Wednesday, November 13, 2019

のんびりする 奈半利港

 3時過ぎに風が落ち,ジブをたたんだ。約8時間ばかりのセーリングは楽しかった。
 明るくなってから室戸岬を回り込む予定だったが,予定よりいいペースで進んできたので,まだ暗い中,岬の南端通過が5時20分。沖合から高知港へ向かう本船の航路が今の僕の針路と交差しているのでさっきからAISの衝突警報が鳴りっぱなしだ。もちろん交点より先に僕がより東(陸)側に変針するのでぶつかりっこはないわけだが,AISが僕のこれからの針路を理解しているわけではないので仕方がない。

 そのまま行けば吉川ポートマリーナには午前中に着きそうだ。FB上での僕と『sunnaviki』※さんとのやり取りを見ていた『Wiz of Oz』さんから注意勧告のメッセージが届く。到着予定時刻は最大干潮時で潮位は70cm。これでは入港できない。港の入口が浅くなっているので満潮時しか入れないのだ。次の満潮は18時頃で暗くなってからの入港は避けたいなあ。明日にしようと思うが,おそらく明日14日は強風が吹くだろう。沈殿も仕方がないか。

 オーパイを外しティラーをぐっと引いて変針する。大きく針路を変える時は+10や-10を何回も押すよりもこの方が速い。再度オーパイをセット。
 奈半利港には去年の夏に停泊したことがある。沖合の網に注意しながら入港し梯子のある突堤に着けた。

 突堤から道路1本隔ててスーパーマーケットがある。普段ならきちんと片付けを済ませてから買い出しをするが,今日は後回しだ。舫を確認してからショッピングバッグを持ってマルナカ(スーパーマーケット)に走った(ホンマは走ってないけどね,さっさと行きたかったのは事実やな)。10時半にはキャビンで【鰹たたき】で一杯やっていた。夜間航海だったから冷蔵庫のスイッチは切ってあり,ビールは冷えていない。買い求めたビールがたまらなくうまい。味覚がお子様な僕は大好きなフライ物も買うことも決して忘れない。

 一息ついてからエンジンオイルの点検。その他の部分もだが,いやあやっぱりチェックは大切です。オルタネーターのブランケット取付部のナットが緩んでいた。少々振れ幅の大きいベルトを張り直す。スロットルレバーの船内側リンクの取り付け部のナット確認などなど。

 居酒屋は17時には開くだろう。『ホテルなはり』まではゆっくり歩いて15分。16時半に岸壁への梯子を登れば,風呂→居酒屋への素敵な連携プレーが待っている。

〜オーバーナイト
奈半利港着 09:20

※(吉川ポートマリーナでSK31をレストア中。今回の高知行きの目的はその手伝い。)

6時前に太陽が顔を出した。室戸岬を回り込んで約30分,6時半頃ようやく周囲が明るくなってきた。

リーフを解除した。ジブはよたよたで効かないのでたたんだままだ。

突堤の反対側に着けたかったが本船が係留中だった。波の打ち込みはなさそうだからまあいいか。

居酒屋で【ニラトン炒め】。生ビールがうまい。高知のニラは有名らしい。

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