

 アンカーを回収した後の泥汚れがすごい。涼しくなったことだしclean upでもするかな。
 マイカーは洗車したことはない(そんな暇があったら車に乗るし,遊ぶし…)が,雪国の道を走った後,下回りをジェット噴射することはある。汚れが気になる人はシルバーメタリックにするとよろしいかも。ほとんど汚れが目立たない。
 ヨットのデッキ汚れはあんまり目立たないが,明らかに美しさは失われてきたように感じる。太陽は眩しいが汗をかく気温ではない。風速計の動きもカップが見えるほど弱々しい。デッキブラシを取り出してゴシゴシやり始めた。

 デッキが終わったら,コクピット。
 ライフラフトを定位置から取り外すと…やっぱりかなり泥のようなゴミが溜まっている。

 元の位置に戻した。
 はて?有効期間は何年なのかは知らないが(3年or3年半?),(海外の)どこにも行かないで(検査を)受けるのって,ちょっと悲しい現実だよなあ。

 オケラにチェックイン。
 かなり厳しい状況だったが,オーストラリアとつながった!ブラボー!!

Thursday, September 23, 2021

一気に帰る

 ええっ,風がないやおまへんか。
 気を取り直して出港準備をする。ちょうど同じ時刻に漁船が2艘動き出した。彼らの出港を待ってから舫を解いた。

 朝日がきれいだ。今日の好天は約束されたようなものだ。

 おかしい,風がない。風見が回っている。

 何ですか?この海面は…

 またしても機走か。播磨灘の西流は12時近くまで続くだろう。それをクォーターリーの走りでぶっちぎるつもりだったのに。いやぶっちぎらないまでも4,5ktは確保できると踏んでいたのに。
 鹿の背がさっぱり近づかない。

 回る風見にジブを出したりたたんだり。
 あまりに暇なので焼そばでも作ろう。

 富島沖でようやく明石の東流に引っ張られ出した。
 13時50分頃に明石海峡を通過。東流の最強は15時過ぎだから,越えてからしばらくは押されてスピードも出るかな。

 大阪湾に入ってもこの海況。

 最後は関空島A滑走路B滑走路間,関空橋間を吹き抜ける風に期待だが…

 期待しても吹かないものは吹かない。
 走りながら帰り支度を全て済ませてしまう。20日同様今日も全くの機走オンリーだったが,振り返った夕日がきれいなので満足か。

 ホームポートに帰ってきた。
 スターボード側梵天を『Wiz of Oz』艇長が自身のポートクリートにかけておいてくれたのでペラへの絡みを心配することなくバースに着けることができた。ありがとうございます。

吉田港発  05:40
佐野漁港着 17:40(52.54 NM)

Wednesday, September 22, 2021

ヨットにギアを積んできたかったなあ

 青空がおおいがそのうちうっすらと雲が広がり出した。 

 出入りが面倒なので,アンカーを回収して岸壁横付けに変更した。
 今日も潮位が高いので満潮近くまで観察してから福田に繰り出した。

 カッパをバッグにくくりつけて歩き出す。4kmはない,40分も歩けば着くだろう。
 もう30数年以上も前に福田港からここ吉田までクライミングギア満載のザックを担いで往復したことがある。花崗岩の岩質が素晴らしい岩場だ。

 吉田の岩場。左端にダムができた。それ以後は行ったことがない。
 
 吉田の岩場の次は橘港の背後にある拇岳の岩場に向かった。さすがに橘港までは歩かない。そんなことを考えながら歩いていると,そういや島内移動にはバスを利用したなと思い出してきた。

 ちょうどバスが追い抜いていった。やっぱりバスはまだあったのだ。

 福田港バス停前の食堂が開いていた。よかった。

 ビールのあてを三品もサービスしてもらったからにはお酒も追加しないといけない。

 うどん屋さんだからうどんも追加だ。
 おいしかったです,ごちそうさまでした。

 近くの酒屋で缶ビールを購入。
 帰路も歩く予定だったが,うどん屋さんで少々長居したのがさいわいしたのか,ちょうどバス発車時刻だった。ラッキー!

