Thursday, June 17, 2021

出かけるモードになってきつつあります

 船溜りにはゴミがいっぱい浮かんでいる。
 相当降ったらしく,岸壁に置いたバケツには3/4も雨水が溜まっていた。

 風向きのせいかバウ付近にあるだけで,コクピットから後ろにはない。
 エンジンをかけても吸い込まないだろう。ペラは必ず回すことにしている。

 バウの先端に頭を突っ込んでクリート裏側を確かめるが,雨漏りはなかったようだ。やれやれ。
 中途半端に整備をしているものだからいろいろな器具がキャビンに散財しているし,それをいいことに工具も出しっぱなしだ。これでは作業の合間にコーヒーでもと言う気分にもなれやしない。今日はなんとしても居場所の確保をする。
 スターンパルピットに仮置きしていたATUを本来の位置に戻す。これで取り付け金具類その他がキャビンからおさらばした。

 パイプを介してレーダーアーチの前側に設置していたが,今回は後ろ側にする。アーチの前の脚は移動や小用の際に握ることが多く,パイプを横抱きさせると太くなってちょっと握りにくい。これで少しはその煩わしさから解放される(と思う)。

 先日確かめた時は,きちんと作動していたプロッター&魚探であるが,さっぱり起動しない。やはり海水を被ったせいだろうか。

 プロッターの電源はこのボックスを通して電源パネルにつながっている。プロッターからのGPS信号を無線機に送るためにここで分岐させている(無線機に単独のGPSアンテナを使用していないので)。

 無線機の中も調べてみたが,海水が入った形跡もない。
 電源パネルを取り外すと…
 パネル自体にはヒューズが入っているがそれは問題なし。設置したばかりでヒューズ切れはお話にならない。配線をたどるとプロッター独自のヒューズボックスが途中にあった。ケースを開いて中を見ると…導通なし。ヒューズを交換,接点を磨いて電源を入れる。

 魚探が動き出した。

 もちろんプロッターも。
 それにしてもこの黒い線(汚れ)なんとかならないものだろうか,あきらめるしかないと言われてもねえ。
 去年(2020年)の小笠原往路時に急になってしまったのだ。原因不明。

 バウに荷を移動させ,工作・整備中の物をまとめると,ようやくセティバースが本来の機能を取り戻した。

 すっきりしたので,ずいぶんと気分がよろしい。今後の整備にも精が出ますね。

 所用があったので早めに港を出る。

 ここに寄るためではないですよ…よったけど。

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