Saturday, December 24, 2016

風があったらなあ

 年末は何かと忙しいと言っても,ただ街で飲み歩いているだけなのだが。
 昨夜は二色の『ZEQOO』艇のSQC年間優勝記念を兼ねた忘年会だった。1次会だけで帰ればいいものをついつい2軒めに行ってしまう。酒量はそこそこだったが,帰りのバスは乗り越してしまって終点まで行く始末だ。
 
 港に着いたのは9時を過ぎていた。途中ホームセンターで修理用のニス,シリコン,パテなどを買ったから遅くなったわけではない。起床時刻が遅すぎるのだ。
『Bonanza』艇はもう出ている。僕もすぐに出したいところだが,コクピットロッカーに水が溜まっているのかを確認しないといけない。やはりたまっている。水の進入路とおぼしき所にタオルを敷いておいた。

 先週設置したウインチと調整したファーリングロープの様子を見るためには,少々強めの風がほしいところだが,沖に出ても風見は,あっちへふらふら,こっちへふらふらと回っている。

 適当に切り上げて港に戻る。ファーリングは少し軽くなったようだ。
 以前買っておいたロープがあることに気が付いた。細いファーリングロープを新しい少し太めのものに変えた。

 昼過ぎに約束通りNさんが再度ドジャーその他の打ち合わせにやってきた。
 慎重に測定をされている。出来上がりが楽しみだ。

 今年の港通いはこれでおしまい。色々とあった年でした。来年はさらに整備を進めて,自分好みの艇に仕上げていきたい。

 みなさん,よいお年をお迎えください。

エンジンは軽く1発でかかる。排気も問題なし。オイルチェックも問題ない。

山道具屋で買った。使えるだろう。

オリジナルは灯油バーナーが設置されていたようです。

はい,また来年。

Sunday, December 18, 2016

港は大賑わいでした

 ほれ見ろ言わんこっちゃない。朝一のセーリングをする予定だったのに,二日連続の7時起きだった。まあ,しゃあない,昨日は17時から24時前まで飲んでいたのだから…
 少々腫れぼったい(多分)まぶたをこすりながら隣艇を見ると『Bonanza』君がもう来ている。テルモスの珈琲をいただく。ごちそうさまでした。

 10時にNさんが来艇され,ドジャーの形状(高さ,位置),ブームギャローの支柱位置などについて打ち合わせをした。お世話おかけしました。
 
 ウインチの設置に取り掛かる。
 コーキング剤がなかったので『117』さんに借りに行く。ありがとうございました。
『IZUMI』さんにもアドバイスをいただき,Mさんに手伝っていただき,無事に設置が終わった。過去にウインチの分解掃除はしたことが数回,設置は25マーク2の時に1度しただけだったのでいい経験になった。

 細かい作業をしていくと時間だけが過ぎていく。
 昨日指摘されたファーリングラインの取り回しも変えてみた。

 また思い出した。先週は確かコクピットローカー内の水たまりを発見したのだった。今日も点検してみると,はたしてやっぱりたまっている。水の侵入箇所を見つけないと解消しないだろうなあ。ロッカー内に座り込んで観察するしかないとすると,少々窮屈な姿勢を長時間強いられることになる。今度の雨降りは密室ですごそうか。

 マリンクラブのボートの人が,鯵がたくさん釣れたからいりませんかと声をかけてくれた。クーラーボックス3個が満杯。まだまだ釣れるそうだが,あんまり興味が無いらしく途中でやめたそうだ。僕たちヨット仲間はありがたく頂戴する。店頭にあるものとは大違いのピチピチのいきのいい鯵だ。ありがとうございます,ごちそうさまでした。

 暖かい1日だった。
 今日の港は沢山の人が来ていた。活気のあるヨットクラブはやっぱり居心地がよろしいようです。

お湯を沸かすのならこれが早いね。まだジンバルにはセットしていないが,おいおいやるつもり。

きれいに付きました。ウインチを設置したので,ようやくドジャー支柱の位置決めができます。

朝のひとっ走りから『Bonanza』君が帰ってきました。ええ気持ちやったやろなあ。

手持ちのリードブロックがあることに気が付いたので,取り回しに難があったファーリングラインを改善しました。

Saturday, December 17, 2016

ジブシートが重たい

 金曜日は職場の忘年会で帰宅が遅かった。目覚ましをセットして寝たのだが,どうやら7時に合わせていたらしい。休日の朝に7時に起きるなんて怠惰なことをやっていてはいけない。いつものようにカフェ・コン・レチェとハムエッグ,スープの朝食をとり,さっさと車に乗り込んだ。

