Sunday, February 12, 2017

気持ちよく帆走しました

 風も落ちてきた。
「夏なら夜明けと同時に出るのになあ。」
…なんて『Wiz of Oz』艇長と話しながら,コーヒーを啜って,丸ちゃんのワンタンスープを飲んでいる。そろそろ出よう。

 先週は機走しかしていないので,今日は思いっきり飛ばしたい。
 エンジンを切って,波の音だけを楽しむ。昨日のような風の音はしない。しばらくうろついていると二色から何艇も出てきた。今日は定例のレース二色SQCだった。いい風を楽しんでください。

 乗れば乗るほどヨットが傷んでくるのは乗る時間に比して整備の時間が少なすぎるからだと指摘された。そりゃそうだ。乗ってばかりだったから。まだまだ漂っていたいが,午後はメンテナンスに当てることにした。

 一足先に帰港していた『Wiz of Oz』艇長が水揚げ場にやってきてくれた。僕のコクピットロッカーの水たまりの原因を究明するためだ。
 怪しげな箇所に水をかけていく。僕はホース役で,彼は狭いロッカーに潜り込んでいる。思い当たる箇所を探ってみたが,水漏れはない。来週の結果待ちのために水の侵入・通過箇所と思われる所に養生テープで出っ張りを作り,「塩」を盛っておいた。養生テープにはピンホールが開けてある。塩がなくなっていればそこは水の通過箇所だろう。ありがとうございます。結果が楽しみです。

 ずっと気になっていたことがようやく解決した。
 燃料タンクからきているエア抜きホースはハルの裏側からスタンションにつながっている。スタンションにある穴はそのためにある。むき出しなので雨水やヒールした際に海水が入るのになんて無造作な造りなんだとずっと思っていた。スタンションの内径よりホースの外径が小さいので,穴より高い位置にエア抜きホースはセットされている。だから穴に直接水をかけたってホースには水が入らないという寸法。『Wiz of Oz』艇長の説明を受けて納得。いやはや馬鹿さ加減だけは治りませんね。

 キャビンで今後のメンテについて話していると,パラパラときた。風も唸りだした。ここらで退散だ。

いい感じで朝のセーリングが始まった。夏ならもう2時間早く出かけるのに,惰眠を貪ってしまう。風はそこそこ,お日さま上々,おやつなし,(my)燃料なし。
時折雲が太陽を隠すが,できるだけ陽光を浴びる方向でセーリングする。帆の陰に入ると寒いばかりか気分まで暗くなるのでそれを避ける。
セーリングが終わったら必ずエンジンを調べる。前部を開放しオイル漏れと水漏れを点検する。異常なし。ベルトが少々緩んでいた。
側面を開け,ベルトを締める。ここまでの整備性はまあまあだが,天板が開かないのが困る。最後にクォーターバースのマットをはねのけて,シャフト側を調べるがここも異常なしだった。マットはいらないなあ。板で十分だ。オイル点検は右舷側を開けて行う。
背もたれのクッションがあるとバースに寝た時の幅が狭くなるので外している。そのままでも一向に構わないが,壁紙でも貼ろうかと思っていたところ,『Wiz of Oz』艇長が「フェルトを貼ればいいんじゃないの。」とアドバイスをくれた。

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