Tuesday, September 02, 2025

上越の風が… 在寺泊港

 出港は5時過ぎを予定しているから4時に起きてもお釣りがくる。ブランケットは足元に押しやられている,暑くはないが涼しくもなかったようだ。
 今日の航程は能生港までの約50NM。iPhoneで風情報を見る…

 エンジンオンしたまま岸壁に降り立ち,『sannaviki』,『オリオン』両艇長と情報を共有する。上越越えの風は真上り20kt近い,ちょっと遠慮したいなぁ。
 明日以降はもっと悪そうだが,とりあえず連泊だ。

 外食ばかりしていたので肉パックが余っている。鼠ヶ関で買った『庄内米の粉豚』だ。頻繁に冷蔵庫を開け閉めしているものだから消費期限は明日といえ少し心配,朝の涼しい内に調理して食ってしまおう。

 卵も黄身の盛り上がりが低くなって元気がなさそうだ。しゃんとしているのはゴーヤだけで,豆腐を買っておけばよかったなぁと反省しながら炒めた。

 作ることを思いつく前にちびりとやってしまっていたよ。ビールは水夫の朝食だから当たり前に飲む。

 寒冷紗を張ったキャビンは少し涼しくなった。

 知らない間に買っていた…冷えていて美味いね,味覚はいつまで経ってもお子様だ。

 キャビン内29℃だから,エンジン点検やその他もろもろやるが,やっぱり動くと暑いよね。

 もう1個あった…

 当たり前の味だ,スイカの方がいいね。

 いつのまにか寝ていた。西風がキャビンを吹き抜けて不快感はない。
『きんばちの湯』は本日メンテナンスで,開くのは17時。待ちに待った時間で少し焦ったのか、向こうで5分待ち…

 後から来た『オリオン』艇長と湯上がりビール,ついついやって3杯で止めたが,雨雲が来なかったらもっとやっていただろう。降られぬうちに帰ろうと外に出たら,降っているじゃないか。しばし雨宿り,ものの10分で上がった。
 港近くの食料品店で惣菜とフレッシュウォーターを購入…昼間に買った物が未だ残っているのにね。
 ヨットに戻って飲み直す。

 空いた…

⛵️寺泊港

Monday, September 01, 2025

寺泊港へ 岩船港〜寺泊港

 あれほど蒸し暑かったのに夜は肌寒いほどの気温で,ぐっすり眠れた。

 朝日がのぼる。今日も暑いだろうなぁ…でも,暑くても晴れている方が好きだ。

 新潟港沖を通過。艇速は4kt台でまぁこんなものか。

 ビルが見える。新潟って都会なんだね。

 16chで新潟保安からの連絡は,定置網情報。目の前に旗ブイが見えるが,どうやらそれのことらしい。ちなみにニューペックスマートには載っていない。大きく回避して元のコースに戻った。

 水ばかり飲んでいないで塩分補給は必要だ。【くらこん】に【あかり】,しょっぱいね〜

 弥彦が大きく見える頃,ようやく潮から解放された。

 後は港までほぼ予定通りのスピードで走る。

 以前停めた場所は作業船が入るらしいが,明日朝までなら大丈夫だよと港湾工事の方がOKを出してくれた。すると漁協指定の場所はあちらだよと漁師さんが駆けつけてくれた。助かりますね。

 2艇分のスペースしか無いので,拙艇は『sannaviki』に横抱きしてもらう。
 セリが終わったらしく漁協担当者が電話をくれた。ここは漁船が入らないので連泊可能,風向によっては対岸の岸壁(最初停めようとした所)もいいだろうから気になるなら港湾工事担当にお聞きくださいとのこと。明日は漁協は休みなので対応はできないからと工事事務所の電話番号を教えてくれた。いやいや丁寧な対応に感謝します。ありがとうございました。

『きんぱちの湯』からは日没に早かったが,食堂に移動した時はいいタイミングだった。

 生中,餃子,唐揚げ,だし巻きが胃袋に吸い込まれていった。

岩船港発 05:20
寺泊港着 15:10(48NM)