 ホームセンターで小径のホースを買った。ポンプが1台余っているのでそれを海水用に使おうと思っている。あいにく異径継ぎ手が見つからなかったので,作業はまた後日になる。配管バルブに札が付いているのだが何個か欠け落ちている。これも数個購入しておいた。

 いい風が吹いている。出ない手はない。このヨットでまだ快適なセーリングをしていないのだから…
 メインを揚げ,ジブを展開する。船の挙動を知るのが目的だったが,一度ジブをたたもうとしてシートを引くが以上に重い。タックをして同じことをしてみる。やっぱり重たい。どこかに以上があるのかしら?
 白波はおいでおいでと誘い,6ノットの快適セーリングをちらつかせている。
 完全にたたんでもう一度展開し,またたたんでみる。やっぱり重たいなあ。

 諦めて港へ舳先を向ける。後から出てきた『風来坊』さんがジブだけで帆走している。僕ももう一度試して見ようと,海保の巡視船が停泊している港(旧南海フェリー乗り場)で行ったり来たりする。ジブだけでも対地6ノット出ている。ええ風やのにもったいない!

 港に帰ってからメンテナンス。風が少し弱くなってきた時に,『COSMO』さんが「調整しよか」と声をかけてくれた。『浮浪雲』さんも加わって,いつものように手伝ってくれる。
 ジブハリが十分に上がりきっていない,フォアステイが少し緩い。バックステイを引くと解消した。ジブのファーリングラインの取り回しも影響しているらしい。ファーリングロープも少し細いようだ。次回までには解消しそうです。みなさんありがとうございます。

 帰宅してまた明日出直そうと思っていたが,『COSMO』さんと『DUCK』さんがヨット泊するらしい。なんでもお好み焼きで呑んだくれるそうだ。僕も仲間に入れてもらうことにした。

 銭湯に行ってから,餃子とレタスを買って差し入れとする。
 21時過ぎにに僕たちの宴会を聞きつけた,Mさんも参入してきた。やれやれ明日の起床時刻も遅くなりそうだ。

ドジャー製作をお願いしているNさんが僕のいない間にウインチの台座を取り付けてくれていました。ありがとうございます。明日は来艇され,今後の作業の打ち合わせをします。

ジブだけで走ってみて,閉じたり開いたりをしてみる。やっぱり重たい。

『風来坊』さんも出てこられ,2艇でこっそり遊びました。

風も弱くなってきたようだ。明日も晴れ。早く寝て早朝から走ればいいものだが,ヨットで宴会の誘惑に負けた。

Saturday, December 10, 2016

晴れてもメンテナンス

 ウインドベーンが届いた。
 Mさんが教えてくれて,僕はすぐに販売しているヨット屋に電話を入れた。が,出ない…すぐに折り返し電話が来た。即決した。細かいやり取りは以降メールでやった。Mさん,ありがとうございました。

 一足先にマニュアルが届いた。英語の勉強になりますね。
 本体は翌日届いた。丁寧に梱包されていて,大事な羽根はきちんとベニヤ板で保護してくれている。設置は春に上架した際にするとしよう。
 夕方,またメールが届いていた。僕は使用しないが,ステアリング用のアダプターを入れ忘れていたらしい。これも送ってくれる。丁寧な対応がうれしい。

 晴れているが今日はメンテナンスだ。
 着いたら先ず換気。少々淀んだ空気が一気に冷気と入れ替わる。雨でも降らない限りハッチは冬でもオープンが気持ちいい。
 コクピットロッカーの整理をする。中に詰め込んであったものをコクピットに出し,身体をくねらせて中に潜り込んだ。ブルーシートは回航の時に突っ込んだものだ。それが奥の方に詰まっている。変な開口部は,三角形の板の形状をしている。どこに使用していたの分からない板はバウのロッカーに放り込んであるはずだ。そいつの形も三角形だった。当ててみるとぴったし。捨てなくてよかった。

