Monday, February 28, 2022

なんとかなるさと出帆する

 関空島アメダス10分毎の数字を見ても風速は1m台では,さすがに悲しくなってくるが,港を出ればなんとかなるさと舫を解いた。それよりも何よりも今日も快晴だものじっとしているわけにはいかない。薄汚れた船底ではそんな気も起こらないから,せいぜいきれいなうちに楽しんでおいた方がいい。まったくここ2,3年,年間半年ほどはフジツボのおかげでさっぱり走らなかったのだから。
 ぬっぺりとした絶望的な海面を予想していたが,さざ波が広がっているし,風見も安定している。この分なら午前中だけでも遊べそうだ。

 スターンから聞こえてくる音はそこそこ走っていることを感じさせる。気になる艇速は3kt弱なのでこの風にしては上出来だ。2時間ほどのんびり遊ぶ。

 11時にはこんな海面になっていた…艇速1kt。港口まで1.3マイルだから1時間以上かかってしまうなあ…エンジンかな。

 真面目にメンテナンス。
 ドグハウス上にウインチは左右2個あるが,左舷ウインチは新規購入品で問題なし,「これ,ちょっと滑って具合が悪いねん,使わないから。」といただいたウインチを右舷に付けている。

 去年ウインチの分解清掃をした時に気が付いたのだが,件のウインチにはこのリングが付いていなかったので,これが滑りの原因じゃないのかなと勝手に思っている。
 昨日飲み屋でその事を話題にしたが,『Wiz of Oz』艇長から部品がなんとかなるかもしれないと連絡が入る…続く。

Sunday, February 27, 2022

僚艇の回航でした

 自宅から(鉄路で)和歌山マリーナシティに行く経路は大きく二つある。
 ひとつは,拙宅の最寄駅である三日市町駅(南海高野線)から上り線で橋本(和歌山)まで行き,JR和歌山線に乗り換え,さらに和歌山駅できのくに線乗り換えで海南駅下車,そこからバスでマリーナ口。
 もうひとつは,三日市町駅から下り線で天下茶屋駅へ,南海本線に乗り換え和歌山市駅下車,そこからバスでマリーナ口。
 どちらを使おうと大した時間の差はない。気分的には南の和歌山に行くのに一旦北へ向かうのがなんとなく変な気がして,前者の経路で行くことが多い。今日もそうした。

 和歌山駅で『Wiz of Oz』艇長と『BonanzaⅡ』艇長が合流する。
 1日中晴れマークの予想だったが,海南駅を降り立つと風が出てきた。バスの窓には水滴がかかってきたし,青空はちっとも見えやしない。マリーナシティに来てみると先ほどより風が強まり白波もかなりある。
 なんとここでセーラーでありアスリートでもあるT Dr.も合流した。3人とも彼のクリニックに世話になっているが,僕は膝の治療で定期通院している。わざわざ大阪市内の整形外科まで出かけるにはちょっとしたわけがあるが,またいつか機会があったら書こう。

 加太瀬戸までは真上り。リーフして機帆走。
 帰宅後友ヶ島アメダスの数値を確認したが,全然吹いていない。湾を吹き抜ける風だったのかな。
 ぐんぐん青空が広がり,雨しずくは何処かへ消えたが,飛沫の洗礼を受ける,あ〜つべたぁ。

 逆潮の加太瀬戸だが,反流を使えばロスはほとんどない。抜けたらクローズホールドからアビームのいい風が待っていた。リーフを解除し,ジブを開く,静かなセーリング が始まった。
 最後は風が落ちてしまったが,きれいな船底での帆走は格別だった。
 
 泉佐野駅前で打ち上げ。閉まっている店が多いのでここが大繁盛だ。これじゃあ,かえって密になりますなあ,お店開けてよね。

Saturday, February 26, 2022

なんだか得した気分

 風予報ではさっぱりだが,昨日以上の晴天で出ないわけにはいかない。
 
 佐野沖で沢山の漁船が操業中だった。網を引いているので邪魔をしないようにセーリング。突然針路を変えないでねと願うが,実は漁船に言う言葉ではなくヨットに向けられた言葉ですね。

 風力2,全く期待していなかっただけに嬉しい。艇速は5kt前半が出ているから言うことなしだ。神戸保安からは16chで海上風警報発令とのアナウンスがあったが,風が強くなるのはおそらく夕方,いや明日以降だろう。