Sunday, August 31, 2025

岩船港へ 鼠ヶ関港〜岩船港

 涼しく過ごせた。
 雨雲レーダーにはこの先所々パラパラの表示が出ている。ヨットのスピードにもよるができるだけかわしたいものだ。

 風下艇から抜錨,陰鬱な雲がかかっている海域へ侵入していく。

 前方のガスが濃い。レーダーを使うのは,釧路港を出て津波の報を受けオーバーナイトで苫小牧へ向かったとき以来だ。

 雨調整ができていなかったので粒々表示が出ている。数回レンジを変えるとようやく消えて,僚艇だけが映るようになった…やれやれ。

 粟島方面の雲はこちらにかすっただけで影響なし。iPhoneが何度か警告を発していた村上の警戒も解除された。

 蒸し暑い空気が辺りを埋める。

 瀬波温泉が見えてきた。岩船港へはもうすぐだ。

 奥のよさそうな所に着岸。
 ここの漁師さんがやってきて舫を取ってくれる。一時係留だと思ったらしい。泊だと聞くと明朝は漁船が何隻か着けるかもしれないと教えてくれる。

 彼のアドバイスもあり表側の岸壁に移動した。今晩から明朝までの風向きならアンカーは打たなくてよさそう。ここにも先ほどの漁師さんが来られて,釣り客を移動させ,舫を取ってくれた。重ね重ねありがとうございます。
 
 到着ビールの後は,

 昨日買った弁当で昼飯。
 キャビンで飯を食えるぐらいだから,まだよかった。以後どんどん暑くなり最早炎熱地獄だ。

 16時に瀬波温泉に。より一層汗をかきながら向かう。

『磐舟』でお風呂,ロビーはエアコンが効いていて快適だよ。残念ながら蕎麦屋は8年前に閉業していて食えない。

 もちろんロング缶に決まっておりますね。

 勢いのついた僕たちは『四川飯店』へと急ぐ。

 ここでもビール。

 大好きなピータンがあった…ちょっと量が多過ぎるが。餃子2種。どれも美味い。

 涼しくなった街を汗をかかないようにのんびりと港に戻った。

鼠ヶ関港発 05:30
岩船港着  10:50(25NM)

Saturday, August 30, 2025

風が強い 在鼠ヶ関港

 ん?コンクリートの構造物が…

 村上(新潟県)からつながる自動車専用道かな…早く完成して欲しいなぁ。

 朝一番にコインランドリーへ。

 空いていて何より,コインランドリーの順番待ちはつらいものね。

 ほぼ1時間で洗濯・乾燥を終え,駅へ向かう。

 途中にこんな標石が。そう,ここは県境ですね。

『いなほ』が通過,新潟へ向かうカミさんを駅ホームから見送った。

 鶴岡2泊とは忙しかったですね。涼しくなってからお乗りください,瀬戸内かな〜

 ヨットに戻るまでに神社へのお詣り。

『厳島神社』とありました。

 これで温海温泉に向かいます。1区間200円,温海温泉までは2区間なので片道400円となります。

 帰りのバスまではかなり時間がある(到着後約5時間)。のんびりできますね。

 公衆浴場『正面湯』は11時から,温泉街を散策するもよし,足湯でビールをやるもよし。『たちばなや』の外来入浴は12時から。

 1番風呂でしたわ。

 清掃直後,きれいですね。

 湯上がりの一杯は蕎麦屋で。

 冷えたビールが喉から胃に流れ込んでいく,この感触がたまらない。

 あては【ニシンの棒煮】。つまみながら何蕎麦にするか悩んでおるのだ。

【そね】を1枚,これで3人前はあるから『オリオン』艇長と分けわけするのだよ。

 8等分されているので箸でつかみやすいね。

 当然,日本酒にシフトするわけであります。
 あっ,そうそう,『オリオン』艇長が天ぷら盛り合わせを頼んだら,ちゃんと天つゆと蕎麦つゆ用の器が別に出てくる(出汁ももちろん違う)。蕎麦つゆに(天ぷらの)油が浮いているのは美しくないからこれは当然のことなのに共用で出される店のなんと多いことよ。
『オリオン』艇長,ごちそうさまでした。

 乗り合いタクシーの発車まではまだ2時間半もある。JRの時刻表を見ると13:56あつみ温泉発の列車があるではないか。ここから歩いて40分,迷わず行動した。道は平坦で問題なし,晴れ間が出てきて汗が吹き出す。あつみ温泉駅待合室のエアコンがうれしかった。
 鼠ヶ関駅前に移動販売車がいたのでキャベツ入りミンチカツを買った。この手の車を見たことがある泊地は,ここ,越前港クリヤ,上関室津だけか。移動販売だから出合うことはまれだが,利用しない手はない。

 晩飯だよ〜

 おっと,ビールが残り少ない,買い足さないと。自転車で買い物だ。
 電化生活とは程遠い拙艇ではガスボンベも必需品,3本セット358円とはまあまぁ安いか。歯ブラシを買っておしまい…米の粉(こめのこ)豚があったのでついついカゴに…かくの如く,100均での買い物のように予定外の物を買ってしまう悪い癖は治りそうもないなあ。