 岸壁のお茶会に少しだけ参加して,ひたすら小間物の整理をする。ついでにイータパワーでお湯を沸かし,スープとフライドチキンで昼食とした。

 時間はどんどん過ぎていく。
 いつの間にかお茶会も散会したようだ。

 共同マリンテックに行って掘り出し物のロープカッターを購入する。実は取り置きしてくれていました。お世話になりました。

 出島には約束の時間より早く着いた。
 大浜ドックでメンテナンス中のYさんを尋ねたが,流石にこの時間18時にはいなかった。船台に乗っているパイテンのラインに痺れる。
『LEIA』さんと落ち合い,僕がドジャー製作を依頼しているNさんが作成したというU艇を見せていただく。各所に工夫,自作されていて居心地のいいヨットだった。
 ドジャーの庇はかなり延長されていて,一人が波風から逃れるのにはちょうどいい大きさだった。参考になりました。
『LEIA』さん,Uさんありがとうございました。

羽根は2枚。厳重に梱包されていただけあって,踏んだらバリッといきそう。
水中翼にも疲労感なし。
ごつい。スターンには相当補強を入れる必要があるかな。
ウインチ交換のために,内装を外した。
前オーナーが残していったレーダーリフレクターを組み立てた。新品です。
内装の天板も側板も外した。がらんどうですね。

Sunday, December 04, 2016

やっぱり冬ですわ

 午後からは天気が崩れる,少し早まるかもしれない。前夜から『Wiz of Oz』さんが細かく伝えてくれている。
 そんなこともあり,当初は5時起き6時発の予定だったが4時には起きていた。『Bonanza』君には,夜の間に変更を伝えてないので,4時半まで待ってモーニングコールをかけた。
 空が美しい。子どもの頃は絶対にあれは北斗七星だった。けっしておおぐま座の尻尾なんかじゃなかった。それがくっきりと浮かび上がっている。
 コンビライトをONにすると,スターンライトまで点いてしまう。この配線はおかしい。全周灯を点けた時は確かスターンライトを点ける必要はなかったはずだ。それぞれを独立させるように配線をやり直さないといけないなあ。
 昨日はベタ凪だったが,幾分風はあるようだ。でも,いつものようにまるっきりの向かい風だ。
 夜明け前からが一番冷える。アウトドア用のカセットストーブに火を入れる。局所的には暖かいことに気をよくして,歌を口ずさむ。フルコーラスではなくてサビの部分しか歌わない。だから何曲でも延々と続く。

 港に着いたら,清水を補給する。回航したときにも補給したのだが,三叉の配管の1本がつながっていなくて,入れた水のほとんどがビルジ溜まりに流れていた。あやうく床板をこすところだった。配管をし直したので,今日はそんな心配はないが,やっぱり気になるので何度か確認した。
 諸元を見ると清水タンクは200Lで満タンらしいが半分ぐらいで止めておいた。しばらくは船上生活に差し支えはないでしょうね。

 バースに着けると,いつもの岸壁メンバーがいらっしゃった。この後お茶会になるが,僕はメンテナンスに徹した。
 マストに登り,全周灯やシーブを点検しておく。てっぺんに1本ガイドロープが設置されていた。マストの台座のところにあるロープが気になっていたが,それとつながっているらしい。配線用だろうから風速計なんかを付ける時に役立つのかな。
 外回りの電球(全周灯,マスト灯,コンビ,スターン)は全て交換しておく。マスト灯を使うこともないと思うが,『風来坊』さんから配線を利用してデッキライト(作業灯)を追加したらとのアドバイスを頂く。

 13時すぎにとうとう雨が降り出した。
 岸壁メンバーはみなさん帰られていく。僕はまだまだメンテナンスを続ける。ごちゃごちゃになったままケースに突っ込んである各種ヒューズや結線の器具を整理すると,つないでもないのに配線をし直したような気分になってくる。いちばん苦手な電気系統にも年が明けたら手を付けないといけないなあ。

