Friday, November 13, 2020

オイルは早めに交換する

 昨日やる予定だったが所用があり,港には来なかった。
 今日はオイル交換をしておかないといけない。99時間経ったと思っていたが,90時間だった。けちる必要もない,さっさとやってしまおう。 

 前回の交換は8/16だからざっと3ヶ月。
 まめにクルージングしていたとは言い難いなあ。もっと乗らないと…

 フィルターを交換し,オイルを足す。新しい油の色は美しい。

 入れ終わってしばらくしてから検油棒でチェック。適正な油量ならエンジンを回しておく。
 エンジンオフ後オイルが落ちるのを待ってから再チェック。きちんと上限で収まっていた。

 作業をしている間に新『八点鐘』艇が遠路鹿児島からの回航を終えて帰ってきていた。お疲れ様でした。

 漁協事務所前のゴミ箱に,「マリンクラブ」と表記してゴミ袋を入れる。
 そこに,こんな車が停まっていました。イヌナキンがなかなかのキャラです。

Wednesday, November 11, 2020

お早いお帰りで

  ゴーゴーと唸っていた風も日付が変わった頃には静かになり,ハッチを開けたドジャーとの狭い空間の先には星がきれいに見えている。
 プーンと羽音が聞こえたがこんなに冷え込んでいるのにまだ蚊がいるらしい。昨日一昨日と泊まった坊勢でもサンダル履きの足を2,3箇所刺されたんだった。
(明石海峡の)東南東流への転流は7時50分だから,早く出てしまうと海峡までは潮に押されてしまう。そう思っていてもいつもの癖でやっぱり6時過ぎには出る用意をしだした。
 最後のスプリングを外す時に風が吹き出した。やっぱり早めに出航準備を始めたのはよかった。それ以外の舫もスチロバール,ビニコンもすでに格納済みだ。吹いているとそういうわけにはいかない。

 ところが港口で海苔網に出合う前にセールを揚げるとこの始末だ。

 狭い海苔網間を1マイルばかり沖出ししてからじゃないと変針はできない。
 そのポイントを過ぎれば(おそらく)クローズホールドになるはず…

 結局ジブを展開できたのは江埼沖からだった。
 本船はともかく,橋の近くには漁船,遊漁船がたくさんいるので(ジブは)小さめにして視界を確保する。

 いつ見てもいい光景です。

 潮に押されて,アビームやや前方の風なのにエンジンを併用しても6ノットがやっと。
 エンジンを切ってセーリングしだすと風見が回りだす。風向がさっぱり安定していないようだ。
 最後に関空北端まで来てやっと楽しめる風になった。
『響』と『WIND』が港から出てきた。楽しめそうですね。入れ替わるように僕が入港する。
 ちょうどオケラタイムだった。信号が弱いがかろうじてチェックインできた。久しぶりだ。

 片付けをして,軽く掃除。
 オイルが落ちるのを待ってからチェック。異常なし。
 8月16日にオイル交換してから99時間経過している。いつも100時間で交換しているので明日の整備はそれだ。

富島漁港発 06:20
佐野漁港着 12:00

Tuesday, November 10, 2020

富島にも久しく来ていなかった 富島漁港

  夜半になってもゴーゴー唸っているがおそらくそれは北からの風が島を通り抜ける音ではないかと思う。風速計の表示はそれほどでもない。
 昨日の散歩中に,「野良犬に餌をやらないで」の看板を見たが,空き地にいて僕にワンワンと吠えかけた犬も,桟橋で一人散歩している犬も野良なのかもしれない。
 朝の暗いうちに連絡船桟橋のトイレに向かった。誰かに吠えているのが聞こえるがおそらく昨日の2匹だろう。
 戻ってきて浮き桟橋のたもとに数匹がごろ巻いている。1匹だけこっちにやってきてワンと吠える。「吠えんといてえな」と言うと鳴きやんだ。よしよし,なかなか賢いやっちゃ。
 風は桟橋からゆったりとヨットを離す程度に吹いている。行って来い舫の必要もなかった。最後のスプリングを桟橋から外してそっと船を外に押す。慌てて飛び乗る必要はまったくない。
 隣の漁船2隻は6時ぴったりに出ていった。僕の出港はそれから20分後。港内でゆっくりと片付けをして出る余裕があった。

