Thursday, November 23, 2017

そろそろコンロを設置しよう

 家に持ち帰ったままだったマルチフュエルのバーナーを再びヨットに積み込んだ。手早く着火はできないが,ゴーゴーという燃焼音が,唸っている風よりも力強い。

 キャビンに入ったら,バウバースとトイレ横のハッチを開放する。一気に風が通り,淀んだ空気が一掃される。カビ臭がちっともしないのが嬉しい。購入後1年経ってくたびれたところはないが,ホコリが床下の隅っこに沢山ある。年末には大掃除だな。それまでに1回はクルージングに出かけたい。
『over joyed』さんは相変わらずメンテナンスに没頭している。『風来坊』さんがやってきた。間もなく何名か揃うだろう。先日パイオニア9からヤマハのMS24に乗り換えた『COSMO』さんもやってきた。これは納艇祝でもしないといけない。
 コンビニはありがたい。さすがにシャンパンは無理だが,お手頃なスパークリングワインならある。『COSMO』艇で乾杯。まだまだ改造があるようで今後が楽しみだなあ。

 ジンバルにコンロを設置していないので,そろそろ付けないと航海中の調理もままならない。バーナーをセットして,寸法の目安をつける。燃料ボトルが転がらないように車輪止めのような物いる…そんなことより,昼食を作ろう。
 ポンピングして圧をかけ,着火する。灯油は安全だが不完全燃焼の煤がよく出る。プレヒートは着火剤を使ったほうがいいのかもしれない。

 冷蔵庫の置き場所はバウでは,やっぱり使いにくい。クォーターバースのスペースを上手に使えばなんとかなりそうだ。アイを2箇所付けて,冷蔵庫の横のグリップと連結すれば固定の問題は解消する。
 いろいろと改良したいことがありすぎて,あれもこれもで適当になってしまうのが悪い癖。一つづつ片付けていくことにしよう。

10時過ぎまで頃合いの風だったのだが,段々吹いてきた。冷蔵庫をバウに移動して固定していないので,跳ねるだろうなあ…出たら。

冬山ではジェットボイルでお湯を沸かして調理することが多くなったが,長期山行ではやっぱりガソリンストーブが心強い。で,これはガソリン,灯油,軽油をノズル交換しないで使えるマルチフィーエルのストーブ。頼りになる。

Sunday, November 19, 2017

お世話になりました

 土曜出勤だったが,午前中は雨だったのでまあよしとする。
 仕事は昼までで,昼食代わりに帰宅方向とは逆の淀川区木川にむかい,8月に開店したおでん屋台でやる。さらに十三駅前で立ち飲み。阪急で梅田に出るが,JR環状線で京橋に向かった。『Blue Lagoon』艇長と小1時間立ち飲み。これこそ半ドンだ。
 明日は,わざわざ『Blue Lagoon』さんが泉佐野にやってくる。クルージングの際に気が付いたVHF無線機とオートパイロットの干渉,トークボタンを押すとオーパイが誤作動してもとに戻らないことがある,を解消するために,器材をを持って改善しにやってきてくれるのだ。ありがたいことです。

 港に行くと,既に『Bonanza II』君が舫ロープの点検をし始めていた。先日帰港した際にどうやら右舷側のロープを絡めてしまったらしい。潜る気満々だったが,取り敢えず隣の艇から舫を点検してみる。小さなブイがついているだけなので,岸壁側を解除すれば海底に沈むかもしれない。強い北西風でヨットが押されているが,なんとか押し返し,様子を見る。どうやらそれでいけそうだ。一安心。

 昼頃に『Blue Lagoon』さんがやってきた。オーパイのコントロールボックスを開け,チョークコイルを取り付ける。取り敢えず信号側だけに付けてみて,無線機のトークボタンを押して様子を見る。すこし誤作動するが,随分解消された。心配なので再び裏ぶたを開け,電源側にもコイルを入れる。動作確認するとトークボタンを押した際にノイズが入るが,オーパイの誤作動は解消されていた。素晴らしい。症状を言えば解決策を即答された。僕にはそんな知識がないし,修理の技術もない。本当にお世話になりました。