洲本港発  05:30
佐野漁港着 09:30

この瞬間はいつ見てもいいもんですね。

トラックのこの汚れは…定位置であんまり動かさなかったのかな。

港内に入ってきた時,ちょうど出ようとしている『風来坊』艇がいました。おそらく僕たちの出迎えをするつもりだったのでしょうね。ありがとうござます。

水揚げ場に着岸して,清水をたっぷり補給しました。ついでにデッキの洗浄も。

Saturday, December 03, 2016

そういえばこのヨットで一人で出るのは初めてだ 洲本港

 回航,ランチクルーズとヨット仲間や友人が乗ってくれたのでいい納艇の儀式となった。
 回航前にも時間を見つけてはこそこそとメンテナンスしていたが,まだまだだ。このままでは乗らずに終わってしまいそうだ。年内に一度はクルージングに行っておかないといけない。天気予報では土曜日が晴れ,日曜日は午後から崩れるそうだ。近場の洲本に行くことにした。
 先日僕同様ヨットを買い替えた『Bonanza』君もまだ自艇には一人で乗っていない。2艇で行くのが正しい選択だなあ。
 ホースが足りなくて配管ができてない作業,吐出口と海水ポンプをつながないといけない。土曜日はホームセンターの『コーナンプロ』は早朝6時半から開いている。ホースとM10のステンレスボルト,ワッシャー,ナットを購入した。
 港に着くと,『Bonanza』くんも来ていた。出るのは10時でいいだろう。たっぷり2時間は整備の時間が取れる。一人では手が届かないシンクの裏側と表側だが,手伝ってもらって仮止めしていた吐出口がピッタリと収まった。
 緩めのVベルトをピンと張り直したのでオルタネーターからの充電も問題ないだろう。
 風向きによっては加太に行こうかと思っていたが,この弱い風ならどちらでも機帆走だ。近すぎる加太を敬遠して,洲本に舵を切った。
 暖かい日差しを受けてのんびりやる。

 洲本港には夕方になっても僕らの2艇だけの貸切状態。サントピア沖には数艇見られたのにね。
 晩飯にはまだ早い。細々としたメンテナンスをする。
 室内灯をLEDに交換した。白い明かりは興醒めだが,バッテリーを食わないのがいい。夏以外はハリケーンランタンで明かりを取るし,微妙な黄色を演出するLEDランタンもある。ほとんど使ったことのない室内灯だが,これからは少しは活躍するかな。

 風呂に行って,食堂でビール。スーパーの『マルナカ』で惣菜やスプリングウォーターを買えば,後はヨットで飽きるまでやるだけ。
 しんしんと冷えてきた。オリオンがくっきり。季節は大好きな冬。

佐野漁港発 10:00
洲本港着  14:00

いつもの見慣れた風景。でも,久し振りに味わったような気がする。

古いオートヘルムですが,忠実に動いてくれました。新しいタイプ(レイマリンの2000)の電源コネクターと互換性がないので壊れたらおしまいなんだろうね。

『Bonanza』艇は30分後にやってきました。LNG船の回避に戸惑ったからのようです。スカンピのよさを試すには風が弱すぎましたかね。

だんだん自分のヨットになっていっているようです。艇名はまだ前のままの『over joyed』になっていますね。早く書き換えましょう。

銭湯の熱い湯がうれしい季節ですね。早い時間から空いているのが素晴らしいです。

結局,いつものように『白梅』で晩御飯となりました。猪の筋煮込み,おでんが美味しかったです。

ホヤを磨いて,『Wiz of Oz』さんからいただいたパラフィンオイルを注入しました。煤が出ずに快適ですね。

ヨットで「帆船」をやりました。先日『IZUMI』さんが差し入れしてくれたレバーパテとクラッカーをあてに飲んでると何杯もグラスが空になりました。

Sunday, November 27, 2016

こんかいは早かった

 艇を変えたので局免を変更しました。
 前回はひと月かかったのに,今回は2週間で届きました。
面倒ですけれど,仕方がない。申請だけでただだとまだいいんですけれどね。

