Saturday, October 24, 2020

穴蔵に潜り込んでも暑くない

 風が強い1日だった。港にいる間にもどんどん吹いてくる。
 岸壁にゴミが上げられている。先日『東日流』Jr.さんが掃除(引き上げ)してくれたもので,朝から片付けをされている。ほどなくやってきた『WIND』さんも加わって一緒にドンゴロス(もっとも今のは麻ではないが)に詰めていく。それにしても多い。
 岸壁入り口にある漁協の看板はペール缶2個に支柱を立てたもので,コンクリートの詰め方が中途半端だから,上半分が空いている。それがよくない。(心ない)釣り人がそこにゴミを放り込んでいく。ビニルだけでなくサビキの餌や生ものまで入っていて異臭を放っている。ここは火バサミで汁が垂れないように片付ける。
 船と船のわずかな隙間でも釣り糸を垂れている人がいてこれは困りものだ。舫に引っかかって抜けずに放置された釣り針でなんど血を流したか分からない。まぁ愚痴を言っても始まらないか…
 ATUの場所を移動するはずだったが…
 板はちょうど半端なものがあった。35φのステンレスパイプに合うU字ボルトを探すが,あいにく部品箱にあるのは1個だけだった。寸法だけ測って次回の作業にする。
 
 ウインドベーンの引き上げロープの取り回しだが,今日のような風でWatervaneがぶらぶらと動いている。考えれば当たり前のことだ。より支点が遠くなったのだから。

 結局元に戻した。やっぱりこういうのは頭で考えたって仕方がない,だめだったってことだね。

 ずっとやらなければいけなかったこと…夏の作業ではない。

 バウロッカー内にある相当数の道具箱,部品箱を出して,板を外すと予備のロープが押し込んである。その下の簀子板を外す。

 からっから,以前はここに水溜りができていた。
 ついでにロープの長さを測っておく。以前に測ったはずなのに忘れている。67mだった。両端にアイがあるので使いやすいと思ったが,そのせいで7番のプラ滑車に通らない…

 スターンのガスボンベ格納用(だと思う)の蓋を開け,奥に潜り込む必要はなかった。上からライトで照らしても,水が溜まっていない。よかった。
 コクピットロッカーの全ての荷物を放り出して,潜り込む。燃料タンクの下に仕切り板があり三角形のクリ抜きをしてある。パッチンを外して中を覗き込む。以前に相当溜まったであろう水線の跡があるが,はたしてここも乾いていた…やれやれ。
 バッテリーの点検もしておこう。
 メインバッテリー1個,サブバッテリー3個。
 そのサブバッテリー一つだけ減り気味。なぜだろう?今度じっくり点検。
 夕方4時になってもまだ風は収まらない。
 日が暮れるのが早くなってきた。港を出る時刻もだんだん早くなってくる。

 帰路,当然のように「関所」にひっかかった。

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