Wednesday, September 13, 2023

大潮やから桟橋食堂やね 白石島新港〜小豆島草壁港公営浮桟橋

 ほっ,星が出ている,今日も晴れる。それだけで嬉しいな。

 真面目に朝飯,ついでに昼食用のサンドイッチも作っておいたよ。

 もしかして,もしかして…淡い期待はすぐに裏切られ,定番の真上り。

 朝日に吸い込まれるようにヨットは進む。前からの潮に押される前に少しでも稼いでおこう。

 ちょいの間のジブ展開。15分ではありませんよ。

 下津井瀬戸大橋までも4〜5ktノーマルを維持しているので上出来だ。

 潮目だ潮目だご用心と唱えながら通過する。ティラーは股に挟んでいるよ。

 朝飯から5時間が過ぎたのでホットサンドを食う。腹が減っているからではない,儀式のようなものだ。

 地蔵崎手前から悪い波に翻弄される。無理のもない,潮は東流れで風はそっちから吹いてくるのだから。小一時間耐えた。

 内海湾へと変針,快適なアビームにジブを展開する。艇速はぐんぐん増して7ktオーバーだよ。

 がらがらの桟橋に着けた。お姉さんに舫を取っていただきました。ありがとうございます。お世話になります。

 桟橋食堂で受付を済ます。
「お風呂でも行ってくれば〜」
とバス時刻表を見せてくれる。すっかりその気になっていると,「大」お姉さんが,
「今日は休みだよ」
と教えてくれる…気を取り直してひたすら飲みモードを展開するのだよ。

 いささかマンネリ化したがこの暑さだ,到着のご褒美はビール以外に考えられない。

 ドラッグストアで買い足した総菜で取り敢えず昼夜兼用のアルコールタイムとした。

 この黒も最近のお気に入りだ。

 弁当食ってりゃ世話ないね。

 もう誰も来ないだろうとパンイチで水浴びしていたらボートが入ってきたよ。しかも姉ちゃんが一番舫を取っている。失礼いたしました。

白石島新港発      05:40
小豆島草壁港公営桟橋着 14:10(42.57NM)

Tuesday, September 12, 2023

思い出深い白石島へ みやうら海の駅(大三島)〜白石島新港

 空を確認する。星がたくさん見えている。晴天は約束されたようなものだ。

 朝食ついでにホットサンドを2個作ってアルミホイルで包んでおいた(食べる時はホットじゃないなぁ)。

 朝陽が眩しい。出航はこうでなくっちゃいけないね。

 連れ潮に乗って多々羅大橋をくぐる。この近くで野宿しているバイクの兄ちゃんだが,ヨットを視認できましたかねぇ。

 朝飯を食ったのが4時半,朝作ったサンドイッチを4時間後に食べた。腹がすいているわけじやない,ただワッチに変化をつけたいだけなんだがね。

 ぬるぬるの海面だなんて嘆いてはいけない。荒れているよりはいいはずだからね。

 難なく着岸。それが何よりだね。

 昨日買った惣菜で到着ビールをやった。余談だが,天ぷらにはソースですよ,天つゆがない時はね。

 ちょっとお出かけします。

 島の東岸までは歩いても10数分。自転車だと見過ごしてしまうものも歩いているといろいろと目に入ってくる。

 さんちゃんに挨拶。去年は会えなかっただけに元気にしていらっしゃるので安心した。

 シャワーを浴びてすっきりした。

 生中をやりながら貝をほじくるが,この曲がったピックがなかなかよろしい。
「専門の道具ですか?」
と尋ねると,やはり曲げてあるとのことだった。それなら僕も数個作っておこうかな。

 夕食の惣菜はたっぷりあるが,地元スーパーでさらに買い足す。
 ヨットに戻る頃には少しは涼しくなっているといいな。

 コクピットでハイボールに日本酒にビールをちびちびとやる。旅愁ではない,飲み過ぎをセーブしているだけだ。

【割子】の発想がなかなかよろしい。お値段もお安くて,何よりも家では口にしない物を食べているのがぼくのヨット飯だ…新鮮。

 まだまだ寒冷紗がありがたいですね。

 明日からは大潮,浮桟橋狙いで移動しようかな。

みやうら海の駅(大三島)発 05:40
白石島新港着        12:50(38.61NM)

Monday, September 11, 2023

小雨で連泊したよ 在みやうら海の駅

 小雨。雨雲レーダーではここより東に断続的に少し強めの雨が降る降ることを知らせている。とにかく食っておこう。

 美味くないボトルコーヒーをやめて,スープにしたのは正解だった。まだまだ冷たいシャキシャキ感あふれるキュウリの食感から離れられないでいる。よくこんな薄く切ったなと思われる4枚1セットのロースハムをはがしていると,ほら案の定ちぎれてしまったじゃないか。