あら,いらしてたのね…

 雨が降っているので,小用に出るのも億劫だ。トイレを使えばいいがバルブを開けるのが面倒くさい。それにバッテリースイッチだってONにしないといけない。
 寝ていて久々に少し寒さを感じた。冬も近いなあ。
 4時に起きてまた寝てしまった。なんだか声がする。時計を見ると7時。こんな雨の日に誰も来ないだろうと思っていたが,隣の『Bonanza』艇長とその隣の『Wiz of Oz』艇長がいた!
「おはようございます。」
『Bonanza』君から丁寧な朝の挨拶は,最近彼が気に入っているシードルの瓶4本とスパークリングウォーター。昨日飲み過ぎた割には,炭酸水には手を付けないで,シードルの蓋を開けていた。

 メインシートの移動のためのアイパッドの取り付け位置を『Wiz of Oz』さんがアドバイスしてくれた。いつもありがとうございます。
「電球替えたん?」
「いや,まだ。」
 室内球を確認する。サイズを測ると2種類だ。ちょっと前まではLEDの室内灯は随分といい値がしていたものだが,最近は500円ぐらいであるらしい。それなら全て交換だ。日本橋の案内は『Wiz of Oz』さんの独壇場。雨の港を後にして,買い出しに向かう。

 ショップを回り物色する。1軒目は軽くパス。このあたりの見切りは彼ならではのセンスだろう。3軒目でお目当てのLED球(球の呼称でいいのかしら)をゲットする。来週のクルージング前に交換しておこう。
 まだまだ,ショップ回りを続ける『Wiz of Oz』さんと別れ,山岳部先輩・後輩の腐れ縁が40年以上続いている『Bonanza』君と昼酒だ~ウィ~~~

真ん中のバルブが赤い。夜間航海用?赤く塗ってあるだけでした。
こんな感じ。
ノーマルはこんな感じ。来週には全てLEDに交換する。

Saturday, November 26, 2016

ホースが足りない…

 土曜日だが勤務で午前中は職場にいた。
 久し振りに仕事場の野郎だけで昼飯を食べた。新しくできた中華料理屋は職場から歩いて2分。この店は月・火は餃子100円の看板を通勤路に張り出すものだから気になっていたのだ。そこに先日大量のチラシが勤務先のポストに投函されていた。食べ放題・飲み放題150分2850円。しかもチラシ持参だと200円引き。使わない手はない。

 飲んで食って15時の閉店がきた。ここで職場の連中とはおさらばして,僕は中崎町の銭湯に行く。あいにく土曜日で休業だったが,そこら5分も歩けば別の銭湯がある。酒精は抜けたが満腹だ。
 今日は夜から雨が降るらしい。先日の雨漏り箇所の点検も兼ねてヨット泊する。
 泉佐野駅で下車したのは17時を過ぎていたが,今日の晩飯はおそらくいらないだろう。
 キャビンの荷物を整理して,倉庫に運ぶ。だいぶ片付いた。
 岸壁に戻ると『LEIA』さんから声がかかる。メンテナンスで随分とお世話になっている。ありがとうございます。

 今日は海水ホースの取り付けと壊れた吐出口の交換をする。
 スルハルからフットポンプまでの配管をしたら,先日買ったホースが足りなくなってきた。もっと買っておけばよかった。
 吐出口は裏側と表側を分離して,ステンレスのシンクに取り付ける。二人でやれば直ぐにできるのだが,一人ではなかなかうまくいかない。裏側をガムテープで貼り付け,表側からねじ込んでいくと,どうやら収まったようだ。
 NHK第2の漢文講座を聞きながら,作業をすすめる。さっぱり文学的素養のない僕には新鮮な響きがある。

 雨は本降りだ。
 雨漏り箇所からは雫は垂れていない。
 安いトリスのハイボールが何杯もあく。

ホースがつながっていないので,海水の使用は次回までお預けだ。外したポンプがあるので,これを海水専用とすれば水の残量なんて気にしないでじゃんじゃん使えるなぁなんて,たった今,配管したばかりのホースをまたつなぎ直すことを考えている。

Wednesday, November 23, 2016

ぼちぼちやると永続きする…

 今日はメンテナンスに徹すると日曜日から決めていた。
 港に着いたのは8時過ぎで,意気込みとは裏腹に少し出遅れ感がある。先日から漁港倉庫の鍵と家の鍵が見つからない。家の鍵のスペアはあるが,倉庫の鍵はない。ヨットの中に転がっているという希望を抱いての港行きだ。
「あった!」
 パイロットバースに荷物を置いた際にザックの雨蓋からこぼれ落ちたらしい。セティバースのクッションに挟まれるように落ち込んでいるのを見つけた。やれやれである。