 相変わらず風は強い。キャビンにいて揺れるのはこの港では珍しいことだ。バウ側の岸壁から飛沫がかかる。めったにないことだ。キャビンの整理をし,より過ごしやすくする。もっともっとメンテナンスの時間がほしいなあ。 

海上強風警報から海上風警報に変わったはずだが,西北西の風が艇のスターンを流している。

古いオートヘルムの裏ぶたを開けると,中は錆もなくきれいだった。

取り敢えず信号側の処理をする。

まだ干渉したので,電源側も処理する。

さて,泊りがけで何処かに行きたいものだ。12月の第2週あたりかな。

Sunday, November 12, 2017

マルシェで昼飯

 高専時代から延々とやっている同級生の友人バンドが屋外ライブをする。今まではずっとライブハウスばかりだった。いや,待てよ,天王寺の屋音でやったのは高3の時だった。僕も誘われていたが,夏休みとあって北アに登りに行っていたから,本当に彼らの野外ステージを見るのは初めてだ。

 昨日やり忘れた充電器のベルトを締め直す。2艇,即ち,拙艇と『Wiz of Oz』艇の出港準備ができた。『Wiz of Oz』さんは出港前の最終チェックで,こころなしか冷却水の出が少ないと言っている。他のゲストが来るかなと思っていたが,どうやら僕たち二人だけらしい。急遽予定を変更して,1艇に相乗りで行くことにした。となるとどちらの船で行くかだが,彼は,ここんとこヨットを出していないので出港したいと言っている。僕の艇は先週も出ている。『Wiz of Oz』艇にお邪魔することにした。これで,係留地が狭くても何とかなるだろう。

 風は15ノット以下だが,あいにくの真上り。港を出て数分で水蒸気が多いのに気が付いた。どうやら冷却水らしい。旧南海フェリー乗り場に船を回し,フィルターのゴミを掃除する。エンジンを再びかけると,果たして,冷却水が順調に出始めた。彼の素晴らしい観察力と処理能力は見習わないといけない。出港してしばらくは,艇に異常がないか要チェックだ。

 岸和田までは1.5時間。『東日流』さんに聞いたとおりに,橋の下をくぐるが,海図では余裕だと思っているが,やはりドキドキもんだった。『風々』さんの教えてくれた所に舫う。ちょっと前から電話で僕たちの居所を確かめていた『IZUMI II』さんが迎えに来てくれた。ありがとうございます。

 七輪で魚介類を焼き,適当に飲む。同級生が一杯来ている。友人のバンドを含めて5組のバンド。4時間がすぐに過ぎていった。

 帰りは風が弱くなっている。港出口でマストを発見。先週島精機カップに出ていた『ごんべ』艇が回航で忠岡に帰る途中だった。お疲れ様でした。
 少々追っ手の風。夏だと暑いと悪態をつくところだが,この季節はありがたい。ぽかぽか陽気についつい寝てしまった。いつの間にか佐野漁港の入口に来ていた。『Wiz of Oz』艇長,着岸準備もせずにすみませんでした。

 自艇のハッチを開け,セティバースに横になる。
「よじさん。」
の声で目が覚めたのは小1時間後だった。

 さて,来週は何して遊ぼう。

お気楽気分で一杯やる。艇長さんに丁重にお礼を言う。

とにかく着けた。係留許可ありがとうございました。

マリーナシティから回航中の『ごんべ』艇にあった。今日はいい日和でしたね。

Saturday, November 11, 2017

土曜日やったんや

 寝たのが3時だったからと言い訳をしておくが,起きたのは7時で思う存分に遊ぶには少し遅い。冴えない天気に萎えそうになったが,9時には晴れてくるはずだ。昨晩作っておいた茹で卵5個をジップロックに入れて港に向かった。

