昨夜はヨット仲間との飲み会で盛り上がった。4時間ばかり飲んで解散したのだが,みなさん無事に帰宅されたようで何よりだ。
飲んだ翌日に遅い朝を迎えるのはヘタレのやることだ。いつもと同じかそれより早く起きて行動するのが正しい酒飲みの姿だ。案の定『Wiz of Oz』艇長も昨日の飲み会なんかなかったかのようにほぼ同時に港に着いていた。
レイジージャックはマストに付けられたアイからぶら下がっていて,セールを揚げる時は,レイジージャックをブラブラに緩められるようにしてある。もっとも今僕が付けているセールはバテンが入っていないので(レイジージャックの)ロープに引っかかることもないのだから,それもほとんど不必要な行為になった。
リーフして少し下がったセールテンションを掛けて揚げる時に,ピーク(の金具)がこのアイとマストとの間に挟まり込んでしまって往生したことが何度かあった。ちょうどリーフした時のセールのトップとアイの位置がほぼ同じ高さにあるのでそうなるようだ。(マストの)アイの代わりにマストとの間隔を取ってスプレッダーに巻き付けることにした。
ユマールをセットしていると『WIND』さんから声がかかる。見るとアッパーシュラウド上部にレーダー反射器がぶら下がっている。下側の破損しているようだ。いつでも登りますよと返事をしておく。
一旦トップまで登りメインハリヤードのシーブにスプレーグリースを注入しておく。これでキーキー音も収まるだろう。
少し下降してアイにブーリンでアイに結ばれたロープを解こうとするが,なかなか固く指では無理だ。一旦降りてラジオペンチ2本をチョークバッグに入れて登り直す。
ようやく外して,スプレッダーにインクノットで結び,屋外用インシュロックタイで固縛した。
昼飯も食わずに色々と細工をしている際に,カッターナイフで左手首を傷つけてしまった。ほら,口の部分に金属の板が入ってパカッと開く小銭入れ,あれそっくりの傷口だ。内側に白い縦筋が見える…バンドエイドがない!『Wiz of Oz』艇長に貰いに行くと極めてマニアックな作業中だった。
ごきげんな風でセーリングしてきた『WIND』艇が帰ってきた。すみません,今日は登れません。
『Wiz of Oz』艇長は噴射ノズルの圧力を確かめている。立ち会わせてもらい大変参考になった(僕ができるかというとそれは無理ですが)。圧が足りないらしくそこにシムを足せばいいとのことだった。組み上げた後,排気ガスの点検。あれ程出ていた白煙がない。素晴らしい!
漁港内をイワシが回遊している。魚釣りに来ている人も多い。だが,マナーが悪すぎる。ゴミを放ったらかしにして帰る人も多い。係留してある船と船の間に糸を垂らしている人もいる。針が引っかかったら回収できない。次に来た僕たちが舫を引いたら手から血が出ている。先日そのことを注意したら逆ギレした人もいた。悲しい事実だ。
アンカーロープとチェーンの置き場に困る。バウまで行く気はないしなあ。
デッキからでもイワシの群れが見える。港内を回遊しているようだ。下から狙われているのか,あちこちで飛び上がる。
一回目の「120!」でコレが原因か!と安堵し、二回目の「175!」でもう一度安堵し、白煙が止まり三度安堵したとても素晴らしい作業となりました。
ReplyDeleteお怪我の方は養生して下さいね。
素晴らしい作業を見せていただきました。ありがとうございました。
ReplyDelete僕の白煙も気になります。お時間あれば今度見てくださいね,お願いします。
怪我は全快です。