Friday, November 15, 2024

岸壁から引っ張る

 秋の好天にヨット,いやいやちょっとでも心肺機能を使いたいので山に行きたいが,半月板のない膝では下りが随分と辛く,もっぱら自転車ばかり漕いでいる。そんなわけで今週まだ二度目の港通いだが,曇りの日に来るなんて冴えないことだね。
『東日流』のエンジン修理が終わったらしい。今日のうちにバースから(ヨットを)出して,岸壁に横付けしておく。明日はエンジンを寺本鉄工所から運び,ユニックで積み込むとのことだ。その『東日流』の移動だが,拙艇で引っ張り出した後に横抱きすることもない,今日の風ならオケツにロープを付けて横の岸壁から引っ張り出せば事足りる…予想通りの展開で,30分もかからずに作業を終えた。明日はお手伝いできませんが,少しはお役に立てましたかね。

 この通りの風,静寂ですね。

Tuesday, November 12, 2024

作業をしていると汗ばんできたよ

 先週の日曜日に乗ったきりですっかりご無沙汰していた。
 月曜日は全日快晴の予報のもと,ひたすら自転車を漕いでいた。家から山沿いに走って和泉葛城山まで,ほんの少しだけ外環(170号線)とかぶっているが,ほとんどは車の往来を気にすることなく走れるローカルロードなのがいい。目的地までは立ち漕ぎなし休憩なしがモットーであるが,少々怠惰な生活を送りすぎたのか結構きつかった。こりゃいかんね,精進しよう。
 週半ばに大学時代の友人たちと松阪で飲む約束がある。ヨットで行けばいいが易きに流れて鉄路で往復したのは,車窓からの風景をのんびり眺めたかったからだ。2泊,痛飲して,満足感に浸りながら帰阪した。
 土曜日は,高専山岳部の同窓会があった。東通りでやってから,新地へ移動…とまあ,先週は飲んだくれてばかりでさっぱり港通いがおろそかになってしまったというわけだ。

 ヨットはいつものように浮かんでいた。平日でも誰かがいるのが常だったが,ここも高齢化がすすんできたのか,今日も一人も来ていない。隣艇の風速計を確認,さっきから停止したままだし,港内の海面はつるんとしている。今日は片付けに専念しよう。

 一発始動で何よりだ。

 バウのVスペースには左舷側には長尺物が,右舷側には薄いベニヤ板が数枚,3箇所あるロッカーには,予備ロープ,メンテナンス用の器材,オイルチェンジャーなどなどが収められている。この長尺物はトラブった時に要る道具が主であるが,結構使用頻度は高いのに取り出しにくいのは困ったことだ。

 一番上にオールを置いた。たいそう長く2段つなぎになっていて,分解しないと入らない。このオールは『BlueLagoon』艇長から頂いた物であるが,素晴らしいパフォーマンスを見たからにはそうせざるを得ない,お守りだ。そうそう,予備ティラーもお守りだ。

 倉庫に移動してもろもろの片付けをしているとじっとり汗ばんできた。なんなんだこの気温の高さは…
 えっ!台風25号が発生したらしい。

Sunday, November 03, 2024

関空島を周ってきましたよ

 昨日の雨ったらなかった。よく降るなあともっぱら読書に勤しんでいたわけであるが,突然iPhoneが鳴り出した。なんとレベル4の警報が出ているではないか。1時間後にまた鳴り出した。でも,警報が出てからでは避難にしろ対策にしろ遅いんじゃないのなんて思ってしまう。

 先週の木曜日にクラック*ジャンキーの現役クライマーOさんから使わないロープを受け取った。彼と最後にクライミングに出かけたのはもう11年前のことになるが,いまだに毎年のようにアメリカにクライミングに出かけているのが素晴らしい。ちなみに僕のヨットの師匠である『sannaviki』艇長の大学山岳部後輩でもあります。
*岩の割れ目

 クライミングにはダイナミックロープを使用する。すなわち伸びることで衝撃を吸収するのであるが,それなりの使い方はヨットでもできる。

 年寄りには熱いお茶が何よりのごちそうであるが,渋いコーヒーを二人分淹れる。

 関空島アメダスの数値は,7m/s内外で遊ぶにはもってこいの風だ。『Bonanza II』艇長を誘って,悠々港を出た。

 佐野沖は,不規則な波が関空橋が切れるまで続いていたが,島を横手に見る位置まで来るとようやく走り出した。潮と関空橋を吹き抜ける風向が反対だったのかもしれない。

 沖C灯標から北西面を走る。あんまり落とさずに津名方面に少し向けた方が艇速が出る。沖A灯標へは近づかずにさらに伸ばしてからジャイブした。うまい具合に1本で南端の沖灯標をかすめることができた。このままなんとか橋をくぐり抜けたいが南西方灯標で艇速が1kt台に落ちたのは,橋が邪魔をしているからだ。

 13時半にバースに着けた。約4時間ののんびりセーリングだったがエンジンのお世話にならなかったのがよかった。
『PENYY LANE』艇長と雑談,土日とクルージングに出かける予定だったのに昨日の雨では気の毒だった。話し込んでいると,『Sea Cat』に乗ってレースに出ていた『風来坊』艇長と『てるてるぼうず』艇長が和歌山から帰ってきた。他のメンバーはヨットを回航中だという。お疲れ様でした。