 舫を交換した時に揚げたままになっている古いロープからブイとプラ滑車を外し,雨の日に放置しておけば多少はゴワゴワ感も取れるかと思ったが無駄だった。

 清水ホースはポンプから蛇口までしか配管していない。今日は古いホースを抜いて新しい物との交換作業だ。
 前回にできなかったのは,船底を這っている古いホースが部分で直角に折れるところで恐ろしくきつく食い込んでいて,無理やり指をねじ込んで引っ剥がそうとしたものだから,その狭い部分に指が食い込んで爪が割れしばらく血が止まらなかったからだ。

 約束通りに『LEIA』さんがやってきた。ブームキッカーを合わせてみる。タップを立てないといけないので,これは後日の作業だ。30のウインチはなんとか台座に収まりそうだ。ブロック各種。これは好みを言っておく。いろいろとお世話になっています。着々と艤装が進んでいく。
『Bonanza』君も新しい艇のメンテナンスに忙しい。
 いつも船内にこもってメンテナンスに忙しい『117』さんが拙艇を見に来られた。天井板の取り外し方などのアドバイスをいただく。ありがとうございました。

 強風の中をゲストを乗せて出ていった『COSMO』艇が戻ってきた。ちょうどお昼だ。お招きに預かる。ごちそうさまでした。
 肝腎のホースの取替ができていない。そろそろ取り掛かる。
 先日あんなに苦労したのに抜けなかった古くて硬いホースは拍子抜けしてしまうほどあっけなく抜けた。清水タンクの内側から木栓をはめ,古いホースを抜き,ほれぼれするほど美しい薄青いホースと交換する。
 次回は海水用のホースの交換だ。きっと宅配便でギャレーの吐出口が届いているはずだろう。

『IZUMI』さんが拙艇訪問。
 よくお昼をごちそうになるが,うちの艇には用意していない。今度はゆっくりと食べに来てください。

 エンジンルームの点検をする。
 後ろ側のジンクの下にはオイルの配管があるが,それが錆びていたのが気にかかる。仕上げ番手の耐水ペーパーで軽くこすってみると,赤錆がかなり取れる。これは今後要メンテナンスだ。『Wiz of Oz』艇長のアドバイスがありがたい。

 魚探の振動子からきているケーブルが床板と干渉している。
 丸ヤスリでケーブルの径だけ削るとちょうど収まった。

 本日のメンテはこれまで。
 ぼちぼちやると長続きしそうだ。

西風が強い。係留されているヨットが一様にお尻を振っている。
『COSMO』さんが,4名で出港していった。いいなぁ~
『COSMO』艇の帰港はお昼頃。誘われてキャビンでランチ。カレースープ付き。手際よくさっさっさと作らるのは元喫茶店のマスターならでは。
このアクリル窓はちょっと薄い。しばらくはこのままですが,いずれ分厚いものに交換する必要があるでしょうね。カーテンは外しました。寝る時以外はいりませんね。

Sunday, November 20, 2016

岩屋にランチクルーズ

 4時40分頃コクピットに出ると隣の『Bonanza』君が「もう出たよ」とぼそり。『Ella』艇は5時に出港と聞いていたが,4時頃シュワシュワと音がしたのは,やっぱり『Ella』艇が港を出ていった音だった。見送りできずにすみませんでした。お気をつけてお帰りください。
 もう一度バウのスペースに潜り込み,惰眠をむさぼる。

 ジェットボイルでお湯を沸かし,紅茶を飲む。無性にチキンラーメンが食べたくなったが,はたして食料庫にはまだあった。すぐ美味しい,すごく美味しいと頭のなかでメロディーを奏でて,口ずさんでいる間に3分経ったようだ。出前一丁ではないがゴマ油を垂らし,香りを楽しみながら麺をすするとぺしゃんこのお腹がポコンと張ってきた。

