Saturday, March 08, 2025

船底塗装の準備をする

 ほとんど持病のような目眩症状が出て3日間ほどおとなしくしていた。少しはマシになったし(車の運転もできるし)と6日ぶりに港に出向いた。
 自宅に届いた船底塗料と倉庫に置いてある塗装用の道具をヨットに積み込んだ。
 上架の際には現場でバックステイを緩めるので,そこに「行って来い」支点を取ってあるワイヤーアンテナは外しておいた方がいいが,まだ少し目が回っているので登るのは明日に延期。

 「行って来い」だから片方を引っ張れば抜ける,ロープ同士の結束はお互いに消耗しあうのでシリコンチューブに通してあるが,登ってテンションがかからないようにしてから外した方がいい。
*写真は再掲(2024年4月1日)。

 エンジンをかけてペラを回しておく。

 自宅の山道具箱からギアを引っ張り出してきた。

 ロープフック(ロープをまとめるための用具)だが…
 マルチピッチの登攀時,2ndのロープは引きながら,セルフビレイ用のパスやメインザイルに振り分けていくから,わざわざこれにかける必要がなかった。バックルを締めれば,ばらけないのでそこは利点。

(カラビナをかける穴が2箇所ある)ルベルソタイプのビレイデバイス(KONG製だったか,商品名を忘れてしまったよ)。小さく軽いのでいいなと思ったので買った。トップの確保時にはATCと同じ使い方(カラビナ1個ね)をするが,ロープの滑りがあんまりよくなかった。アプザイレンは問題なし,2nd確保モードにすれば,ロープ登りにも使える。
 乗らないから雑談ばかりだが,ビレイデバイスについてはまた書くことにする。高価なグリグリ(いや,ペツルからネオックスが昨年出たのだった)を買わなくても,こんなタイプの2ndビレイ時にロックできるビレイデバイスがあれば,マストクライムも安全且つ楽ですね。
 
 俵フェンダーのぶら下げロープの劣化,指でつまんだだけで繊維が崩壊する。使わないザイルがあったので付け替えた…即座にクライミングロープと口に出てこないザイル世代であることが露呈したなあ。

Sunday, March 02, 2025

しとしと降るのは春の雨

 右隣の『Bonanza II』と拙艇右舷舫のフロート(ハイトップ)とを細引でつないでいるのは,フロートが強風時に流されてバースに入れなくことがあるからだ。今朝,僕より先に港に来た『Bonanza II』艇長によると,自艇(『Bonanza II』)を引き寄せるのにそうとう力がいったようで,これではいかんとその連結を解除したとのことだ。お手数をおかけして申し訳ありません。
 おやおや,『よじ(攀丸)』のフロートがない…いや,あった!水面下1mぐらい沈んでいるのだ。たいそうオモリが効いているのはいいのだが,これではペラに絡むおそれがある。より浮力の大きいフロートに付け替えれば水面に出てくれるかな…

 浮きました,『Bonanza II』艇長,お手伝いありがとうございました。
 しかし,これ,見れば見るほどでかい。

 外したフロート(ハイトップ)は防波堤にぶら下げておく。
 
 やり終えた頃から雨が降り出した。大した雨ではない,風さえあれば…といつものように関空島アメダスをチェック,1m/s台が連続しておりますよ…
 そうそう思い出した。風向風速計を付けようとしていたのだが,作業を中断したままだ。

 ステーは塩ビ管に通し,抜け止めを打って固定する。先にステーを付けてしまうと前のビス(赤矢印)をねじ込めないので,マストトップで台座を固定してからステーを嵌め込むつもりだ。

