これは感動ものだったね

Sunday, December 01, 2019

メンテナンス

f B! P L
 ちょっと寝坊して港に出かけた。
 昨日に引き続き晴れでしかも暖かい。デッキ,岸壁での作業もしやすいだろう。
『Bonanza II』艇長はすでにメンテナンス中。僕も早速取りかかろう。そこへ『Wiz of Oz』艇長到着。
「噴射バルブ見よか。」
 ありがたい。
 そう,先週和歌浦から帰港後やろうかと言っていたもので,けっこう時間がかかって帰ってきて,また来週ということで解散したのだった。貴重な休日を拙艇のエンジン調整に費やしていただきました。本当に感謝しかありません。

 2GMは2気筒なのでバルブは当然2本ある。同じように付いているはずなのに,奥のバルブは少々汚れ気味だ。ボルトも甘くなっていた。エンジンの振動は大きい。常にチェックを怠らないようにしないといけない。つい先日もオルタネーター取り付けのナットがゆるくなっていたのを発見したところだ。
 燃料パイプにも少し錆が浮いている。ブラシで掃除しておく。
 外してからコクピットで噴射バルブの圧力を確かめる。2本とも足らない。シムを追加すればいいとのこと。0.3のシムを入れる…各種厚みのシムを持参していることがこれまた凄い。
 再チェックすると見事に規定値になっている,素晴らしい。
 再取り付けした後は,エンジンをかけて点検。アイドリングから常用回転まで何段階かで試すが,白煙は全く出なくなった!負荷(アスターン)をかけて,もう一度チェック。出ない!いやあ,これはスッキリしたという感想が一番適切かもしれない。

『Wiz of Oz』艇長は隣の『Bonanza II』艇のエンジンチェックをしている。ヤンマーもボルボも何でも来いだね!

というわけで自分では何にもしていないが,すごく気分のいい日になった。

 整備マニュアル!
 持つ人が持って役に立つ。素晴らしい。

 中央上奥に噴射バルブがある。配管を外してから抜く。
 今回の作業とは関係ないが,オルターネーターベルトのダストが気になった。弛んでいるわけではないんだがなあ。

 先日自艇(『Wiz of Oz』艇)でやられたことを僕のヨットでもやってくれました。
 ケースに軽油を入れてから,レバーを押して圧力を計測する。
 圧力は既定値より2気筒とも3MPa小さかった→燃料噴射タイミングが早めになっている→それが白煙の原因になっている。

 ここにバネ(取り出したものが新聞紙においてある)が入っていて,それの反発力が少し落ちている。

 トルクレンチで慎重にセットし直して再塗装。きれいになりました。

 給油口は右舷側のデッキ後方(ホースの上)にある。デッキが海水を洗うことだってあるのだから,海が荒れた時に走りながら給油する時(これが結構ある)は苦労する。
 矢印の辺りに給油口を移設することにした。コクピットロッカー内部に設置するので給油しやすいことは間違いなしだ。ホース外径は50mm,2inch内外だろう。スカパーを発注したが届くのに2週間もかかりそうだ…

 充実した1日だった。
 エンジンは必要だ。積んでいる物が動かないんて無駄以外のなにものでもない。日々のメンテナンスの重要さを知った。

ゆっくりおやすみください

ゆっくりおやすみください
アカアシカツオドリ

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