Sunday, March 14, 2021

未練がましく…

 朝からいい風が吹いている。洲本に行っていたならタックなし,変針点は関空南と関空橋だけで快適なセーリングだったろうなあと…
『なごみ湯』は8時から開いている。7時に起きれば充分なはずなのに,真面目な僕たちは6時には起きてゴソゴソし出している。
 ゆっくり歩いて20分。散歩には物足りないが遠回りする気もない。
 朝から賑わっています。
 
 朝湯,朝酒であるが,生中1杯で堪忍しといたるわ。

 メンテナンスをする予定だったが,やっぱり少しだけ出よう。

 快晴だね。
 二色は恒例のSQC中。それ以外にもたくさんのヨットが風と太陽を共有していました。

Saturday, March 13, 2021

ぎりぎりで行けるはずだったんだがなあ

 ホームポートの佐野漁港からお気楽セーリングで目指す泊地は20マイルぐらいの所がいい。それぐらいの距離だと暗くなってからの入港は嫌だなあなんて,つまりエンジンをかけて急がなくても行けるからだ。
 すっかり1泊クルージングから遠ざかっていたが,2月からは割と真面目に遊んでいる。加太,明石と行ってきたが洲本は11月以来ご無沙汰している。行くならその洲本だが,このところずっと風向きが悪かった。だって,行きも帰りも機帆走なんてさえないんじゃない?Windyを見ていて,今回も行きの上りはいただけないがぎりぎりなんとかなりそうな気もするし,帰りはそれこそ気持ちよくセーリングできそうだと週半ばに『BonanzaII』艇長(今月末には上架整備も終わると聞いている)を誘っておいた。
 昨日からの雨は上がったようだが,雲は相変わらず厚い。途中雨にやられるかもしれないが,今日の風向・風速ではすぐに(雨雲は)通過していくだろう。

 佐野沖はチャップンチャップンしていることが多い。港内でメインセールを揚げる。

 防波堤の隙間から沖を見ると白波がいっぱい。予め1ポイントリーフしておいたのは正解だった。

 ジブも巻いておく。

 関空橋を抜けるまではティラーは手持ちで,赤白灯標を越えてからベーンをセットする。後は5〜6ktのお気楽セーリング。

 洲本へダイレクトは無理。
 加太瀬戸〜由良瀬戸間を目指して,そこで1度目のタックをする予定。

 なんだか艇速が伸びない,上れない。
 少し風が落ちたようだ…とつぜんメインシートのブロックが弾ける???シャックルのネジが飛んでしまった。追手のワイルドジャイブ避けに両舷ともテークルで固定できるようにしているが,上りの際もシートが余るのを嫌ってそこそこテンションをかけているのがよかったのか,ブームは暴れない。それにしても風が弱まった時でよかった。シャックルを付け替える。その後ヒールが減ったのをいいことにメインセールをフルにした。
 どんどん多奈川発電所が近づいてくる。船首は加太瀬戸に向けているが相当岸側に流されているようだ。

 深日港沖で早目にタックし淡路島へ船首を向けるが,観音像(淡路市釜口にある世界平和大観音像)はおろか,岩屋・明石海峡大橋橋脚方向にしか上れない…しばらく進んだが,あっさりあきらめてアビームに甘んじる…エンジンかけて行きゃええんですけれどね。

 ほとんど真上りの状況から解放され,一気に艇速が増す。
 未練がましく洲本方面を眺めているが風向きが変わるわけではない。あの店でうまい日本酒に湯豆腐の想いが遠ざかっていった。
 海面の様子がちょっと違ってきた。すぐにメインセールをリーフする。間一髪で,また吹き出した。
 いいうねりだなあなんてぼけっとしていると,ひさしぶりにチョッピーな波を頭から被った。ドジャーに隠れていればよかったよ。でも,まだ海水温,冷たいね。

 明石海峡辺りにあった雨雲が通過した。青空が広がる。

 最後は真追手になり,しばらく行くがパタンパタンとジブがうるさいのでメインだけで快適に走った。
 冷えた身体には銭湯がお決まりだが,気分は焼肉モード。明日は日曜日だ。『なごみ湯』で朝風呂が正しい。