 漁船団をかわしたので,しばらくはのんびりと走ることができる。

 僕と違って働き者です。ウインドベーンを長距離航海者は愛称で呼ぶことが多いそうだ。(僕は)長距離航海者なわけはないのだがその働きに敬意を表して,実は僕もニックネームをつけている。
 はて,長距離航海者を英訳で言うと?voyagerじゃなくて,sailorを使った訳語を知りたい。

 概ね10〜15°の楽々セーリング 。昨日と同じように日の当たる側だけに座っていれば寒さは感じない。

 佐野漁港からは3艇出たようで,手前はその1艇。ずっと向こうを走っているのはどこのヨットだろう。
 昼には弱まるとの予報通り風力1まで落ちてしまったが,赤灯台までしぶとくセーリングを続けた。

 昨日の作業の続きをやろうとヘッドライトを探すが見当たらない。別のライトでやるしかないが,そいつは水中用で指向性が強過ぎ広範囲に照らすことができないので少々使いづらい。
 エンジンルームを開けると妙に明るい?えっ,えっ,エアクリーナーの首に引っかかったままじゃないか!よかった,いや見つかったことがよかったんじゃない,すぐ横はオルタネーターのVベルトがブン回っている。そこに絡まなくてよかったのだ。
 リモコンケーブルの取り回しを矯正する。保護用のテープはどうにか必要な部分を守っているようなので増し巻きはしなかった。
 続いてデッキの点検。暖かいのでのんびりやれるのがいい。

 ワイルドジャイブ防止用にテークルを組んでいるが,Wリングがみっともないほど伸びてしまっている。部品箱を探したがちょうどいいサイズの物がない。忘れないように早めに交換しよう。

 もうそろそろワカメの季節じゃないかなと気になっていたが,去年もこの時期に採っていたのだった。防波堤外側のテトラポットにも外来の人が鎌を持って入っていくのも見た。

 とりあえずこれだけ。もうちょっと欲しかったんだがなあ。今後に期待しよう。

Friday, February 25, 2022

冬型が弱まりましたね

 風速計はからりとも回っていないが,これだけの晴天で出ない手はない 。
 バースに着けたままメインセールを揚げても船は動かない。バウ舫を外すと,スターン舫のモニターの重さでゆるゆるとバックしだした。ペラが梵天の位置を過ぎてから後進をかけてティラーを押すと船首が港口を向く。前進に入れフェンダーを引き上げる頃には少しさざ波が出てきた。

 風力3。のんびりと遊ぶには好都合だ。今日は1日中これぐらいの風だろうから,関空島でも回ってこようか。

 錨泊中の本船を避けると,二色沖に操業中の漁船が3隻。そのうち1隻との針路は交差しそう。こちらの方が速いだろから問題はないと思うが,タックを変える。横目で件の漁船を見ると行き先を反転していた。

 おおむね20°以下,ブローが入ってたまに30°のヒール。風上に座ることにこだわらずに,セールの影に入らないように自分の居場所を移動する。太陽さまさまだ。

 南下するとアビーム気味でさらに快適な走りになった。
 よしよし,このまま関空島の北西面へと思っていたが,さっきより風の勢いがなくなった,白波も消えてしまった。

 ピーチのお腹を眺めながらのセーリング。

 オケラにチェックインしつつ,後方をワッチする。
 楽しかったのもここまで,だんだんセールがばたつきだした。関空島アメダスを見てもやはり風は落ちている。またいい風が吹くまで漂うか,否,13時半までに入港しよう(13時半〜15時半は漁船優先時間帯のためプレジャー船は出入港しないように決めてある)。

 太陽がFRPのボディを温めているのでキャビン内も数日前とは大違いの暖かさだ。真面目にエンジンの点検でもしよう。
 排気ホースがエンジンベッドのボルトに接触するかしないかの微妙な位置を這っている。あらかじめボルトの頭に緩衝材らしきスポンジが貼られていて充分な役目は果たしているが,少々ヘタっているような気もする。ゴムホースを切ってさらに補強しておいた。
 何か,エンジンベッドに転がっている?