 各艇の風速計がブンブン回っている。出れば楽しいだろうな。でもメンテが先だ。
 付けよう付けようと思っていて,ずっと放ったらかしにしておいたブームキッカーを取り付けることにした。マストとブームには既に金具は取り付けてある。グラスファイバー製のアームを切るだけのことなんだが…
 鋸が切れないこと切れないこと。長めにセットして様子を見ようと1本切断するが,それで鋸の目が詰まってしまった。だましだまし切っているがもう限界だ。『浮浪雲』さんに金ノコを借りる。あっさりと片付いた。2度ほど調整しておしまい。風はまだ調子よく吹いている。さあ,出かけよう。

 舫を外すと,バウからの風が艇を自動的に押し出してくれる。これは具合がいい。
 ?
 少し変だ。わあ,左舷スターンの舫を外すのを忘れていた。それで船首が右に振れたんだ。岸壁のみんなは笑っている。相当カッコワルイで。
 
 予め2ポイントにリーフしておいたメインセールを揚げる。
 前回はジブを展開しすぎて2ポンメインとのバランスが悪かったのを思い出した。艇速は…メインが小さすぎたか。いや,これでよさそうだ。気ままに舵を取る。5ノット台で快走だ。
 『Wing』艇がマリーナシティから忠岡に回航しているらしい。そろそろ見える頃かな。SNSで確認すると加太で昼飯を食っているらしい。それではまだまだ来ない。
 時計を見ると13時過ぎ。そうだ,今日は土曜日だったんだ。14時から16時の間は漁船優先時間で,僕たちプレジャーボートはその時間を避けて出入港する。16時まで漂っているのは気乗りがしないなあ。メンテの続きがいいだろう。

ようやく付けました。少し角度が悪い。ほぼ1年間パイロットバースに載せたままだった。

行きたいところには行けないが,自由に走っているのでそれが一番楽しい。

明日も来ます。

Sunday, November 05, 2017

晴れたのでメンテナンス

 昨晩はみんなで飯でも食おうと,ホームポートに帰ってきてそのままお泊りだった。『IZUMI II』艇で食った後,岸壁を歩いていると『Wiz of Oz』さんがやってきた。拙艇で飲み直し,おやすみなさい。

『Wiz of Oz』さんがユマーリングして航海灯を外して下りてくる。僕は口だけサポートする。これからもきっと一人で登るに違いないでしょう。

 僕は先日からのびのびになっている窓の防水対策をする。根本的な改良は来年だからあくまでも応急処置。なんと窓の下側全部が浮いている状態だった。上側はきちんとコーキングされているので漏れなかったようだ。それより接着されていないのがおかしいと感じた。枠だけをコーキングして,周囲をタッピングビスで留めてあるだけだった。全部剥がしてFRPを貼って,新たに小さな窓を付けるのがいいのかもしれない。

『over joyed』さんが自宅で採れた安納芋を持ってこられた。ごちそうさまでした。

 やらなければいけないことがまだまだある。一気にやってしまうと雑になってしまう。ちょこちょこやるのが一番だと感じた。

初ユマーリングです。腰がしっかり入っています。

湯浅広港からの帰路,強風でしたが,『攀丸』は安定していました。

Saturday, November 04, 2017

ずっとずっと上りでした

 みなさんのんびりすると言うので僕も付き合った。5日に用事がある『Bonanza II』君だけは,6時に出ていった。ご安航を。

 珍しく朝食を作った。ココナッツミルク400mLにスープ400mLのタイカレーだから,お腹は一杯になる。チキンの量が少なかった。やっぱり300g入れるべきだったなあ。その後,『IZUMI II』艇でコーヒーにバケット。発酵バターが美味しかった。ごちそうさまでした。

 9時に舫を解く。バウの舫を伸ばしていくと,船首がするすると離れていく。あれっ,さっきまで岸壁に平行にヨットが離れていたのに。ちょっと風が出てきたかな…一文字堤防の中でメインを揚げる。そこを出ると案外吹いている。早めにリーフをする。
 艇速はさっぱりで3ノット台がやっとだ。湾口まで2時間もかかる。そこからは右に進路を変えるのでジブがきっとうまく効くはずだ。先に,湾口に出た『浮浪雲』さんから,無線が入る。僕のいる位置よりかなりうねりが激しいらしい。しばらく様子を見ながら走ることにした。