 坊勢島と家島間を南下する。矢ノ島の向こうから朝日が上った。今日も快晴だろう。

 クォーターリーでそこそこの走りを期待していたが,セールはときおり力が抜けたかのようにパタンパタンする。

 しばらく前から気になる船があった。
 AISで分かった。なんと相生に停泊していたPacificVenusで,それとすれ違ったのはXIN JIAN ZHEN 新鑑真でした。

  干潮の岸壁に着けた。今は少し押されているがやがて(ヨットが)少し岸壁から離れる方向に風が回るだろう…
 一人で来た時は必ず寄る店『志田』はあいにく今日は臨時休業。明日までいようかな…
 近くにある『清雅壮』でお風呂,お世話になります。

 風呂に入らせてもらった上におみやげを頂きました。また来ますね。ありがとうございました。

 風呂から上がったら14時前だ。開いている店はないだろうかと探すと,『真心』が15時までやっているではないか。

 店はほぼ満席,カウンターだけ空いている。生中にレバニラモヤシ炒め。

 港への帰り道に住吉神社があった。もちろんお参り。

 こうでなくっちゃいけない。うまく岸壁から離れている。

 2,3時間はキャビンで色々と整理…そう書いておかないと飲んでいただけになるから。
 PM5時10分前に勇躍岸壁に降り立つ。夕方にはしなければいけないことがある。

 明かりが灯っていました。お姐さん,お元気そうで何よりです。

 なんと言ってもこのタコの鉄板焼。噛み心地,口中に広がるタコの風味…

 自慢のスジ玉焼きで〆。
 ごちそうさまでした。ヨット仲間にも元気だと伝えておきます。来春には数艇で押しかけたいなあ。

坊勢島奈座港発 06:20
富島漁港着   11:50

Monday, November 09, 2020

島を歩いて周りました

 快晴,絶好のクルージング日和。家にいるときと同じようにアラームは6時半に鳴る。コーヒーを淹れハードボイルドではないゆで卵を3個。7時15分からスペイン語講座。真面目にやるが頭の悪さは治しようがないのでいつまで経っても初級がありがたい。

 8時20分に散歩に出た。動いてないとなんだかそわそわしてしまうタイプなので仕方がないが,実は冬眠もできる反面もある。こもってしまうとそのまま巌窟王だ。
 いいですね浮き桟橋。
 
 鳥居を見てびっくり,これは今日も飲まんとあかんね。
 階段を登って社に到着。お賽銭,二礼二拍手一礼。

 今は桟橋でつながっているが,以前はここで陸とつながっていたと聞いた(切り開いたようですね)。
 地元の元船員さん(漁師さんではなかった)と朝の挨拶後2,30分話し込む。

 連絡船桟橋の西にはもう一つ神社が。海神社とある。避けては通れない。

 コミュニティバス道から離れ展望台に向かう。

 途中から小豆島がよく見えた。昔登ったことのある吉田の岩場が分かる。バーチカルライン右から1/3,ホリゾンタルライン上から1/4の洋上白い船の左。

 丘を下り,そろそろ燃料補給かと思っていたらこの看板,潤いました。

 坊勢中学校を過ぎて左に折れ,坂道を登った最高地点辺りが坊勢小学校。

 坊勢小学校から北へ下る途中での展望。奈座港にマイヨット。

 生活の道。殆どの方は原チャリで遠回りして行き来していると聞いた。ご老人が杖を片手にしっかりとした足取りで歩いていたのがよかった。

 店が開いていないのでヨット飯の食材を買いに出る。
 漁師さんと雑談。朝やったら魚放りこんだったのにとは残念。また来ます。帰り際にみかん2個いただきました。ありがとうございます。

