Monday, August 08, 2011

一旦,田尻に戻りました

朝は4時に起きる。気になるエンジンだが,恐るおそるバックに入れてみる。「?」何ともないように船は後進しだした。気を良くして皆さんにお別れを告げる。僕はこのまま瀬戸内にクルージングに出かける。 スロットルレバーを前進に入れると,ふだんならちょっと一度手応えがあってからクラッチが繋がるのだがスルスルと抵抗なくレバーが前に押される。「?」今度は前進が利かない!黒煙を吐いている。 Onさんがロープを投げてくれる。田尻まで曳航してくれるそうだ。ありがとうございます。

曳航されています。本当に助かりました。 途中でエンジンをかけてペラの様子を観察する。先ほどとは違い今度は正常に動いている。ますます原因が分からなくなってきた。 なんとかエンジンで動けそうなので,入港は自力でできそうだ。ロープを外して自力で走ってみる。4ktを越えると黒鉛。ペラに何か絡まっている?そうだとすれば,昨日の黒鉛を吐いた時かもしれない。が,調子よくエンジンの回転がプロペラに伝わっていたし,帆走から機走に変えた時も問題はなかった。なによりもペラに異物が絡まった際のガツンという衝撃すらなかった… 田尻で潜ってみる。お化けのような巨大なビニール袋が絡まっていた。家庭用のやわなやつじゃなくて建築資材の物のようだ。 何かあったら,一つひとつ解決していく。「そうじゃない」と勝手に薄っぺらい知識で判断せずに体を使って解決していかなきゃいけなかった。

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