Sunday, October 13, 2013

みなさん集合らしい… 洲本港

目が覚めると6時だった。ハッチから顔を出すとちょうど朝日が水平線から顔を出した。
昨夜は20時に花火があると聞いていたが,その音も聞こえないほどスッと眠りに入ったようだ。


雲の並び方が面白い。

港内に風はない。リーフを解除する。
昨日に引き続き快走だ。
昨夜,FBをチェックすると泉佐野のヨット仲間が5艇で洲本に集合するらしい。僕たちも,このまま洲本まで極楽セーリング!


煙突の模様がチキンラーメンのようだ。

沼島を越えるまでは調子が良かった。風向きが変わる…また,真上りや!角度をずらしてシバーさせずに進む。ジブを見ると10cmぐらい裂けている。このままだと広がりそうだ。降ろしてあえなくセーリングは中止。No.2使うにはちょっと風が強すぎる。
北流に乗るはずなのにさっぱり艇速が上がらない。

VHFにようやく泉佐野のメンバーのコールが入ってきた。遠くにちゃんと5艇確認できる。

ポンツーンは予約客がいると移動しなきゃいけないので,最初から岸壁に停めた。


僕を入れて6艇,ズラッと並びました。

この後,洲本に僕たちが集合していることをちっとも知らない『風々』さんが入港。『風来坊』艇に横付け。これで7艇が洲本に集合した。

ボートピア前で,一風呂浴びる前にやるビールも美味い。

『東光湯』に入って,『白梅』でやっていると本荘ヨットクラブの『Sabaay』さんがやってきた。お疲れ様でした。

小松島港発 07:40
洲本港着  13:30

Saturday, October 12, 2013

たまには深夜に出る 小松島港

前夜にTを泉佐野駅でピックアップし,買い出しを済ませてヨットに泊まった。漁協の氷がコインを受け付けない。水揚げ場のそばの製氷機だけはオーケーのようだったが,祭りの兄ちゃんが大量に氷を軽トラに積み込んでおり,それが終わるまで少し待った。
風力計はカラカラと回っており,リギンが時折カンカンと響く。夕食はアルコール抜きだったので,ようやくビールにありつき,小1時間だけでも寝る。

予定通りに午前2時に舫を解いた。月はとっくに沈んでいるので海を見てもさっぱり何が何だか分からない。予めリーフをしておいたセールを揚げる。風向きが悪かったが,関空島を越える頃になるとメインが少しはらんできた。ようやくジブを揚げる。充電のためエンジンはONのままだがペラは回さない。

雲の晴れ間に星が見える。星座はオリオンしか知らないが,やっぱりオリオンが見える。
遠くに見える黄色い光は錨泊中の本船の灯だ。時計を見てもさっぱり時間が経っていない。暗いとよく海の状況が分からずにやたら単調に思えてくる。5時には空も白んでくるだろうから,それまでの辛抱だ。

スターンがずいぶん明るいなと思ったら,GPSのバックライトを最強にしていた。1/3に絞ると,空の星がいっそう輝いて見えてきた。

行き交う本船も漁船もいない。艇速は3~4ノット。もっと潮に引っ張られる予定だったがなあ。
由良瀬戸方向へは飛沫を浴びて不快だ。加太瀬戸を越えることにする。左舷前方に本船の緑の明かりが見える。微妙な位置関係なので注意しないといけない。こんな時に便意をもよおしてきた。ヒーブツーさせてヨットを安定させて用を足した。あんまりキャビンの中にいすぎて気分が悪くなってきた。明るい時なら少々海が荒れていてもスターンからお尻を突き出して簡単に済ませるのだが,暗い時はごめんだ。
白々と明けてきた加太瀬戸を漁船に注意しながら通過した。

さっぱり沼島が近づかない。やや南寄りに進路を取っているが更に流されているようだ。タックして淡路島に近づく。そのまま淡路島と沼島の間を抜けようとするが真上りの風でしこたまスプレーを浴びる。
二人とも眠くなってきた。沼島に一旦立ち寄り遅い朝飯を食べて1時間でも寝よう。結局加太瀬戸から沼島まで4時間もかかってしまった。

破損したスライダーを交換していると昼寝の時間はなくなってしまった。ビュービューと風の音が凄いが,舫を解く。
鳴門方向へは飛沫がきつい。小松島方向へ舵を取ると気持よく滑りだした。