坊勢島奈座港

Sunday, November 08, 2020

坊勢に向かう 坊勢島奈座港

 5時に起きて外を観察すると…霧が濃い。天気予報で確認すると相生に濃霧注意報が出ているが海上には出ていないようだ。南の方はと見ると霧は濃くない。
 以前から行きたかった坊勢に行こう。
 相生からは9マイルでクルージングとしては相当短いが,のんびりやるのが今回の目的だし,それよりフジツボで艇速がさっぱり出ないので遠くに行くのはストレスがたまりそうだ。
 
 相生港内はほとんど吹かない。昨日も風速計が壊れたかのように無表示が多かった。
 広くなった辺りでメインセールを揚げるがパタパタと冴えない。

 コンビニで朝のお勤めの代償にサンドイッチと地域限定玉子ハムカツロールを買う。味覚がお子様なのでついついフライ物に手を出してしまう。

 クォーターリーで走る。後ろからヨット2艇。
 1艇は東に,もう1艇はセーリングを楽しんでいるようだ。ここ(相生)に船を置くのもいいなあ。
 家島と西島間に入ると真追っ手になった。ジブを閉じメインだけで走るがブームが安定しないので残り1マイル強で下ろした。
 
 港口に本船が6隻アンカリングしている。間を抜け防波堤を左に回り込む。
 防波堤のすぐ内側は係船リングが多数設置されていてスペースもたっぷりだが,引波がきつそうだ。奥に入って様子を見る。聞いていた通りに木造浮き桟橋があり空いている。さて,持ち主は誰だろう?ここは遠慮して埋め立て岸壁の南端のスペースに舫う。

 この部分だけ(岸壁下部が)えぐれていない。
 風は岸壁側から吹いているので静かに停泊できそうだ。

 晴れた日にはビールが美味い。

 燃料補給するが,短時間しか動かしていないのに消費量がいつもより多い。
 オイルが落ちるのを待ってからチェックする。昨日補給したので問題なし。
 街並み見学でもしよう。

 突堤の付け根あたりに「波切不動」があった。
 お参りしておく(お賽銭も)。

 突端に『よじ』。
 昼飯食ってから,手前の浮き桟橋に移動した。

 寿司屋が開いていたので覗くが,あいにく予約客しかだめなようだ。
 連絡船桟橋に幟を見つけたのでそちらに向かう。
 酒のアテを尋ねるが,サバを食いたいのなら向かいの魚屋で調理してもらい,それを持ち込んでもいいと素晴らしい返事を頂いた。弟さんがやっている店とのことだ。

 坊勢鯖を1本さばいてもらう。
 ありがとうございます。

 持ち込みのサバの造りで一杯やる。わさびと和辛子出してくれました。ありがとうございます。

 もちろん店のチャーシューも注文した。
 4名のお客さんが入店。漁協の職員さんでした。浮き桟橋のことを尋ねると空いていれば使用可ですよと,ありがたい返事。この店のご主人さんが漁協に勤めていた頃に発案して,プレジャー船で坊勢に来られる方のために設置されたそうです。本当に助かりますね。

 小さくて市場には出ないアイゴの煮付けをサービスで出してくれました。
 美味いうまいと言うものだから追加で2尾,計4尾いただきました。苦味がいい。

 食料品店があった。名前からは想像もつかない。
 果物に飢えていたので柿を購入した。

 すぐに移動した。

「暗くなるまで待って」(邦題)はヘップバーンの映画だが(その題名に中学生の俺たちは妙に萌えた…),日が落ちてからさっきの店でまた飲んだ。
 〆は【坊勢ラーメン】。
 おやすみなさい。