 ヨットに戻り風呂の用意をする。

 今度は傘を持って出かける。
 13時ぐらいに雨が降ると思っていたがまだ降らない。寒冷前線の通過は間違いないだろうから降るなら風呂の行き帰りだろう。

 休日にはたくさんの人が利用しているが,今日は少なかったようだ。
 入浴中に雨が降ったらしく地面が濡れている。傘は不要だった。

 さて,明日は10〜15kt(ブローで20ktちょいか)といい風が吹きそうだ。明後日は弱すぎる。機帆走とはおさらばしてクォーターリーで突っ走ろう。

⛵小豆島吉田港

Tuesday, September 21, 2021

今日は帆走できました 小豆島吉田港

 三本松での朝食はうどんに決まっている。
 そこへの道中,港からほぼ南下,高徳線の踏切を渡り左折してすぐの駐車場前に公衆トイレがある。

 建て替えたのか,断然きれいになりました。性別もバリアフリーともウォッシュレット仕様でした。手前には順番待ち(そんなわけないか)用のベンチも設置されています。
 隣のパーキングは4時間まで無料でした。

『吉本食品』の開店時刻は8時。

 5分前に着きましたが,暖簾が下がっています。

 今日も【ひやかけ】に天ぷら2種。

 前回二玉で腹いっぱいになったので,今回は一玉。出汁が凍らせてあってその中にスダチ。スダチの香りが涼感を倍増させます。

 6時過ぎに見た港内の海面はさざ波一つなく,また今日も機走かと諦めていたのだが,うどん屋さんから帰ってきた頃には少し風が出てきている。
 軽自動車のローリーで地元『竹本石油』さんが給油に来られていたが,前回同様今回もまだ空のポリタンクはない。また次回よろしくお願いします。

 三本松〜志度は16NMで機走でも我慢できる距離だからとにかく行こう。
 港を出るといい風が吹いているが追手も追手。北だとアビームからクォーターリー,あっさり行き先を小豆島吉田港に変更した。

 Watervaneを下ろし,Pendulum Sheet Linesをセットする。

 オーパイのジーコジーコ音はないが,左右に振れる時に出すヒーコヒーコ音は聞こえます。
 
 沖で網を引いている漁船が2艘,1艘は問題なくクリアしたが,もう1艘との位置関係が微妙だ。なんとか前方を横切れそうだと少し落とすと,漁師さんが船首を振ってくれて先に行けと手で合図をしてくれた。ありがとうございます。

 橘港沖を通過。
 昔に登ったことのある拇岳の岩場が見える。

 2kt台に落ちたのでエンジンをかけた。福田港北側の半島を回り込むと吉田港。

 何だか変だなと思っていたら,南側から吉田港へ入港したことはなかったのだ。
 赤を行くとヒット,青から入港ですね。まあ,海図を見ていれば間違うことはないのですが。
 
 吉田港は7年ぶり。港内の様子を確認してから,一文字外の海域で着岸の準備をする。槍付かなあ。
 少々船首を振ってさらに右の係船用浮きのある所に停めたが,目の前の民家のお兄さんが,
「そこは漁船が帰ってきますよ。」
とアドバイスをくれる。僕の落としたアンカー根掛かり防止用のブイもこの狭い港内では邪魔なようだ。一旦アンカーを回収し,ブイも外して場所を変え打ち直した。やれやれ。

 左端にヨットが横付けされている。その右に槍付。
 槍付の際,アンカーロープは行って来いにする(ことが多い)。出かける時は,岸壁までロープを伸ばし,岸壁のビット(係留環)にかけ引いておけばヨットは後ろに下がる。戻ってきた時は,ビットからロープを外し,バウ舫を引いて乗船する。行って来いロープは岸壁に残したままでも構わないが,長いままだとみっともないのでデッキに回収することもある。デッキ上で行って来いロープを引いてクリートにかければ,またヨットは後ろに下がる。