 この形,そして穴と穴との間隔は…リモコンケーブルの台座に一致すると思うのだが。
 ケーブルは昨年末に付け替えたが,同じようなプレートがもう1枚あってそれにはネジが切ってあった。そのプレートの内側に付いてたいのかもしれない。外す時に落としてしまったのさと自らを納得させて,元の位置であろうところに付け直した…

 赤が(クラッチの)リモコンケーブルで,天井の穴と擦れるのか,木の粉が付いていた。
 古いケーブルはそれが原因で2ヶ所も外皮が向けていた。交換する際,新ケーブルの擦れそうな部分にテープを巻いてあったのだがなあ,もう少し延長して巻く必要がある…続く。

Thursday, February 24, 2022

焼き牡蠣を堪能する

『LEIA』艇長の保有するヨットが砂越に係留されている。そいつの船外機を外して持ち帰るのが今日の使命。8ps(ヤマハ)で,国内冬山登山の入山初日ぐらいの重さであるが,背負うわけにはいかないので移動させるには二人いた方がやりやすい。
 相生までは結構な時間を要する。お決まりの神戸線の渋滞は流れているからそれほど疲れもしないと思うが,助手席の僕はいたって呑気なものである。
 作業が終わった。海岸通りを西へ車を走らせ,小粋な食事処を覗くが時すでに14時半で営業終了時刻とは残念なことだった。
 平日なのに若い人たちの姿も見える。停泊してのんびりやるのもいい場所だと感じた。
 気を取り直して相生湾の牡蠣屋に向かう。

 1軒営業していた。ラッキー!

 焼けたそばからどんどん胃袋に収まっていく。
 食い放題でゆっくり食うのは礼儀に反する。ちょっといやしく,うんとせこせこして,がつがつ且つ上品に食うのが正しい。生ビールに日本酒に生ビール,美味しくいただけたところでちょうど時間切れ。『LEIA』艇長ごちそうさまでした。僕だけ飲んですみません。
 ヨットで来たいなあと店のお姉さんに尋ねると,
「どうぞ,今日も1艇来ていましたよ。」
との返事。
「酔っ払ったら帰れないので,そのまま停泊できますか?」
 これもOKでした。要事前連絡ですね。ありがたい。

Wednesday, February 23, 2022

真面目にセーリング しました

 ちょっと冴えない曇り空だが,そこそこの風で遊べそうだと舫を解いた。
 ウインドベーンのセット中にジブに裏風が入り,はらんでしまった。西寄りの風だったので関空橋方向へ行くよりは二色沖を目指した方が楽,そのままポートタックに変えた。

 いい感じで走っているが,すぐ前に本船がいる。AISで確認しても錨泊しているのは明らかだが,それでもやっぱり船首を横切るのは気が進まない。ちょっと落として船尾を抜けた。

 気になる艇速は…6kt後半から7kt出るなんてほぼ9ヶ月ぶりじゃないか。メンテナンスで出港できなかった昨年6月から7月にかけての6週間でびっしりとフジツボに覆われてしまったのだから。
 さっきより白波が増えてきたし,時々ヒールも30°を越えるのでジブを少し巻いた。タックしてからもう一度巻く。
 出る前からクソがしたかったのだ。岸壁から駐車場のトイレまで歩いて行くのが邪魔くさく,沖でやればいいさと出てきたのだが,このままではほんまに臭くなる…ヒーブツーしてけつをまくろうか。あかん,ジブを小さくしたからメインセールとのバランスが悪くヒーブツーにならない。元通り走らせる。ハーネスラインを2本セットしたからセルフビレイは万全で,まさかの波に負け,みっともない格好で海に放り出される心配はない。ライフラインの上段に膝窩をめり込ませるように体重を預け,おもむろに…どうして汚い話だとどんどん書けてしまうのか,もうやめておこう。
 アビーム〜クォーターリーで走るとザザーッと押される音が心地よい。後ろを振り返るともう白波はほとんど見えなくなっていた。のんびりと港に帰る。

Monday, February 21, 2022

昨日より冷え込みがきつかった

 家にいると際限なく飲んでしまう。ただの呑兵衛ではない,デカダンの美酒に酔いしれているのさと自分を誤魔化しても誰も褒めてはくれない。休日を楽しく過ごす選択肢が山しかなかった頃,この時期になるといつもウキウキしていた。氷瀑で遊ぶなら積雪の少ない南アに出かければよかったし,雪情報をキャッチすれば何も遠くまで行かなくてもいい,奥美濃や福井の山に行けばパウダーを当てることができた。早くフリーになりたい!
 ところがなかなかうまくいかないもので,(仕事を)リタイアする前にすでに膝が死んでいた。山も海も楽しもうなんて考えは甘かったのだ。
 で,今日も港通いとなる。

 昨日より幾分風は落ちた。以前から感じていたことだが,20ktぐらいの風は,30kt吹いている時よりうるさく,唸り声がひっきりなしに上空から聞こえてくる。うちの港に限ってのことだろか。