⛵️鼠ヶ関港

Friday, August 29, 2025

ちょっと移動 在鼠ヶ関港

 いつものように4時起き,ハムとチーズ,キュウリのサンドイッチにトマトジュースの朝食。食ってからは出港の用意だ。しまった!航行中のオヤツを買い忘れていた…まぁ航程は短いしなぁ。
 アンカーモニターを上げ,ビニコンを収納し,前後舫だけを残すと準備はほぼ完了。
『オリオン』艇長がやってきて,本日の航程について打ち合わせをする。現在の状況は,陸風だと思うのだが南西が強い。抜錨の際も船が流されそうだ。このままの風なら岩船港までは上りっぽい。明日はどの港にいたって連泊だと決めているから,南西が吹くとあそこ(岩船港)は波が打ち込みそうだ…ってことでここで連泊決定。
 漁具回収に漁船が着く。船長さんが少し移動してくれないかと言いに来られた。いえいえ,こちらこそお邪魔しています。

 1艇分移動。漁船のロープが港口から突堤まで沈めたままで,それを回収しながら出るまではアンカーは打てない。2時間後ようやく落ち着いた。

 まだ10時だが朝食から6時間が経っている。昼飯を食ってもいい頃だろう。

 ミンチカツがあった。
 スーパーの惣菜コーナーで買ったのだが,自分で好きな個数だけ袋に入れる。その袋は片面(裏側か)が紙,片側は透明ビニールのタイプ。このタイプの売り方は時々見かけるが,ほとんどがパック入りの物だ。そいつは持ち帰って食材を取り出した後はゴミになる。袋タイプの物が圧倒的にゴミ処理しやすいね。

 岸壁から声がかかった。昨日,挨拶をかわした漁師さんだ。

 鯖2匹に鯵1匹,ありがとうございました。

『sannaviki』艇長に声をかけ,捌いてもらいました。

 拙艇コクピットでいただきました。ごちそうさまです。
 
 どうしたの…

 さっきさんざん端っ切れを食べたろう,それとももう1羽の意地悪な奴に邪魔されてあんまり食べられなかったのかい,でも,もうないよ。

 横からの風なのでキャビンに風が吹き込まない。ウインドスコープ付けようかな。
 ゴミ処理ついでに買い物に。ついつい余計な物を買ってしまう。
 その最たる物がこれ…

『MICHINOKU やまがた…』とあるのに製造元は静岡じゃないか。まぁどうでもいいけどね。

 昨日買った肉パックを食っちまおう。

 豚丼風…初めてアメリカ産を買ったがなんとも言えんねぇ,もう買わないだろうね。

 くれないが美しい。

 明日は終日雨だという。
 温海温泉にでも出かけよう。

⛵️鼠ヶ関港

Thursday, August 28, 2025

鼠ヶ関港へ 酒田第2PBS〜鼠ヶ関港

 涼しい朝を迎えた。湯野浜方面はダークグレイの雲に覆われている。雨雲レーダーでは45分後にポツリとくるとあるが,最近この手の情報は細か過ぎで逆に当たらないことが多いと感じる。

 出港と入港時は晴れていると気分がいいね。
 
 岸沿いに進んだ(反流の)おかげか0.5kt以上の流れで艇速に文句はない。

 粟島に雨雲…遭遇しないことを願う。

 アンカー打ちに少々手こずる…水深がかなりありロープは残り少ない。

 効かせて着岸。投錨は毎回の学習だなぁ。
 
 待ちに待ったって感じの到着ビールではない。500mL1本で充分だ。今日は涼しかったからね。

 チキンカツが美味いよ。
 誰だ,1本で終わると言ったのは…『オリオン』を訪ね,さらに2本やってりゃ世話ないね。

 ローカル列車が定刻通りにやってきた。

 特急『いなほ5号』を府屋駅で下車,乗り換えて鼠ヶ関駅に来たようです。誰かは聞くな…
 お疲れ様でした。

『sannaviki』艇長,『オリオン』艇長をまじえて,『朝日屋』で一杯やる。
 玄関前にニャンコ。

 振り向きもせずケツを見せて去っていかれました…ちょっと悲しい。

 2時間ばかりやり,カミさんは次のローカル列車で鶴岡へ。うまくミートできてよかったね,お気を付けて。

酒田第2PBS発 05:05
鼠ヶ関港着  10:50{28NM)