 白いスチロバールの場所は,僕の左に停泊しているセーラーと写真に見えている船の漁師さんにも聞いたが,もっぱら外来艇が利用しているとのこと。

 今日はオートビレッジYOSHIDAの入浴施設は定休日。風呂大好き人間の僕がそんなこと知らない訳はないが,志度で入浴・居酒屋のパターンより,吉田への快適な帆走を優先したまでさ…なんてたっておいらはセーラーだからさ〜一度でいいから言ってみたい。
 天気図を見ると明日は午後に寒冷前線が通過する模様で連泊するのもいいかなと思ってきた。となると福田まで行く必要もないか。久々にヨットだけに閉じこもろう。
 夜になって風が少し強くなってきた。お尻が流されるのでスターン両舷から舫を追加すると落ち着いた。

三本松港発 08:45
吉田港着  13:45(20.47 NM)

Monday, September 20, 2021

バリバリの機走でした… 三本松港

 心なしか最近潮位が高いような気がする。
 
 あふれんばかりです。
 こんな場合はいっそのこと船側のフェンダーを外して岸壁に吊り下げたほうがいいのかもしれない。バラバラに浮き上がらないようにロープで連結し,その間あいだに鉛の錘でもぶら下げておけば,いちいち長さ調整をしなくてもよろしいですね(着ける前にアンカーを打っておけばよいですね)。

『Wiz of Oz』は佐野へ帰る。僕は風さえよければどちらに向かってもいいが,今日の風ではどこへ行こうとエンジン頼りだ。
 チャリン,あれ何の音や?

 リングピンが外れてスナップシャックルのシャフトが抜けている。
 バネが見当たらない…

 転がっていた。新しいリングピンを付け直した。デッキでの立ち作業中でなくてよかったよ。セーフティハーネスに体重をかけて外れていたら目も当てられない。

 機帆走というのは風が適度にあって,それだけでは艇速が稼げないからエンジンを併用するのだと理解しているが…エンジンの推進力で見かけ上の風があるが,それは機走より少しはましなスピードが出るくらいかなあ。

 べたべたの海面を滑るようにと言いたいが,船底汚れがひどいのでそれなりだ。
 ペラに何も絡まないでおくれとだけ願いながら走る。さっきもサメがすぐ横を泳いで行った。

 鳴門南流の影響で艇速は出なかったが,ようやく小鳴門入口に北への転流1時間前に着いた。鳴門を通過する時はたいてい転流の1時間前に入り,1時間後までには通過を終えるようにしている。
 撫養港に停泊しようかと思ったが,直前にFBつながりの『フェニックスIII』さんの情報を見ると,事前申請が必要と記されていた。がら空きの撫養港を左に見やり,小鳴門を進んで行く。
 1時間ほどで瀬戸内海に出た。
 風は?
 海峡を吹き抜ける風だけかなと思っていたが,離れても同じようにやや後ろから吹いている。これはラッキー。もう15時を過ぎているから日出湾にでも入って泊まろうかと考えていたところだが先に進もう。

 これこそほんまもんの機帆走。
 午前中なら帆走で楽しめたろうになあと残念だが,ここは先を急ぐために仕方がない。

 網は8月下旬に通った時と同じ場所にしかない。他の箇所に設置されていないのでかなり距離を短縮できる。

 沖からは電波塔(黄色)が目印。新港へは赤灯を「左」に見て入港する。

 静かな岸壁に横付けした。

 ゴム製ハシゴのところに停める。他にもアルミや木製ハシゴが設置されている。ゴム製のところが一番登り下りしやすいが,ハシゴがない箇所でも岸壁自体はそれほど高くはないので干潮時でも苦労はしない。

 風呂が先に決まっているが…

 到着ビールはやっぱり飲まんといかん。

 あては何にしようかと,しょうもないことを考えておる。

 アホなことで悩んでいると知らぬ間に月が上がっていた。俺には風流のかけらもない。団子が欲しい。

 先月入りそびれた『志よ乃湯』へ。

 シャワーもない昔ながらの銭湯ですが,湯の切れが違う,熱い,蛇口の水色と赤色が懐かしい。
 いいお風呂です。
 
『えびす屋』に電話して,焼いておいてもらう(かなり時間がかかるので)。

 10時間の単調な航海には中ジョッキではあきません。迷わずメガジョッキ。
「レシートください。」
「領収書でいいですか?」
「はい。」
「〇〇さんでしたね。」
 何や,名前覚えられてるんや。