 お疲れ様でした。いいセーリングができましたね。

 この後,ヨットでシングルモルトを延々とやるが,その前に食った冷凍うどんがことのほか美味かった。
 おやすみなさい。

佐野漁港発 09:30
(関空島一周)
佐野漁港着 16:00

Thursday, March 11, 2021

たまには登って確認

 青空市場の駐車場を歩いていると,漁港猫が迷いもせずに,とある車にすり寄ってきてもぐりこんだ。

 後ろから出てきて何をするかと見ているとタイヤに体を擦りつけている。マーキングか…

 晴れているが風が弱いので今日は出ない。
 シーブからキィキィ音がするので,点検がてら登ってグリスを注入しておく。その場で確認するが滑らかに動いているよ。

 風向きの関係でゴミが流れてきて浮遊しているが,海水はクリア,底まで見える。このところこんな感じが多かったが今日はとりわけ透明感が高い。

 3艇ばかり出ているはずだが…見えない。ビュービュー吹く風もなし。高いところは気分がいいなあ〜なんて思っているが,たかだか10数mだ。

 霞んでいるので明石海峡大橋は見えない。
 リギン,スプレッダーを点検しながらラッペルする。

 近場に行く時はパソコンはあんまり使用しない。もっぱらiPadとiPhoneの世話になっている。

 以前『Wiz of Oz』艇長から高級素麺をいただいたことがある。捨てずに取ってあったその箱にうまい具合に収まった。これで踏んづける心配が少しは減ったかな。3mのライトニングケーブルを積んでいるので,配電パネルから供給できる。右舷側に移動させても十分余裕がある。

『LEIA』艇のジェネカーのハリヤードの上がり具合を双眼鏡で確認する。その後はコーヒータイム。ごちそうさまでした。
 明日は雨でお休みだ。航海計画でも練ろうかな。

Wednesday, March 10, 2021

学習してませんね…

 一面のさざなみ。1日中乗っていようと出帆する。

 風力2,艇速は4〜5kt。上りだがヒールはなし。のんびり走る。

 ステンレスが安物なのですぐに錆びるなあ。
 プレートを上に付け替えたがやはり使いやすい。ウインドベーンを使わない時はPendulum Sheet Linesを外しただけではティラーに干渉するのでそこが問題。

 ポカポカしてきた。ベストを脱いで,上着も取り替えた。

 セール糸が出ていると思っていたが,帰港後確認するとクロスの端っこがほつれていただけだった。

 関空島でも周ろうかと北端黄浮標で少し落とす。
 艇速がみるみるうちに落ちていく…0kt台。

 何ですか〜この海面は。
 港に帰ってメンテナンスをしよう。

 なんだなんだ,風の音がする。風速計を見ると時々20kt,概ね10数ktのええ風が吹いている。そうなんだよね,辛抱しきれずにすぐにやめてしまうからいけないんだ。
『COSMO』艇に藤マリンさんが来られる。ついでにエンジンのことを聞いてみよう→結論が出た。大事に乗りますわ。

 17時前なのにこの明るさ,暖かさ。
 早く引き上げたくせに,長く乗れるのがいいですね,なんて思う。

Tuesday, March 09, 2021

やることがたくさんある

 エンジンルームの清掃を兼ねて,ケーブルの動作確認をした。
 時々,クラッチが噛み合っていないようなことがある(ような気がする)。

 リモコンレバーの内側(クォーターバースの上部)。
 スパナで回そうとしたがきちんと締まっている。でもレバー自体にあそびが少しある。
 エンジン後部のリンク先はガタつきはない。
 何度かアヘッド,ニュートラル,アスターンと試してみる。整備マニュアルに表示されている角度とは少し違うようだが,いつも同じ位置で作動している。もう少しトライしてみよう。

 コクピットでレバーを動かして,ペラを回す。アヘッドには要注意。

 ふと見上げるとマストトップに白い物が?
 羽だろうか。ケーブルをまとめてあるビニテが剥がれてきたのだろうか。

 ブームが物干し竿。セールパックが乾いているので濡らす心配はない。

 ほっかほかの羽毛のシュラフは湿雪の冬山にも持っていかないし,ヨットにも積まない。
 厳冬期用と3シーズン用の化繊の物。寝袋だが入り込むことは稀で。ほとんどはジッパーを開いて掛け布団のように使用している。そんな使い方もしても雪上ではないので背中は冷たくはない。
 
 また宿題を残してしまった。

 今日も関所に引っ掛かって帰宅するわけでありますな。

Sunday, March 07, 2021

海峡越えてからは楽しめました

  なかなかお利口さんにできているらしく,5時起床の予定なのに3時には目が覚めていた。寒かったからではない,トイレが近かったわけでもない。痛めている肩の湿布薬を貼り忘れて寝てしまったのでそれで起きてしまったのだ。
 月齢24ぐらいか,きれいに輝いている。