 コンパス照明に使うケーブルを買ってきた。LED球3個が部品箱の中からすぐに見つかったが,肝心のソケットがなかった…続く。
 昨日に引き続き作業が散漫だ。まあいつでもいいやと思ってちっともやっていない事が随分ある。今日こそ,その一つでも二つでもやっつけよう。
 手摺を付けたのはいいが室内用なので表面が随分と劣化し,カビまで生えてきてしまった。サンドペーパーをかけて一皮剥いたが,さらにみすぼらしくなってしまった。

 木部にはニス塗りも塗装も好まないが,仕方がない。100均で買った水性ウレタン塗料でなんとか体裁を保った。

 9の字型のこれ(名前はど忘れした)は,ロープにテンションをかける事が容易にできるので多用している。カラビナが付いていない方が使用頻度が激しいので錆がすごい。磨く。

 ナイフが錆さびで情けない姿になっている。実はこのナイフは雑誌『舵』からの読者プレゼント。細部まできれいにするには分解しないといけない。古い道具セットの中に星形ビットがあった。サイズの合うものは1本だけしかなく,極小サイズの物が必要だが,自宅にある自転車工具の中にあるかもしれない…続く。
 余談だが,道具セットは山道具の修理のために現地(Huaraz=ワラス,ペルー)で買った物だ。まだまだ使える。

 スイッチが並んでいてどれがどのスイッチなのかは理解できているし,間違えることはまずないと思うのだが,他人に「スイッチを切って」なんて頼んだ時にはいちいち位置を説明しないといけない。それにこんなことはあり得ないと信じたいのだが僕自身のボケもそのうち出てくるかもしれない…いやあ,十分にボケていた。CONVERTERと刻印しないといけないのにCOVERTERとなっていた。でもダイモテープライターの操作感がよろしいからやり直しも苦痛ではない。


 こんなぺらぺらのカバーだが,ハッチからキャビンに海水が大量に流れ込んだ時も充分に役立ち,SBC(サブバッテリーチャージャー)を守ってくれた!
 暑い夏はSBCの放熱優先で取り外すことが多い(エンジンかけている時ね)。

Sunday, February 20, 2022

どんどん吹いてきましたね

 予想通りの風で,全艇のスターンが風下に流れ,左舷側のバウ舫をピンピンに張って行儀よくダークダックス整列といったところか… いや,一番左端のヨットだけは船首をまっすぐ北西側岸壁に向けているのは,横の(ちょうど垂直の位置にある)南西岸壁から直接左舷スターンに舫を取れるからだ。
 風は明日まで続くかなと,左舷バウ・スターンの2カ所から増舫を取っておいた。
 こんな日はデッキ作業は辛いので,先日の続き,コンパスライトの点検でもしよう。

 コクピット側にエンジンキー・アワーメーターなどが付いたパネルがある。その裏側,キャビンへのハッチ降り口最上段にビス止めされた木製の蓋があり,そこを開けるとパネルの裏側にアクセスできるわけだが,コンパス照明用のケーブルも通っている。コンパス本体のケーブルでは長さが足りないのでケーブルが延長されている。その接続部の絶縁テープを剥がすと電源パネルスイッチ間との導通が調べられる。
 +は導通なしで,それなら断線箇所を調べるより新しく線を引きなおした方が簡単だ。電源パネルスイッチ側から辿っていくが,全ての線をまとめているので,この古い線だけを引っこ抜くのは大変だ。あれ,なんだかおかしい。テスターの線だけでは届かないので,電源パネルにワニ口クリップケーブルで止めて測定していたのだが,なんと室内灯のスイッチにつないでいるではないか!コンパス用のスイッチはもう一つ上にある。わたしバカよね〜と口ずさみながら測定し直すが,思いは虚しく導通があった。断線ならすぐにでも修復できたのに…やっぱり球切れなのね。