 免税軽油の報告書を仕上げている。3月末で使い切らない分はどうなるのかが気になっていたが読んでみると…

 登録艇での使用なら,購入した軽油を使い切るまで4月1日以降も報告書を出せばいいだけのようだ…まあ,電話して確かめるほうが確実かな。

Saturday, March 01, 2025

自宅近辺は雲海でしたよ

 遠く金剛山系の半分以下は見えない,住宅街はガスの中,マンションの階段を降りていくに連れて靄に包まれてくる。車道を走っていてもフォグライトが必要な所がある。朝,霧が出ている時は昼頃から暑くなるに決まっている。山用のアンダーシャツはもう着ない,正解だ。
 乳白色の空,悲しいほどの数値がならんでいる関空島アメダス,海上濃霧警報が発令されている。今日もデッキ作業に勤しもう。
↓以下の内容は以前にも何度か拙ブログアップしている。ボケてそのことを忘れているわけではありませんぞ…
 ワイルドジャイブによる損壊は避けたいとジャイブプリペンダーならぬブーム固定のテークルを組んでいる。

 ブームをポートに振った時のスターボード。

 その時のポート。
 ゆるゆると動くのではなくて(どちらか側に)固定だから,寝ている間に(勝手に)ジャイブしてもブームは反対側に振れず,裏帆になったままなので安心だった。テークルロープをケチって(いや,余っているロープがこれだけだったのが真実だが),ブーム側とガンネル側にダイニーマスリングで連結している。スリングはずっと紫外線にさらされているので,たまには点検も必要だ。
 引いた側のテークルを緩めながらメインシートを引き込みジャイブするようにしているが,下手してブンと一気にブームが振れてしまうことがある。やっぱりブレーキがあったほうがいいかなと以前セットしていたクライミングギアを引っ張り出し,セットして具合を見る。

 サイレントパートナーはソロクライミングのためのギア。左右に振り分けたロープの角度はクライミング時とは違う,移動距離が短い,張力も関係している,ブームの反転スピードが速ければ効くかな。自動車のシートベルト同様にゆるゆるの動きではロック機能が働かないのね。
 大昔に使っていたファモウ(下降器)も再登場させる。
 
 8環と同じ(ロープの)掛け方だと弱い。

 これが一番制動力が強い。
 とまあ,出ないと余計なことばかりしているわけでありますよ。

『BLUE OCEAN』の舫にぶら下げていた本船用のアンカーチェーンが不要とのことで,拙艇のなくなって久しい右舷側行って来い舫のモニターにした。よく効きますように。
 加えて2GMウォーターポンプ用のVベルトも頂いた。ありがとうございます。
 おやっ,岸壁に客人,しばし雑談。

 シールをいただきました。ありがとうございます。

Thursday, February 27, 2025

ウインチ掃除に精を出す

 寒波の後は一気に春モード,背後の山が霞んでいるのは花粉かしらね。

 絶好のセーリング日和じゃないか…

 う〜ん,いかんねえ,ベタベタだよ,いつものように関空島アメダスをチェックしてもイッチ,ニィ,イッチ,ニィが連発している。

 先日ちょっと強めの風の中を帆走中した。その時気になったのはポートタック時の右舷ロワーシュラウドのぶれ,2年連続でベビーステイが破断したので左右のバランスも関係あるのかなと気になった。
『Wiz of Oz』からテンションゲージを拝借する。
 ゲージの値は…左右とも問題なし。あれぐらいのぶれは,問題なしなのか。
 そうそう,年に1回はウインチ掃除をするのだ。準備をしているだけで汗をかいてくる。上着は脱ぎ捨て,ギョサンに履き替える。これで快適作業に入れるだろう。

 スパイラルリテーニングリングの取り外し,下手して飛ばして海ポチャは悲惨だ。頭上まで覆えるシートで防御する。

 ああっ,またロールピンを購入するのを忘れていた。知らんぷりして封印する。
 プライマリーウインチ,ハリヤードウインチ計4個,軽油で洗浄後,さらにパーツクリーナーで汚れを落とし,グリスアップしてめでたく終了。
 ハンドルを差し込み回すと,カラカラと軽い音が聞こえてきた。

Monday, February 24, 2025

晴れ間に出ました

 昨夕から断続的に雪が降っていたようで,車には5cmほど雪が積もっている。住宅街のバス通りは凍結していないが,側道には雪が残っていてところどころつるつるに凍っている。ここに越してきた最初の冬,凍結坂道で制御できなくなり縁石にぶつかり放置,救援待ちの自家用車がけっこうあったが,最近は以前ほどの冷え込みもないのでそんなシーンを見ることも減ってきた。また,僕同様,冬にはスタッドレスタイヤに履き替えている車も増えてきたようだ。
 山沿いを走る外環(R170)は,泉州に入ると路面はすっかり乾いている。
 デッキに積雪があるかなと心配していたが,濡れてすらいない。これなら岸壁からテークルで引き寄せバウステップに勢いよく乗り移ってもスリップはしない。
 さて,今日の風は…沖の様子を見るのを忘れていた。海況がよく分からないので,出る前にリーフしておく。