 松帆側へ横断する。昨日のままだったメインセールのリーフはすぐに解除した。

 風はさっぱり,風見がくるくるであったが,大橋をくぐってから少し行くと,ほら,吹き出した。

 今日もお世話になっています。

 途中風が不安定になることもあったが,概ね楽しい帆走ができた。
 佐野からも何艇か出ているようだ。

 帰ってきたらこいつの出番。
 しっかり見張りをしてくれています。

 先週もヨットを出していない『Wiz of Oz』艇であるが,(拙艇が)着岸してすぐに出港の準備を始めた。もちろん同乗する。

『攀丸』の右隣が上架中の『BonanzaII』で,その隣が今乗っている『Wiz of Oz』艇。

 いい風を楽しむ。僕のヨットよりはるかに速い。他艇に乗るのも楽しいですね。
 1時間で帰港。おけらにチェックインしてからいつものようにメンテナンス。

 Pendulum Sheet Linesが少々かけにくいとの指摘もあったので,下にあったガイドを(ティラー)上に移設した。しばらく試そう。

 思惑通りとまではいかなかったけれど,往復ともセーリング主体で行けたのでまあよしとしよう。いい風求めて来週も泊地を考えようか。

明石港発  06:20
佐野漁港着 11:00

Saturday, March 06, 2021

いい風で明石へ 明石港

 金曜日は遅くならないうちに上架難民の『BonanzaII』艇長にメッセージを入れておく。18時を回ったらおそらく飲み過ぎてしまっているだろうから翌日の約束もままならない状況に違いない。
 港に来るが風がさっぱりない。関空島アメダスをみても泣きたくなるような数字が並んでいる。でも,風を期待して明石に行こう。洲本でもいいのだが,帰りは真上りっぽい。明石なら行きも帰りもクローズホールド〜アビームで気分よくクルージングができそうだと,週半ばからの妄想は打ち消せない。 

 仕方がないエンジンをかけて進む。機帆走というのは両方の恩恵を受けているからそう呼ぶのだと思っているが,推進して得られただけの風なのでこれはやっぱり機走だろう。

 2時間我慢が続いたが,前方の海面を見るとさざなみが…
 ジブを展開する。欲張って出し過ぎた。すぐに小さくする。ヒールが20°を越えた。もう少し上りたいが少し落としたほうが楽しめる。こんな時に頼りになるのはウインドベーンでオーパイならとっくに音を上げているだろう。
 明石港に入るには航路を横断しないといけない。早めに横断して須磨沖から西進しようとタックするが全然上れない!神戸空港方向に向かっているではないか。さらに西北西流の潮にも押されるし,二艘引きの漁船もあり避けなきゃいけない,でいいことなし。このまま進もう。

 少しジブを巻いたが,なんだか風が…敏感な俺は空気の流れを首筋で感じることができる(嘘ですよ)。すぐにメインセールをリーフした。

 タイミングがジャストで,風は一気に強くなったが安定したヒールで快適に海峡大橋を目指す。そうなると大橋をくぐってから横断することになるが,そんな面倒なことしないで富島の中華『真心』で看板定食もありかなあと『BonanzaII』艇長が誘惑している。これは海苔網が邪魔やからで却下する。

 4ヶ月ぶりです。橋をくぐるのは毎回楽しいですね。

 交差しそうな本船は1隻だけでやれやれです。

 港内の風は弱く,労せずに着岸。
 左舷前からの風はおそらく明日の朝まで続き(風でヨットが岸壁に)押される心配はないだろう。最大干潮時は21時ごろに今から−50cmで舫調整も楽だ。

 風呂屋が14時から開いている。冷えた体を温めてからビールをやろう。

 銭湯は係留場所の東にも西にもある。気分的にはここが近いような気がする。湯上りに数多ある飲み屋ビルを経由して帰るのもいい。

 飲み屋も一杯あるが,新規開拓する元気が萎えているのが悲しい。

『蜂の巣』で赤★。こいつがうまいね。
 2軒目は『蜂の巣』の別店舗。お得なセットでやっていると『Wiz of Oz』艇長が電車に乗り継ぎはるばるでもないがやってきた…
 商店街をうろつきさらにもう1軒,ヨットでもまだまだ飲む。海峡大橋のライティングが消えてもいないのに寝てしまったよ。

 年寄りが夜によく目が覚めるのはトイレではない…本当は舫の点検をするためなんですけれどね…

 小潮でこんな感じ。岸壁下部はえぐれている。
 予めフェンダーを上にずらしておいた(白のビニコンをそうしてある)。
 岸壁に押されたら嫌だなあと思うけれど,そんな時はこの泊地には来ない(ことにしている)。船の出入りが結構あるのでアンカーを打つのはちょっとなあ…

佐野漁港発 09:10
明石港着  14:10