 電子海図の入ったラップトップはチャートテーブル上に設けた架台に載せて使っていた。ここ2年ほど使っていたラップトップは残念ながら海水を存分に浴び,ただの塊になってしまった。

 iPadを載せて使えるように工作しようと裏返してみたら,かなりの錆が発生していた。真鍮ブラシで掃除だけする…続く。

 窓が明るくなった。

 外を見るとぐんぐんと青空が広がってきた。今日の風,広い海域で走ったら気持ちがいいだろうなあ。

 やることが散漫でいけない。

 液晶の黒い汚れ(再掲)。機能には問題ないのだがなあ。チャートは日本全図入っているが,随分古くなった。

 北海道の南まで移動した低気圧はなんと984hPa。おまけに3つ縦並びにある。こんなやつには遭遇したくない。

Friday, February 18, 2022

滑りました

 船底塗装後はちょっと寄り道,セーリングを楽しんでどこかの港に泊まるのがここ数年の恒例だった。先週の回航は,翌日の天気が冴えないこともあり直接ホームポートに帰ったのだが,帆走ならまだしも全くの機走だったので少し残念だった。
 今日こそは存分に楽しもう…

 風力2,風向は不安定だが,なんとか楽しめるのはきれいな船底のおかげ。

 落とすと失速する,適当がいいみたいだ。

 航跡はプロットしていないが,おそらく振り子のように行ったり来たりしているだけなんだろうなあ。でも,5kt以上出ることもあるから大満足だ。
 この2,3年,フジツボの付着が激しく,それに加えて去年はカサネカンザシがペラにも船体にもびっしり貼り付いていた。去年の7月から半年以上も汚れた船底のまま走っていたものだから,海の上を滑るように走る感触なんてすっかり忘れてしまっていた。強くなくてもこのままの海況なら後数時間ほど遊ぶつもりだったが,あれよあれよ言う間もなく情けないほど風が落ちてきた。

 港に帰ってメンテナンスでもしようか。

 隣の『ocean』艇長がいたのでコーヒー二人分を淹れる。
 去年購入したフレンチプレスはたった2回使っただけで割れてしまった(横転したからなんだけれど)。陶器製のドリッパーも同じ時に欠けてしまい,残るはプラスチック製のドリッパーとこれだけ。シンクが狭いので,洗う時に蛇口に当たりそうになる。このポットもガラス製なのでせいぜい気をつけて使おう。

 作業しながらオケラをワッチしていたが取れない。後半,小笠原からの信号が強く入り,チェックインできた。各局ありがとうございます。

 ハッチのヒンジが錆びて,ボコボコの突起がちょっと気に掛かる。磨いてみたが,たいして効果が上がらないので止めた。もっと粗いヤスリが要る。

 ここが透明なので,小さい照明を貼り付ければコンパスライトの代わりになるか?

Wednesday, February 16, 2022

コンパスの照明が点かない

 西北西の風がゴーゴーと唸りを上げて吹いており,大きく横流れするヨットを受け止めてくれるはずの右舷側僚艇2艇も上架中で,拙艇は,左舷側艇との間を大きく空け,なされるままだ。
 デッキでの作業はやめた。

 風はともかく,空はこの上なく青い。

 いけない物があった。マリーナシティへの回航時に『BonanzaⅡ』艇長が持ち込んだやつがまだ残っていたのだ。

 ちびちびやるのがいいが,1杯で終わらないから結局同じ量だけ飲んでしまう。

 コンパス照明が点灯しない原因を調べないといけない。
 電源パネルを外して,裏側を調べる。導通はあるのでスイッチの不具合ではないなあ。となると断線?線をたどる前に(コンパス)本体を調べてみよう。

 前に押し出して外してみたけれど,球はどこにあるのか。配線はコンパスの頭に吸収されているが,そこから先が外せない。外れないものなのか?とりあえず元に戻す。

 気分を変えて他のことをする。
 ハーネスラインをチェックするが,ゴムが伸び切ってしまって何とも情けない。衝撃荷重はかけたことはないから耐荷に問題はないと思うが…

 通常は長い方でビレイを取っていて,短い方は移動する時に使用(併用)するだけなので,普段は↑のように引っ掛けてある。このフックを邪魔だからとボディ側(ハーネス)に付けるとスナップシャックルの意味がなくなる。
 スナップシャックルは荷重(身体が吊り下がる状態のことだろうから,沈没する船に引き込まれる時とか落水して船に引きずられる時のことを指すのかな?)がかかっていても外れるのが利点とのことだが,ピンをリリースするためのダブルリング・タイが衣服かどこかに引っ掛かり,知らない間に外れていることもあった。荒れた海で移動する時はハーネスラインを2本使用すると,ヨット(船体)側にフック2個,ボディ(ハーネス)側にもスナップシャックル2個になるからその方が安全かなあ…フリーソロは恐ろしい,セルフビレイ=命の元山屋の発想か。でも,海の人はそんなまどろこしいことはしないんだろうね。