我慢の甲斐あって,小松島までは快適なセーリングだった。こんなセーリングはめったにない。

港内に入ってからジブを降ろし,メインをたたんだ。

いつもの銭湯(日の峰温泉)に行く。お湯を頭からかぶると塩水が垂れてきた。


『びぜん』(2011年竣工)保安庁さん,頼りにしていまっせ。


小松島ならここ。生中がグイグイ入る。大皿に盛られた惣菜も美味しい。

ポンツーン前の食堂で中華そばを食う予定だったが既に閉まっていた。駅前まで歩き普通の中華料理屋で五目そばを食って寝る。

佐野漁港発 02:00
(沼島10:00~11:50)
小松島港着 14:50

Sunday, October 06, 2013

暑い,半袖・半パンで正解でした

ヨットに積み込む物があったので車で港に行った。こうやって,どんどんヨットが重くなっていく…

今日の港は賑やかだった。駐車場ではや『over joyed』さんと挨拶を交わし,自艇に近づくと『浮浪雲』艇はもう出た後だ。暑くなりそうなので午前中にメンテナンスをして午後から出帆だと思っていたが,『DUCK』さんの姿が見える。直ぐにでも出る雰囲気だ。マストのグルーブの蓋が外れてしまってスライダーが外れるが,揚げてしまえば問題はない。僕も出ることにした。


こんなのにぶつかりたくはないね。

沖の方からこちらに向かってくるヨットが1艇。ちょっと沖に出るとどうやら風が吹いているらしい。
『over joyed』艇は遥か彼方で遠目には誰の艇か分からないほどだ。



誰かと思ったら『浮浪雲』さんでした。

白波が立っているのに風の方向が定まらない。ヨットのピッチングが激しい。


明石海峡大橋がしっかり遠望できました。

11時を過ぎたので,吸水させておいた米を炊いた。
米の炊き方は単純。強火で沸騰させ,ブクブクと蓋から吹き出したらすぐに火を止める。30分ぐらい放っとけば米が十分に水(お湯)を吸う。もう一度火をつけて残りの水分を飛ばすために蒸気が出るまで加熱。火を止め数分蒸らして出来上がり。水の量は少ないと問題だが,多い分は吹きこぼれで解決する。この炊き方でほとんど失敗はないはずだ。もう30年以上やっている方法だ。


例の如く,港に帰ろうとするといい風が吹きだしてきた。

『LEIA』さんから,安く係留ロープを分けてもらった。オークションだと言っていましたが…ありがとうございました。

Saturday, September 28, 2013

快晴,涼風が心地よい

昨夜は1軒でやめるつもりだったが,いつもの悪い癖で,「次,行こうかー」となってしまった。ベッドに入ったのは日付が変わっていたし,朝寝坊の言い訳はいくらでもできる。

7時前に起床して,フルーツグラノラ+コーンフレークに牛乳をかけてさっさと流し込んだ。


徳島の『SnowGoose』さんから,泉佐野へ向かう旨を聞いたいた通り,愛知の『OLIVE』さんがやってきていました。齢87,いつまでも現役でいることが素晴らしい。
鍵がかかっているので出かけているのかもしれない。

自艇で出港の準備をしていると,「おはよう」と声が掛かる。『風来坊』さんだ。今日はゲストを乗せて体験セーリングのようだ。

岸壁に車が止まったので見ると『AURA』さんと『OLIVE』さんだ。挨拶をすると,わざわざそばまでやってきてくれたので恐縮した。


何とか風をつかまえてふらりふらりとしていると,先に出た『風来坊』さんがやってきた。


いつもなら,「風が弱い!」なんて悪態をつきながら港に帰るのだが,今日は我慢のセーリングをした。

出港の時に吸水させておいた米を炊き,スープと缶詰で昼飯とした。
のんびりしていたのは正解で,ちょっと波がさわさわしだした。よりスピードの出る方向に艇の向きを変えた。結界は上出来で,5ノットオーバーで楽しめた。


どこにいるのかなと思っていたが僕より沖にいたらしい。同じ泉佐野の『風々』さん。

『風々』さんは泉佐野のレトロな銭湯の大将軍湯へ。今日はヨット泊のようだ。明日仕事の僕はいいなあと思いながら家路につく。どうしても餃子が食いたくなったので寄り道していると,風呂上がりの『風々』さんがやってきた。餃子を食いながらヨット談義。
FBを見ると『Dignity』さんが自転車で佐野に向かっているらしい。
港は夜も賑わうようです。

Monday, September 23, 2013

快晴ですが…風がない

朝から散歩の人がたくさんいる。深夜からバスケットボールをしている音もまだ聞こえている。皆さん元気で何よりです。


朝日が大きい。今日も晴れ。

港を出てからちょっとの間だけはいい風が吹き抜けている。この調子で行けたら最高なのに…
さっぱり吹かなくなりました。
淡輪~北港ダブルハンドレースも始まったようだ。うまく行けばすれ違うかもしれないと思っていたが,この風では機帆走で帰る僕のほうが早く着いてしまうだろう。