Thursday, October 31, 2024

ずいぶんと久しぶりだ

 変な目眩症状がまた出て,ちっとはおとなしくしろよとのことだと考えれば家にいることもたいしたことじゃない…なんてことは全くなくて,動いていないと損したような気になる性分だけは治りそうもない。
 27日の日曜日は,かれこれ50年ばかり続いている同級生のバンドが今年も吹田の『Take Five』でライブをやるものだから,行かないわけにはいかない。またこれは,ほとんど同窓会のようなものも兼ねているからなおさらだ。
 阪急相川から歩く。調子がいまいちと言っておきながら,『珉珉』でビールに餃子をやれば元気も出てきた。会場でも,2次会でも飲み過ぎたものだから,ほら言わんこっちゃない,翌月曜日からはまた冴えない目眩がぶり返してきた。
 ようやく,自身に解禁の通達を出して,港にやってきた。

  コントロールケーブルの動きをチェックする。Uターンがきつすぎるような気がするが,これ以上の取り回しようはないなと半ば諦めモードだ。

  ついでに軽く掃除をした。まだベルト破損時のカスが残っていたよ。

 山道具箱にビッグサイズのO型カラビナが眠っていた。確か数個持っていたはずだが…

 強度は通常のカラビナの3/4〜1/2程度でも,冬壁で使うアブミ用だったので衝撃荷重はかからない。

 舫ロープを一旦ここに通してリードさせるために使うかな。
 ガンネルは全周庇上になっているので,剥がれることはないだろう…と思う。

Thursday, October 24, 2024

全日晴れの予報だったのにね

  風は…艇はダークダックス状態だからそこそこあるのだろう。『Bonanza II』艇長を誘って拙艇で出港した。

 港口では情けないほどに弱くなっているが,エンジンオフして,ジブを広げ,ゆるゆると沖に出した。

 4ktそこそこで走っているので,まあいいか。

 関空島北のC灯標辺りには2艘曳きの漁船がいる。針路は交差するかもしれない。案の定,落とそうかなと思っていた方向に回頭した。こちらはそのままの針路,風が弱いから上りの方がありがたい。
 艇速が2ktを切ったので帰るが,バースに入れない…つかの間の逢瀬か,右隣の『Bonanza II』と左隣の『BLUE OCEAN』のおケツがランデブー間近だ。奥の岸壁に着け『Bonanza II』艇長を下ろし,バースの間隔を空けてもらった。お世話おかけしました,ありがとうございます。
 ターンバックルを買いにコーナンPROへ立ち寄る。ついでにクイックバークランプのコーナーを見てきた。

 タグの表には,「保持力60kg」とある。さて,ベルトにテンションを掛けるには十分か…開口幅が300mmのも150mmのも同じシャフト(同じ強度)なので,短い方で事足りるだろう。それより幅の小さい物もあるがはそいつはやわそうだ。150mmの物なら税込み547円とは僕の買ったダイソーのやつより3円「も」安いじゃないか…

(タグの)裏側には「外側に対する押し広げ作業も可能です」と書いてありますね。

 紀伊半島南岸を航海中の『Chic Rêve』艇長に電話を入れる。お久しぶりです,引き続きご安航を。

Sunday, October 20, 2024

蓋がすり減っていますよ

 昨日の雨はすっかりあがり,雲一つない好天,港にもたくさんのヨット仲間がやってきている。

 行って来い舫をリリースし,自艇に乗り移ると強風に押されて,艇がぐっと左舷側に流される。この強風,昨夜から吹いているが今日いっぱいは続きそうだ。

 先日,オルタネーターのVベルトを交換したが,ウォーターポンプのベルトはそのまま。より念入りにチェックしておこう。ついでにインペラーの具合も見ておく。

 ゴムは欠けていない。

 蓋の内側がすり減っている。
 部品を注文した時の送料を浮かすために,僚艇の分と合わせて3艇分の発注をかけたが,そのリストの中に『Wiz of Oz』分としてこの蓋があったのだ。迷わず僕も入れたのは言うまでもないことだ。あ〜真似してよかった。
 とりあえず今日は、新しいガスケットにして蓋をしただけだ。

「運転不自由船」はもっとも見えやすい場所に球形形象物2個を垂直線上に掲げるとあるが,12m未満の船舶には表示義務はないとある。

 D旗の意味は,「私を避けよ。私は操縦が困難である。」とあるが具体的にはどんな状況なの?

 おや,カニが…何だか動きが鈍いよ、どうしたんだい。

Friday, October 18, 2024

清水タンクが空だったのだ

 全天曇,風なし。岸壁で喋っているのは先日の高砂堀川湊でご一緒した『PENYY LANE』艇長と僕の隣のバースに停めている『Bonanza II』艇長。僕も一緒に加わって泊地情報を共有する。『PENYY LANE』艇長は来月の4日,5日と休みが取れるらしく近場のクルージング先を探している。近辺の泊地は全部行ったようなので,少し長くなる所しか僕には思いつかない。とりあえず湯浅広港をお薦めしておいた。彼が以前行った方杭よりは手前にあるが,湾に入っていくので思ったよりは近くない。
 清水タンクが空っぽなので給水ついでにデッキ洗い,水揚げ場に移動する。『Bonanza II』艇長が付き合ってくれたので手間が省けた。ありがとうございます。

 ゴシゴシすればいいのだが,雨がぱらついてきた。

 200L使い切ったので給水する,また200kg重たくなったわけだ。

 部品を発注するので,ヨット内にある在庫数を確認した。ガスケット類は多めに買ってあるので必要なし,先日交換したベルトは買い足さないといけない。そうそう秋か冬にはエンジンジンクも交換している,それも追加だ。春に上架した際に必要な部品はまた来年注文することにしよう。僚艇の分もまとめて注文して送料を浮かしたのは言うまでもない。みなさんありがとうございました。
 本降りだ。行って来い舫をぐっと引いていると濡れた髪から雫が垂れてきた。