Saturday, February 12, 2022

帰ってきました

 マリーナシティに向かう。
 ホームポートへ回航の際は,毎回,ローカル色豊かなJR和歌山線・きのくに線に乗っていたが,ちょっとそれにも飽きてきた。今回は,南海電車と和歌山バスを利用する。
 8時過ぎに南海和歌山市駅に着いた。駅前は断然JR和歌山駅のほうが賑やかで,そそられる飲み屋,飲食店も多い。バス発車までは少し時間があり,駅ビルが開いていたのでちょっと覗いてみた。あいにくどの店も開店前だが,2Fに蔵元の直営店を見つけた。しかも嬉しいことに開店時刻は11時とある…これって昼飲みができるんだ!是非次回は途中下車してでも利用しないといけない。実は和歌山市駅で下車したのは初めてで,次の終点和歌山港駅への通過駅だったのだ。
 徳島へはヨットで行くことが多いが,交通機関を使うとなれば断然南海フェリーがよろしい。南海沿線各駅から電車+フェリーで片道2,200円と嬉し涙が出るほどの運賃で,いささかマンネリ化した大阪での「飲む」という行動に飽きた時は徳島でやるのだ。さすがに車中では控えているが,フェリーに乗った時から飲み始めることができる。(徳島の)ホテルにチェックインしたら昼酒を飲める店に繰り出す。駅ビルにもうまい日本酒を出す店があるし,2,3分歩けば午前中から飲める店だってある。いつだったか,『あわぎんホール』に八代亜紀のジャズライブを聴きに行った時などは最高のステイだった。
 余計なことを書きすぎた…

 駅前ローターリーもがらんとしている。

 拙艇は朝一番で下架されていた。
 昨日ここに上架した『Wiz of Oz』艇長と現地で会い,2名でホームポートに帰る。乗船ありがとうございます。

 真上り。風が強くないだけまだましだ。

 おまけに逆潮ときているが,往路とは大違いで5kt出ているので文句は言わない。
 変針しても変針しても風が正面から吹いていくる。海峡を抜けてくる風だから仕方がないとあきらめる。
 とうとうシバーばかりしているメインセールを下ろした。加太瀬戸の転流は13:53と全くお手上げの状況だが,地ノ島寄りの反流を利用すればそれほど支障はない。

 こんなコース取りでした。

 空気は冷たいが,太陽を背中から浴びているのでドジャーに隠れていれば寒くはない。
 それにしても今日は海水がきれいだ。いつもとは青さが違う(港内も底がはっきりと見えるほど透き通っていた)。

 案の定,梵天が流れ,バースに入り込めない。岸壁にいるヨット仲間が舫を引いて進路を空けてくれた。ありがとうございました。

 片付けが終わったら,エンジンルームの点検。
 異常なし。
  
 こまめに船を出して,せいぜいきれいな船底を保とう。

和歌山マリーナシティ発 10:20
佐野漁港着       16:20(28.04 NM)

Wednesday, February 09, 2022

緩んでいたら締めないと

 晴れたのでメンテナンスに行く。静かだなと思っていたらなんとマリーナは休業日だった。定休日は火曜日だけだと思っていたが,火・水とお休みらしい。
 先週末の予報では週半ばの天気はあんまりよくないと言っていたのに,まるっきりの快晴じゃないか。

 鼻垂れのように錆跡が付いている。あんまり擦ると塗装まで剥げてしまうのでほどほどにしておく。ほうらみろ,スポンジから白い汁がこぼれてきた…歯だって,大学2年の時,歯医者さんに「磨きすぎですよ」と言われたのに,いまだに言われている。何事も控えめがよろしいようです。

 ヨットが浮かんだ状態だと身を乗り出してしかチェックできない。それでついつい点検の間隔が伸びてしまう。脚立に乗ってチェックしたが,パイプどうしをくっつけているボルトが緩みすぎだった。調べてよかった〜

 ハルとの取付部も調べたかったが,内と外の2名いないとちょっと無理だ。しかもその2名ともかなりしんどい目をする。狭いスペースに入る人は屈辱的なラーゲを強いられ,外では逆さになってやらないといけないから頭に血が上る。今度誰か助けてね。

 ソーラーパネルに太陽光が!こんな日ばかりだといいのですがね〜曇りの航海が続くと元気がなくなります。

 あまりにも天気がいいので,こもっているのはもったいないと,ちょっと寄り道してみた。

 随分以前から気になっていた道路角にあるお店,ずぼら焼ってなんだろう?
 ようやく買いました。