『ごんべ』さんも,田尻の『きらり』さんも,Mah氏の友人の北港『有朋丸』も参加していることだし,ちょっと寄り道して覗きに行くことにした。
レースは風が無いため仕切りなおしでスタート位置を関空島の南端に設定しなおしたようだ。


スピンがいいですね。皆さんご健闘を。

暑い港内での作業を避け,港に入る前にセールを仕舞い込んだ。
帰ってきた港の中には出発時にたくさんあったゴミがほとんどなくなっていた。漁師さんたちが総出で掃除をしたらしい。ありがとうございました。

HAT神戸発 05:50
泉佐野着  10:20

Sunday, September 22, 2013

鳴門,明石を抜けて HAT神戸

鳴門の転流に合わせて起きればいいから朝はゆっくりする。
起きた時は黒く鳴門方面を覆っていた雲も,朝の仕度をしているうちにすっかり晴れてきて,今日の快適なクルージングを約束している。これで,徳島へ行くプランはボツにした。かわりにインスタントの徳島ラーメンを食って行ったつもりになった。

港を出る。
風は?
いい具合に吹いている。転流までは随分間があるのでゆっくりセーリングしながら近づいていこう。


直島まで行かれるそうです。ご安航を。

いくらゆっくり行ってもどんどん鳴門に吸い込まれていく。


あんまりもまれることもなく9時頃海峡を通過。

淡路島西面を北上していくが,期待した風はちっとも吹かず,だんだん太陽が高くなってきて首筋をこがす。ビールでも飲みたいが,昨日補給できていない。『舵』でプレゼントにもらったスポーツドリンクばかり飲んでいる。
流木やゴミが多く,舵取りにも気を使う。そうこうしているうちにだんだん艇速が上がってきた。ようやく明石の潮に引っ張られだしたようだ。


11ノットで明石海峡を越える。

ここから,HAT神戸まではまだ2時間かかる。ちょうどいい具合に風が吹き出した。ヒールもなかなかで,1日の締めくくりとしては上出来のセーリングだった。


港のいい風景よりも,風呂,ビールしか頭にはない。

『HATなぎさの湯』で入浴。『JICA関西食堂』でウズベクの料理。CentralAsiaにクライミングに行った時にさんざん食った料理が懐かしい。

初日に飲み過ぎた同行のMah氏は昨日は朝から全然飲んでいない。舌炎が少々良くなった僕は土曜日にあんまり飲めなかった分,今日はスポンジが水を吸い取るように体内に燃料が吸収されていく。
晩飯を食った後も,キャビンでオデンにビールをやっているのは僕だけで,彼はデッキで寝てしまっている。

居待の月が明るく,夜風が心地よい。
ひょっこりと同じ泉佐野に停めている『Dignity』さんがやってきた。片手には焼酎【美山】!差し入れありがとうございます。

沼島発   06:55
HAT神戸着 17:30

Saturday, September 21, 2013

秋晴れの中,沼島へ向かう 沼島漁港

朝10時に港に着いた。遅い出港で行き先は限られるが,天気が良いのでそれほど気にしない。
風向きを見てから,洲本か沼島にしよう思っていたが,潮に乗り快適に進む。やっぱり沼島だ。

泉佐野の港内は台風の後ゴミの浮遊がすごかったが,沖に出ると流木もなく心配する必要はなかった。

JEPPESENの海図が妙に荒い。iOS7に入れ替えてから使うのは初めてなので状況がよくわからないが,さっぱり大雑把な地図だけしか表示せずにC-MAPを認識していない。表示させるとなると新たに購入しなければいけないのか?端末を変更したわけでもないのにこれはあんまりだ。解決策はあるのだろうか。

由良瀬戸を快適に越えた。少しゆるやかなうねりに気分を良くしていたが,いつまでもいい風が続くわけでもなく,やっぱり機帆走となる。徳島方面に暗い雲がかかっており,それは沼島の上空にもあるようだ。心配しながら小1時間進んでいくが,ぼやけていた島影もくっきりとしだして,上空には青空が広がっている。


誰も停めていない奥の水揚げ場に停めた。ヨットは先に来ていた1艇と僕の横に後から1艇の計3艇。ボートが3艇。ボートのそばに停めるとろくなことはない。一晩中エンジン音に悩まされるからだ。

『木村屋』で風呂に入り,『あさやま』で晩飯。出来上がる頃には立待の月がすっかり上がって,港内の海面を照らしていた。

佐野漁港発 10:40
沼島漁港着 15:30