相生港発    06:30
坊勢島奈座港着 08:40

Saturday, November 07, 2020

滞在もまたよし

 予報通りの雨。
 傘をさしてまで市街地に行く気もしない。さっぱり食い物もないのですぐ前にあるコンビニに出かける。いや,「大」のついでに行ったという方が正しい。トイレだけ使用して店を出るなんて失礼なことはできないし,(夜と違って)朝はたいてい満面の笑みを浮かべたお姉ちゃんがいるのでレジを通過するのは当然のことだ。

「もういけんの?」
 時計を見ながら,
「えっ,あっ,まだ…いけます。」
 レジ打ちしながら,
「薄かったらまた温め直してください。」
 やっぱりまだしゅんでないんや…
 薬味は4種類もあったのでなんとなく嬉しい。辛子に味噌ダレ,播州らしく生姜,それに柚子胡椒。
 
 停泊場の前は海産BBQコーナーのある市場だが,一人で焼くのもなんだろうし,海鮮丼あてに酒を飲んでもいいが際限なく欲求が出そうだ。

 しとしと降っています。
 殆どは曇りでしたが,本降りは陽が落ちてからのほんの1時間。

 満潮は昨日より1時間遅れ。
 潮位が下がるのを見届けてから雨傘をさして風呂に行った。

 高松に住んでいた頃行った銭湯はお客様サービスの置き傘があった。なんと番傘で,子どもには重かったがパラパラという音がよかった。
 高松の駅前,国鉄のというよりそれは港の雰囲気が大だったが,普通に人力車が走っていた。いったい誰が乗っていたのだろう?
 タクシーはチョコレート色のルノーが多かったが,これは日野のノックダウンだろう。小学校の入学式はあいにくの雨でおふくろとそれに乗っていった。
 強烈に覚えていることがある。
 うちには親父の乗るビュイックがあったが,それで道後温泉に行った。途中の山中でパンク,あいにくスペアタイヤもだめ。当時(1958年?)のことだから交通量は多くない。時折通る車に手を揚げて停まってよと合図するが全て素通りする。父は,仕方なく家族(母と兄と僕で,妹はまだ生まれていなかった)を置いて,応援を頼みに町まで行った。多分なんとかなったのだろう。その後の記憶は温泉で食っているシーンだけだ。
 
 銭湯に行った時刻が遅かったので魚屋は閉まっていた。
 コンビニでフライドチキンを買うが,実は大好物なので不満はない。

⛵相生港

Friday, November 06, 2020

手抜きはあかんね 相生港

 明石沖の2艘引き漁船団に翻弄されながら西へと向かう。

 途中僅かな時間だけジブを展開できた。
 
 入港するヨットが2艇あったが,野瀬に入っていった。
 
 クルーズ船ですね。
 修理,それとも待機中…

 岸壁が階段状になっているのが気にかかるね。

  うまく着けたように見えるが…
 
 アンカー打つかどうか迷ったらこの始末。そこまで海水が上がっている。階段を越えることはなかったがフェンダーが効かない。
 
 角まで引っ張って移動した。
 右舷側バウとミジップから舫を取って岸壁から離れるようにした。
 迷ったら,いや,潮汐も岸壁の様子も予め分かっていたのだから,迷わずアンカーだった。

 満潮を過ぎて潮位が下がるのを確認してから銭湯に行った。

 7年前と同じたたずまいでした。なぜかホッとしますね。

「何かある?」
と尋ねると,ちょうど半身が残ったヒラメがあった。造りで一杯やろう。アラもいただいたのでこれは潮汁だ。
 優しいご夫婦でした。

 フライ物を買いたかったが売り切れていた。
 すき焼きにしたいがあいにく食料品店がない。豚ロース300g買って野菜炒めに入れよう。

 明日は雨予報。
 市街地に出かけたいが,昼以降は船の番をしないといけない。潮位は昨日と同じぐらい上がる。

明石港発 07:30
相生港着 13:20