 スーパー『マルナカ』で缶ビール,炭酸水,キュウリ(積み込んだつもりだったが忘れていた),納豆,瀬戸内名物のチクワ…飲む前だったら大量に買い込んでしまうところだが,少なく済んだ。
 チクワをあてに加太で買っておいた日本酒をやる。外にはお月さん。風はなし。明日も弱いなら近場の志度に行こう。もう7年もご無沙汰している。

加太港発  07:50
三本松港着 17:50(41.69 NM)

Sunday, September 19, 2021

またまた加太に行きました 加太港

 8月から3度目の加太行きだ。
 前日冷蔵庫のスイッチをオンにして帰るのを忘れていた。まだまだ気温は高い。冷えるまでは時間がかかるだろうなあ,失敗したなあとSNSに書いていたら…

(お隣)関空マリーナの『SEPT』艇長がクーラーボックス一杯の氷をデッキに置いてくれていた。ありがとうございます。空でお返しします…
 大量だったので半分を『Wiz of Oz』に積み込んでおく。ほどなく『Wiz of Oz』艇長も娘さん同行で来港し,水場で清水補給後,2艇揃って出港した。

 Windyの風予報ではのんびりセーリングが約束されている。
 港口出てからすぐにエンジンを切り,帆走に入った。

 クルージング時の風予報には大抵騙されることが多いが,今日は違っていた。
 関空橋・関空島のブランケットを過ぎるとさらに快適に3〜4ktでのんびり進む。

 周囲に船はいない。たわむれに釣り糸を垂れた。

 サワラをゲット。冷蔵庫はもう十分に冷えているので『SEPT』艇長から頂いた氷を取り出し,〆てから氷漬けにした。まるでその氷は魚が釣れるのを予言していたかのようだ。

 拙艇より平均スピードが軽く1ktは速い『Wiz of Oz』が先に入港。他にマストは見えないので僕たちだけのようだ。

 釣り人が多いので岸壁占有を遠慮して,横抱きにする。
 進入路に釣り糸が伸びているのでそこだけは(糸を)引いてもらうようにお願いした。釣り人のマナーは去った後を見れば分かる。停めようとしていた岸壁で釣っていたお兄さんが,カップヌードルを啜っているのを見た。夜に確認すると,その空きカップ,さらに弁当の空箱その他ゴミが放置されている。ただ持ち帰ればいいだけのこと。なぜそんな簡単なこと,当たり前なことができないのか理解に苦しむ。

 淡島神社前には店が3軒並んでいるがどの店も盛況のようだ。その一番奥の『魚市商店』の瓶詰め【うに】が美味い。先日は大きい瓶を購入したのだが,瓶の形状は肩が張っており,最後にその部分にくっ付いた中身が取り出しにくい。今日はいつも通りの小さい方の瓶にした。店のお姉さんにそんな話をしていると,後ろから,
「あのなあ,ご飯を詰めて振るねん。そしたらうまいこと取れるで。」
と,なんとお店の大将でした。なるほどさすがに言うことが違いますね。
 風呂に入る前に,『はまい』にサワラを預けておく。よろしくお願いします。

 今日も予定通りの3時35分に開いた。店の看板には3時半と書いてあるのにね。

 風呂の後は『はまい』へ。

 いつものように定食をあてにビール。
 塩焼きにしてくれたサワラも美味い。

 ヨットに帰り,『Wiz of Oz』艇長の娘さんが釣り上げたばかりのアジを造りにしていただく。飲んだくれましたかね。
 さて,1週間ばかりは好天が続くだろう。明日はどこに向かおうか。

佐野漁港発 09:50
加太港着  13:50(16.14 NM)