Sunday, March 17, 2019

艇速が伸びない…

 ヨットでは夏以外は寝袋を寝具にしている。でもジッパーを閉め,潜り込むようなことはしない。背中の部分を上にして足だけ突っ込んでかぶる。この使い方だと布団と同じようなので窮屈感がないし,夜中に尿意をもよおして出入るするのも面倒くさくはない。いよいよ 寒くなったら通常の使い方をすればいいが,海は標高0m,そこまで寒いことはまずない。
 明け方,少し寒かった。ずり落ちるシュラフを何度か拾い上げ,窓から外を確認する。まだまだ暗い。もう一眠りしよう…エンジン音が聞こえる。えっ,iphoneの目覚ましをセットしていたはずなのに鳴っていない。月〜金だけ目覚ましがなるようにしていたのを忘れていた。もう二人ともとっくに起きていたようだ。ジェットボイルでお湯を沸かし,コーヒーを淹れた。エンジンをかける。おっと滑った!デッキに薄氷が張っている。セールカバーを外す。ジャイブプリペンダーをセットする。オーパイを電源につなぎ,ティラークラッチのロープをクラムクリートに挟む。最近乗っていないのでなんだかぎくしゃくしている。
 5時には出ようと言っていたが,まだ暗い。もう少し待つことにした。
 航海灯を点けて3艇とも出る。どこかで雨に降られそうな雲行きだ。友ヶ島灯台の風情報を見ると7mとある。午後には吹き上がりそうだ。さっさと抜けたいが,2500rpmで4ノット!遅い。2700rpmでようやく4ノット後半。これでは先が思いやられる。少し風が振れたのでジブを展開すると僅かばかりだが少しだけ速くなった。南への転流が08:18だから,しばらくは我慢しないといけない。
 加太瀬戸でいい具合に風が吹いてきた。潮にも乗ってようやく7ノット台が出る。暫く走ると風見が安定していない。ジブが情けないほどよたよたしてきた。
 マリーナシティまで2マイルを切った。この先も風の恩恵は受けられそうにない。マリーナの入口付近にはディンギーの帆がたくさん見える。早めにメインセールを下ろした。
 各艇それぞれの後始末をして一息ついていると,マリンクラフトの池田さんから電話が入る。事務所に出向こうとしたところに『IZUMI II』さんがやってきた。ラダー修理も大詰めのようだ。
 打ち合わせ後,海南の駅まで送ってもらう。ありがとうございました。

 呑兵衛な僕たちは和歌山駅で下車して,あくまでも軽くやれる店を探して街を歩く。
 発見した!
 これでもかというメニューの豊富さ,アルコールの種類も半端じゃない。この店にはぜひまた来ないといけない。いやー昼酒はよろしいなあ。

佐野漁港発       05:30
和歌山マリーナシティ着 11:20

朝早く港を出るのは爽快ですね。『Wiz of Oz』艇。

3艇で出かけます。これは『Bonanza II』艇。

朝日が顔を出した。

以外に早く降ってきた。風はいつものように真上り。

着いてしばらくすると上空の風音が大きくなってきた。早めに出て正解だった。

佐野の業者さんが,ちょいちょいと動かなくなった原因を突き止めた。

2 comments:

  1. 到着はジャストタイムでしたね。
    ディンギーの子供達も吹き上がる風を警戒して帰港、「ああ、もう来るんだろうな」と思いながら入港し、舫ってたらビュンビュン鳴りだしたので「おお、良かった」と内心安心しておりました。

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  2. やっぱり早立ちは基本ですね。
    加太瀬戸もスムーズに越えました。帰りはもっともっとスムーズですね。

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