Sunday, February 21, 2016

晴れてうれしいメンテの日

 昨日は大荒れの天気で,明け方まで風の音もすごかった。そんな天気ではジブファーラーのフォイルは外せない。

 ぐんぐん晴れ上がってきた。港に着いた頃には快晴という言葉しか当てはまらないほどの青空だ。
 セールを背負って岸壁を歩いて行くと,『Wiz of Oz』さんがヨットから荷物をおろしていた。ずいぶんな量で,確実に吃水が上がっている。
「さっそくやりましょう。」
とのことで,作業にとりかかる。
 先ず,ジブハリとスピンハリでフォアステイを外した時のための補強しておく。ノギスで測ったフォイルの外径は30mmちょうどで,内径30mmのVP菅があればうまくいきそうだ。メインハリヤードでロープを揚げ,シャントでパックアップを取り,マストステップを上る。割りピンを抜くのに少々とまどる。プルージッククノーテンでフォイルをビレイしそろそろと下ろす。『東日流』さん,『浮浪雲』さん,『風来坊』さんにもお手伝いいただく。トップスイベルの上部の抵抗が大きいようだが,『風来坊』さんが樹脂製の部品を提供してくれた。これでフォアステイとの摩擦抵抗が少しは抑えられるとのことだ。

 そろそろホームセンターの開店時刻だ。曲がったフォイルを修正するのに必要な物を購入しに行く。
 駐車場に向かっていると,見覚えのある女性がこちらにやってくる。「?」なんやぁYu子やんか。陣中見舞いありがとうございます。

 ホームセンターには内径31mmのぴったしサイズのVP管があった。さらに,金鋸と樹脂製部品取り付けのためのホースバンドを購入する。ファーラー下のボルトがねじ曲がっているのでそれも付け替えたいが,代替となるような物が調達できなかった。これは次回にぜひ直そう。
『やし門』で切れてしまったファーリング用のロープを買って港に帰る。すると今度は泉大津の『Blue Lagoon』さんが来られていた。今日は大勢の人が泉佐野に集まってくる。


曲がっていますね。

 VP管を「新妻たくあん切り」して,フォイルに差し込み,ビットを土台にしてフォイルの曲がりを修正する。曲がりは2箇所で少しずつ歪な形状がまっすぐに直っていく。みなさんの協力なしではできない作業でした。
 また,見慣れた顔の方がやってこられた。『Sabaay』さんで関空に行く前に立ち寄ったとのことだ。
 先程と同様にしてマストに上る。割りピンを新品にしたかったがサイズが大きすぎたようだ。取り外した物をそのまま使う。

 出前弁当で休憩後はセールをセットする。うまくいくはずだったが,脱落していたフォイル接合部のネジを新たに取り付けたのがいけなかった。ネジの頭がスイベルにあたって揚がらない。もう一度フォアステイを外すしか方法はないはずだが…今日のメンテナンスを終始リードしてきた『Wiz of Oz』さんがフォアステイをコアラのように登ると言い出した。コアラほど可愛くはないが…ボースンチェアをジブハリヤードで吊り上げ,ウインチで巻き上げる。
 朝のセーリングから帰ってきた『IZUMI』さんがロープを引いてくれる。僕は渾身の力を込めてウインチハンドルを回す。コアラ『Wiz of Oz』はコアラを遥かに凌駕する器用さでネジを外し作業が終了。
 いやはやほんとうにみなさん申し訳ありませんでした。ありがとうございます。

 Yu子がコーヒーを入れてくれた。ごちそうさま。


きれいに巻き上がりました。

Sunday, February 07, 2016

やっぱり出る

 夜は相当吹いたらしく,ゴーゴービュービューと風の唸る音がよく聞こえていた。
 Tは飲むほどに連れ言うことが大きくなってくるのは学生時代と変わっていない。寝る前は早朝起床を提案していたのに,目覚ましが鳴り,すかさず「もうちょっと寝ようや」と僕の声が発せられた時にはもう二度寝に入っていた。
 前夜に確認した天気図からは,11時以降は風が弱まり,のんびりクルージングモードに入れそうだ。泉大津に15時に行けばいいのだから10時に出ても余裕のはずだ…
 しかし,待てない僕たちは,やっぱりビュンビュンの風が恋しくて,帆を揚げる。