 回航前の業者さんのメンテナンスで消耗部品は全て取り替え済みだが,ジンクが気になったので『Wiz of Oz』さんにどこにジンクがあるのかを尋ねた。
「どうせなら今点検しましょう。」
と,いかにも彼らしい意見。僕には24mmのレンチがないし,2GMは初めてだったのだが,『Wiz of Oz』さんの講習を受けながら外してみることにした。
 後ろ側のジンクは固くてなかなか外れない。CRCをかけ,すこし頭を叩き,暫く待つ。彼が脚で慎重に反時計回りに押すとようやく回転した。ジンクはほとんど新品で問題なし。
 側面のジンクは僕が開ける。こちらも固くて苦労したが,開いた。シール材がエンジン内部に落ちないようにと適切なアドバイスがとぶ。こちらも異常なし。締め上げて完了…ではなかった。エンジンをかけ,様子を見る。ここで初めて異常なしだ。後ろ側のジンクは開けると海水が漏れる。その海水が,直下にあるオイル管にかかる。少々錆びているのはそのせいだ。今回も海水がかかっている。真水で洗っておくか,CRCで吹き飛ばしておくかだそうだ。一度錆を取って,ペイントする必要があるようだ。
 出港前のメンテナンスで今日のランチクルーズはうまくいきそうだ。
 ありがとうございました『Wiz of Oz』艇長。

 8時前に今回の2名のゲストとクルーのYさんがやってきた。
 岩屋までは一直線。風は真上り。セールを揚げることなく機走で向かう。30C1での初めてのクルージングだ。
 エンジンの調子はいい。2500rpmでのんびり行く。風見はクルクル回っている。波の角がほとんどない。オーパイに舵を任せ,セールのトリムも必要が無いとなれば,やることはきまっている。

 12時前に到着。
 定食に一品物,ビールにお酒。

 帰りも風無し。2700rpmで少し急ぐ。
 誰もいないかなと思っていたが,教え子のY子が大浜への回航から戻ってきて待っていてくれた。『風来坊』さんにも舫を取って頂きました。ありがとうございます。

 片付けをさっさとすませて,泉佐野駅前の居酒屋で反省会。
 次回は加太に桜鯛を食べに行く話でまとまりました。みなさんよろしくお願いします。

佐野漁港発       08:25
岩屋港『源平』浮桟橋着 11:40
岩屋港『源平』浮桟橋発 13時過ぎ
佐野漁港着       16:40

『Bonanza』君,回航です。お気をつけて。お互いに写真を撮り合いしました。
ポンツーンを渡るとお店です。お店の窓から明石海峡大橋と自艇が見えます。
素晴らしいロケーションです。こんどはディナークルーズに期待ですね。橋の照明がきっと素晴らしい演出をしてくれることでしょう。
ポンツーンは係留に気を使わなくていいので本当にありがたいですね。

Saturday, November 19, 2016

メンテナンスと初宴会

 海水,清水ともにホースの交換をしようと張り切る。
『LEIA』さんの紹介で,Sさんがやってきた。ドジャーやレーダーアーチなどの取り回しなどいろいろと段取りを相談する。メイントラベラーがハッチのすぐ外にあるのでドジャーの庇を延ばすのに支障がある。ブーム位置ともに移動させて快適なドジャーを作りたいなあ。
 土曜日に雨とは冴えないが,点検にはうってこいだった。案の定,左舷窓の取り付けネジのところから,ポタリときていた。曇り空だが,もう降らないだろう。乾くのを待ってシリコンコーティングをしておく。その他には雨漏り箇所はないようだ。
 2時近くになって『Bonanza』艇長がやってきた。いきなりハイボール缶を差し出されると断るわけにはいかない。5月に買ったばかりの艇の委託先も決まったようで,明日は回航だ。あいにく僕はゲストを乗せてのランチクルーズがあるので付き合えない。その『Bonanza』艇はかつての『over joyed』艇だ。停泊場所もそのままでよくなったので舫の調節をする必要もない。旧『over joyed』さんは,もう1年以上も空いている僕の隣の隣,すわなち『浮浪雲』艇の左に新しく購入した艇を舫うことになった。めでたしめでたしである。
『DUCK』さんは明日,佐世保に『Ella』艇を回航する。『COSMO』さんを入れて,4人で銭湯に行く。仕事を終えた『Wiz of Oz』艇長とは『のぎく』で落ち合い,5人でささやかに宴会。焼きソバにお好み焼き,おでん,ビールが美味い。
 港に帰って『Bonanza』艇で2次会をしていると,教え子のY子が手製のピザを持ってやってきた。先週の回航で飲みきれなかったスパークリングワインを新『Bonanza』艇へ捧げる。延々とハイボールのおかわりが続く。
 みなさん,よいヨットライフを。

