久しぶりに和歌浦にでも行こうかと思っていた。
　金曜夜はライブに行くので，届くはずのハリヤードを受け取れない。土曜日の朝，集配所に直接取りに行くことで週末のセーリングに間に合ったわけだ。

　泉佐野駅でTをピックアップした。コンビニで酒や昼食を購入するのはいつものことで，買う物も大抵同じもの。和歌浦なら夕食は特製大盛り中華そばと決まっているので，昼食はほとんど酒のアテのようなものしか食わない。
　清水補給から戻ってきた『浮浪雲』さんによると，神戸方面へは風向きがよろしいとのこと。港を出てから確かめて，そっちに行ってもいいなあ。
　行く前にスピンハリヤードを交換した。ゴワゴワで中芯が剥き出しでビニールテープで覆われていた古いハリヤードお疲れ様でした。気分一新。

　関空橋へ向かうとほとんど上りになる。『浮浪雲』さんの言う通り，神戸方面は楽しめそうだ。ジブを展開する頃には，Tも僕もすっかり夕食は「神戸で中華！」の乏しいイマジネーションから離れなれなくなっていた。
　神戸は近い。ゆっくりとセーリングを楽しむ。
　16チャンネルで，しきりに警戒船が他船に呼びかけている。LNGタンカーの露払いだ。


警戒船，タグ，LNGタンカーの順に横切って行った。

　2時間たってもさっぱり関空島から離れない。そのうち，風向きも悪くなってきた。淡路島から明石海峡を抜け，六甲山にかけて黒い雲が進んでいる。中華の思いを捨て，易きに流れた。


青空が広がってきた。

　途中，いい風が吹いてきた。ヒールがきつい。リーフすると落ち着いた。早め早めのリーフがよろしいようです。
　最後まで楽しませてはくれない。少し落し気味に走っていたが，結局どうやっても真上りになってきた。たまにポツリとくる。先を急いだ。

　洲本港に向かう見たことのある船型のヨットがいた。やっぱり同じ泉佐野の『over joyed』艇だった。


すでに，『浮浪雲』艇と『IZUMI』艇は入港していた。

　17時前に『東光湯』にぞろぞろと行く。いつもの『白梅』で夕食。『marunaka』で食材購入のワンパターン。飲んべな僕とTはスコッチを買ったが，飲むまでもなく寝てしまった。
　沖をやたら明るい船が通過する。DIAMOND PRINCESSだった。神戸に行かなくても見ることができた！ラッキー！

佐野漁港発　10:20
洲本港着　　16:30