 風向きは北東に変わり,往路の予想とは大違いで少々角度をつけて走る。


ここまでくればもうおしまい(関空橋)。

 フロートが流されて,進路が狭い。岸壁にはお歴々がいらっしゃる。ロープを引っ張っていただいて広げてもらう。ありがとうございました。


みなさん昼食中でした。

 ジブの縫い目が相当傷んでいる。下ろして修理することにした。

 片付けを終え,泉大津の『Blue Lagoon』さんに会いに行く。一昨年に救命浮環をいただいたお返しをしていない。その節はありがとうございました。

洲本港発  07:40
佐野漁港着 12:10

Saturday, February 06, 2016

ケッチで初クルージング 洲本港

 1月にすませておかなければいけない初クルージングのはずだが,いろいろあって2月にずれこんでしまった。
 明石の潮もまずいし友水も合わない。コンパス針路270°で洲本行きにした。徐々に冬型が強くなってきて,今日の夕方と明日午前中ぐらいは強めの風だろう。明日はゆっくりと帰れば,ぽかぽか陽気の中を微風のセーリングとなるはずだが,午後に人と会う約束をしてある。アビームで一気に帰れば余裕で間に合うはずだ。


4ノット台でゆっくり走る。

 関空島を過ぎてからも同じような風で,このままの風向きが明日も続いてくれるといいなあと希望的な事ばかり考えてセーリングしている。
 セールを合わせればやることは殆どない。飲んだり食ったりすればいいのだが,際限なく続くのが僕の悪いところだ。一応,昼食は12時まで我慢した。
 3ノット台に艇速が落ちてきた。残りのマイル数を確認すると,それではまだ4時間ばかりかかりそうだ。暑いお風呂の誘惑がエンジンキーを捻る後ろめたさに勝ってしまった。


もう何度この景観をみたことだろう(洲本港沖)。
 
 いつものように岸壁に左舷づけ。潮を確認して舫を決める。ひととおりのエンジンチェックが終わったら,風呂に行く。
 スーパーで買い出し。今日はワインでグリル料理。チキン,牡蠣,山芋,ブロッコリー…etc。なぜだかマルシンハンバーグも焼いた。
 子どもの頃は北斗七星以外の呼び方を知らなかった星列が,それ以外の呼称を受け付けないほど明るく,くっきりと輝いていた。やはりあれはおおぐま座の尻尾なんかじゃない。

佐野漁港発 09:45
洲本港着  13:50

Sunday, January 31, 2016

ちょい乗り

 夕方から飲み会が入っている。先週,先々週と港に行けていない。少しだけでもセーリングしよう。


この季節,9時に出るヨットはない。ええ風吹いているよとは『東日流』さんからの情報。

 貸し切りの大阪湾を堪能していると,泉佐野のヨット仲間もそろそろ出艇だ。


『over joyed』艇,『風来坊』艇,そして『東日流』艇も気持ちよくセーリングしだした。

 いい風吹いているのに僕はそろそろ帰り支度をしないといけない。来週は近場にクルージングだ。ポリタン1個を車に積み込む。ランタン用の燃料も仕入れないといけない。

Sunday, January 10, 2016

辛抱すればよかった…

 ぐっすり寝て気分も最高だった。家で寝るより暖かいのは,厳冬期用のシュラフサックを使っているのと,海抜0mの海にいるからだ。
 昨日帰宅した『Wiz of Oz』さんが朝一でやってきた。電装関係のメーター及びスイッチの設置らしい。ミズンマストのリギン調整をしていただく。まだまだやらなければいけないことがたくさんある。


今日もいい青空が広がっている。

 明石海峡方面へぐっと進んでいき,タックする。未だ行きたりなかったので関空島の西端をかすめるには角度が浅すぎた。あんなにすっきりした青空がすっかりなくなり灰色の雲に覆われてきた。太陽が隠れるとやっぱり寒い。

 港に帰ると,みなさん『浮浪雲』艇でお茶会をされている。やっぱり寒いのだ。


今日も無事故でありがとう。

 しっかりチェックしてヨットをあとにしたはずなんだが,なんだか足元が変だ。しまった靴を履き替えるのを忘れていた…
 空はまた見事に晴れ上がってきた…せっかちはあきせんな〜