配管はされているが動いていない様子なので,こいつを外す。三方につながっているのでなくせばすっきりする…だろう。
雨はもう降らないだろう。1ヶ月前までは『浮浪雲』艇の隣に僕の34CKの緑のお尻が見えていたのだが,30C1はこじんまりしている。控えめでよろしいねえ。
ランプオイルには『Wiz of Oz』艇長からいただいたパラフィン油を使用する。まだ以前からの灯油が入っているので,空になるのが待ち遠しい。きっと煤も匂いも出ずに快適でしょうね。

Sunday, November 13, 2016

ようやく回航しました

 電車で浜寺に向かう。
 諏訪ノ森が近いが,下車してからコンビニが多くある一駅手前の石津川で降りた。汗ばむほどの好天,水分の消費も多いだろうなあ。いろいろと買う。

 エンジンは昨日かけたので問題なしだろう。セールカバーを外し,メインハリをセットする。向こうから声が聞こえてくる。『Wiz of Oz』さんだ。しばらくして『Bonanza』君もやってきた。すぐにでも出せるが,まだマリーナの人が来ていない。お世話になった挨拶なしでは去ることはできない。
 昨日知り合ったYAMAHA 26Cの『challenger』さんがやってきた。話が弾む。『Wiz of Oz』さんは泉佐野に来る前はここに停めていた。信号所の通過の仕方などをお教えする。
 9時半近くになってようやくクレーンや船台の所に人影が見えてきた。社長さんに挨拶をして久しぶりに「自」艇の舵を取る。

 航路を出てからメインを揚げる。少し落とすとジブが展開できた。
 前方から見覚えのある船影が近づいてきた。泉佐野の『風来坊』さんと『風々』さんにちがいない。
 二色のレースを見るが,今日のエントリーは5艇と少ない。

 水揚げ場に横付けして,清水を補給する。
 舫ロープは新しくしてくれているはずだったのだが…右舷側に1本しか設置されていない。しかも径が太く,これではクリートに巻けない。とりあえず舫う。

 海水バルブを開けるために床板を開けると…おおっビルジがわんさか!シャフトから?そんなはずはない。ご自慢のシールがセットされているはずだ。『Bonanza』君がさっと舐める。海水ではない。さっき入れた清水が漏れている。タンクを点検するが漏れはない。清水タンクからのホースをから蛇口に向かうホースが問題でした。やれやれ。
「俺のいる時にやればすぐにカタがつく。」
『Wiz of Oz』艇長の名言が飛ぶ。いつもありがとうございます。

 あっという間に時間が過ぎていく。気づいたらもう16時だ。
 お祝いのスパークリングワインで乾杯しないといけないね。

早く着いた。ここからYAMAHA 34CKとYAMAHA 30C1が見える。ケッチは楽しいセーリングをいつでも提供してくれた。強風のときも安定した走りだった。もっと吹いた時はメインを下ろし,ミズンとジブだけで快走した。いい思い出だ。

本日の浜寺航路は11時から制限がかかる。それまでに出ないと足止めだ。それにしてもいい天気だ。ワッチをしながらのんびりやる。

泉佐野から『風々』さんと『風来坊』さんが出迎えに来てくれた。二色もレースをやっている。『ZEQOO』艇の健闘やいかに。

弁当を港まで配達してくれる店の電話が昨日からつながらない。廃業?久しぶりに市場の2階にある『イルカ』で穴子丼を食った。やっぱりおいしい。

『Wiz of Oz』さんと『Bonanza』君がもってきたスパークリングワインで納艇祝いをする。ヨットにもどうぞ。

二色沖で泉佐野の仲間が撮ってくれました。1名爆睡中です。

同じく泉佐野のヨット仲間が撮ってくれました。ありがとうございます。