  出るかなと様子をうかがうと,またポツリときた。東の空はやっぱり暗い雲に覆われている。やぁめたっと。
 朝の散歩は奥の院(大山祇神社)に行くことにした。

 支所前を通ろうとするとちょうどバスがやってきた。そうだ,去年の5月はこれに乗って今治まで往復したのだった。ほとんど貸切状態で運転手さんが要所要所で案内までしてくれたのでちょっとした観光気分に浸れた。

 神社横の道を少し歩く。

 最初にこれがある。

 次はこれ。もちろんくぐりましたよ。

 ここでお詣り。

 お昼は『きつねのぼたん』で。

 先客が2名。月曜日なのに観光客,しかも若い。最近は土日だけがお休みじゃないのかしらね。

 生が美味い。

 昼はこのセットだけ,お蕎麦を始めたようで,それはありがたいことだ。

 当然ながら日本酒をやらないわけにはいかない。

 帰りにスーパーで買い出し。明日の寄港地では思うように買えないからね。

 気になるパンがあった。これで佐野まで買うことはないだろう。
 
 風呂に入ってロビーでくつろぐ。ここのWi-Fiが速くて素晴らしい。アップもダウンもすぐに終わった。

 さて,夕食はどうしようかな…と,コクピットで涼んでいると,初日に知り合ったバイク旅の兄ちゃんがやってきた。桟橋からも見える岩肌の山に登ってきたことを嬉しそうに話す。
 東側の井ノ口近くで野宿しているらしく,明日の出航を伝えると、岸から挨拶しますよとの事。50ccカブでの旅を満喫しているようで,今後も楽しいツーリングをお続けくださいね。

 さあ,やっぱり繰り出そう夜も昼間の店『きつねのぼたん』に。

 星がきらめいているね。これにしよう。

 タイの食感がよろしくて日本酒がすすみます。

 組み合わせが絶妙でした。

 日本酒が切れたので生ビールを追加した。
 久々に大人の時間(まだまだまだ早いけれどね)まで飲んでいたよ。参道をゆっくり歩いて帰ろう,ごちそうさまでした。
 どこからかお囃子の音が聞こえてくる,練習かな。秋祭りだねえ。

⛵みやうら海の駅

Sunday, September 10, 2023

降られちゃいやだから大三島へ 大浦港(中島)〜みやうら海の駅(大三島)

 雨予報が気になるが,星空が美しい夜だった。

 いかんいかん,冷たいコーヒーじゃなくてちゃんと淹れないと。スープも久しく飲んでいないなぁ。

 アゴノ鼻灯台までは同じ航程なので,そこで弓削に行くか大三島みやうらへ行くかを決めればいいと舫を解いた。
 青空がうれしいね。

 東の空にはうっすらと雲がかかっている。今は風がないが,いつものように真上りになるんだろうな。

 ついにメインがはためきだした。

 ワイルドジャイブ防止用のテークルの右舷(風上)側を引くと少し落ち着いたが,ぎりぎりの上りに変わりはない。
 5kt前半から4kt後半に落ちてきた。来島海峡は北流れ2ktの表示だったがとうとう3ktの表示が出た。暗い雲の方向に行くことはない。大下島と小大下島の間の海峡を北上して宮浦港を目指した。弓削行きは真上りに逆潮,しかも雨雲と,近くの大三島に行くのに躊躇はなかった。

 ぬるぬるの海面を過ぎるとようやく5kt前半に回復したが,浮桟橋は目の前だ。先着艇との間隔を空けて端っこに停めた。
 それにしても暑い。出港した時の肌寒さが嘘のようだ。
 デッキの片付けをし,セールパックを閉じる。ポリタンクから本体タンクに軽油を補給する。本体タンクが60Lと小容量なので欠かすことはできない。エンジンルームを開け,簡単にチェックを済ませたらようやく「燃料」補給タイムだね。

 到着ビールをやってから柏餅を2個,甘い物が美味いねえ,今日は絶対に日本酒を買おう。

 大山祇神社に行く。

 やけに人が多いなぁと思っていたらなんだ
日曜日じゃないか。

 本殿にお詣り。

 ヨットに戻ったが暑い。早々に風呂に退避し,入浴後はそこで少し涼む。夜のビールタイムには少し早いか…

 ここは昼から途中休憩なしでずっとやっているので気ままに入れていいねえ。

 我慢したって飲むものは飲むと16時過ぎに出かけた。エアコンが効いた店で熱いオデンをあてに冷たいビールやる…

【肉玉】で〆。お店のお姐さん,元気で何よりですよ。ごちそうさまでした。

 そうそう,日本酒を買っていたんだっけなぁ。

 夕涼みをしながら一杯やっているとポツリポツリと降ってきた。
 さて,明日はどうしようかな。心は連泊に傾いている…

中島大浦港発   05:40
みやうら海の駅着 11:15(25.25NM)