Saturday, September 19, 2009

5連休は瀬戸内へ 田尻〜明石海峡〜虫明 レジーアマリーナ

5連休は鳴門経由で金刀比羅宮(こんぴらさん)にでも行こうかと計画を練っているところに,Waさんから連絡が入り, 「船,今,虫明に泊めとるからyoji君,大阪から来えへんか。瀬戸内クルージングしてそのままワシは高知へ帰る。」 とお誘い。当の本人は大阪にいるのだから拙艇で一緒に虫明まで行けばいいものだろうが,何か用事があるらしい。が,「一人一艇」の原則が心地よい。 明石海峡の転流と虫明までの長丁場を考えて,出帆は19日の1時とした。 18日は定時で仕事を終え,家で食事をとり,風呂に入った。19時半に田尻に向かう。 マリーナの近くのスーパーは24時間営業なのが嬉しい。朝飯と昼飯,ビールを購入し,ヨットの整備をして22時には寝た。 起床は0時半。風はそれほど吹いていない。が,念のため2ポンまでセット済みだ。 1時に悠々港を出る。 「あちゃーなんやこのうねり。」 当然だが,風は港内より吹いている。新月で暗い中を関空橋をくぐるのは何だか気が進まない。関空島を南回りで明石に向かう。淡輪方面にはたくさんの漁船の灯りが見える。 「漁師さんは偉いなぁ。」 どんどんうねりが大きくなってくる。関空島を回り込んで北上する頃には,向かい風と悪い波,益々大きくなってくるうねりに翻弄される。 時折,右舷側からザブンと飛沫を浴びる。 「こら,やっとられんわ。戻ろか。でも戻っても直ぐトンボ返りで出なあかん。ここはじっと我慢の航海や。」 とほんまは後悔してた。 「4時には何とかなるやろ。」 と気を取り直し,顔面にスプレーを浴びるのを避けるために,立って操船する。真上りで進みにくい。 それにしても,淡輪沖の灯りは微動だにしない。どうやら,錨泊している本船の灯りだったらしい。 スプレーと覆い被さる波に辟易して艇速を3〜4ノット台に落とした。少しは挙動が緩やかになってきた。明石海峡までの距離を考えると丁度よいかもしれない。少し早く港を出すぎたようだ。

 
我慢のかいがあって,夜明けの海峡を満喫することができた。


家島付近でいい風が吹いてきた。1ポンリーフして6ノット。


14時半には目指す虫明の湾に着いたのだが,入り口が判然としない。周囲は浅瀬だらけだ。一端湾外に出てWaさんに連絡を取るが,やっぱりあっているらしい。ちっちゃなブイ沿いが航路らしい。
マリーナとも連絡が取れ,進入経路を指示してもらった。
Waさんは何とまだ大阪にいる。今から列車と自転車で向かうとのことだ。


ハーバー内はびっくりするほどの静けさで,艇の揺れもない。
19時過ぎにJRのどこの駅かは知らないが,20kmの道のりをWaさんが自転車をこいで悠々やって来る。 拙艇のキャビンで遅くまでやった。 明日は由加神社に行ってから多度津まで行く予定だが,朝起きた時刻が全てを支配する。

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