MNにコクピットに出てみた。そこら中ザラザラしている。ふと右舷少し後方に暗闇の中で赤く光っているものを見つけた。あれって西ノ島とちゃうん?
画面中央やや下,やや左が赤い…
暗いうちは目立たないから,噴煙の下を「無事に」くぐり抜けたことで気分はハッピー。
04:58,島影,小笠原父島列島が見えた。
リーフを解除する。
6時半,父島二見港まで23.7マイルでdocomoのアンテナが立った。
太陽が出たら夜間に消費した電気を貯めないといけない。黒く汚れたソーラーパネルに水をかけ,軽く雑巾で拭いておく。
なんじゃこれは!
命が危険にさらされたわけではないので,まあいいか〜なんて思ってしまう。
おおっ!
10時,auのアンテナも立った。二見港まで後9マイル。
ここに来て艇速は0ノット台。
この微風ではウインドベーンも役に立たない。すでにオーパイに変えていたが,それも難しくなってきた。
辛抱たまらん,エンジンオンやぁ!
12時40分,着岸しました。
去年はラダートラブルで残り20マイルを『KAIZIN』さんに曳航してもらった。ようやくこれで小笠原に来たことになります。
海保,小笠原支庁港湾課,保健,自然…各担当の方々がこの後来られました。
小笠原観光協会に電話して,洗濯とシャワーのできる宿を紹介してもらう。そのうちの1軒『なぎ屋』さんに連絡を入れると快諾してくれました。ありがとうございます,お世話になります。
何度も海水をバケツで汲み上げ,デッキの清掃をする。幸い粘着性のあるものでないのですぐに流すことができた。おっとその前に乾いた状態で灰を集めてパッキングしないといけない。これは在阪のヨット仲間へのちょっとしたお土産だ。なかなか手に入らない西ノ島の火山灰。
セールの汚れは取りようがないのでそのまま放置。
16時に『なぎ屋』に行き,シャワーを浴び,すっきりする。航海中は着替えはしないので洗うと言ったって1日分だけだが,とりあえずコインを入れ洗濯機を回す。
さて,どこで食おうかなと『なぎ屋』を出ると,すぐ横に同じ『なぎ屋』の看板の掲げられた店があった。
2軒目に入る。
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