 前を走っている,『浮浪雲』艇と『Southern Cross』艇は地の島の右に進路を取った。この風を凌ぐために『Southern Cross』艇のホームポートである海南に向かうようだ。さっきまでどんよりと曇っていた空がみるみる明るくなってきた。青空が広い。先行する2艇を追わずに沖の島と地の島の間を抜ける。予定通り洲本に行こう。
 ジブも青空に映える。遠く海南沖にセールが見える。『浮浪雲』艇も洲本に向かっているらしい。
 加太瀬戸の南流最強時刻は過ぎたようだが,風と潮に押されてさっぱり艇速が伸びない。島精機カップレースに出るヨットが潮と追っ手の風に乗り,快適そうにマリーナシティに向かっている。いいなあ~
 時折,1ノットを切る充実した海峡越えを楽しむ。
 エンジン具合が少々気になる艇があったので,一緒に泉佐野に帰ることにした。ゲートタワーに向けて進路を変えるから少しは稼げる…押されすぎてさっぱり進まない。もっとも洲本方面へはもっと悪い上りだ。

 関空島の陰はたいてい風が弱いが,あんまり変わらなかった。それよりもおかしかったのは,あの狭い海域でときおり艇速が1ノットを切ることだった。それも30分以上も。ペラに何かが絡んだわけでもあるまいし,少し先を行く『浮浪雲』艇に電話で艇速を確かめると,4ノット台が出ているらしい。
 
 暮れてきた。早めに航海灯を点けた。関空橋から満月が上った。あと少しでホームポートだ。

湯浅広港発  09:00
佐野漁港着  18:30

のんびりした朝だ。『Bonanza II』艇は,6時に出ていった…やっぱりこれが正解だな。

ちょっと吹いてきた。1ポイントにリーフしたが,一気に2ポイントリーフにするべきだった。

湾口からはうねりが大きくなってきた。

大きな月が関空橋の鉄骨の間から見え隠れする。観覧車よりも断然美しい。

Friday, November 03, 2017

2年ぶりに湯浅へ 湯浅広港

 3週連続で台風と雨の週末だった。11月の3連休を心待ちにしていたが,果たして,晴れた。

 8時には出港したい。昨晩は電車の中で居眠りをしてしまって,乗り越してしまった。戻りの電車はもうないのでタクシーで帰宅。冴えないなあ。酔いを覚ますには睡眠が一番ということで起床時刻が遅くなってしまった。急いで家を出ると忘れ物の連発で,2度もドアと車間を往復した。それでもやっぱり大事なノートを忘れている。

『Bonanza II』君はすでに用意が終わっている。コーヒーをごちそうになり,僕もさっさと出る。
 久し振りの快晴だが,やっぱり風は正面からで,しかも弱すぎる…こんなことを言っているから翌日は吹いたわけだ。

 しばらくしてから,『浮浪雲』さんから連絡が入る。『IZUMI II』艇もあとから来るそうだ。今日は賑やかになっていい。
 淡輪沖ぐらいから加太瀬戸の南流に乗る。9~10ktで加太瀬戸を越えたあとも,ずっといい具合に走る。
 湯浅湾口から港までは小1時間かかる。吹き下ろしの風が今日のフィナーレに華を添える。1時間遅れで泉佐野を出た『浮浪雲』艇がすぐ後ろにいる。相変わらず速い。

 15時過ぎに『IZUMI II』艇もやってきた。
 近くの風呂(入浴料100円)は3の付く日は定休日だ。20数分歩いて別の銭湯に行く。ここも入浴料は安い(200円)。
 スーパーで買い出しを済ませ,駅前の居酒屋に向かった。自艇で夕食を済ませた『IZUMI II』さんと合流して,乾杯する。和歌山琴ノ浦から『Southern Cross』艇もやってきたそうだ。

 そして,お決まりの『Southern Cross』艇でカラオケ。明朝はゆっくり起きよう。

佐野漁港発  08:10
湯浅広港着  14:00

僕と『Bonanza II』君は,一足先に港を出た。晴れているが,風がない。


広いのでゆったりと停められる。