 ジブも随分巻いている。メインのリーフは余計だったかなと思ったが,ちょうどいいぐらいの風だった。

 和泉葛城山系に雪雲ありだね。

 神戸方面は晴れている。そのうちこちらにも青空が広がってくるだろう。

 夏は汗をかくので滑らないが,冬になると途端にロープを引けなくなる。歳を取ると皮膚が乾燥しきっているからねえ。

 ホームセンターで見つけたこれ,300円しない。ダメ元で買ったが,素晴らしい性能だ。グリップ力もさることながら,一番気に入っているのは,脱着が容易なことだ。

 陸の方の天気は如何に,おや,さっきより雪雲が勢力を増している。

 洋上は青空!

 上らせるとヒールが20°近くになる。落とすと佐野沖防波堤にぶつかる。しばらく辛抱して沖出ししてからクローズリーチにもっていく。

 そろそろタックして関空島北端を目指す…

 風が弱くなってきたので,メインセールのリーフを解除する。
 白波がすっかり消えている。遊べるぐらいの風がある間にブロードリーチで帰ろう…ええっ,風見が後ろに回ったり,前を向いたりとふらつきだした。見上げると先ほどまでとは一転して全天曇り…エンジン2500rpmで加勢して,一気に帰った。
 
 昨日も一昨日もやり忘れていたのはバルブの寸法計測,今日は間違いなく…

 やはり漏れている。ステムのハンドル側からのようだ。

Sunday, February 23, 2025

たまにはレース艇

 風で路上の雪が流れる。橋の上はさらにその傾向が強い。冷え込みはここ数日の中で一番だった。曇り空だが,泉州に入ると約束通りの青空が広がってきた。
 港の風は,かろうじて風速計が回る程度だが,関空島アメダス数値を確認すると2〜3m/sはあるようだ。
 準備をしていると,岸壁から誰か呼んでいる。声の主は『てるてるぼうず』艇長で,『Sea Cat』で出るのだがメンツが足りなく「乗ってくれないか」とは願ってもないことだ。ありがたく甘えることにした。

 自艇のお尻を見ることはあまりない。
 お役に立つように頑張ってきます。

 期待の風はさっぱり吹かず,機走でしばらくさまよう。我慢はするもので,ようやく遊べそうになってきた。みなさん,和気あいあいと励んでいらっしゃる。僕は重石の役ぐらいしかできないのに,ヘルムを任されて大いに戸惑う。
 後半,ちょろっと白波が見えてきた。ぐんと艇速が増す,こうでなくっちゃいけないね。4時間ばかり楽しめました。ありがとうございます。

Saturday, February 22, 2025

寒波が続いているようです

 冷え込みはさほどキツくない。路肩に残っていた雪もすっかり消えている。

 結構吹いている。
 
 ノンスリップシートとは名ばかり…この滑らかさがたまらなくせつない…軽くヒールしただけでシート自体が床下に落ちてしまうのだ。ビレイデバイス(クライミングギア)をここに置いていたが,これではいかんと出航前にどこかに移動させた。
 また,今日も探し物DAYになりそう…

 はいはい,見つかった。バース後ろの棚に隠れておりましたよ。

 『モノタロウ』にバルブを発注予定。ボールバルブはスペースがなく設置できないのが悲しい。

 送料を負担をしたくないのでついでにこれも数セット注文するかな。
*ボックス映像がボケているのは頭同様ではなく,被写界深度が浅いからだ。

 岸壁から声がかかる。海南の『胤』艇長だった。しばしコーヒータイム。

 メンテナンスを終えてから,海南に出向いた。水門があるので高さ制限あり(14m以下かな)。また,来よう。