Saturday, January 09, 2016

遅いですが初乗りです

 松の内は15日までだと思っていたが,一部地域では7日までらしい。仕事に行ったのは7日からだから正月気分はとうに抜けているはずだが,雑煮とおせちがまだまだ恋しい。
青空が広がっていて,ぽかぽか陽気だ。重装備の必要はなさそうで,港に来た時の服装のまま出港する。


5〜6ノットのごきげんな走り。のんびりやれる。


続々と出てこられた。みなさんあけましておめでとうございます。

 途中風が弱くなってきたので漁港の入出港制限時刻の14時の随分前に帰港した。1時間後に帰ってきた『over joyed』さんによると,泉大津方面はいい風が吹いていたようだ。惜しいことをした。
 岸壁でははやお茶会が始まっている。今日はヨットクラブの新年会があるのでみんなのんびりしているのかと思ったけれど,それぞれ集合時刻までは忙しいらしい。適当に解散した。

 泉佐野の港に近くには銭湯が2軒ある。ひとつは歩いて15分ほど,昔ながらの薪で湯を沸かす『将軍湯』は7〜8分。今日は遠い方に出かけけることにした。そこから宴会の居酒屋までは5分もかからない。


露天もあっておすすめです。

 風呂につかっていると『Wiz of Oz』さんがやってきた。仕事関係の新年会を大阪市内で終え,やってきたらしい。酔いが覚めましたか。

 総勢20人で宴会が始まった。『風来坊』さんの挨拶通りにうちのヨットクラブは活発だ。ことしもしっかり遊ぶとしよう。

Saturday, December 19, 2015

半分も終わりませんでした…

 晴れている!道路脇の宣伝用幟がはためいている。色気をついつい出しそうになってしまうが,今日はメンテナンスだけに没頭する。
 ホームセンターで今日の作業に使うものを購入し,ついでにスーパーで昼食,といってもほとんどチキンフライやメンチカツなどの惣菜であることが多いのだが,果たして今日もいつもと変わらない出来合いのフライを買ってしまった。全くいい歳をしているのに,カツの衣にウスターソースがかかっている味を妙に好んでいるのだから味覚はいつまでたってもお子さまだ。

 エンジンを暖気して,ついでにアスターンに入れペラを回しておく。水流が船底も少しは洗うだろう。キャビン内の掃除をするための水がさっぱりないことに気が付いた。先週の帰港時にやっぱり入れておくべきだった。茶色い水を排出していた水タンクもどうやら空っぽになってきたようで,ポンピングしてもスカスカとエアばかり噛んでいる。
 ガラガラとカートを引きずり20Lポリタンクに入れてきた。そんなことをしているうちにエンジンもすっかり暖まってきたようだ。
 ポンプのワニ口クリップをバッテリーにつなぎ,検油棒のキャップを取りホースを挿入すると,ドボドボと黒い液体がタンクに溜まっていく。
 オイルフィルターの交換をするつもりだったが,エンジンについているフィルターは手持ちの物より一回り以上も径が大きい。接合部分が同じなら問題なくセットできるはずだが,フィルターレンチのサイズが合わない。今回はフィルター交換を諦めておく。果たして,手持ちのものでも使えるのだろうか,調べておくべきだった。


サイズが小さい?

 岸壁からコーヒーでも飲みませんかと声がかかる。『IZUMI』艇にお邪魔し,シュークリームを頂く。サンタの包装紙がなかなか可愛らしいが食っているのは一人をのぞいておじさんにおばさんだ。
 『IZUMI』艇は先日ウインチを分解掃除されたようだ。デヘラー37CWSの電動ウインチが快適な音を立てて回っている。1時間ほど雑談をして自艇に戻る。
 1年間の室内の汚れを落とす。床も壁も少しは艶が戻ってきた。デッキのステンレスを磨こうと思っていたが時間切れになってしまった。残った時間は室内の荷物を整理してシェイプアップする。これでまた喫水が上がりそうだ。


冬の夕暮れですね。

 今年はこれで港通いはおしまい。新年は3連休からスタートする。初クルージングが楽しみだ。